札幌から行く 『温泉宿』

温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

基本膳
 18時からロビー兼食事処で。宿泊客は1日1組ですから、静かな雰囲気です。
 お膳の上に食前酒と先付がセットされており、この後、1〜2品ずつ後出ししてくれました。

食前酒先付
・梅酒
・きゅうりいくらのせ、いかの「のし」、さつま揚げ

大皿刺身は、すし屋さんがさばいたものを仕入れた
・ごま豆腐、さつまいも、小魚佃煮、アスパラ、ローストビーフ、しいたけ肉詰
・刺身(まぐろ、ぶり、いか、たい)

吸物焼物
・吸物(はんぺん、春菊、わらび)
・生麩、豆腐の田楽、おくら添え

煮物(2人分)蒸し物
・2人分の煮物(こんにゃく、かぼちゃ、さといも、しみ豆腐、さやえんどう)
・鯛の湯葉巻き、たけのこ

洋皿サラダ
・豊後牛、にんじん、フライドポテト、香草
・イタリアンサラダ

寿司
・寿司(うに、いくら、まぐろ、たい、はまち)

フルーツシャーベット
・いちご、びわ、キュウイ
・ゆずシャーベット

 食後にお茶。中瓶ビール550円。了解を得た上でワイン持ち込み。

家庭風呂の広さ。天井は高い洗い場は1人用
 客室風呂。温泉&水の蛇口があり、それぞれひねると湯口から出てきます。望楼NOGUCHI登別の客室風呂もそうでした。

湯船は1〜2人用景色
 湯は熱々の単純泉。近所の湯元から引いているそう。

脱衣所脱衣所のアメニティー
 玄関脇に脱衣所があります。
 大浴場とか他の風呂はなし。

CASIO保養所「湯布院荘」横のゆるい坂道から今宵の宿へ3〜4分歩く
由布茶寮
 金麟湖から徒歩15分くらいで、今宵の宿へ到着。1日1組しか受け入れないそう。

ロビー窓から由布院の街がみえるロビー&喫茶&食事処
奥に受付カウンター抹茶&羊羹
 チェックイン後、女将さんがロビーで出してくれた抹茶と羊羹を食し小休憩。

外から見る。左ドアを開けるとロビー、右ドアが客室離れや1戸建てを思わせる客室玄関
玄関下駄
 客室へ。ロビー奥のドアを開けて一旦外に出ると、棟続きにすぐ客室玄関がありました。

ベッドルーム&和室
玄関方面を眺めるデスク周り
ミニキッチン。IHクッキングヒーターにやかんを置き、水を沸かし茶を飲む冷蔵庫内にドリンク(有料)あり
ウォシュレットトイレタンス内に、バスタオル、タオル、ゆかた、室内履きスリッパ
客室窓から由布市街を望む杉林が見える

金鱗湖の由来が記された看板
鳥居が浮かぶ金鱗湖
 土産屋や食べ物屋が集中する大分県由布市・金鱗湖畔の対岸へ。湖に鳥居が浮かんでいました。

甘祖神社天祖神社の概要
 天祖神社が佇みます。ゴールデンウィークなのに人気がなく、静かです。

 私にとって、湖って支笏湖とか阿寒湖とか、北海道の湖のように雄大なイメージを持っています。そんな意識で、由布院観光の一つである金鱗湖を望むと「沼?」と思ってしまう大きさで、いささか拍子抜けすると私感。
 ただ、この湖の底から水と湯が湧き出るため、朝夕に湖面から湯気が立ち上ることもあるみたいなので、それを見物できれば、一目置くのでしょう。

外観
 大分・由布市の街中に佇む共同湯。観光客は10〜18時まで入浴OK、それ以降は組合員限定となります。複数のガイドブックで散見される共同湯で、玄関前の箱に200円入れて館内へ。

脱衣所から見る
 男女別で浴槽は1つ。透明な湯が湯船からあふれています。洗い場2つでシャワーなし、せっけんとか一切なし。

脱衣所を眺める高い天井
 源泉名は湯ノ坪温泉、64度の単純泉。

男性脱衣所入り口男性脱衣所
 建物は近年建て替えたようで掃除も行き届き、誰もが躊躇なく入れそう。私が入ると入れ違いに観光客の方が退出し、5分ばかり貸切を堪能。その後、洗面器を持ったシニア層とお孫さんがやってきました。

