札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    外観玄関
    のれん男女脱衣所前
    男性脱衣所100㎏以上お断りの体重計
     白老町竹浦の宿で日帰り300円。お金を手渡すと入浴サービス券(青色)をもらいました。10枚ためると無料で1回入浴OK。

    男性内風呂
     循環ろ過塩素殺菌で、塩素の匂いは感じず。洗い場5つ、シャワーとかあり。

    男性露天風呂
     こちらも内風呂同様の湯使い。内風呂浴槽の湯がこちらに引かれています。湯はぬるくて水に近い感触。掲示によると「低温水入浴」だそう。暑い夏の日や、内風呂でのぼせた後、露天風呂に入ると気持ち良いだろうなあ。テーブル、イス、灰皿あり。

     昭和44年の温泉分析書を拝見。pH8.4の単純泉で、蒸発残留物0.663g/kg。680メートルボーリングした自噴で毎分350リットル。

     一方、宿の廊下には、色紙がたくさん飾ってあります。芸能人・・・ではなく、高校等の運動部が合宿や試合で泊まった記念の寄せ書きでした。16室あるから団体も対応できるんですね。
     また、館内で「親戚一同」という雰囲気のグループがいましたが、どうやら大広間で食事付宴会をするみたい。

     この宿で食事付の宴会をしたり、運動部の合宿に活用されているところを見ると、きっと食事の質も悪くないのでは。
     宿泊についてスタッフに聞くと、1人泊OKで2食付6,500円~。当日昼までに予約すれば2食付対応、朝食のみならば夕方にぶらっと来て宿泊申し出すれば良い、とのこと。もちろん、客室が空いていればの話ですが。

    列車
     朝8時30分にアヨロ温泉旅館を出て、JRの虎杖浜、竹浦、北吉原、萩野各駅に沿って歩きました。営業距離は10キロメートルくらいですが、わき道にそれて探索したので、実際歩いた距離はそれ以上。さすがに足が痛くなりました。
     萩野駅には13時20分頃に到着。駅前の唐神商店でジュースを買い、13時47分の列車に乗り、苫小牧駅着14時15分。530円。駅南側のバス待合所から14時30分発の札幌行き高速バスで帰りました。1,270円。

    国道36号沿いの看板
     白老町では、温泉付の貸家もあるんですね。

    道路沿いの赤い看板から奥まったところに建物がある建物
     虎杖浜→竹浦へ向かう山側の道を歩き、日帰り専門の若湯温泉前を通った先に、「天然温泉」と記された赤い看板を発見。この奥に建物があり、ここも日帰り専門のようです。

    玄関内
     玄関を開けると、メロディーが鳴り響き、割烹着姿の女将さんがやってきました。200円を手渡して男性浴室へ。

    男女脱衣所前男性脱衣所
    男性風呂1
    男性風呂2
     浴室に入った瞬間、同じ白老町のペンション一番館の男性浴室になんとなく似ているかな、と私感。写真で見比べると、そうでもないのですが。広さは同じくらいですね。
     細工のない湯が惜しみなくあふれ出ており、肌触りは少しだけすべすべすると言えばするかも。石鹸とかシャンプーとか一切ありません。

     昭和44年の温泉分析書によれば、pH8.4の単純泉(48.3度)は、成分総計0.691g/kg、蒸発残留物0.627g/kg。540メートルボーリングした自噴の湯で毎分980リットル。

     200円で日帰り入浴は安いですよね。ここ、家族風呂600円(2人で)なので、やっぱり安いなあ。
     道路沿いの赤い看板には営業時間8~21時と明記されていますが、男性脱衣所の手書き張り紙では「入浴は午後8時にて全館終了させていただきます」だそう。
    虎杖浜神社
     「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」(第23作・昭和54年)は、虎杖浜神社の祭りでテキ屋稼業をしている寅次郎が、ニセコ辺りの沼(推測)で桃井かおり氏と知り合い、なんだかんだで支笏湖の宿(ホテル翠明閣)に泊まったりして、その後、柴又でいろいろあって、ふられてしまった寅次郎を拝見できます。予定調和です。

