札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    駅
    ステンドグラス
     出雲大社(出雲市)から、今宵の宿がある松江市まで、一畑電車(ばたでん)で移動。山陰唯一のローカルな私鉄で、100年余の歴史を誇る。1930年に建設された出雲大社前駅は国の登録有形文化財に指定され、教会のような印象だ。

     14時11分に発車する普通列車に乗る。

    電車
    車内
     驚いた。ボックス席(4人用&2人用)がパーテーションで区切られた個室風なデザインで、車内全体が木のぬくもりにあふれている。島根県産の木材を利用した改造車両(元京王電鉄5000系)だったのだ。

    ボックス席
     ボックス席に座る。リゾート列車のようで嬉しくなってきた。

     出雲大社駅前から松江しんじ湖温泉駅までの37.3キロを、およそ1時間かけて各駅停車で走る。810円。

     47都道府県のうち、これまで泊まったのは23都道府県にとどまる。日帰りで訪れたケースを合わせても28都道府県にしか足を運んでいない。蝦夷地に住むワタシにとって、特に西日本は未開の地が多いから、2016年ゴールデンウィークは、山陰の島根県に決めた。出雲大社に神々が宿る国だ。

    飛行機の景色
     1月末にJALで航空券を手配する。新千歳→伊丹→出雲と乗り換え、帰りは広島から直行便に乗る。

    ・新千歳7:40発→伊丹9:35着(先得割引22,800円)
    ・伊丹9:55発→出雲10:50着(先得割引18,600円)
    ・広島10:45発→新千歳12:40着(ウルトラ先得18,600円)

     往復1人60,000円×2人=120,000円。あわわ、高い・・・から、これまで二の足を踏んでいた。ただ、そう言っていると、いつまで経っても行けないので、清水の舞台から、うぇーいと飛び降りた感じ。

     出発当日の朝は早い。5時台は地下鉄が動いていないので、タクシーで最寄りバス停へ行き、高速バスで新千歳空港へ。車内でコンビニおにぎりを頬張る。1時間余かけて7時過ぎに到着し、移動やチェックイン手続き、荷物を預けていたら、結構時間がかかってしまい、7時40分の出発へぎりぎり間に合った。

    えっ
    プロペラ
     伊丹→出雲の飛行機がプロペラ機だった。壁に手を当てるとブルブル震えを感じ、ちょっと怖い。窓外のプロペラを凝視しつつ、「頑張ってまわり続けてね」と祈り続けた。


    プロペラ機
    空港
    マーク
     出雲空港へ到着。タラップを降り、歩いて空港へ向かう。2016年ゴールデンウィーク旅は、島根県4泊、広島県1泊の計5泊6日。初日と最終日は、温泉にこだわらず、観光を重視しよう。

     山形、福島、新潟を巡った2014年ゴールデンウィークから、早1年。2015年の5月連休は5泊6日で九州を攻める。熊本1泊、鹿児島3泊は温泉宿に泊まり、最終日は福岡のビジネスホテル(温泉なし)を拠点に、屋台めぐりを試みよう。

    高速バス
     札幌から新千歳空港まで空港連絡バスを活用。JR北海道の快速エアポート号と比べ、少々時間はかかるものの若干安いし必ず座れるから好き。

    ヤフードーム
    博多駅
     JAL機(ウルトラ割引17,100円×2人)は定刻通り11時20分に飛び、福岡空港へ5分遅れの13時50分着。荷物を受け取り、地下鉄でJR博多駅へ移動すると14時15分。あれれ、事前予約していた九州新幹線14時17分発の乗り場まで走っても間に合いそうにない。無茶なスケジュールを組んで大失敗。「福岡空港→地下鉄で博多駅→新幹線乗り換え」は、移動に最低40~50分は見積もっておいた方がイイと痛感しつつ、諦めて次の新幹線に変更しよう。みどりの窓口でスタッフに対応してもらった。

     八戸市の繁華街で夕食した後、タクシーで八戸港フェリーターミナルへ。2,010円。
     20時過ぎに着き、待合室で2次会。乗船21時、出航22時00分だった。翌朝6時00分に苫小牧へ着く。

    フェリー「シルバーエイト」
    シルバーエイト
    乗船口


    2等寝台
    廊下
    2等寝台
     個室内に2段ベッド、机、椅子。めちゃくちゃ狭いけれどもプライベート感いっぱい。カードキー2枚に加え、スリッパ完備が嬉しい。船内をうろつくのに、いちいち靴を脱いだり履いたりするの面倒だから。
     2等寝台は通常1人7,500円。ワタシたちは5,250円だった(復路+ネット予約+カード前払いで30%割引)