 由布院の湯の坪街道は、道路左右にこじゃれた土産屋が並び、札幌人の感覚で言えば、小樽・北一硝子近辺の観光地を思わせる雰囲気。ゴールデンウィークだけに賑やかです。

路地1
 でも、横道にそれると、人影まばらでとたんに静寂な空気に包まれます。これも小樽と同じ感じ。

由布岳が見えた
 大分川沿いの道端から、由布岳が見えました。

湯布院玉の湯日の春旅館
 由布院における宿の御三家の一つ「玉の湯」は、雑木林に覆われ、道路からは詳しく建物の様子が分かりません。
 日の春旅館は、平成15年(2003年)2月下旬に1泊してます。自家源泉で大きな露天は底に細かい砂利を敷き詰めていたのが印象的。半露天の家族風呂が2ヵ所あって、貸切で楽しめました。日帰りで入湯し、思い出にふけるのもまた良しと思いましたが、この旅館の斜め前に佇む共同湯「ゆのつぼ温泉」に足を運びました。

 いい湯だったな。梅園温泉を堪能した後、別府駅へ。首にぶら下げたタオルをカバンにしまい込み、駅内の土産屋で関係各位への土産を買って宅急便にて札幌へ送りました。

亀の井バス 由布院行き
 食欲がなく、駅併設のミスタードーナッツで水分補給だけしたのち、別府駅西口から、由布院行きバスに13時10分乗車。

由布盆地が見えるバス窓越しに、由布岳を望む
 バスは山の中を通り、しばしうたた寝。下り坂に入った頃に目覚めると、車窓に由布院の街並みと、由布岳(1,583メートル)が見えます。

亀の井バス湯布院営業所湯布院らしからぬ寂れ具合
 亀の井バス湯布院営業所に14時過ぎ到着。終点の由布院駅前バスターミナルは、ここから後2〜3分くらい(歩けば10分程度)。

 「由布院」と「湯布院」。この漢字使いの違いって・・・
 温泉主義No.03(くまざさ出版社)を読むと、昭和30年に由布院町と湯平村の合併により「湯布院町」に。この合併以前からの固有名詞(駅名、学校など)は過去の歴史にのっとり「由布院」。
 由布院、湯平、塚原の各温泉を総称で表記する際は「湯布院温泉」だそうです。
 平成17年10月に、挾間町、庄内町との合併に伴い「由布市」になりました。
梅園小路入り口
梅園小路
 別府・喫茶なつめを後にし、路地裏を歩くと「梅園温泉入口」の看板を発見。建物と建物の間の、人が1人通れるくらいの細い路地は「梅園小路」と看板に記してありました。

梅園温泉
看板入浴料100円を箱に入れる
 これが梅園温泉。営業時間12〜24時、100円。番台の方はおらず、料金箱へ誠実にお金を投入します。

脱衣所からみる女性風呂(つれ撮影)
浴室から脱衣所を望む(つれ撮影)
 男女浴室とも、同じ大きさ、造り。こんな場所に共同湯があるとは思いませんでした。隠し湯的な感じですが、「別府八湯 温泉道」参加施設でした。スタンプは、ソルパセオ国際通り商店街に佇む竹細工屋「福助堂」で押してもらうそう。

 定期観光バスで地獄めぐりを堪能した後、別府駅から歩き、ソルパセオ国際通り商店街に面する「喫茶なつめ」へ。1961年(昭和36年)開業の喫茶店。

喫茶なつめ外観
温泉コーヒー530円温泉コーヒーに使用している温泉の成分
 名物の「温泉コーヒー」は530円。観海寺温泉の湯を使用しており、コーヒーカップの横にあるのはガムシロップではなく、熱々の温泉水。「飲んでみてください、まろやかですよ」とスタッフ。温泉成分を記した紙をレジ奥に張ってます。
 なつめブレンドコーヒー470円と温泉コーヒーを飲み比べてみましたが、違いの分かる男ではなかったなと、改めて痛感。

 サブメニューが充実しており、パフェ類が評判みたい。営業時間9〜21時、水曜定休。

 別府市に「○○地獄」という観光地が、鉄輪温泉8ヵ所、亀川温泉2ヵ所に集中、計10ヵ所あります。
 「地獄」イコール「温泉噴出口」を意味し、それぞれの経営者が温泉噴出口と周辺を観光地として整備。
 この「○○地獄」を見て周ることが「地獄めぐり」と称され、別府観光の入門編だそう。

