札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    ◆1泊朝食付5,250円の値ごろ感

     「1泊朝食付5,250円」。四季倶楽部の宿は、365日いつでも、この価格設定が基本です。

     宿スタッフによれば、全国に広がる四季倶楽部の宿の中でも、定山渓プライムは「きれいで、お客様の評価が高い」そう。平成元年頃に建てられた建物は、館内・客室が未だ真新しい感じで、値ごろ感ありますね。

     宿泊希望日の数日前、ネット予約しました。ちなみに予約受付は2ヵ月前から。年末年始は抽選で宿泊者を決定するそう。当日は、5室すべて満室でしたね。
     この日、館内在中のスタッフは男性1人のみ。たった1人のスタッフが受付に加え、夕食と朝食の調理を担うわけです。普段は2人体制だそう。布団敷きはセルフサービスですし、こういう取り組みで、安価な宿泊代を維持できるみたい。


    ◆しかし、定山渓で夕食どうする?

    看板
     もし、朝食付で泊まったとして、定山渓温泉街で夕食をどうしようかなあ。

     真っ先に思い浮かんだのが、松尾ジンギスカン定山渓支店。23時30分まで営業ですし、味付ジンギスカンを喰らいビール・ワインを飲んで、1人3,000円くらいで済ませられるかしら。ちなみに定山渓プライムの夕食オプションが1人3,150円ですね。

     また、定山渓第一寶亭留翠山亭の中にある食事処「桑乃木」は、宿泊客にとどまらず、外部の一般客も居酒屋感覚で受け入れているらしいので、ここも良いなあ。でも、宿泊客が多い週末に、果たしてぶらり訪れた客を歓待してくれるのかな。ちょっと尻込みしちゃいますし、本気で食したいならば、予約した方が(受け付けてくれるか否かはさておき)賢明なのでしょうね。

     そもそも、ラーメンで良いならば、可楽もありますし、コンビニ弁当、カップ麺という手も。札幌市街で夕食をとり、20時過ぎにチェックインという手もありますので、個々人が自由にすれば良い、という当たり障りない結論かな。

     湯治宿ではないため、炊事場がない点を付け加えます。


    ◆結局、湯宿で食した「オトコの手作り料理」

    夕食基本膳
     当方の場合、夕食オプション3,150円で予約し、宿が提供する夕食を食しました。この日、館内たった1人の男性スタッフが準備してくれたものです。

     当ブログにコメントを寄せていただいている、よしいさんのブログでは、この湯宿に泊まった1年前の夕食は、しゃぶしゃぶで、食いきれないほどてんこ盛りの野菜、という「体育会系なボリューム料理」でした。
     覚悟を決めて夕食に対峙すると、私の宿泊時はアレレ、少量な印象。固形鍋は、味付オリーブオイルを沸騰させ、そのソースに生野菜をつけて食すというアイデア料理に初めて出会った次第。

     客室5室は満館だった中、夕食をオーダーした客は当方1組。レストランを貸し切り、ゆったり出来ました。夕食も朝食も、ここのスタッフが内容を考え、年3回ペースでメニューを変更しているそう。

    朝食
     ここの食事の良し悪しは、少なくとも当方は、事前に聞いた経験談の「てんこ盛りの野菜でしゃぶしゃぶ」と比べれば、まあ良いではないですか、どこかしら垢抜けましたよ、な印象です。


    ◆意外や意外 ナイスな湯使い

    淡い緑色
     男女内風呂の浴槽1つのみながら、豊林荘を思い出す湯質にノックダウン。ありがたや、ありがたや。

     1泊朝食5,250円、夕食オプション3,150円・・・ 安価な値段で、きれいなハード、そして湯使いの良さに、お得感を覚えました。

     当方としては、「体育会系なボリューム料理」から脱皮しつつある夕食にエールを送りつつも、次回は近隣飲食店での夕食もチャレンジしたいなあ。

     定山渓の穴場湯宿として、もっと注目しても良いかも知れません。

    朝食
    ・煮物→にんじん、ごぼう、こんにゃく、肉
    ・ほっけみそ焼、かまぼこ、梅干
    ・冷奴
    ・もずく酢
    ・なっとう
    ・漬物
    ・十五穀米(鉄釜で炊いたもの)
    ・みそ汁

