札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    北海道で鄙びた温泉宿

     寒さ厳しい北海道の温泉宿は、頑丈な鉄筋造りが目立つ。しかし、道南方面に目を転じれば、ニッポンの田舎らしい「鄙びた温泉宿」が散見される。道南に限りなく近い後志管内島牧村の宮内(ぐうない)温泉旅館はその1つだ。「宮内温泉」と力強い筆跡で記された木製看板がなければ、民家と間違えそうな風情がたまらない。

    看板に歴史を感じる
    簡素な客室
     「いらっしゃい」。 ニコニコ笑顔の女将さんが迎えてくれた。通された1階客室は、ジュータン敷きの和室で6畳ほど。地上デジタル対応の薄型テレビ以外は、すべて昭和のまま時が止まっている。冷蔵庫がない。ビールとソフトドリンク類は館内に自販機があった。



    フレッシュな透明湯

    紅葉の露天風呂(男性)
    脱衣所から風呂
     道立保健所の銀色シールによると「加水、加温、循環ろ過、塩素殺菌」が一切ない。敷地内から毎分3,000リットルもドクドク湧き出るって、とてつもない湯量だ。湯船の端っこから側溝に湯が掛け流されていく。フレッシュな透明の湯に浸かっていると、気分も上々。ああ、細工されていない温泉ってイイなって、しみじみ思う。真夜中や早朝に浴場を1人占めすれば、気持ちもまろやかになっていく。

    朝食
    ・いか刺し、山わさび
    ・佃煮
    ・福神漬
    ・しいたけ焼
    ・焼のり
    ・梅干
    ・白米(電子ジャーで)
    ・味噌汁

    朝食会場
     夕食と同じ、隣の客室で。指定した7時30分から。一気出し。

    夕食
    別室で夕食
     当方指定の18時から、隣の客室で食した。いわゆる別室。一気出し。

    湯口
    温泉分析書 昭和55年10月29日
    ・宮内温泉3号井
    ・島牧村字泊427番地 地先
    ・48.8度
    ・毎分3,000リットル(自噴)
    ・無色透明、微弱塩味、無臭
    ・pH7.2
    ・蒸発残留物0.970g/kg
    ・溶存物質1.301g/kg
    ・成分総計1.335g/kg
    ・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉

    日帰り料金表
     日帰り入浴450円。10~21時00分まで。

     宿泊者は夜通し入浴OK。

    宮内温泉
     島牧村の1軒宿。

    玄関周り
    自販機、洗面台
    客室前廊下
    客室出入り口