 地元の亀の井バスは、地獄めぐりの定期観光バスを毎日運行しています。別府地獄組合加盟8ヵ所を2時間20分でめぐり、組合加盟共通入場券(2,000円)込みで、3,600円。もし10ヵ所すべて制覇したいならば、組合未加入の坊主、金龍は個人で周りましょう。

亀の井バス
 別府駅東口8時45分発に乗車。その日の朝、8時過ぎに電話予約しましたが、乗ってみると乗客は10人ちょっとで座席には余裕がありました。車内でバスガイドにお金を手渡します。

 有無を言わさぬ口調で上沼恵美子氏を思わせるベテランらしきバスガイドが、別府の歴史を七五調で解説。亀の井バスは昭和初期に日本初のバスガイドを採用し、観光地としての別府の評判を高めたことで有名だけに、その歴史に思いを馳せれば、少しは感動するかも知れません。

 バスは観海寺温泉(杉の井パレスは大きかった)、堀田温泉を通り、まずは鉄輪温泉の6ヵ所の地獄を徒歩で巡ります。「ここは1時間で周りますから、のんびりしていられませんよ」旨の説明がありました。
 そしてバスガイドの誘導で、見物スタート。

▼鉄輪温泉6ヵ所の各地獄

◆海地獄

 入場して、すぐに乗客全員による記念撮影がありました。退場する頃には出来上がっており、1枚1,000円。もちろん買う買わないは個人の自由ですが、私は買いました。

海地獄


◆鬼石坊主地獄

鬼石坊主地獄


◆山地獄

山地獄かば


◆かまど地獄

かまど地獄2丁目かまど地獄5丁目


◆鬼山地獄

鬼山地獄わに


◆番外

秘宝館
 鬼山地獄から白池地獄へ移動する途中に発見。非常に気になります。

◆白池地獄

白池地獄


 この後、バスに乗り込み、亀川温泉にある2ヵ所へ。

▼亀川温泉2ヵ所の各地獄

◆龍巻地獄

龍巻地獄・間欠泉熱帯雨林?


◆血の池地獄

血の池地獄


 バスで別府駅へ戻り、11時頃に終了。いやはや駆け足で、お土産をゆっくり拝見する余裕もなければ、トイレに行くタイミングも気を使いました。置いていかれたら困るので。
 しかし、各地獄をゆっくり見物していたら、私の場合、足湯で一息入れ、地獄蒸し焼きプリンを食し、アフリカゾウの姿を眺める・・・丸1日かかっていたかも知れません。
 とにかく短時間で効率よく別府観光したよ、の思い出を刻むならば定期観光バスの活用も良いかも。
 3月下旬に電話予約。「あらあ、札幌からですか」と女将さんの感じ良い応対に「良さそう」な手応えを感じつつ、1泊目は朝食のみ7,000円、2泊目2食付13,000円の計2泊しました。

 宿に着いて率直な感想は、「北海道ではなかなか味わえない、レトロというかモダンな宿だなあ」。事前に拝見した宿ホームページでしゃれた感じを抱いていましたが、足を運んで実感した次第。

ねじしめ錠
 客室の窓枠、木製で「ねじしめ鍵」なんですね。祖父&祖母の家が昔これでしたが、今はアルミサッシとなっています。

 玄関周りや大広間、一部客室の母屋は築77年、私が泊まった客室棟も築60年余。これら建物の手入れが行き届いている一方、木造の古い建物ゆえに、隣室のテレビ音や2階客室の客がどしどし歩く音が、鉄筋ホテルよりは、やっぱり聞こえますね。私は気にせず、ぐうぐう眠りました。

 自家源泉という内風呂の湯は、少しばかりつるつるした浴感。鍵をかければ家族風呂として入浴でき、のびのび楽しめます。露天風呂も同様にくつろげますね。

 食事、当たりでした。女将さんの旦那さんはイタリアンシェフで、夕食は基本膳で和食のさっぱりした品ばかりだったせいか、「このまま行けば、ちょっと食い飽きるかな」と思っていたところへ、後出しで「メバル香草焼」「ビーフシチュー仕立て」が登場。和洋折衷のメリハリあるメニューを食し、定山渓・豊林荘を思い出した別府の夜。

 世襲の女将さんは赤ちゃんがいる世代。年配の女性スタッフの方を、最初女将だと思っていました。長年ここで働いている感じで、2泊すると話す機会も自然に多くなり、宿や別府のことを説明してくれ、昭和5年建造の母屋の客室へ案内してもらったりと、いろいろお世話になりました。