    食卓
     夕食と同じ2階レストラン。スタート時間は7時、7時30分、8時のいずれかをチェックイン時に指定。

     飲物は、冷水、お茶、落としたてコーヒー。いずれもセルフサービスで。

    夕食基本膳レストラン
     宿指定の18時30分から、2階レストランで。夕食を頼んだのは、当方1組のみ。貸切です。

     テーブルに置いてあるA4のカードケースに「本日のお品書き」「ドリンクメニュー」あり。

     キリンハートランドビール(中瓶)315円
     ハウスワイン赤・白(グラス)315円、同(ボトル)1,575円
     日本酒1合(熱燗)262円
     ジュース各種126円

     このほか、四季倶楽部オリジナルラベルの、冷酒420円、焼酎735円、1,575円(麦、芋)があるため、飲物持込不可。
     サワーはメニューになかったので、館内自販機でキリン氷結レモン150円を買って、レストランで飲みました。

    ◆男性風呂

    風呂
     壁に使われているヒバの匂いを感じる浴室。浴槽1つです。

     源泉名50号、51号の混合井は、ナトリウム-塩化物泉(泉温77.1度、pH6.47)で、成分総計3.163g/kg、蒸発残留物2.889g/kg(平成7年の情報)。

     スタッフによれば、湯に一切手を加えていないそう。熱ければ、客が好みで蛇口から水を加えるシステム。

     少し緑がかった湯面で、湯底には鉄色の沈殿物を確認。湯上り後、体がポカポカしてきました。よく温まる湯です。場所は離れていますが、今は無き豊林荘に似た湯の感じで、同じナトリウム-塩化物泉ですが、定山渓プライムの方が若干成分が薄いかな。湯浴みしながら、懐かしい気持ちになってきました。

    洗い場3つ
     洗い場3つ。リンスインシャンプー、ボディーソープあり。

    男性脱衣所
     ドライヤー、綿棒あり。

    男女脱衣所前
     女性風呂は、広さ、造りともに男性風呂と同じもよう。

     夜中も入浴できます。

     日帰り営業時間15~18時まで。1,050円(タオル、バスタオル付)。

    外観
     製薬会社「三共」(現在は合併し、第一三共)の保養所が、2007年(平成19年)8月から、四季倶楽部の直営宿へ変身。1泊朝食付5,250円。

    玄関
     玄関を開け、ブザーを押すと、男性スタッフがやってきました。フロントで個人情報を記し、宿泊代を前払い。オプションの夕食3,150円+入湯税150円を加えた1人8,550円×2人分=17,100円を払い、仮の領収書をもらいました。翌朝のチェックアウト時に、夕食時のドリンク代等を清算します。

    ロビー
     ロビーに新聞2紙、雑誌少々。

    2階から望む階段
     客室は2階に5室。

    ちょっぴり色づいた「かっぱ淵」 かっぱ淵は、ところどころ色づいた景色。本格的な紅葉はこれからですね。

     それにしても、5ヵ月振りに定山渓を巡って気づいたこと。

     ①ピットインが休業中

     ②国道230号沿いのセブンイレブンが閉店

     ③かんのん坂にある雑貨屋もなくなっていた

     ④月見橋辺りはロードヒーティング工事中のため、バスの通り道が変更

     ⑤北海道秘宝館は、土日の午後開店、夕方閉店と短時間営業。しかも、やっていないこともあるみたい(笑)


    コーヒーセット350円 定山渓物産館内の和風カフェ「ひだまり」で、コーヒー&まんじゅう1個350円。コーヒー単品300円は、3年前のオープン時に比べ、100円アップでした。

     でも、300円でちゃんと落としたてですから、満足ですね。

     きょうは初めて泊まる湯宿へ足を運びます。どんな感じか、わくわくしますね。


    900円
     島牧村の漁師 安保力雄さんが製造した1品。ネーミングの通り、小エビをちょっぴり辛めに味付けし、プリプリした生の食感が特長。

     岩内町の北緯43度で購入。75g、900円。

     2006年(平成18年)3月に泊まった「民宿 美月」以来、2年半振りの岩内町めぐりは、楽しかったなあ。

    800円
     製造者は東しゃこたん漁業協同組合生産部(古平町)。

    中身
     ロシア産の真つぶで作った塩辛。こりこりして、お酒が進みます。

     岩内町の北緯43度で購入。200g、840円。

     いやはや、この間、札幌・大通のポールタウンを歩いていたら、魚介類の加工品を売っている店に、これと同じ商品(磯福)がありました(苦笑)