     北海道を飛び出し、どこか遠くへ行きたい。見知らぬ温泉宿に泊まってみたい。しかし、交通費がかかっちゃう。
     秋の3連休を1週間前に控え、こう思う。「とにかく安上がりな交通手段はないか」と。
     飛行機、JR、フェリー・・・ 苫小牧から八戸までフェリーで移動すると安い。シルバーフェリーホームページを通じ、会員登録の上、ネット予約&カード決済。札幌と苫小牧西港は高速バスを活用し、八戸でニコニコレンタカーを借りる。



    1泊3日 フェリーで行く青森

    【2人分の交通費】
    ・フェリー代は往復19,500円(スーパー往復割引)
    ・レンタカー代は36時間7,405円
    ・ガソリン代およそ3,000円(レシートなくした)
    ・札幌⇔苫小牧西港間の高速バス代4,590円(4枚つづり)
    ・八戸港から八戸市街地までバス600円
    ・八戸市街地から八戸港までタクシーおよそ2,000円(レシートなくした)

     足したら37,095円。1人18,600円なり。交通費+現地でのレンタカー代込みで、この値段である。往復ともに深夜フェリーで移動。青森県の温泉宿で1泊する。いわゆる1泊3日の弾丸ツアーだ。

     参考までに、JR北海道のRきっぷ(指定席往復割引)の1人分価格だったら、札幌⇔函館15,000円、札幌⇔釧路17,000円、札幌⇔網走16,500円程度。これにレンタカー代&ガソリン代10,000円足したら1人20,000円オーバーになるから、フェリーで八戸へ遊びに行った方が安上がりとなる。

     「JR北海道を捨て、八戸へ出よう」と、青森が生んだスーパー詩人の寺山修司が言った言わないはさておき、とにかく3連休にフェリーで青森へ。


    19時50分 サツエキ前で夕食
    ビール
     会社を定時で抜け出し、帰宅して旅準備の上、札幌駅前バスターミナルへ。苫小牧西港行き高速バスが21時00分出発まで1時間余あるので、周辺で夕食しようと、串鳥札幌駅前店へ行くと、満員御礼&行列だった。いやはや串鳥はやっぱり人気なのだ。結局、ホクレンビル地下街(パールタウン)の「日本橋」という蕎麦屋に初めて突撃。ビール400円とグラスワイン350円で乾杯しつつ、天ざる980円、かけそば380円、おにぎり130円を食す。ビールをお代わりしたので合計2,640円なり。前客2、後客0で、貸切な感じが嬉しい。われわれが会計を済ませた途端、のれんを降ろした。

    天ざる950円
    かけそば380円


    21時00分→22時50分 高速バス移動
    到着
     苫小牧西港行き高速バスへ出発の10分前に乗車したら、車内は混雑。つれと泣き別れで座った。その後も客は続々と乗り込み、補助席にも座り出す。発車して北海道中央バス札幌ターミナルに着くと、補助席の人のみ降りるよう促され、増便したバスに移った。あっちのバスの方が2席を1人占めできて快適そう。なんかズルイ。こちらと言えば、定員いっぱいに詰め込まれてただでさえ窮屈なのに、隣席の青年は横幅が広く、体臭も鼻につく。いやはや乗車時間1時間50分はまさに修行だった。


    23時59分 苫小牧西港フェリーターミナル出発
    ターミナル
    川崎近海汽船
     高速バスを降り、ダッシュした。フェリーターミナル内で乗船手続きする。ネット予約の場合、予約確認メールをプリントした紙を窓口に提出すれば、それで手続きOK。ワタシの後ろは長蛇の列だった。

     すぐに乗船。今宵の客室は一番安い「2等室」。通常は1人5,000円なのだが、ネット予約+カード前払いで10%オフの4,500円なのが嬉しい。いわゆる大部屋(カーペット敷き)で雑魚寝となるので、早めに行って場所取りするものの、イイ感じの場所はすでに先客ありだった。毛布350円×2人分をレンタル。風呂に入ってさっぱりしたところで、23時59分にフェリーは出発した。苫小牧→八戸の距離は242キロ。およそ7時間30分で到着する。0時30分に消灯となった。真夜中に船旅してるってシチュエーションにニンマリしつつ、夢見心地になっていった。

    寝る
    寝床
    風呂
    フェリーいい