 別府駅から徒歩10分以内の住宅街に佇む、レトロな隠れ宿。別府観光の拠点として実際便利な立地でしたし、何より夫婦やカップルがのんびり過ごす良宿だな、と私感です。
 夕食・朝食抜き、1人旅にも応じ、大広間での朝食時に小さな子供用のイスまで用意する宿の姿勢を拝見する限り、広範囲の旅人が満足できるクオリティー。

 ちょっとべた褒めなのは、遠方へ旅行した高揚感に後押しされたからかな。

 事前に申し出た7時30分から、前日と同じ大広間で。

昨日と異なるメニューの朝食
・ひじき
・さば焼、梅干、もう1品忘れた・・・
・玉子焼き、ほうれん草おひたし、ハム
・サラダ
・漬物3種
・味付のり
・白米
・味噌汁

つつじがきれい
 大広間から見える庭のつつじが、満開です。

威風堂々の竹瓦温泉。結構大きい
 別府に着いた当日夜、眺めた竹瓦温泉をみて、別府ビギナーとして、ぜひ入らねば、と思い、早朝6時30分のオープン時間にのれんをくぐりました。100円、6時30分〜22時30分。

床板がぴかぴかのロビー
 昭和13年(1938年)建設の建物は天井が高く、ロビーも広々。創設は明治12年(1879年)だそう。

男性脱衣所。写真右下に湯船あり
 男性脱衣所のれんをくぐると、ここも脱衣所と浴室に仕切りがない一体型で、階段を降りて浴室へ。オープンと同時に行ったのですが、既に6人が身体を洗ったり湯船に入ったりしていました。
 炭酸水素塩泉でpH7.0の湯は熱々ですが、湯船で出会った地元の常連さんは、「これ以上ぬるくしたら、入れない」。ズバッと言い切ります。皮膚にびりびりくる熱さだけに、寝覚めの湯にぴったりでしょう。

女性風呂です(つれ撮影)
 女性風呂。湯船の奥上に脱衣所が見える。男性風呂もこのような感じ。

砂湯は8〜22時30分(受付は21時30分まで)男性砂湯の扉向こうに、浴槽。その奥の扉の奥に砂風呂みたい
 こっちが砂湯。営業は8時〜でした。

基本膳
 18時から客室で。

わらび水煮酢味噌和え
・わらび水煮
・たけのこ、いか、木の芽の酢味噌和え

茶そば海苔巻きさしみ
・茶そば海苔巻き(玉子、きゅうり、しいたけ)
・刺身(たい、ぶり、いか、あじ)

城下かれい(2人分)
・城下かれい(2人分)


◆後出しメニュー

茶碗蒸し
・あつあつ茶碗蒸し

メバル香草焼
・メバル香草焼

ビーフシチュー
・牛肉、トマト、ブロッコリー、パプリカのシチュー仕立て

白米&味噌汁&漬物デザート
・白米、くろめ(海草)の赤味噌汁、漬物
・コーヒーゼリー、いちご、シフォンケーキの生クリームのせ

客室で食す
 客室で食します。

別府海浜砂湯外人っぽい
 別府大学から大学通りを10分強下り、JR別府大学駅を過ぎると、海沿いにのびる国道10号に到着。そこからすぐ、国道10号&海に面した「市営別府海浜砂湯」が次の目的地です。
 鉄輪温泉で堪能した「むし湯」に続き、「砂湯」に初挑戦しようと、窓口に行くと「1時間以上待ちですよ」。ゴールデンウィークだしなあ。待ちきれないので、諦めました。

南国ムードの上人ヶ浜公園
 隣接地の上人ヶ浜公園へ行き、コンクリートで整備された海辺に寝転び、さて、どこに行こうか思案。「疲れたから宿へ帰ってごろ寝する」「せっかく遠いところに来たのだから、どこかへ行く」の思いがせめぎあう中、後者を選択しました。

湯の里入り口高台から望む湯の里
 午前中につれが「地獄蒸しプリンを食べたい」と、ガイドブックを見ながら言っていたことを思い出し、タクシーで明礬温泉へ。降ろされた場所は「明礬湯の里」、2,000円ちょっと。

わら葺屋根の小屋
湯の花。この製造技術は重要無形民俗文化財
 「明礬湯の里」は、わら葺屋根の「湯の花小屋」があちこちに点在し、湯の花を製造、それをお土産にしています。またお土産コーナー、家族風呂、露天風呂があり、敷地内は私のような観光客でごった返していました。

