札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    外観
     ハードは新しい。平屋建て5室のこじんまり湯宿だ。
     歴史は昔々に遡るようだが、現在の湯主は、1989年(平成元年)から経営しているよう。20年間やり続けるって、素晴らしい。

    源泉そばに神っぽいものを祀っているのだが、自然は無常なのかしら
     実は当方が泊まった日、夕方から湯を汲み上げるポンプが故障した。「動力揚湯」の湯宿は、ポンプが動かない限り、湯が出てこない。それは当たり前のことだが実際に体験すれば、自然湧出という状態が、いかに素晴らしいか痛感する。人間は自然を前に無力である。そんな印象だ。

    湯面に油の膜
     早朝、湯浴みに行くと、やっぱり湯口から湯が注がれていない。そのおかげで、湯面に油が浮いている。静かに身を沈め、湯を手ですくって匂いを嗅ぐと、うん、油の匂いがする。代わりにぬるいのはご愛嬌か。

    ちらし
     ポンプが絶好調であれば、湯船から湯がざんざかあふれ、その廃湯は農家のビニルハウス栽培に活用されるだろう。濁川温泉という土地柄を感じた次第。

    みやげ
     宿泊翌日、朝食を食べて客室でごろごろしていれば、ドアをノックする音が。扉を開けると女将さんだった。

     「ごめんね(湯が出なくて)、これ、どうぞ」と、近くの農家が育てたトマト&きゅうりを差し出した。「いやー、どうも恐縮です」と受け取ったものの、当方はこの湯宿をチェックアウトした後、他の湯宿へ2泊する道中だ。
     本来は手渡されても困っちゃうのだが、トマト&きゅうりは保存がきくだろう(ちょいと悪くなったら、溶き卵と一緒に炒めて、醤油と砂糖で味付すると美味)。
     何より、その報告と気持ちに良心を感じた。何かしでかした際、正直な報告&陳謝&応対が一番ナイスである。他山の石にしたい。

     建物がきれいで湯が良い。食事は質素である。1万円以下で宿泊できる湯宿として、悪くない。そう感じている。

     帰り際、当方と入れ違いに、ポンプの故障を直す複数の業者がやってきた。客は温泉を目当てにやってくる。その湯が出ないという状況は、さすがにやばい。湯宿は「湯」があってなんぼ、なのだから。
     ポンプの故障だけであれば、その日のうちに復活したであろう。そう祈りつつ、ますますの発展を祈念したい。

    朝食市販品より小さい卵・焼しゃけ、大根おろし
    ・目玉焼、キャベツ千切り、トマト
    ・納豆
    ・ほうれん草おひたし
    ・ひじき
    ・味付のり
    ・梅干、きゅうり漬
    ・白米(おひつで)
    ・味噌汁
    ・卵3個(2人分)

     朝食時間は8時に指定していたが、7時30分過ぎに食事会場を覗くと、すべての客の食事がセッティングされている。食事が冷めると気分も冷めるだけに、スタッフに声をかけ、メシを食らう。
     味噌汁だけは、当方が席に着いた後に熱々を提供してくれた。ありがたい。

    食事会場
     基本的に夕食も朝食も食事会場で食す。夕食のみ1人500円追加で部屋食OK。

    夕食
     18時から。ほぼ一気出し。

    部屋食
     部屋食は1人500円追加。予約時に頼んでおいた。通常は大広間で食す。

    湯口にコップ
     一切手を加えない生湯が注がれる。

    温泉分析書 (平成12年)
    ・源泉名「天湯」
    ・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
    ・泉温46.1度
    ・ph6.4
    ・毎分180リットル(動力揚湯)
    ・成分総計2.458g/kg
    ・蒸発残留物1.478g/kg

     日帰り10~21時、400円。

    外観
     濁川温泉に佇む、平屋建て、客室数5室のこじんまり宿へ投宿。

    玄関客室前廊下
     和風な内装だ。



    【客室】

    9.5畳
     シンプル。

    客室玄関方面を望む窓外の景色客室玄関に冷蔵庫アメニティー
    ・タオル(宿ネーム入り)・バスタオル・歯ブラシ・浴衣
     まだまだ夜は冷える中、丹前が欲しかった。



    【共同のトイレ&洗面所】

    共同トイレ(男性)共同洗面所(男性)
     男女別々。

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