     足を運ぶと、ちょっと寂しい雰囲気でした。

     当日午前に電話予約、朝食付4,000円。客室4室で、当方含む宿泊客は3組4人。

    どうして温泉マークは怪しげに見えるのか
    日本秘湯を守る会の提灯・・・ではない温度計
    1階フロントで早朝から惣菜販売客室の鍵は、つめ切りがついている
     昭和40年創業で2回改築を行っているそう。館内を見渡すと、この宿独自のセンスがそこかしこに光っており、時代が昭和のままで止まった雰囲気。

     白黒コピーによる手製の宿パンフレットを拝見すれば、板長は東京や伊豆の一流料亭で修行した自慢の腕をふるって山海の料理でもてなし、2食付は6,500円、8,500円、10,500円と明記。国道36号沿い案内看板にも「本格 日本料理の御宿」と記されており、以前から気になっていました。
     しかし、何年か前、この宿へ宿泊しようと電話した際、「夕食は1~2人ではなく、出来れば4人とかのグループで承りたい」旨の説明を受け、それじゃあ結構です、と電話を置いたことがありました。

     今回、夕食はいらないと思い、この宿をチョイスしたのですが、夫婦2人のお客が、1階大広間で夕食を食べている姿を拝見。あれから年月が経ち、時と場合によってはOKなのだな、と。それに夕食=グループで承りたい発言は、コストを考えると極めて正直な意見だな、と。
     そう、ここの大女将、女将、旦那、スタッフは飾らず気さくな応対です。それが高じたのか、宿指定の7時半から朝食を食べている最中、ロビーから掃除機を10分以上かけまくる音が鳴り響いていました。ご愛嬌かな。

     ここの宿は、考え方として「公衆浴場ながら宿泊もOK」くらいに受け止めれば、早朝6時の開店前に、大人気の風呂を貸し切りできていい感じ。別府で地元民に愛されている共同浴場の風情が良いと感じる人にとっては、北海道の片隅の宿で似たような雰囲気を感じるかも。古くて鄙びた雰囲気が好き、という方は気に入るかも知れません。

     それにしても「一流料亭で修行した自慢の腕」による夕食を食してみたい今日この頃。朝食は美味しかったのですが、素人の私には、その片鱗を嗅ぎ取ることができなかったため。

    朝食
    ・白米
    ・味噌汁
    ・いくら
    ・ほうれん草おひたし
    ・たけのこ煮
    ・ふき、にんじん煮
    ・白身魚焼、トマト、梅干
    ・漬物
    ・味付のり

    1階大広間で食す(夕食もここ)日帰り客向けの案内
     宿側指定の7時30分から、1階大広間で。おかずには新聞紙がかかっており、熱々の味噌汁を持ってきてくれ、いただきます。
     この大広間、日中は有料(1人100円)で日帰り客に開放。夜と朝は宿泊客の食事処となります。温泉熱で床がほかほか。
    主浴槽から出入り口を望む
     日帰り営業時間6~21時、300円。夜中は湯抜き掃除するので、宿泊客も入浴できませんが、早朝4時に足を運ぶと、湯船に湯が満たされ入浴OKでした。


    ◆男性浴室の全景

    浴室ドアを開けると、こんな感じかけ湯前から見る
    小浴槽のところから望む寝湯の上から眺める男性浴室
     ゆとりある空間に、湯温の異なる浴槽3つ。


    ◆かけ湯

    かけ湯
     かけ湯したり、この湯を利用して髪や体を洗ったり。


    ◆主浴槽→熱め

    主浴槽主浴槽の湯口



    ◆小浴槽→適温

    小浴槽小浴槽の湯口



    ◆寝湯→ぬるめ

    寝湯寝湯の湯口



    ◆男性脱衣所

    男性脱衣所男性脱衣所だ
    男性浴室出入り口
     脱衣所に温泉分析書は発見しませんでした(私は)。でも、この宿のホームページに掲示されています。昭和42年の内容は、550メートルボーリングした自噴で、毎分1,540リットル。食塩泉、pH8.2、成分総計1.694g/kg、蒸発残留物1.580g/kg。

    外観食事するスペース
     朝食のみでアヨロ温泉旅館に宿泊している中、夕食を買い出しに行こうと、事前にリサーチしていた宿近くの店へ。営業時間8~18時の海鮮物お土産屋&海の幸食事処です。持ち帰りメニューを注文しました。