家族風呂
 こんなわら葺屋根の小屋が、家族風呂。いいなあ、と思い、受付に聞くと「1時間半待ちです」。うーん、ゴールデンウィーク。

露天風呂へ続く道
 なんだか、へとへとなのですが、せっかく来たのだからと、露天風呂へ。券売機で600円、スタッフに券を渡し、男女別に分かれます。脱衣所、内風呂、そして露天風呂があり、硫黄泉の白い湯が岩風呂に満たされています。ここも大人気でした。

岡本屋売店地獄蒸しプリン210円
 湯上り後、ここを後にし、徒歩1〜2分の岡本屋売店へ。つれ待望の地獄蒸しプリンを野外テーブル席で食しました。210円。観光客でいっぱい。

地蔵湯前
 岡本屋売店目の前のバス停時刻表をみると、ちょうど良いバスがあり、16時45分にバスに乗り、17時10分過ぎに別府駅西口到着。360円。

 いま振り返ると、明礬温泉には宿や共同湯があるので、そちらを試すのも手だったな、と私感。

正門
校内に入る
 鉄輪温泉街からタクシーで別府大学へ。700円前後で到着しました。
 1908年に豊州女学校として設立。1950年別府女子大学が設置認可、1954年に別府大学へ改称し男女共学となりました。来年(2008年)は創立100周年を迎えるそう。
 文学部と食物栄養学部の2学部・8学科体制で、文学部芸術文化学科にマンガ・アニメーションコースがある点が私的に目を引きます。

校舎学び舎
 で、ここに来て、何を思うかと言えば、「もしも、この大学に入学していたら・・・」。ああ、講義をさぼって共同湯で温泉三昧できるなんて、幸せいっぱいだな。土日祝日で静かなキャンパスを歩きながら、そんな妄想に耽りました。

 ただ、私が20歳前後の頃を振り返ると、温泉なんて、関心ゼロでしたね。それであれば、別府という街は、単なる人口12万人の地方都市に過ぎず、たいくつ極まりない、なんて考えたのかな。

ひょうたん温泉の裏路地
工場?と思う湯けむり
 ひょうたん温泉という大きな日帰り施設の裏路地を歩くと、工場地帯を歩くような、おびただしい煙が。もちろん湯けむりです。

なにかな、これは?案内板
竹製温泉冷却装置
 ひょうたん温泉が研究機関と共同開発した「竹製温泉冷却装置」。天然素材による自然冷却が特長で、鉄輪温泉100度の湯を40〜45度に冷まし、湯船へ注ぐことを実現。実用新案登録し、温泉施設に販売しているそう。

谷の湯
 近くに渋い共同湯もありました。

 鉄輪むし湯を出た後、いでゆ坂を上へ下へうろうろします。

ヤングセンター
 これがヤングセンターですか。温泉と芝居を日帰りで楽しむだけではなく、宿泊もできると今回知りました。

怨念を感じる看板石畳のいでゆ坂
一遍上人ゆかりの温泉山永福寺渋の湯。100円
陽光荘の看板に「入湯、貸間」。貸間と呼ぶ湯治文化を知り、大鰐温泉で言えば「客舎」か地獄原温泉。含ホウ酸食塩泉。6時30分〜21時、100円

いでゆ坂ではない、違う路地に入る鉄輪豚まん本舗前の路地
豚まん150円
 鉄輪豚まん本舗は平成14年(2002年)オープン。蒸気で蒸した1品です。豚まん150円、しそまん170円。確かそのくらいの値段・・・。昼食代わりに食しました。

外観
 平成18年(2006年)8月にリニューアルオープンした「鉄輪むし湯」。別府初心者は、ここを押さえた方が良いな、と勝手に思い込み、さあ、むし湯を初体験しましょう。

足むし湯全景両足を突っ込む
 その前に施設前で、むし湯による「足湯」を発見。両足を突っ込むと、蒸気で熱々になります。自然に噴出する蒸気だけに強弱があり、我慢できない寸前の熱さになることもしばしば。無料。

 施設内に入り、受付でなんだかんだと説明を受けた後、券売機で入浴券500円と貸浴衣券210円を購入(1人分の値段)、スタッフに手渡し、男女別のれんをくぐります。自分で短パンや浴衣を持ってくれば、210円は払わずに済みます。

