札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    手書き看板 東京から2時間足らずの湯河原温泉にあって、「木造の鄙びた風情」「自家源泉の細工なし湯」を味わえる、貴重な湯宿ではなかろうか。


    築50年の木造宿を味わう

     湯元通りを経て、車が通れない細い路地をまっすぐ歩くと、中屋旅館は佇んでいた。うっそうとした木々に囲まれ、鄙びたオーラを感じる。
     車で来る客は、どこに停めれば良いか、いま思えば謎だ。

    渋い外観
     「ウチはね、明治時代の創業なの。本館は昭和30年代に建てたの」。
     荷を下ろし、茶をすする当方に、女将は説明してくれた。

    玄関前夕暮れの玄関玄関内廊下
    へや 重要文化財のような重厚な造りではなく、さりげない木造の本館(8室)は、庶民的で落ち着く。廊下や客室は手が行き届いている。ただし、共同トイレの状態はアレだった。
     「いい風情だな」の一方、木造だけに「うーん、肌寒い」だったのも事実。客室天井のエアコンから温風が出ているが、北海道の暖房器具のように強力ではないので、温かさが客室の上部に溜まり、下部まで温まらない。これも味わいと受け止めよう。

     ちなみに併設している新館(10室)は鉄筋造りで、よくある風情なのだが、こちらは管理されていない模様。客を泊めるのは本館に限定しているらしい。
     

     

    自家源泉の湯がしみる

    裏庭の源泉井戸から湯気もくもく
     裏庭から、湯気がもくもく。これが源泉井戸だ。旧泉質名「含石膏-弱食塩泉」は69.6度と高温だが、まったく加水しないという。

     22時で風呂を閉め、湯抜きする。再び湯を注ぎ、夜中に放置しておく。「そうするとね、朝になると、ちょうど良い湯加減なの」(女将)。7時過ぎに入浴すると、適温よりちょいと熱い感じ。いわゆる「溜め湯」の状態なのだが、夕方に入浴した際は、湯船壁面の穴から熱々の湯が噴出しており、温度&湯量を調節していた。無色透明の湯が肌にしみる。
     湯量は豊富らしく、宿では炊事に活用しているそう。




    土曜に客2人 静かな宿

    夕食
     観光客はほとんど来ず、なじみ客やビジネス客が主流な家族経営の宿。予約時の電話応対は、一見客に対する警戒心が垣間見れたが、札幌から泊まりに行くというのだから、そう思われても仕方ない。
     宿泊料は客室の違いで7,000円台、8,000円台の2パターン。高い方を選び、ビール1本や入湯税込みで9,552円。
     
     泊まり客は当方と、もう1人の男性客の2組だけ。テレビ(1時間100円)は、ケチって見なかった。家庭的な夕食を味わい、風呂は22時でおしまい。何もすることがないので布団にもぐり込む。

     静かな宿だ。これ以上、何も望むまい。

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    朝食
     宿指定の8時00分過ぎ、客室で。

    ・白米
    ・わかめ味噌汁
    ・しみ豆腐
    ・わさびのなんか
    ・佃煮(小魚、カシューナッツ)
    ・あじ干物
    ・温泉玉子

     飲み物は、取り替えてもらったばかりのポットの湯で入れた緑茶。

    夕食全景
     宿指定の18時から、客室で。一気出し。

     大瓶ビール550円。館内に自販機なし。
     ついでに言えば、客室にも廊下にも冷蔵庫は見当たらず。

    湯は飲めるらしい
    温泉分析書 平成14年5月27日

    ・源泉名「湯河原 第59号」
    ・ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 (旧 含石膏-弱食塩泉)
    ・69.6度
    ・pH8.60
    ・蒸発残留物1.349g/kg
    ・成分総計1.61g/kg

     温泉分析書とともに掲示してあった「成分に影響を与える項目の掲示事項」によれば、

    ・加水→行っていません
    ・加水→行っていません
    ・循環装置等の使用→なし
    ・入浴剤の使用→なし
    ・消毒処理→行っていません

     極めて明快な表示だ。

    敷地内に自家源泉
     何も手を加えていない自家源泉の湯に浸かろう。

     宿泊客の入浴時間は、22時まで。湯を抜き、再び溜めて、翌朝7時から湯浴みできる。

     日帰りは500円らしい。時間帯はノーチェック。

    玄関前
     木造な佇まい。

    玄関内
     「ごめんください」。しばらくすると、奥から女将が出てきた。
     「あの、予約していた、札幌の・・・」「どうぞどうぞ」。

    2階廊下
     女将の後を追いかけ、ぎしぎし音を立てる階段を上り、今宵の客室へ通された。

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