    甘えび天丼ほか
     当方が宿で「夕食」として食したものは、甘えび天丼735円(みそ汁付)、海鮮サラダ100g294円。加えて、アヨロ温泉旅館1階フロントで売っている、かぼちゃ天80円、えびかき揚げ100円で、今宵の夕食は計1,209円。どうも揚げ物ばかりに偏ってしまい反省しきり。味付けが飽きてしまい、残してしまいました(翌日早朝に残りを食した)。

     飲み物は、国道36号沿いセイコーマートで事前に購入した缶サワーやミネラルウォーター。
    国道36号沿いの看板。「本格 日本料理の御宿」は以前から気になるところ太平洋に向かって歩く。あと250メートル
    目立つ看板
     国道36号から3つの案内看板の誘導を受け、太平洋に向かって歩いた先に、宿が佇みます。

    これが宿玄関前
    カウンター前(日曜早朝撮影)
     カウンターで宿泊受付し、朝食付4,000円を前払い。客室へ通してもらいます。


    ◆客室

    客室
    出入り口方面を見る
     一番端っこの客室は「梅の間」。6畳の和室+窓際スペースで意外と広々。

    浴衣のみ客室トイレは和式
     朝食のみで泊まる当方には、浴衣しか与えられず。タオル、歯ブラシは持参しましょう。

    客室ふろは、使用できませんむかしは温泉が注がれていた
     客室風呂は蛇口が取り外され、湯を出せません。風呂ドア前の掲示を拝見し、昔に思いを馳せました。

    廊下に共同冷蔵庫客室前の廊下
     共同冷蔵庫あり。

    外観
     白老町・虎杖浜駅近くの民宿で、風呂だけいただきました。300円、9~16時まで。

    男性風呂。効能書きを見ると、ここの湯はヒステリーや神経衰弱に効くらしい
    洗い場2つ。シャンプーや石鹸は一切なし
     浴槽は2~3人用。湯船に突っ込んであるホースから湯が出ており、鼻を近づけるとタマゴ臭を感じます。湯はさっぱりした感触で一切加工なし。

     掲示されている昭和42年の温泉分析書を読むと、pH8.2の含食塩硫化水素泉は、成分総計1.323g/kg、蒸発残留物1,214g/kg。601メートルボーリングした自噴の湯は50度で毎分3,600リットル。近くの虎杖荘とまったく同じ内容でした。

    男女脱衣所前狭い脱衣所
     館内は築年数が結構経過しているものの、掃除や手入れが行き届き、きれいな印象。対応してくれた女将さんの感じも良く、土曜のきょうも長期仕事関係者が宿泊しているもよう。
     一般宿泊6,300円で、仕事関係者の食事内容と差別化を図っているだけに「当日の昼までに電話予約くれれば、夕食朝食対応する」と女将さん談。
     機会があれば宿泊したいな。そう思いながら後にしました。

     土日は仕事しましょう、と思っていたところ、金曜に突然のキャンセルが入り、土日丸2日間も休みという事態に。
     こういう「ふい」の休みは、1人温泉宿でのんびりだな。しかし、そう思っているのが土曜午前。「きょう泊まりたいです」と言っても、宿側は食材調達もろもろの問題があるでしょう。
     それで「素泊まり」で良いと先手を打てば、空いている客室へ転がり込めるかなと考え、札幌から近場の宿として白老町・虎杖浜温泉の宿に電話予約すると、「朝食付で承ります」と、あっさりOKをもらい、足を運びます。

    札幌⇔室蘭を2時間15分で結ぶ、高速白鳥号。JR特急すずらんは1時間45分
     道南バス「高速白鳥号」(札幌→室蘭)に、札幌駅前バスターミナル13時00分発、登別で14時30分頃下車、1,800円。登別駅前から小型タクシーで虎杖浜駅界隈まで950円。
     さて、気になるところへ日帰りして、今宵の宿へ向かいましょう。

    電車
    電車内
     長万部駅→東室蘭駅へ向かう1両の普通列車に乗り、9時05分出発。乗客は私を含め3人です。

    窓越しに撮影した秘境駅の看板
     長万部駅→静狩駅の次の小幌駅は「秘境駅へ行こう!」(牛山隆信著、小学館文庫)で、「秘境駅」として紹介されている駅。この駅には道路が通っておらず、鉄道以外のアクセスがない世間から隔離された環境。住宅もなく、釣り人くらいしか降りないみたい。
     この駅から男性グループ6人が乗り込み、背中に大きなリュックを背負っていたことから、キャンプしてたのでしょう。次の礼文駅で下車しており、この駅の周辺に車を停めていたもよう。

