札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    大根
     冷たい風にさらした上で、漬物に。初冬の風物詩かしら。

     民宿500マイルを後にして、虎杖浜駅まで歩いた際、こんな景色を拝見。もっと散策したい気持ちを抑えつつ、まっすぐ札幌へ帰りました。

     もう寒いので、白老散策は来春までお預けかな。

    看板
     民宿500マイル(白老町虎杖浜・9室)は、ドライブインとして1970年(昭和45年)オープン。湯宿へ鞍替えしたのは、1988年(昭和63年)です。

     1年10ヵ月振り、5回目の宿泊。そもそも平成13年(2001年)5月に初めて宿泊。つれと1泊、同級生と1泊したほか、1人では今回で3泊目となる、同宿の特色は次の通り。


    ◆うみ宿

    露天から望む朝日と太平洋
     太平洋のすぐそばに佇む宿は、露天風呂や客室から大海原を拝めます。「ざっぱーん♪」という波音がナイスBGM。
     海がきこえる、湯宿です。


    ◆かに宿

    毛蟹
     清く正しく美しい北海道名物を食せます。夏は採れたての前浜産を提供。
     以前は安い方の宿泊代=半身、高い方の宿泊代=1匹でしたが、昨今の毛がに価格高騰に伴い、必ずしもそうではなくなったため、どうしても毛がに食べたい人は予約時に要確認を。


    ◆めし宿

    定番の「いかしゃぶ」
     夕食朝食ともに部屋食で、手作りな食事をいただけます。
     写真のように、工夫された盛り付けの1品があったりします。


    ◆ねこ宿

    足拭きマットの上で日向ぼっこするネコ氏
     露天風呂でくつろいでいたら、颯爽と登場したネコ氏。当方のスネに体をこすり付けるなど、妙になついてくるんです。この湯宿には、このネコ氏を含め、3匹の飼いネコがいるらしい。会えるかどうかは、運次第。


    朝食
    ・さば焼
    ・椎茸バター焼(固形燃料で)
    ・昆布と大根の煮物
    ・葉っぱ物おひたし
    ・たらこ
    ・いか塩辛
    ・白菜キムチ
    ・白米
    ・毛蟹みそ汁

     8時から客室で。

    内湯脱衣所前
     内湯は2ヵ所。脱衣所ドアに鍵をかけ、貸切で入浴できます。

    露天風呂
     太平洋を一望しつつ、ドアに鍵をかけて貸し切りで入浴。夜中も楽しめます。

    夕食
     客室で食します。一気出し。

     1泊2食8,900円の夕食内容は次の通り。

    外観
     金曜に胆振界隈で仕事を終え、札幌へ直帰するのは惜しいと感じた当方は、前日予約ながら、この湯宿で1泊しました。

    神社?
     なんか赤いの、見えません?

    「定山渓温泉料理店置屋組合」の看板

    ⇒鉄道開通で発展 戦前から花街

    定山渓温泉料理店置屋組合 定山渓温泉街の路地裏を歩くと、朽ちた木造家屋の軒先に、こんな看板を見つけた。一部かすれて読み取れないものの、目を近づけると「定山渓温泉料理店置屋組合」の文字が浮かび上がる。

     札幌の奥座敷、定山渓    

     1918年(大正7年)の定山渓鉄道開通で、温泉地としての発展に伴い、芸者を抱え込む料理店が軒を連ねるようになった。花街の色彩を強め、第2次大戦後の復興とともに賑わいを増す。

     同組合加盟の料理店は1952年(昭和27年)時点で、音羽、みよしの、白樺、銀嶺荘、桜亭、末広、一力、ときわ、まるまんの9軒だった。

     「もはや戦後ではない」4年後、祇園、清元、きんちょう、米若、三筋が新規加入。銀嶺荘、ときわが旅館に鞍替えし、一力、まるまんは廃業により、10軒に。



    ⇒芸者212人 三味線の音色と嬌声で華やぐ

     戦後の最盛期、芸者は212人を数えた。今で言うぬくもりの宿ふる川の近くに、芸者を派遣する受付窓口(検番所)があり、併設の稽古場で、芸者たちは定山渓小唄や踊りを学んだという。

