札幌から行く 『温泉宿』

温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

 前日の金曜に電話予約し、暖房費込み6,500円の家族経営宿。
 夕食時に若女将さんが「きょうは工事関係者の人が帰ったので、お客さん1人なのですよ。ゆっくりしていってね」。土曜に宿貸切は、民宿かもめ(白老町)、民宿田園(音更町)で経験ありですね。

洞爺湖
 夕食時は大旦那さん、朝食時は大女将さんが、さりげなく私の隣席に座り、お話ししながら食しました。2人とも70ウン歳だそう。
 洞爺湖温泉でホテルマンだった大旦那さんが、30数年前に独立開業。自身は有珠山噴火を、1977年(昭和52年)と2000年(平成12年)の2回、経験しています。「この間の噴火は避難所に3ヵ月暮らし、宿休業期間は5ヵ月だった」と、大旦那さんは静かに振り返ります。
 宿は泥流に飲み込まれませんでしたが、飛んでくる石で宿のガラス窓は破れました。

 客層は工事関係者(平日)、バス乗務員、最近は湯治目的、そして韓国、イギリスといった海外からもちらほらと言いますが、その他は「やっぱり常連の方が多いですね」。年末年始、GWは満室が続くそう。「正月は8,000円でおせち風の食事を出しますよ」。連泊に対しては、当然メニューを変え、工事関係者には昼食用弁当も持たせています。

 客室は10室、男女別浴室は家族風呂のような大きさで、私にとってはぬるめの温泉の湯が24時間注がれており、手作りの食事が飾らない味。暖房費込み6,500円で、他に客がいなくてのんびり。洞爺湖=冬はオフシーズンの狙い通りでした。

出逢いの手湯
 はきはきした口調の大女将さんは、「うちのキャッチフレーズは『小粒ながら大喜(おおき)な宿』ですよ」。大きい=大きく喜ぶ、にかけているみたい。
 宿名は、大旦那さんの名字(たかつ)をもじったもの。おおく(多く)の、よい(佳い)ことが、つなみ(津波)のように訪れますように、の思いを込めて「多佳津」に。
 宿前に佇む手湯のデザインに込められた、いくつかのコンセプトは、大旦那さんの発案だそうです。

遠く山の上に、高級宿のザ・ウインザーホテル洞爺
 宿を出た後、近くの洞爺湖畔を見物(宿から洞爺湖は望めません)。山の上に、繁盛しているらしい高級宿のザ・ウインザーホテル洞爺を見ました。温泉風呂の湯使いがあれなので、あれだなあ、と思っています(笑)

 9時30分、道南バスに乗って、札幌へ帰りました。12時過ぎ到着。

 8時15分、客室の電話で呼び出され、夕食と同じ食堂へ。

朝食
・さけ焼
・もやしおひたし
・焼のり
・たくわん
・目玉焼
・切り干し大根
・パック納豆
・白米(おひつ)
・大根味噌汁

 飲み物はお茶、冷水、インスタントコーヒー。

食堂
 夕食も朝食も、玄関脇の食堂で食します。

夕食全景
 17時40分、客室の電話が鳴り、「夕食の準備ができましたよ。1階の食堂へどうぞ」。

刺身天ぷら
(左)刺身→まぐろ、たこ、甘えび
(右)天ぷら→えび3本、春菊

焼魚固形鍋
(左)ししゃも焼
(右)すきやき→豚肉、豆腐、糸こんにゃく、春菊、きのこ、たまねぎ、長ねぎに加え、生卵

白米&味噌汁漬物
(左)白米、味噌汁(海草、豆腐)
(右)白菜漬

デザート
 みかん

宿ネーム入り箸袋
 宿ネーム入り箸袋は、「御宿 多佳津」

布団
 夕食が終わって、客室に戻ると、布団が敷いてありました。

男女別の風呂前
 1階玄関前に男女別の内風呂あり。

男性風呂1男性風呂2
男性風呂3炭酸カルシウム、鉄分、酸化マンガン等の温泉成分が湯船ふちにこびりついている
 広さは家族風呂。リンスインシャンプー、固形せっけんあり。夜中も入れます。

脱衣籠は4人分脱衣所に電気ストーブあり
 脱衣所に籠が4人分あります。

外観玄関
 開業から30数年、2階建て全10室の宿。

客室は8畳+縁側宿泊中にカメムシ1匹に遭遇
客室窓から、移転新築工事中の火山科学館(5月オープン予定)が見えるアメニティー
宿ネーム入り浴衣宿ネーム入り丹前
 通された客室は2階「新山」。和室8畳、縁側にイスとテーブルがあり、テレビ、からっぽの冷蔵庫完備。熱湯入りポット、お茶セットのほか、アメニティーはタオル、バスタオル、浴衣、丹前。
 歯ブラシはないです。

共同トイレ共同トイレ
 共同洗面所のほか、男女共同トイレは男子小便用と、洋式はウォシュレット。