札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     函館市・湯の川温泉の老舗宿「湯元入川」が2014年10月末で閉館していた。
     玄関前に鎮座する源泉は、ドクドク湯が噴出している。誰にも止められない。

    閉館チラシ
    源泉
    外観
     2014年3月につれと1泊しているほか、2007年4月に1人で泊まった。3月に泊まった時の感想は「イマイチぱっとしない風情ながら、湯元のフレッシュな湯を味わえ、食事内容も底力を感じる。穴場の温泉宿というものは、案外、こういうタイプを指すのかも知れない。外見より中身という意味で」。
     いかにも知ったかぶりなコメントを記述しているが、3月当時でスタッフの元気は感じられず、「斜陽」のイメージを抱いたのも事実だ。今さら何をなのだが。
     総括すれば、湯元入川はイイ感じだったから、なんだかんだで2回泊まっている。だから誰か継いでほしい。同じ湯の川温泉・大黒屋旅館を買収したホテルテトラグループはいかがでしょうか。

     函館・湯の川温泉に佇む温泉宿。2回目の宿泊だ。
     2人泊で1人10,650円ながら、じゃらんポイント活用で9,650円に。

    ハード
    外観
    ロビー
    和室
    トイレ&冷蔵庫洗面台&バス
     客室はトイレ、洗面台、冷蔵庫あり。



    風呂
    湯口(男性内湯)
    温泉分析書 平成20年10月30日
    ・源泉名 ホテル入川
    ・湧出地 函館市湯川町3丁目9-7
    ・泉温61.9度 毎分100リットル(動力揚湯)
    ・無色澄明、カン味、無臭
    ・pH7.0
    ・蒸発残留物8.293g/kg
    ・溶存物質8.212g/kg
    ・成分総計8.386g/kg
    ・ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性等張性高温泉)

     加水(水道水)、毎日清掃(男女すべての浴槽の湯を入れ替え)

    浴槽(女性内湯)
    女性露天風呂
     この日、露天風呂は男女とも休止中。その理由は「配管がスケールで詰まったから」。温泉成分の濃さを示すエピソードだ。スタッフに「自宅に何度もお電話したんですが・・・実は露天風呂が・・・」と断りあり。

    ハード
    外観
    客室
    客室から津軽海峡
     函館の温泉宿。津軽海峡が拝める立地だ。



    風呂
    内湯
    露天


    民家風情 温泉街に

     湯の川温泉街(函館市)に林立する大型温泉ホテルをバックに、1軒の温泉宿が佇む。「温泉旅館つかだ ビジネス」と記された控えめな看板を見逃したら、民家と間違えてしまいそう。

    左奥が望楼NOGUCHI函館
    昭和な風情漂う客室
     玄関引き戸をガラリ。「いらっしゃい」「お世話になります」「(ウチの宿は)初めて?」「はい、そうです」。自然体な女将さんが2階客室まで案内してくれた。畳の上で旅装を解き、さっそくひとっ風呂へ。



    源泉 手を加えず

    家族風呂っぽい
     1階の浴室は1つだけで、男女の区別はない。家族風呂の広さで、事実上の貸し切り利用となる。「ふうぅ」。ザアザア湯舟から溢れる熱めの湯が身にしみる。湯の川らしいしょっぱい&苦い源泉を楽しんだ。アツければ水道水で薄めるものの、塩素混入は一切ない。基本的に手を加えない良泉を、宿泊者オンリーで楽しめる。しかも、夜通しで。

    朝食
    ・タマゴ焼き、レタス、柿、キウイ
    ・シャケ焼き
    ・ほうれん草おひたし
    ・コンブ佃煮
    ・白米(おひつで)
    ・味噌汁
    ・漬物
    ・お茶(女将さんが淹れてくれた)

    1階食事処
     指定した7時30分から。夕食と同じ1階食事処で。一気出し。