    門
     岩内町市街地に佇む寺院。

    大仏
     大正10年に出来た木造大仏を拝みました。

    刀掛岩
     いろんな表情があって、なかなか飽きない刀掛岩でした。

    色合いにちょっと手を入れている写真(笑)
     夕焼けを見ようと、季節はずれの海宿へ足を運びました。

    朝食
    ・ひじき煮物、ハム、かまぼこ、山椒漬、ほうれん草おひたし
    ・梅干
    ・カップ納豆、味付のり、しゃけ焼
    ・きゅうり漬
    ・ポテトサラダ、たまご焼、佃煮、昆布巻
    ・いか塩辛
    ・白米(おひつで)
    ・岩海苔みそ汁

    大広間
     大広間で。7時30分~8時30分。
     飲み物は、冷水、ほうじ茶。

    月夜の刀掛岩
     雷電温泉・ホテル観光かとうの客室から。撮影した日が「中秋の名月」だったことを、後から知りました。せっかくの満月が雲に隠れています(笑)

    夕食
    二の膳
     宿指定の18時から、別室個室で。二の膳付で一気出し。
     中瓶ビール450円、梅サワー400円。

    別室個室
     廊下とはアコーディオンカーテンで区切られているほか、隣室とは襖1枚で隔てています。

    夕日
     男女の露天風呂から、日本海と刀掛岩が拝めます。

    「海がきこえる」著者、氷室冴子氏(岩見沢市出身)は2008年6月6日に肺がんで死去。享年51歳。早すぎる死に合掌
     高台に佇む湯宿の客室にいると、海がきこえます。

    看板さぼーる
     コーヒーを飲むなら、ここ。落としたて400円。ランチメニューも美味そう。食べようと思っていて、まだ未チャレンジです。
     営業時間10~21時、平日は9時30分から。不定休。

    照明灯の奥に、泊原発が見える
     岩内の9月って、まだ、いか釣りが出来るみたい。

    石碑
     慶応3年(1867年)江戸生まれの夏目漱石氏は、東京帝国大の学生だった1892年(明治25年)、25歳の時に、本籍地を東京から岩内へ移しました。

     その記念碑が、岩内町の住宅地に、ぽつりあります。1969年(昭和44年)建立。

     夏目氏が本籍地を移転した理由は、徴兵逃れ、という説が有力みたい。日清戦争が1894年(明治27年)に始まるなど、国内情勢の不安が高まる中、大学卒業後、戦争に行くのはイヤ?? というので、徴兵免除地域だった北海道(当時は北海道開拓の真っ最中だったため)へ、本籍地だけ移したよう。夏目氏本人は一度も住んでいないのに、戸籍上は「後志国の平民」でした。

     再び東京へ本籍地を戻したのは、岩内への転籍から22年後の1914年(大正3年)、夏目氏47歳の時です。そして、2年後の1916年(大正5年)、病に倒れ49歳で亡くなりました。

     夏目氏が徴兵され、戦争に行っていたら・・・ 命を落とし、後世に残る作品は生まれなかったでしょう。生きて帰ってきても、文学とは縁のない人生を歩んだとも考えられます。

     しかし、転籍先になぜ「岩内」をチョイスしたのか。謎は深まるばかりですね。
     
     そう言えば、岩内町は、水上勉氏の「飢餓海峡」の舞台になっていますし(朝日温泉も登場)、有島武郎氏の「生まれ出づる悩み」は、岩内の画家・木田金次郎氏が主人公です。

     この街には、文学者をひきつける大きな魅力が、あるのかも知れません。

    えび天ぷらラーメン750円
     えび天ぷらラーメン750円。塩スープにえび天が2本。えびから剥がれた衣と塩スープ、口に含むと、相変わらず「意外に」美味しいですね。

     これって、岩内町の「ご当地ラーメン」と私感。当方は以前から気になっていますが、大々的にアピールしている気配はなさそう。今は無き福井庵のほか、ぼたん食堂でも提供しているらしい。

    にしんそば900円
     にしんそば900円。そばは幌加内産、にしんは箸でつまむと、ほろほろ崩れるやわらかさで、この店の自慢品です。

    外観
     営業時間10時30分~18時00分、不定休。出前もやっています。地元客を含め、人気のよう。

    閉店
     1年以上前に、岩内町・福井庵が閉店していました。にしんそば800円が美味しかったな。そして、天ぷらラーメン650円が、ご当地グルメな様相&美味かったですね。

