札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     長万部駅の周辺で、美味しいコーヒーを楽しめる店はないかしら。観光案内所の勧めもあって、「喫茶アリス」の店舗前にやってきた。

    アリス看板
    アリス外観
     1階が喫茶店で、2階はカラオケ店らしい。建物の見てくれが「スナック」な印象を持ってしまい、いささか及び腰なものの、ええい、ままよと扉を開ける。すると、受付っぽい小さなカウンターがあった。2階カラオケ店を希望する客は、呼び鈴を押すシステム。1階喫茶店に行きたいワタシは、そのまま喫茶店に入店した。

    アリス玄関
     

     「かなやのかにめし」という駅弁で有名な企業が、長万部町の「かにめし本舗かなや」だ。
     長万部駅の近くで駅弁を店頭販売する「かなや本店」と、隣接する食い処「カネカツかなや食堂」に加え、国道5号沿いで「ドライブインかなや」を経営している。

    のれん
    かなや
     カネカツかなや食堂って、以前は「和風レストランかなや」と名乗っていたと思う。この店は、テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の第3弾(函館~宗谷岬)に登場し、漫画家&タレントの蛭子能収さんがオムライスを食べていた。名物のかにめしは駅弁でちょいちょい食しているので、ぜひオムライスにチャレンジしたいな。

    メニュー
    ・かにめし1,080円
    ・かにめしセット1,520円(蟹サラダ、茶碗蒸し付)
    ・大盛りかにめし1,520円(通常の5割増し)
    ・茶碗蒸し300円
    ・塩ラーメン700円
    ・白湯麺(ぱいたんめん)700円
    ・手作り3色しゅうまい650円(カニ、エビ、ホタテ)
    ・蟹カレー900円

     アレレ、以前のメニュー数から大幅に少なくなっており、オムライスがない。聞けば、スタッフの減少に伴い、2015年秋から今のメニューに絞り込んだという。

     渡島管内長万部町は、「かにめしの聖地」といっても過言ではない。現在8社・9店舗が「おらが、かにめし」を提供している。

     元祖は「かにめし本舗かなや」だ。第2次世界大戦後、国鉄車内で販売した「ゆで毛がに」が大ヒットしたものの、冷凍技術に乏しい当時は、漁期の夏場しか出せなかった。そこで1年を通じ提供できる「かにめし」を考案。1950年(昭和25年)から売り出したところ、大ヒットした。

     かなやは、長万部の商業振興を願い、「かにめし」の商標を解放。他の企業も作り出すようになり、今がある。

    外観
     かにめし提供店が5店舗ひしめき合う激戦区の同町平里地区は国道5号沿いにある。元祖が営む繁盛店「ドライブインかなや」の斜め向かいに、目当ての横手商店は、控えめに佇んでいた。客は当方1組のみ。

    看板 かにめしは、店内食堂で食しても、弁当として持ち帰っても、値段は1,000円。店内で食した方が、味噌汁がつくので得だ。当方が弁当を注文してから調理に入ったということは、作り置きしていない証拠に他ならない。


    1,000円
     作りたての、あたたかい弁当。かに身はとてもしっとりしていて細かく刻んだタケノコと交じり合っており、甘味としゃきしゃきした歯ごたえを感じる。

     メジャーである元祖「かにめし本舗かなや」のかにめしは、店内弁当ともに炒ったかに身がぱさぱさした舌触りと感じていただけに、店舗ごとに味わいが異なる事実を改めて知った。
     いつの日か、長万部町内全店舗のかにめしを食べつくしたいと思うのだった。



    【参考資料】
    ・旭川発 徒然なる北の散歩道 (いわさん)
    ・かにめし本舗かなやホームページ
    ・おしゃマガジンvol.3 (長万部観光協会)
    ・渡島支庁ホームページ

    長万部限定
     正式名称は「長万部限定懐菓子屋あめせん」。長万部町の松浦商店が製造・販売しており、当方は長万部駅内のキオスクで購入。2枚入り150円。

    あめ入り
     せんべいの中に、水飴が入っています。地方発送OK。

    かにめしセット
     かにめしセット1,400円は、味噌汁のほか、かにサラダ、茶碗蒸し(熱々)、小鉢(おひたし)、漬物が付いています。