札幌から行く 『温泉宿』

温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

「オロフレ荘」の書体に、「大正ロマン」「モダン」な味わいを感じる
 登別駅や登別温泉街に近いカルルス温泉は、海抜350メートルに位置し、開湯は明治32年(1899年)。100年余の歴史があるのですね。
 湯宿は全部で6軒ある中、「湯元 オロフレ荘」は、昭和34年(1959年)に登別市が国民宿舎としてオープン。平成4年(1992年)から、代々湯元を守る「日野家=有限会社カルルス温泉」が経営を引き継いでいます。
 
男性内風呂の湯口はこんな感じ
 同社が所有する源泉は、この宿の温泉分析書に記されてある源泉4本。スタッフに聞けば、湯がぬるくなった2本は現在使用しておらず、実質2本を使用しているとのこと。それでも他の湯宿、別荘、企業保養所等に湯を供給しており、湯量は豊富みたい。4本合計では毎分1,200リットルとも800リットルとも言われていますが、2本だといかほどでしょうか。「どのくらいだべなあ」と、スタッフ談。

男性露天の湯口
 宿に着いてすぐ入浴した際、湯を手ですくって臭いを嗅いだのですが、どうも泥臭いですね。これって、さっきまで宿泊していた望楼NOGUCHI登別の「単純硫黄泉」の成分が、身体(手)に染み込んでいるからなんですね。何度か入浴したら、身体の臭いは取れました。温泉ってすごい、と改めて思った次第。

 カルルス温泉自体の湯は、無色透明、無味無臭の単純泉で、浴室内の寝湯のところに「芒硝性単純泉」と明記。ナトリウムイオン、硫酸イオンが多いですねえ、単純泉ながらこれら成分が融合してそよそよ肌を撫ぜますよ、なんて絶対感じるわけはなく、単なる表現方法の1つです。

 湯が放射性鉱石を通ってくるからなのか、ラジウムを含んだ温泉(温泉分析書には明記されていない)と言われているようですが、放射線測定器で浴室内の放射線濃度を測ったわけではないので、体感としては、よく分かりません。被爆を実感したらマズイですよね。
 ただ、湯気だらけの内風呂で、日帰り客が引けた21時過ぎに寝湯へ浸かり、貸し切り状態でぼーっとしていたら、なんだか心地良くなってきてゆったり。これは、実感しました。

寝湯の近くにある招き猫。手の上に50円玉が乗っていた
 宿泊料は1人8,500円+客室への夕食配膳料500円=9,000円です。Yahoo!トラベルを通じ、じゃらんnetで12月12日(水)夜にネット予約しました。
 
 望楼NOGUCHI登別に1人43,050円で泊まった翌日、この宿へ投宿。両宿とも楽しかったですね。値段に見合った「適正価格」と言うのでしょうか。事前にリサーチして、求めていたものを味わえた、という感じ。
 この値段で、全館改修したばかりのきれいなトイレ・洗面所付の客室で、快適さはOK。風呂も食事もまずまず。静養できますね。これが求めていたものかな。
 登別駅や登別温泉街まで、送迎してくれるのも嬉しいです。

朝食
・焼魚
・目玉焼 焼ソーセージ サラダ
・こんにゃく 焼たらこ和え
・カップ納豆
・パスタサラダ
・味付のり
・漬物
・白米
・みそ汁

 飲物は冷水、番茶をセルフサービスで。

食堂内
 朝食は8時から、1階食事処白樺で。畳敷きに低めのテーブルとイスが置いてあるのが特徴。

食堂出入り口食堂は禁煙
 禁煙だそうです。

◆男性内風呂

男湯のれん男性脱衣所
 地下1階に男女別の風呂があります。

露天風呂、女性風呂方面を見る脱衣所出入り口方面を望む
 男性風呂は、天井が高く広々とした空間で、湯気が漂います。洗い場7つで、リンスインシャンプー、ボディーソープあり。

42〜44度の浴槽43〜44度の浴槽こちらも43〜44度の浴槽寝湯は41〜42度。「先客万来」の招き猫が気になる42〜43度 湯温の異なる浴槽が5つ。好みに合わせて湯めぐりを楽しめますね。








◆男性露天風呂

小ぶりな男性露天風呂湯がこんこんと注がれている
 小さい浴槽が1つ。柵の向こうは女性露天風呂。


◆女性内風呂

女湯のれん女性脱衣所

全部で浴槽4つの女性内風呂
 女性内風呂には浴槽4つだそう。


◆女性露天風呂

こじんまりした女性露天
 小ぶりな浴槽。

夕食全景
 この宿の夕食、通常は食堂で食しますが、配膳料を1人500円払い、客室で部屋食にしました。

外観
 2007年(平成19年)春に全館リニューアルした全12室の宿。

フロント&ロビー
 フロントで所定用紙に個人情報を明記した上で鍵をもらい、エレベーターで3階客室へ。

廊下から客室内をみるドアを開け、靴を脱いで客室へ
こざっぱりした客室
 客室は8畳+縁側+タンス置き場。

シンプルな客室浴衣&丹前&宿ネーム入りタオル&バスタオル
冷蔵庫はからっぽ茶菓子
ウォシュレットトイレ&洗面台洗面台に歯ブラシ、ドライヤー、カミソリ、固形せっけん
 手ぶらで宿泊しても、一通りのアメニティーは完備。ウォシュレットトイレ、洗面台もあるほか、客室玄関の照明は、ドアに近づくと自動的に点灯する仕組み。

客室から望む景色。左手に鈴木旅館
 客室の窓からこんな景色が望めます。