     東室蘭駅10時45分着。11時00分の普通列車で終点登別駅11時21分。長万部→登別1,790円。登別漁港周辺を散歩し、12時過ぎのバスで登別温泉へ330円。
     味の大王で、カレーラーメン680円を汗だくになりながら食し、夢元さざり湯で日帰り入浴390円の後、バスで登別駅近くへ330円。14時14分の高速白鳥号で札幌へ帰りました。札幌駅前バスターミナル着15時45分ですが、途中で降りました。1,800円。

    招き猫の置物がたくさん飾ってある宿玄関
     楽天トラベルで金曜予約、翌土曜宿泊。宿泊料金は、7,000円(客室8畳)と8,500円(12畳)があり、8,500円の方が、確実に毛がに1匹が付くので、後者をチョイス。

     通された客室は、この宿で一番広い角部屋で、唯一トイレ付き。この客室以外は廊下のドアを開けるとすぐに客室で、日当たりもあまり良くなさそう。6畳とか狭い客室も目に付きました。
     部屋食の夕食は、旬のかに1匹(長万部町は毎年7月上旬にかに祭開催)はじめ、ボリュームがありました。
     風呂も公衆浴場と宿泊客専用の2ヵ所があり、宿泊客は両方楽しめ、お得な気分。宿泊客専用の方は家族風呂として、頃合を見計らった上で夫婦やカップルでも楽しめますね。

     この宿はケチらず、8,500円で宿泊すると、12畳の広い客室、海の幸満載な夕食(部屋食)、細工のない食塩泉を夜中含めて味わえ、築年数は重ねるものの、極めて質の高い「商人宿」と私感。
     とりあえず「ホテル」という言葉に惑わされず、多くのことを望まず宿泊すれば、観光や保養目的であっても「けっこう宜しいのでは」と思うことでしょう。

     帰り際、宿の方に宿ネーム入りライターをもらうほか、JRで帰るというと「送迎しなくて良いかい」と訊ねられ、嬉しかったな。

    朝食
    ・白米
    ・わかめみそ汁
    ・いか塩辛
    ・ひじき
    ・いくら
    ・生卵
    ・長いも千切り
    ・いかの松前漬けな感じ
    ・岩のり、焼き鮭、卵焼き、たらこ
    ・梅干、漬物2種
    ・味付のり
    ・コーヒー牛乳

    大広間
     朝食は2階大広間で。チェックイン時に8時から食べたいと申し出ていましたが、7時過ぎにのぞくと、客室番号別におかずがセットされ、食べているお客が複数いたので、私もつられて朝食を。
     白米は炊飯器から自由にお替りOK、みそ汁とコーヒー牛乳はスタッフが持ってきてくれました。他に冷水、お茶あり。

    ◆公衆浴場

     公衆浴場390円(営業時間6~21時、第2、4火曜定休)が併設されており、宿泊者は無料で入浴できます。21時の閉店後に湯抜きして掃除するので、早朝に足を運んだところ、ちょうど湯船が湯に満たされ、入浴できます。

    玄関を開けると休憩室休憩室の奥に男女別出入り口
     公衆浴場専用の玄関を開けた先には、狭いながらも丸テーブルやアイス自販機が置かれ、入浴後にくつろぐ空間です。男女別のドアをくぐり、いざ浴場へ。

    男性脱衣所コインランドリー(30分100円)、ドライヤー(1分10円)もある
    奥に番台が見える
     自動ドアが開き、すぐ番台があります。

    脱衣所ドアから眺める男性風呂
    脱衣所ドア方面を見る。右奥に打たせ湯
     洗い場7つ、湯船は小ぶりで「B」の形。打たせ湯もあり、早朝4時過ぎながら、どばどば流れ落ちていました。浴槽の湯は、加工なし。公衆浴場ゆえに、シャンプーや石鹸は置いていません。


