札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     先日、JR札幌駅西口改札前で、こんなチラシを見つけました。「秘湯・菅野温泉~行ってみたいが遠すぎると思っている皆様へ」



     日帰り温泉プランでした。JR札幌駅が主催しており、1回当たり定員20人(最小催行人数15人)。

     出発日は1月15、22、29、2月5、12、26日で、いずれも日曜。あと1回で終わりですね。

     菅野温泉は十勝管内鹿追町の山の中にあり、ホテルかんのが1軒のみ佇み、混浴湯船が複数ある秘湯。
     札幌駅8時02分スーパーとかち1号に乗り、新得駅9時56分着。そこからバス60分でホテルかんの到着。帰りはバスで再び新得駅へ。16時56分とかち10号乗車で、札幌駅19時14分に着きます。

     現地滞在時間は11~15時過ぎくらいでしょうか。昼ごはんは付きません。持ち込みするか、事前申し込みで「かんの弁当」1,050円=内容気になります(笑) シャンプー、石鹸はあるが、その他入浴用具は持参だそう。

    玄関ロビー脇の休憩スペース。朝、入れたてコーヒー368円

     投宿直後、客室係りが抹茶や漬物を持ってきた時は、和の雰囲気の宿で夕食朝食部屋食だったので、「ああ、この人が付きっ切りできちんと世話してくれるならば、帰り際、心付けとか渡した方が良いのかな」と一瞬だけ思いました。過去に1回しか渡したことありませんが(笑)

     しかし、花鐘亭はなやの場合、各部屋に明確な担当者はいないようで、食事を運んでくるスタッフは入れ替わりで、朝食時は夜に見かけなかった人が対応。だから、特定のスタッフに強い人情を感じずに済み、心付けは払わず(笑) パートによるシフト体制を敷いているよう。

     作家の嵐山光三郎氏が、花鐘亭はなやの仲居評価を著書で指摘しています。『この旅館の仲居は、宿屋の人らしくない。商売人らしくなく、みな素人っぽくて、それがすがすがしい。大ホテルへ行くと、紫色の着物を着て、水商売が身にしみた、みるからに「まかない婦のプロ」というコテコテおばさんがいる』(温泉旅行記・筑摩書房)。
     
     対応は「みな素人っぽくて」感じ良かったですね。いろいろ質問しても、にこにこ応えてくれ、分からないことは、すぐに調べてくれたので、質問しやすかったです。

     帰り際、バスで帰るというと、男性スタッフが最寄バス停まで、荷物を運んでくれ、道路の渋滞を見るや「登別バスターミナルまで送迎しても間に合う」と、車を出してくれました。


    乳白色の湯があふれる露天風呂

     2~3年前から、何度か宿に予約電話してたのですが、いつも「満杯です」。土曜の宿はやはり混みますね(苦笑)

     いつも一週間くらい前に申し込んでましたから、仕方ないんです。1ヵ月前に予約入れたら良いのでしょうが、仕事休みが判明しかねるケースが多いので。

     今回も6日前に電話したら、やはり満室。でも、4日前に再度電話すると「空いています」。どうやら、旅行代理店販売分で余った部屋が、直前に宿へ戻ってくるみたい。当ブログリンクのおやぢさんに教えていただきました!


     朝食も部屋食。当方が指定していた8時ちょっと前に、客室係りが番茶&紀州梅を持ってきてくれました。「すぐに食事支度しましょうか」と言うので、ひとっ風呂入りたい私は「10分後に」とお願い。融通してもらい、食事を持ってきてもらったのは8時15分でした。

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    ・白米
    ・味噌汁
    ・豆・わさび漬・筋子
    ・白菜おひたし
    ・しまほっけ・かまぼこ添え
    ・温泉卵、パンプキン・レタス・トマト・モッツアレラチーズのサラダ
    ・ハム・たまねぎサラダ
    ・いか刺
    ・湯豆腐
    ・漬物
    ・焼きのり
    ・りんご・バナナ