脱衣所の奥がむし湯入り口むし湯の後は、シャワーと湯船でさっぱり
 脱衣所で服を脱ぎ、浴槽1つの内風呂で下半身を洗った後、タオル片手にスタッフの説明を受けます。むし湯は10分間限定で再び入ることは不可。苦しくなったら、すぐ出てきなさいね。そう念押しされてタイマーを持たされ、1メートル四方の狭いドアをくぐると、そこは8畳ほどで天井が低すぎる薄暗いむし湯ゾーン。石菖(せきしょう)という細長い薬草が敷き詰められ、石?の枕にタオルを敷いて寝転びます。定員5人くらいかな。

 入って3分くらいで汗が出て、8分を過ぎた辺りで「そろそろ出たいな」と私感するくらい、汗だく&身体的にちょっと辛かったですね。私、そもそもサウナ苦手ですし。ただ、サウナと違って寝ていられるので、熱くても耐えられました。

 10分経ってタイマー音を合図に急いで出て、汗ぐっしょりの貸浴衣をスタッフに渡し、内風呂洗い場でシャワーを浴び、浴槽に身を沈めました。 

休憩室
 脱衣所を出て、誰もいない休憩室にへたり込みます。水分補給しようと自販機で買ったポカリスエットの美味かったこと。
 しかし、いくらくつろいでも、なんだかぐったりしてしまい、疲労感に満たされました。

 営業時間6時30分〜20時。定休日毎月第4木曜(祝日の際は翌日)、年末(不定)。内風呂の源泉名は「金龍地獄」。ナトリウム−塩化物泉で99度、pH4.6、成分総計4.391g/kg。加水あり。

 湯けむり見学を楽しんだ、バス停「鉄輪温泉東口」から、鉄輪温泉街に向かって下ります。

路地1路地2
熱の湯温泉かしま
 市営熱の湯温泉は、入浴料無料でなんとも太っ腹。日差しが強くて、バテ気味になってきたので、スルーします。

ひなびた路地
 路地を歩くと、こんな光景が。フェンスに浴衣を干し、のんびりムードが漂う感じ。

大黒屋玄関前地獄釜
 宿の大黒屋玄関前に地獄釜と屋台(屋根付テーブル席)が複数あり、地獄釜から蒸気(もちろん天然)が噴き出す光景は、なかなか。この釜に野菜や魚介類を入れて、蒸す料理が名物みたい。
 ちょうど昼時だし、ここで食事できるかな。宿に聞くと、前日まで予約すれば、宿泊しなくても地獄釜蒸し料理を食せるそう。海鮮盛り2,000円、竹セット500円。
 食材を持ち込んで地獄釜を利用することも、有料でOK。地獄釜のみ利用は1時間200円。地獄釜&屋台の利用は2時間2,000円(調味料は無料サービス)。

 手ぶらで飛び込んだ当方は、門前払いとなりました。事前リサーチが足りなかったと痛感した次第。

大黒屋前を奥へここにも地獄釜
地獄釜から蒸気がもくもく大黒屋裏の泉源?
 大黒屋の敷地内というわけではなく、路地なのですが、ここにも地獄釜があり、蒸気だらけでした。

 八幡朝見神社から、ずんずん歩いて、朝いた竹瓦温泉界隈を歩き、国道10号に出たところでタクシーを拾い「鉄輪温泉へ」。
 別府駅に置いていたフリーペーパー「News VOLUME2」(発行・NPO法人 ハットウ オンパク)に、「湯けむりスポット」と記されていた場所へ行こうと、タクシー運転手にこのフリーペーパーを提示し、到着した場所は、バス停「鉄輪温泉東口」。運賃2,000円くらい。

湯煙
 別府(鉄輪温泉)の湯煙とは・・・ 確かに湯煙がいくつも確認できるのですが、雑誌で見たような壮大な光景とは言い難く。帰宅後チェックした、自遊人6月号別冊「温泉図鑑」の写真のような感じには到底及ばないと痛感。プロは凄いですね。
 でも、よくよく調べると、別の場所に「湯けむり展望台」という観光処がありました。そこで撮影したかったな。ならば、諦めがつくのに。

亀の井バス「鉄輪温泉東口」
 まあ、そんなことは気にするべからず、とばかりに、鉄輪温泉街へ突入します。

鳥居が見える2番目の鳥居
夫婦杉
夫婦杉説明
 夫婦(めおと)杉の間を2人で通れば、結ばれるそうです。

神社
 1196年に御創建。811年の歴史を有し、別府温泉の総鎮守です。御祭神は4つ。八幡朝見神社ホームページ参照を。

外観
御神木御神水も「萬太郎清水」
別府タワー方面を望む。真ん中の建物が亀の井ホテル
 高台から望む別府市街はなかなか。さて、この後、どこへ行こうかな。遠方へ足を運んでおきながら、行き先が決まっていないって、なんだか不安な感じ。