    ◆宿泊者専用風呂

    風呂出入り口は男女別脱衣所内は男女一緒
     2階の宿泊者専用風呂は、夜中も入浴OK。男女別のドアがあったので、てっきり浴室は男女別で2つある、と思っていました。
     でも、男女どちらのドアを開けても、結局同じ脱衣所となります。浴室も1つのみ。これって、いわゆる混浴ということかな。宿側は特に説明していませんでした。

    宿泊者専用
     洗い場2つの小ぶりな感じ。シャンプー、リンス、ボディーシャンプー設置。

    こじんまり
     脱衣所ドアは内側から鍵をかけられるので、いわゆる家族風呂として利用できますね。

     平成3年の温泉分析書では、長温R2号は泉温49.5度でpH8.0のナトリウム-塩化物泉は、蒸発残留物10.41g/kg。動力揚湯で毎分600ミリリットル。

    夕食基本膳
     18時から客室で。

    毛がに
    ・毛がに(冷凍物ではありません)。足や甲羅は、既にカットしてある

    小鉢1小鉢2
    ・いかわさび和え
    ・ほっきマヨネーズ和え

    3品煮魚
    ・3品→ほたてマヨネーズ焼き、銀たら焼き、いちご
    ・煮魚

    煮物陶板焼
    ・煮物→ふき、たけのこ、さつまあげ、しいたけ
    ・固形燃料で陶板焼き→ほっき、たまねぎ、しめじ、ねぎ、かまぼこ タレにつけて食す


    ◆後出しメニュー

    刺身天ぷら
    ・刺身→ほっき、まぐろ、半分凍ったサーモン、うに
    ・天ぷら→えび、なす、きす、大葉

    かに汁の鍋はかにの形かにごはん、白米、漬物
    ・固形燃料でかに汁
    ・かにごはん、おひつに白米、漬物


    公衆浴場併設
     公衆浴場390円(営業時間6~21時、第2、4火曜定休)が併設されている温泉宿。町営として昭和32年(1957年)オープンし、現在は民営です。

    公衆浴場の玄関前(翌朝撮影なので玄関にカーテンがかかっている)植木がいっぱい置いてある旅館玄関前
     公衆浴場用と旅館用の各玄関が、それぞれ隣り合ってありました。

    旅館玄関内。招き猫の置物がたくさん。写真右に公衆浴場へ行く出入り口あり
     旅館玄関をくぐり、スタッフに名前を告げると、2階客室へ案内。


    ◆客室

    客室ドアを開けて、内部を見る
    客室1
    客室2
     12室あるうち、通された客室は12畳+洋式トイレ付。テレビ、冷蔵庫、お茶セット&熱湯入りポット、扇風機あり。布団は折りたたんで客室の隅に置いてあり、自ら敷くシステムのよう。

    客室トイレはウォシュレット。便器はほかほか温かいアメニティー
     浴衣、帯、バスタオルのほか、緑色のビニル袋と中に入ったタオルも、すべて宿ネーム入り。さすがに歯ブラシはノーネームでした。

    共同洗面所共同トイレ
     2階に男女共同のトイレ、洗面所あり。

    内浦湾を眺める
     お日柄もよく、海を眺めるには絶好の週末。

    早々に宿へ
     昨年(平成18年)9月以来、この温泉地にやって来ました。

    8軒の湯宿が立ち並ぶ
     JR長万部駅から徒歩圏内で、細い道に並ぶ湯宿の佇まいは、商人宿や駅前旅館といった風情。「ちょっと週末、1人で泊まりにいきたいな」と思い立った時、過去に泊まった丸金昇月は気軽に受け入れてくれ、湯質、食事、価格もまずまずと感じた点が、リピートする理由です。

     小樽駅から徒歩10分くらい、JR高架下の「おたる栄六」というすし屋で、栄六2,100円、ミニうに丼1,200円を昼食として食しました。

    イカ沖漬1,200円
     その際、おみやげとして、イカの沖漬2本入り1,200円を購入。この沖漬は店でアルコールを頼んだ際、お通しとして出される1品。イカがこりこりしていて、しょっぱくなく、私はお気に入りですね。
     品は冷凍のまま発砲スチロールに2本入っており、説明書には無添加商品ゆえに2~3日で食して、と明記されていましたが、冷凍保存の場合は3週間持つそう。