     在りし日の様子はこちら

     日本海に面した岩内町の観光PRキャラクター「たら丸」くんは、町民のアイデアにより昭和60年(1985年)誕生しました。
     近年、みうらじゅん氏による「ゆるキャラ」提唱とともに、自治体レベルで「ゆるキャラ」が続々生まれている中、テレビ東京「TVチャンピオンゆるキャラ日本一決定戦」の出演を機に一躍ブレークしたよう。

    マンホール
     マンホールに、たら丸くん。

    消火器
     消火栓の目印に、たら丸くん。

    商品
     道の駅いわない(ガイドセンターたら丸館)で、「たら丸キャンディー」などが売っていました。

     前回訪れた平成18年(2006年)3月頃は、このような大々的な「たら丸くんグッズ」コーナーは、なかったと私感です。

     2年余り足を運ばなかった間に、いろいろ街が変わっていました。

     「もしもし、鯉の里なかむらさんですか」
     「あっ、いえ、名前が変わりまして、『ゆの里 みよし』と言うんですよ」

     昔々のガイドブックを見ると、鯉の里なかむらは、ある病院の保養所ながら、一般客の宿泊&日帰りを受け付けていました。しかし、当方が3年前に宿泊予約の電話を入れたら、病院関係者のみの受け入れで、一般客お断りでした。

     そうかそうか、と、当方の泊まりたい湯宿リストから外したものの、ことし2月、北湯沢温泉・竜松庵に泊まった時、そこの女将さんが「お隣さん(鯉の里なかむら)は、今度から一般客を受け入れるから、ぜひ泊まってあげて」と聞き、うーむ、これはいつの日か泊まらねば、と密やかに思い、今回、予約の電話を入れた次第。そしたら、屋号が変わっていて、びっくり仰天です。


    ◆「鯉」にこだわる和の風情

     改めて、この宿の歴史を記せば、ある病院の保養所として平成元年オープン。鯉好きの病院創始者が、「鯉」にこだわった風流な造りが特色ですね。玄関を開けると、ほんのり硫化水素の香りがしました。

    玄関前で温泉たまご作りが可能
     玄関前の祠から、熱々の湯が湧き出ており、温泉たまご作りが可能。

    鯉の噴水
     池の噴水が鯉なんですね。

    女性内風呂の鯉の湯口
     「B級スレスレ?」な湯口に脱帽しきり。


    手入れの行き届いた庭園
     池で鯉がうようよ泳いでいます。水温が16度以下になる冬は、池の底で仮死状態となり、春になると元気に復活するそう。

     北海道らしからぬ雰囲気の湯宿ですね。

    朝食
    ・しゃけ焼、大根おろし
    ・温泉たまご
    ・タラコ
    ・冷奴
    ・煮物→豚角煮、高野豆腐、にんじん、ふき、さやえんどう
    ・固形鍋→きのこ陶板焼
    ・漬物
    ・白米(おひつで)
    ・落葉みそ汁

     飲物は、ポットに入ったほうじ茶、冷水。落としたてコーヒーは400円。

    食堂
     夕食も朝食も、こんな感じの食堂で食します。

    夕食
     当方指定の18時から、食堂で。中瓶ビール504円、出されたコップは冷えています。

    ナイスなデザイン
     湯口の「鯉」を目指し、湯船タイル画の「鯉」が泳いでいます。

    看板
     伊達市大滝区・北湯沢温泉の湯宿。以前の屋号は「鯉の里なかむら」。

    建物
     国道453号沿いに佇み、客室8室。

    玄関
     和風な門構えです。

    玄関内
     こぎれいな玄関。

    ロビー
     手前がフロント、奥がロビーとなっています。

    赤絨毯な廊下
     館内は、ノースリッパ。素足で歩き心地よい感じ。

    1,400円
     タラバの足3本が豪快に並ぶとともに、白米に敷き詰められたカニ身(ズワイ、タラバ)。これで1,400円は、高いか安いか、模範解答はさておき。

    パッケージ
     札幌駅立売商会の売り子女史が、素っ気なく売っています。

     北湯沢温泉へ行くため、函館行きスーパー北斗12号、札幌12時22分発に乗り、伊達紋別13時51分着。その車中で食しました。

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