    飲み物は緑茶、冷蔵庫に入った冷水

     当方指定の18時から部屋で。客室係りが温かいものを何度かに分けて持ってきてくれます。


    食事基本膳 食前酒の巨峰ワイン付(厳密に言えば、吸物や茶そば等は1~2分後だし」

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    「前菜」 牡蠣のコキュール ふぐ一夜干し 蕗甘酢漬 蓮根サフラン漬 椿サーモン黄味寿司 黒豆 京人参梅酒漬雪掛け 

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    「吸物」 柚子湯葉豆腐 小かぶ 枸杞の実 岩のり 葛水仙 ぶ々あられ初氷見立て

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    「造里」 牡丹海老 鮪 鯛

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    「鍋物」 辛味噌なべ 銀鱈 芋餅 豚バラ 豆腐 長葱 午芳若布 スイートコーン 胡麻みそ仕立

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    「お品書きにない品」 きのこ佃煮 ごま豆腐

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    「お品書きにない品」 はも皮 なんばん うに和え物

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    「お品書きにない品」 茶そば


    ◆後出しメニュー

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    「焼物」 鮭・人参素みそ焼 海老塩焼・ブロッコリイチーズ焼き 谷中生姜

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    「酢の物」 ちりめん蛸 カリフラワー きうい かぼすゼリー 酢取茗荷 赤ピーマンソース

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    「蒸し物」 若草薯蕷 金目鯛 桜海老 練り空豆 吹雪あん 天山葵

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    「洋皿」 生ラムステーキ グリーンアスパラ とまと ピンクペッパー 和風ソース

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    「食事」 白飯・青唐辛子葱みそ 留椀・滑子 大根卸し 三つ葉 香物3点

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    「水菓子」 ぶどう オレンジ


    露天風呂

     乳白色の湯は、硫黄泉で源泉温度65.8度、PH2.4。男女別に露天風呂、内風呂各1で、浴槽は小ぶりです。3~4人入れば満杯な感じでしょうか。造りは男女ともほぼ同じ。

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    内風呂

     洗い場は4つ。湯気が立ち込めています。

     登別駅から温泉街へ向かう道すがら、最初に見えてくる宿がこれ(厳密に言えば、金福ユースホステル=3月末まで休業中=が最初ですが、温泉宿ではない)。昭和42年開業の宿で、11年前に現建物へ新築。和室16、洋室2、和洋室3の計21室と、登別ではこじんまり宿の部類です。


     鉄筋4階建ての外観

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    (左)入り口
    (右)玄関からみるフロント。スリッパはなく、じゅうたん敷きの廊下を素足で歩く

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     通された部屋は、10畳+緑側、ユニットバス(ウォシュレットトイレ)、洗面台、冷蔵庫付。テレビ、金庫あり。
     アメニティー用品は一通り揃っており、浴衣はオレンジ色でした。お風呂に持っていく宿ネーム入り袋もあるほか、スリッパがないだけに足袋も用意。

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     チェックイン後、客室係りが部屋に、抹茶、温泉まんじゅう、漬物を持ってきます。部屋での夕食後、担当スタッフが布団を敷いてくれます。


     極楽通り商店街に面しているラーメン専門店。営業時間は12~14時、21~02時と、温泉街ならではの設定。第1・3・5火曜定休日。

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    (左)地獄ラーメン(0丁目)790円
    (右)ミソカレーラーメン790円

     地獄谷の散策路をどんどん進み、山の中へ。大湯沼展望台を目指します。事前に予定していませんでしたが、あまりに天気が良いので、成り行きまかせ。


    人がひとり通れる雪道は、きちんと除雪されている

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    標識に従って進む。遭難しないように(笑)

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    結構険しい道のり。それなりの靴でないと、滑りまくりそう

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    あと一息

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    これが大湯沼。火口跡から煮えたぎる硫黄泉が湧き出る湯の沼。周囲1キロ