     小樽からバスで札幌へ帰りました。

    線路脇に咲くマーガレット
     鯉川温泉旅館のスタッフにニセコ駅まで送迎してもらい、小樽行きJR電車が来るまで、ちょっと散歩しました。

    晴れているものの、肝心の羊蹄山は雲に覆われている
     踏切から眺める景色はなかなか。

    電車は1両編成
     ニセコ駅10時36分の普通列車(4人かけボックス席&2人かけボックス席&ロングシート)はそれなりに混んでおり、まずはロングシートに座り、倶知安駅で複数のお客が降りた際、2人かけボックス席に移動して、2時間余乗車。12時40分過ぎに小樽駅へ到着しました。

    ニセコ駅長万部→小樽


     金曜午前に電話予約し、翌土曜に宿泊。夕食品数に応じ値段が異なる(8,550円・5品、9,600円・7品、10,650円・9品)との説明を受け、真ん中の1人9,600円をチョイス。
     前回宿泊した平成13年(2000年)2月より、宿泊料はちょっと値上がりした模様。当時は1番安い宿泊料7,000円で泊まりました。

    敷地内の池から望む客室棟
     今回、土日2日間をまるまる休める状況になりました。前回宿泊の悠久の宿白糸、その前の赤富士荘は日曜仕事のため、早々に帰札しただけに、時間に余裕がある今回はちょっと遠出しましょうと、ニセコを選んだ次第。自家用車があれば、札幌→ニセコは中山峠を通って2時間ですが、バスは小樽経由で3時間。
     冬だったらJRのニセコエクスプレスが走っているので、札幌から2時間以内でニセコ駅へ到着します。

    男性内風呂
     この宿、明治32年(1899年)に開業。創業108年ですね。昔は混浴だった男性内風呂の天井は高く開放的で、天井の穴から湯気がぬけるよう。

    風呂へ続く廊下古いポスター
    時代を感じる書体チェックアウト時に宿泊者への粗品は、ポケットティッシュ2つ
     宿内は時間が止まったような佇まいが随所に見られ、簡単に言えば、北海道でレトロな雰囲気を味わえる数少ない宿と言えるでしょう。

     いろいろなガイドブックに掲載されている宿なので、きっと混んでいるだろう、日帰りも含めて、と勝手に思っていましたが、どうもGWと夏休みの間なため、そんなに混んでいませんでした。着いてすぐの15時過ぎ、風呂へ行くと内風呂は2人のみ。露天へ足を運ぶと貸切で、のんびりしました。
     で、そこへ内風呂からやってきた方が「へび、いなかったかい、さっきいたんだよね」。その時は見かけませんでしたが、その後の宿泊中に、私もつれも、露天風呂のふちの奥でにょろにょろ動く「青大将」を拝見。お湯をかけると、逃げていきましたし、へびが自主的に人間を襲うわけではありませんでした。自然に佇む宿ゆえに、こういうことは往々にしてある、と念頭に置きましょう。

     夜が明けた早朝4時に風呂へ行ったところ、既に先客1人で、後からもう1人来た方と話しました。東京から仲間と来た団塊世代で、金曜土曜の2泊泊まったそうですが、金曜は2組しか泊まっていなかったみたい。

     食事は家庭料理以上な湯治宿の感じ。夕食の量は、白米を食べてちょうど良いかな、と私感。男性内風呂でゆっくり湯浴みするのが気に入りましたね。

     ニセコ駅から行き帰りとも送迎してもらいました。

    朝食も客室で
    朝食全景
     宿指定の8時から、夕食と同じ客室で。

    ・ほっけ焼、ゆでアスパラ、梅干
    ・がんもどき煮
    ・塩辛大根おろし添え
    ・ふき炒め
    ・温泉玉子
    ・漬物2種
    ・白米、みそ汁