     三味線の音色と芸者の嬌声で、温泉地全体が華やぐ。闊歩するのは観光客・団体客ばかりではない。豊羽鉱山(閉山)で働く人々に加え、出張族も押し寄せる。札幌オリンピック開催(1972年・昭和47年)まで、札幌市街にホテルが少なかったからだ。

     定山渓駅は、各旅館の番頭が幟と旗を持って客を出迎え、翌日は見送る芸者もつめかけ、ごった返す。まさに繁栄を極めた。



    ⇒主役はコンパニオンへ 平成2年までに全員引退

     定山渓鉄道は1969年(昭和44年)に廃止されたものの、観光ブームで旅館への客足は絶えなかった。しかし、花街としての賑わいは、1970年代(昭和45~54年)頃から、下火になっていく。客の嗜好が変わり、芸者遊びの需要が減少。1980年代(昭和55~平成元年)に入ると、宴会の主役を「ミニスカートのスーツを着こなす若いコンパニオン」と「カラオケ」に奪われる。

     三味線の演奏に合わせて歌う「粋な客」は姿を消し、バブル景気後期の1990年(平成2年)、最後の芸者が引退したと聞く。

    提灯
     現在、定山渓の温泉街を歩いても、花街だった面影は感じ取れない。岩戸観音堂の天井に飾ってある、芸者たちが奉納した名前入りの赤提灯と、古ぼけた「定山渓温泉料理店置屋組合」の看板だけが、歴史を物語る。



     1866年(慶応2年)の開湯から、140年余の時を刻んできた札幌・定山渓温泉。湯煙が舞う街を歩き、往時をしのぶ光景を探した。(きまぐれに掲載します)



    【参考資料】
    さっぽろ文庫59「定山渓温泉」
    定山渓温泉のあゆみ
    ・朝日新聞北海道版連載「定山渓-奥座敷ビフォーアフター」
    ・ようこそさっぽろ(ウェブ)

    夜の外観
     冬至(今年は12月21日)に向かって、夕暮れが早まる今日この頃。

     定山渓に佇む「悠久の宿 白糸」は、札幌の街中から60分圏内の湯宿だけに、事前に宿泊予約さえ取れれば、土曜午前に自宅での雑事を済ませ、午後から旅立てば、頃良い時間にチェックインできるのが嬉しい限り。

    露天風呂にて
     ここへ泊まるのは4年間で8回目。年末年始も過ごしました

     2004年(平成16年)のリニューアル以降、宿全体に脂が乗ってきたような感じを受け、輝いている印象を受けます。事実、土曜休前日は満室状態が続いているそうで、昔のように、土曜に1人でぶらり泊まるのはムツカシクなったかな。

     土曜2人泊、1人13,000円。清算時にキャラクター絵柄の鉛筆セットをもらい、若女将さんに「また来ます」と告げて、宿を後にしました。

     当方、この湯宿に恋しちゃってます。恋に理由はないだけに、雑感は手短でした(笑)

    朝食
    ・ベーコンエッグ(固形鍋)
    ・湯豆腐
    ・煮物→ふき、あげ
    ・ひじき
    ・さば焼、塩こんぶ、がり
    ・サラダ
    ・カップ納豆
    ・味付のり
    ・漬物、梅干
    ・グレープフルーツ
    ・白米(おひつで)
    ・みそ汁
    ・お茶

    食事処「いちょう庵」
     夕食と同じ食事処「いちょう庵」で、当方指定の7時30分から。飲物は番茶を提供されたほか、落としたコーヒー、冷水を自由にいただきます。

    夕食
     当方指定の18時から、1階食事処「いちょう庵」で。食前酒の梅酒で乾杯。
     中瓶ビール600円、ハーフワイン(トカップ)赤・白、各1,500円。
     ほかに日本酒、焼酎、ウイスキー、ジュースも。あと、手書きのお品書きあり。