     下に降りて、沼周辺を散策できるようですが、この辺で下山。小1時間の散策で心地よい汗をかき、ちょっとした登山気分を味わえました。天気が悪かったら、この時期は行けそうにないですね。
     帰り際、手をつないで登ってきたカップルとすれ違った以外、誰とも会いませんでした。

     地獄谷。火口跡で噴気孔から水蒸気が吹き出て、白い煙が舞い上がる。

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     散策路を奥へ奥へと歩き、振り返ると第一滝本館が望めます。



     湯澤神社から、第一滝本館脇をさらに歩くと、登別の名勝地・地獄谷入り口にロッジ風の建物があります。気軽に入れることができ、寒さに震える体をストーブで温めてから、地獄谷観光へ。
     
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    登別パークサービスセンター
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    ちょっとした温泉展示コーナー
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    ストーブ前で一休み

    パチンコ「ラッキーホール」前から、第一滝本館方面を眺める商店街

     登別温泉バスターミナルから続く商店街を、さむいさむいと言いながら歩きました。

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    温泉銭湯・夢元さざり湯前の「湯かけ鬼像」
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    湧き出る温泉で手を温める


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    今、営業しているのでしょうか


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    セブンイレブンを左に折れると、バイパス工事に伴い2月1日から休業している滝乃家が佇む
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    玄関に「休館中」と控えめな張り紙があるのみ


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    閻魔堂のエンマ大王は、特定時間帯に顔の表情が変わるからくり人形


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    湯澤神社の鳥居
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    参道は除雪済みで手水舎の水も出ており、お参りできます
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    賽銭箱は神殿内にあり、ガラス戸を引いて、賽銭を入れる仕組み
     「白濁した硫黄泉は、厳寒期が良く似合う」のイメージを勝手に持つ札幌在住の私は、冬こそ登別! と思ってます。
     さむいさむいと呟きながら浴室へ小走りで行き、硫黄独特の香りを嗅ぎつつ、一通り体を洗った後、どぶんと湯船に浸かり、思わず「あぁ」なんて声を出してみたいなあ。



     そこで4日前、宿に電話予約。JR札幌駅09時51分発の特急すずらん2号で一路登別へ。片道1人料金は、Sきっぷフォー(4枚綴り)7,880円÷4=1,970円+指定席710円(繁忙期)=2,680円。

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    店名は「Six-OneHalf」
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    梅おにぎり1個+豚汁のモーニングセット350円

     乗車前、札幌駅構内の店で朝食を購入。ここは早朝6時台から営業しており、夜は電車を待つ勤め人が集う、ちょっとした飲み屋として賑わっているよう。

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    登別駅
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    登別温泉バスターミナル

     登別駅11時08分着。駅前で登別温泉行き道南バスが待ってます。330円。乗車17分でバスターミナル終着。

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     隣接して、ふれあいセンター遊鬼があり、ネット接続パソコン(その場で書類手続きすれば使用可)、各種温泉ガイドブック等書籍、トイレがあり、観光客も自由に活用できます。

    新千歳空港バス乗り場

     先週、支笏湖からバスに乗り帰宅しましたが、千歳駅では降りず終点の新千歳空港まで。920円。

     空港からは、札幌市内直通バスで帰りました。以前は820円(大谷地行きは710円)でしたが、原油高騰により1,000円(同900円)へ値上がり。札幌まで1時間強。

     これに対し、JR快速エアポートは1,040円で、札幌駅まで36分。

     バスのメリットは、混んで騒がしいJRに比べ、99%座れる点でしょうか。あと、私の場合、うまい具合に自宅近くのバス停で下車できるため、札幌駅から地下鉄に乗り継がなくても済みます。

     バスを待つ間、空港内を散歩。初めて見知った飲食店も多数ありました。そんな中、売店でついつい見入ったのが「空弁」です。



     千歳市支笏湖温泉の支笏荘で100円でした。
     支笏湖ブルーをイメージした青い色の飴で、販売元は支笏湖まつり実行委員会、製造元は北見市の永田製飴と明記されています。
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