    ◆男性内風呂

    男性内風呂
     昭和の初めに造られた浴室。昔は混浴だったと聞きます。

    脱衣所方面を見る。ドア2つは混浴時代の名残奥に露天へ行くドアが見える
    男性湯口早朝の湯面に、温泉成分が膜を成す
    湧水飲み場男性脱衣所



    ◆男性露天風呂

    男性露天。奥にちらりと滝がある
     男女露天は平成9年(1997年)新設で、女性露天風呂より狭いです。


    ◆女性内風呂

    女性内風呂(つれ撮影)
    女性脱衣所(つれ撮影)
     平成元年に新設したそう。


    ◆女性露天風呂

    女性露天風呂(つれ撮影)
     滝見の湯。

    男女脱衣所前
     男女脱衣所前に掲示された平成17年2月の温泉分析書を読むと、源泉名「新泉」は湧出量毎分185リットル(動力揚湯)で、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。泉温65.8度、pH6.5、成分総計3.692g/kg、蒸発残留物2.821g/kg。
     湯使いについて、露天風呂は「泉源保護と衛生面を考え、溢れ出る湯量を増やすため差し水をしております」。内風呂は「源泉を使用しております」。

     日帰り10~21時(20時受け付け終了)、500円。

    夕食全景
     宿指定の18時から客室で。白米、みそ汁含め、一気出し。1泊2食9,600円の内容です。

    煮物魚
    ・煮物(にしん、高野豆腐、ふき、春菊)
    ・カレイ唐揚バター煮

    ごま豆腐刺身
    ・ごま豆腐くるみのせ
    ・刺身(えび、サーモン、炙りほたて)

    漬物
    ・漬物2種

    固形鍋酢の物
    ・固形鍋(肉団子、ねぎ、豆腐、マロニー、にら、しいたけ、ごぼう)
    ・酢味噌和え(たこ、きゅうり、もずく)

    山菜白米&味噌汁
    ・わらび酢の物
    ・白米、みそ汁

    部屋食
     こういう感じで、お膳の品々を客室で食します。

    昆布温泉郷の電信柱
     昆布温泉郷の電信柱に、こんな物件情報がありました。
    木の門を通って宿へ宿へ続く道路は桜が植えられ、5月の満開時に見てみたい
    池の奥に客室棟
    外観玄関。日本秘湯を守る会会員宿
     ニセコ駅から車で10分くらいの昆布温泉郷に佇む宿。12室。

    玄関内ロビー
     受付で住所氏名などを記してチェックイン後、客室へ通されました。

    廊下客室出入り口
    次の間
    客室は6畳+縁側
    次の間方面を見る窓際に縁側
     客室は6畳+縁側。

    客室窓から池が見え、鯉が泳いでいる
     池を望めます。

    茶菓子お茶セット
    敷地内の冷たい湧水をポットに入れて提供鏡台に歯ブラシ
    浴衣&丹前&バスタオル&タオル浴衣は、宿ネーム入り&鯉が泳ぐ

    男女別に共同洗面所&共同トイレ男性共同洗面所、奥に小便用便器とウォシュレットトイレ
     客室にトイレ、洗面所はなく、共同で使用。冷蔵庫は共同もなし。

    ニセコ駅内に店の玄関店内
     JRニセコ駅の建物に入ると、茶房ヌプリの玄関があります。駅併設の喫茶&食事処です。
     13時25分に着くと、お客で満員&並んでいる客2組という状態。駅待合室で20分待って入店。当方の後に並ぶ客はおらず、たまたま混んでいる時に訪れたよう。

    ヌプリカレー735円
    しょうがとネギの卵とじうどん735円
    テーブルはすべてミシン台を活用メニュー。ほとんど文字が見えない(苦笑)
     営業時間11~19時、水曜定休。

    ニセコ町のバス停「本通り」
     北海道中央バスの「高速ニセコ号」、札幌駅前バスターミナル10時15分発に乗り、小樽、余市、倶知安を経由し、ニセコ町市街地のバス停「本通り」で下車したのは13時12分。およそ3時間のバス旅でした。片道運賃1,980円。

    この辺がニセコ町市街地で、街並みがおしゃれに整備。奥にニセコアンヌプリ1,308メートルが見えるニセコ駅へ向かうため右折
    下り坂を歩く坂道の途中にラーメン&居酒屋の「古壷」(こちゅう)あり。11時30分~15時、17時30分~22時(土日祝は通し営業、月曜昼間のみ、火曜定休)
    ニセコアンヌプリがきれいニセコ駅前の綺羅乃湯10~21時30分、日帰りオンリー500円、水曜定休(祝日の際は翌日)
     ニセコ駅まで歩きます。下り坂を歩き、1キロメートルくらい。

    西欧な佇まいのニセコ駅
     10分ほどで到着。ここで昼食をとります。

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