境内にある喫茶店神輿蔵を改装した喫茶店外観
湧水コーヒー350円&アイスコーヒー(忘れた・・・)
 別府・八幡朝見神社境内に佇む喫茶店。「萬太郎清水」という湧水でコーヒーを。湧水を採取できるところには、地元らしき方々が持参した焼酎ボトルに湧水を入れていました。

 連泊する山田別荘に荷物を置き、別府を丸1日観光しましょう。とは言え、どこで何をしたいか、さっぱり考えがまとまらず。

 源泉数2,800余、湧出量毎分95,000リットルという日本一の湯量を誇る別府市は、宿1,000軒、共同湯は170ヵ所もあるそう。それならば渋い共同湯めぐりも一考でしょうが、ガイドブックやネット情報を前に「あまりに数が多すぎて」絞り切れず、めまいがしそう。共同湯以外に足を運びたいところもあり、1日2日では、とてもじゃないですが別府を遊びつくせないなあ。

 まあ、初めての別府なので、観光を重視して街の雰囲気を感じつつ土地勘を養おうと、まずは別府の路地裏を探訪し、八幡朝見神社境内にあるという茶房萬太郎でコーヒーを飲むことに。


◆やよい商店街

やよい商店街やよい天狗
ざぼん



◆いろいろ込み入った路地裏

路地裏
これも路地裏飲食店が入居する雑居ビル。この2階に貸住居?
募集中右の202号が貸住居か
 細い路地に飲食店の看板がひしめく光景は、全国津々浦々で拝見できますが、雑居ビルに「貸住居」の看板があり、「温泉・キッチン・トイレ付」が別府ならでは。
 どうもこのビルの2階、スナックの隣の部屋が空いているらしく、まさかこれが貸住居でしょうか。そう推測した理由は、他の部屋には表札を見かけ、人が住んでいる雰囲気だったから。考えすぎかな。


◆西法寺

西法寺1西法寺2
藤の花
 藤の花が美しいですね。


◆路地→不老泉→べっぷ駅市場→尺間協会→月見温泉

路地
 どうやら、昔の遊郭跡らしい。

公民館併設で大きな建物の不老泉JR高架下にある
尺間教会尺間教会案内
 大きい外観の不老泉を過ぎ、JR高架下のべっぷ駅市場は、美味しそうな総菜屋や八百屋などが軒を連ねていました。高架下を抜け、やがて流川通りを歩き、別府税務署のところから左の小道へ入ると、道路に面した尺間教会(神社)が。

渋い佇まいが見える廃業らしい
 月見温泉という渋い佇まいの共同湯チックな建物を発見。廃業したもよう。

 もうすぐ八幡朝見神社。

 改めて、日が昇ってからの宿内外を見学しました。夜の様子はこちら。

道路から宿を望む
外観
 宿パンフレットを読むと、昭和5年建造した個人別荘を、戦後旅館に衣替え。現在は3代目が経営しているそう。全9室。

受付から玄関を見る
玄関横の応接室
応接室窓ガラス越しに庭を眺める。朝食を食べた大広間からも見える
 一言で言えば「レトロ」な雰囲気が、そこかしこに感じられます。

客室1
客室21階客室前の庭
 当方の客室は別館1階。個人別荘を旅館にする際、増築された建物です。

1階共同トイレ・男性用1階共同トイレ・男女兼用
廊下に冷蔵庫
 客室にトイレがなく、1階共同トイレは男女兼用です。
 冷蔵庫も客室にないのですが、廊下に冷蔵庫を発見。宿が用意した飲み物がたくさん入っており、飲んだら自己申告で清算する仕組み。自販機はありません。

朝食
・あじひらき、めんたいこ、佃煮
・おから
・温泉玉子のせサラダ
・漬物4種
・味付のり
・白米
・味噌汁

 飲み物はあたたかいお茶。

食事する大広間
 朝食は7時30分から時間指定でき、当方は8時に1階大広間で食しました。

玄関は道路に面している
海門寺公園内から望む、海門寺温泉&日本棋院別府会館
 別府・海門寺公園の隅っこに佇む市営共同浴場。2階は公民館のよう。隣接して「日本棋院別府会館」があり、外のテーブルで地元愛好家が将棋を指していました。