    大きい方の内風呂 湯口
     湯気だらけの内風呂で、湯浴み三昧。

     この宿の風呂は、内風呂2ヵ所(夜に男女入れ替え)、露天っぽい風呂2ヵ所(男女別)、家族風呂1ヵ所で構成しています。

    玄関前 元旦に泊まった湯宿。11ヵ月振りに足を運びました。4年前のリニューアル以降、こじんまり(9室)で、湯と食事がナイスだなあ、と、8回目の宿泊です。

     ちなみに初めて宿泊した平成16年、この宿がネット予約を受け付け始めた頃で、宿によると、当方は「ネット予約者」第1号でした。当日、それを記念して若女将さんにワインをいただいたりしています。

     それ以来、なにやらご縁を感じ、定期的に宿泊している次第。リピートする理由って、大げさなサービスだけではなく、「ちょっとした心遣い」なのでしょうね。旅人の視点で、そう感じています。

    バス停「白糸の滝」
     泊まりに来ました。

    パッケージ
     旭川で名物らしい食べ物が、旭川駅構内・キオスクで売っていました。
     冷蔵品の場合、電子レンジで2分間あっためて食べます。もちろん、電車内で食したい人のために、キオスクで「チン」してくれるそう。

    中身
     コシヒカリに包まれたチキンカツでした。販売はピジョン館390円。

    ジュンドッ「ク」で統一されたチラシ
     もらったチラシは、ジュンドッ「」で統一されており、販売元のホームページも基本的に同じながら、そのホームページに写真掲載されている店舗の看板は、ジュンドッ「」と濁点付なのですね。

     ウィキペディアには、
     →しばしば「ジュンドッ」と誤記されるが、正確には「ジュンドッ」である。

     店舗看板とウィキペディア記載が正しくて、販売元ホームページとチラシが間違っている、ということになるのでしょうか。

     ホットドッグ=具をパンで挟む、ジュンドック=具を白米で挟む、ならば、後者も「グ」であらねばならないのかしら。真相はいかに。

    見た目は派手
     酢飯の上に、アブラタラバ蟹の足、ズワイ蟹の剥き身、数の子、みがきニシン、いくら、味付ホタテが「てんこもり」。
     中華風茎ワカメ、錦糸たまごも。

    パッケージ
     旭川駅立売商会、1,470円。

     「層雲峡温泉」「大型ホテル」というキーワードから私的に連想することは、「団体客御用達」「どでかい浴槽に注ぐだけの湯量はあるか」など、あまり前向きなイメージが出てきません。
     しかし、泊ってもいないのに、レッテルを張るのは独りよがりでナンセンス。そこで3連休の初日、1人泊で2食付7,500円の湯宿へ、足を運びました。


    ◆館内散策で高まる探検気分

    細長い建物どこまでも続く客室前廊下 大きな建物ですね。東西に細長い建物だけに、客室前の廊下は端から端まで200~300メートルはあるでしょうか。
     特に別館の風呂へ行く際、石狩川にかかる渡り廊下を100メートル強は歩き、さらにくねくね階段や廊下を歩かねばならず、これを「楽しい」と受け止めるか、「面倒」と突き放すかは、あなた次第。当方は館内をてくてく歩くことで探検気分が高まり、楽しかったなあ。運動不足の解消にもなりますし、大型ホテルの魅力かも知れません。



    ◆肌に染み込む湯の匂い

    手前の湯船はぬる過ぎた
     別館風呂(内風呂&露天)の風情を、気に入りました。客室から遠路はるばるやって来た努力が報われます。遠いせいかどうかアレですが、そんなに混みません。
     ほのかに硫化水素の匂いがして、帰宅後に手の甲を嗅ぐと、染み込んだ匂いが鼻腔をつきました。

