札幌から行く 『温泉宿』

温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

 2月下旬、楽天トラベルでネット予約。「1日1組限定」の文字を見て、即決しました。1日1組の宿は、これまで未経験。図らずも宿泊客が私1人だったことはありますが。サービス料・消費税込みで1人18,500円。
 楽天トラベル&宿ホームページを見ても、どんな雰囲気の宿か、詳細が分からなかったので、予備知識を持たず、投宿しました。

由布茶寮の玄関
 一般住宅のような小さな宿で、平成18年(2006年)秋に新築オープンしたばかり。切り盛りしている女将さんは品があるなあと感じる物腰で、つかず離れずの応対。お茶の先生のキャリアを持っていると言います。

 一棟建ての宿で、ロビー兼食事処は古材を移築して建設。客室は一旦外に出て、改めて客室玄関に入るという、プライベート感を演出。客室はちょっとした1LDKで、木のぬくもりを感じます。
 これに客室風呂(温泉です)がつき、なんだか別棟建ての客室というか貸し別荘というか、誰に気兼ねするでもなくのんびりでき、開放的な印象を受けました。

 女将さんによる食事で気づいたのは、豆腐料理が散見された点。聞けばこの宿、昼間は「Cafe terrace美菴花」として営業しており、もらったパンフを読むと、美菴花膳と由布御膳各2,300円(要予約)で、手作り豆腐を始めとする豆腐料理を提供。女将さんは豆腐料理にこだわっているのですね。朝食に食べた豆腐、甘くて好きでした。
 ここは日中、コーヒーやお茶だけでも入店OKですが、宿前に「由布茶寮」の看板しかなく、宣伝旗でも立てればとも思いました。でも、それは美観を損なうわけで、あまりアピールしない経営哲学が、いい感じ。

客室窓から眺める由布市街は、山々に雲がかかっていた
 宿は高台に佇み、由布市街を望めます。ゴールデンウィークの街中は私を含め人だらけでしたし、細い路地は渋滞で車が一歩も進めず、私も車と車の間をきゅうくつに歩く始末。そんな喧騒を離れ、この宿に着くと、周囲は住宅がちらほらなだけで、静かで落ち着きます。

宿周辺の景色
 以前、この辺は茶畑だったそうです。この宿の奥に坂道が続きますが建物はないそう。この辺りは建築許可をもらうのが大変だったと聞きました。

 由布院温泉は別府に次ぐ全国2位の湧出量で、しゃれた観光地のイメージ。亀の井別荘、由布院玉の湯、山荘無量塔の御三家に、泊まってみたいと思いつつ、予約が取りにくい現状。
 今回の旅は別府メーンで由布院はゆっくり静かな宿が良いと思い、選んだこの宿は、1日1組限定だけに、のんびりできました。

 この後、歩いて由布院駅前へ。軽食&喫茶「花水木」でコーヒーを飲み、由布院駅前バスターミナルから福岡行き高速バス(事前に電話予約し2人で5,000円)に11時15分乗車し、福岡空港第2ターミナル12時55分で降車。
 チェックインの手続きをすると、事前に申し込んでいたクラスJ席は機材変更に伴い、その席がない小ぶりの飛行機になってしまい、1席1,000円の払い戻し&1年間有効のクラスJ席券をもらいました。
 空港内で御土産を買い求め、14時15分発のJAL機で新千歳空港16時35分着。3泊4日のゴールデンウィーク旅を終了です。

朝食
 8時から夕食と同じロビー兼食事処で。

・白米
・豆腐味噌汁
・玉子焼き、もろきゅう、いくら大根おろし酢の物
・煮豆
・手作り豆腐を冷奴で(薬味付)
・豆腐みそ漬
・うど、ゴーヤの佃煮
・ふろふき大根(ゆず風味)
・きんぴらごぼう
・焼魚(かます)→卓上の七輪で炭火焼

2人分の漬物びわ
・2人分の漬物
・びわ
・卓上に梅干の入ったつぼあり(写真なし)

席を替えて食後コーヒー
・食後に挽きたてコーヒー

ロビー兼食事処
 夕食・朝食ともに、このような空間で食します。

基本膳
 18時からロビー兼食事処で。宿泊客は1日1組ですから、静かな雰囲気です。
 お膳の上に食前酒と先付がセットされており、この後、1〜2品ずつ後出ししてくれました。

食前酒先付
・梅酒
・きゅうりいくらのせ、いかの「のし」、さつま揚げ

大皿刺身は、すし屋さんがさばいたものを仕入れた
・ごま豆腐、さつまいも、小魚佃煮、アスパラ、ローストビーフ、しいたけ肉詰
・刺身(まぐろ、ぶり、いか、たい)

吸物焼物
・吸物(はんぺん、春菊、わらび)
・生麩、豆腐の田楽、おくら添え

煮物(2人分)蒸し物
・2人分の煮物(こんにゃく、かぼちゃ、さといも、しみ豆腐、さやえんどう)
・鯛の湯葉巻き、たけのこ

洋皿サラダ
・豊後牛、にんじん、フライドポテト、香草
・イタリアンサラダ

寿司
・寿司(うに、いくら、まぐろ、たい、はまち)

フルーツシャーベット
・いちご、びわ、キュウイ
・ゆずシャーベット

 食後にお茶。中瓶ビール550円。了解を得た上でワイン持ち込み。

家庭風呂の広さ。天井は高い洗い場は1人用
 客室風呂。温泉&水の蛇口があり、それぞれひねると湯口から出てきます。望楼NOGUCHI登別の客室風呂もそうでした。

湯船は1〜2人用景色
 湯は熱々の単純泉。近所の湯元から引いているそう。

脱衣所脱衣所のアメニティー
 玄関脇に脱衣所があります。
 大浴場とか他の風呂はなし。

CASIO保養所「湯布院荘」横のゆるい坂道から今宵の宿へ3〜4分歩く
由布茶寮
 金麟湖から徒歩15分くらいで、今宵の宿へ到着。1日1組しか受け入れないそう。

ロビー窓から由布院の街がみえるロビー&喫茶&食事処
奥に受付カウンター抹茶&羊羹
 チェックイン後、女将さんがロビーで出してくれた抹茶と羊羹を食し小休憩。

外から見る。左ドアを開けるとロビー、右ドアが客室離れや1戸建てを思わせる客室玄関
玄関下駄
 客室へ。ロビー奥のドアを開けて一旦外に出ると、棟続きにすぐ客室玄関がありました。

ベッドルーム&和室
玄関方面を眺めるデスク周り
ミニキッチン。IHクッキングヒーターにやかんを置き、水を沸かし茶を飲む冷蔵庫内にドリンク(有料)あり
ウォシュレットトイレタンス内に、バスタオル、タオル、ゆかた、室内履きスリッパ
客室窓から由布市街を望む杉林が見える