脱衣所から玄関を望む
 受付スタッフに100円を渡し、男性脱衣所の、のれんをくぐりました。脱衣所と浴室に仕切りがなく、脱衣所から階段を降りて浴室に行きます。
 真ん中に浴槽が1つあり、それを囲んで地元の方らしき2人が身体を洗っていました。湯船に身を沈めると、ちょっと熱めで目覚まし代わりに良い感じ。

 脱衣所に掲示されていた平成5年の温泉分析書をみると、源泉名「海門寺温泉」で泉温52.1度のナトリウム−炭酸水素塩泉は、成分総計1.179g/kg。

 営業時間6時30分〜22時30分、100円。せっけんとかシャワーとか、そういうものは一切なし。

 朝風呂を浴びた後、近所を散策しました。

◆海門寺公園

海門寺公園1
 樹齢100年以上らしい「くすの木」が印象的。海門寺温泉と日本棋院別府会館があり、早朝から青空の下で将棋を指す光景が目を引きました。

海門寺温泉&日本棋院別府会館大分合同新聞
 公園のテーブルの上に、なぜか今朝の朝刊が折り込みチラシが入ったままの新品状態で放置されていました。

◆海門禅寺

海門禅寺1海門禅寺2
海門禅寺3
 公園の隣に寺がありました。

しぐれ松1解説
しぐれ松2
 別府市指定の天然記念物「海門寺のクロマツは、別名「しぐれ(時雨)松」。

温泉街=ねこ
 温泉豊富な街はあたたかいから、ねこが住みやすいのかな。

◆露天風呂

朝の露天出入り口朝の露天まで続く通路
露天脱衣所ドア脱衣所
 朝風呂へ行きました。夜の様子はこちら。

露天1
露天2露天3
露天4手製の温泉冷却装置
空を見上げると木々



◆内風呂 (男性)

男性脱衣所
男性風呂
湯口。基本的に湯は注がれておらず、ぬるかったらバルブをひねって熱々の湯を入れる



◆内風呂 (女性)→法主の湯 (昭和36年建立)

女性脱衣所前女性脱衣所
女性風呂
脱衣所から階段を降りて浴槽へ
 
 日帰り10〜15時、500円。「別府八湯 温泉道」参加施設。
 要予約で、パスタランチコース(1,600円or2,600円)あり。食した場合は入浴料400円。
 この宿の風呂は、露天1、内風呂2の計3ヵ所。

◆露天風呂

 露天は23時終了、日の出とともに再び入浴OKです。
 17〜23時は宿泊者が30分刻みで貸し切るシステム。応接室に露天風呂予約掲示板があるので、希望時間に名前を書いて予約し、時間になったら勝手に入浴します。希望時間に既に先客ありでしたら、潔くあきらめましょう。

露天出入り口露天へ続く通路
 玄関を出て、露天風呂出入り口から中に入ります。脱衣所ドアに鍵あり。

露天風呂
 緑に囲まれ、こじんまりとした空間にある露天風呂。複数人で入浴しても、のびのびできる浴槽の大きさでした。2000年(平成12年)頃に庭へ新設したそう。


◆内風呂

 内風呂は24時間入浴OK。2ヵ所は男女別となっていますが、脱衣所内側から鍵をかけて家族風呂としての利用も可能。写真は男性風呂。

脱衣所ドアを開け、階段下に浴室がある
男性風呂全景
浴槽内から脱衣所方面を見る天井は高い
 脱衣所から階段を下りて浴室へ。洗い場2つ。

 自家源泉の塩化物泉(ナトリウム−塩化物−硫酸塩・炭酸水素塩泉)は72度で無色透明。

 朝の様子はこちら。
住宅街にひっそり佇む山田別荘(左)。右奥に別府タワーが見える
 竹瓦温泉から徒歩10分くらいで、予約していた宿へ到着。住宅街の真ん中にありました。

玄関前
玄関から受付を望む
 玄関を開けて「ごめんください」。スタッフが出てきて応対してくれます。

ロビーというより「応接室」
お茶、甘納豆
 まず通された玄関脇のこじんまりとした部屋は、「ロビー」というより「応接室」な感じ。お茶を出してくれました。

廊下から客室をみる
客室。すでに布団が敷いてある
 客室は1階、6畳+縁側。既に布団が敷かれていました。縁側に洗面台あり。トイレ共同。

客室アメニティー
 アメニティーは一通りあり。