    3号井
     ホテルの川向こうに自家源泉の湯小屋があり、湯量に恵まれているよう。一部加水のみの湯使いで、温泉へのこだわりが感じられます。


    ◆湯使いナイスな大型ホテルを巡る旅

    氷&水
     廊下に水と氷が置いてありました。もちろん無料です。ちょっとしたサービスですが、こういうのって、いいなあ。

    のれん
     大きなホテルとあって、館内に居酒屋&ラーメン屋がありました。ラーメンは醤油・塩が630円(醤油のみミニサイズ420円)、味噌735円(同525円)。
     当方は夕食で満ち足りたため、食しませんでしたが、どんな味か気になります。

     7,500円にしては夕食が良く、大きなレストランでしたが、当方は個人客の一角の席に通され、落ち着いて食せました。たくさんの客に紛れ、当方は気兼ねなくあちこち探検できた上、何よりいい湯を浴びました。大型ホテルというだけで、「イマイチ」という根拠無きレッテルを張り続けていたら、この湯は一生味わえなかったでしょう。

     普段はこじんまり宿に泊まっているので、「たまに」こういう大型ホテルを体験すると、新鮮で楽しくなりますね。これからは「湯使いの良い大型ホテル」を巡る旅が、穴場の温泉宿探訪な雰囲気で楽しいかも、なんて私感でした。マイブームになる兆しがあるような、ないような。

    バイキング
     バイキングは、ついつい欲張ってしまいます。

    寂しくないよ(笑)
     夕食と同じ、1階レストラン彩味にて、朝食バイキング。7~8時半までの好きな時間に入場し、好きなだけ盛って、好きな席で食します。

     主食は白米、おかゆ、パンあり。おかずは和洋取り揃え。飲物は落としたコーヒー、牛乳、冷水、お茶。

     別館にある風呂まで、客室から結構歩きます。内風呂と露天風呂があるそう。
     夜中入浴OK、朝7時まで。それ以降は掃除。11~15時まで日帰りが可能らしい。

    渡り廊下
     100メートル以上ある渡り廊下。下は石狩川。

    ゲームセンター
     ゲームセンター(15~22時)の中を進みます(写真は夕方の様子)。
     温泉卓球は、1時間300円(15~21時)。

    マッサージチェア
     マッサージチェアやソファの横を通り過ぎます。

    階段
     階段で1階へ。

    層雲ボウル
     層雲峡で唯一のボウリング場! 全8レーン稼動! らしいのですが、現在は「整備の為、お休みさせて頂きます」。

    さらに下へ
     寄り道はさておき、風呂へ。

    また廊下
     まだ歩きます。

    脱衣所前
     到着。

    男性脱衣所
     男性脱衣所。入浴しましょう。

    層雲ラーメンが気になる
     本館1階に、内風呂のみの大浴場があります。

    男女脱衣所前
     夜中を含め、朝10時まで入浴OK。

    男性脱衣所
     日帰り11~15時まで、600円。

    夕食
     宿指定の18時から、1階レストラン彩味で。一気出し。

     出入り口でスタッフに夕食券を渡すと、あらかじめ決められた席まで案内してくれます。
     既に夕食がセッティングされており、マリネとフルーツにはセロファンが被せてありました。

     ビール(中瓶、生)各630円、日本酒(国士無双)1合525円、冷酒(国士無双)300ミリリットル840円、焼酎グラス525円、焼酎ボトル2,100円、ウイスキー水割630円、チューハイ各525円、ワインハーフボトル(赤、白、ロゼ)各1,575円、ジュース各315円。

     1泊2食7,500円(るるぶトラベル 温泉地ビジネスプラン)←観光目的でもネット予約OK、の夕食内容は次の通り。

    夕方の外観
     ちょっと道北まで足を運んだついでに、層雲峡温泉で1泊することに。石狩川沿いに佇む、客室数225室の大きな湯宿です。

     2002年(平成14年)、運営会社の本間興業が破たん。一時閉館していましたが、競売にかけられて現在は新しい会社が引き継ぎ、再オープン。ことし4月に館内を一部リニューアルしたそう。

    ロビー
     フロントで受付を済ませ、鍵をもらいます。

    陶器やグラスを展示
     1968年(昭和43年)9月3日、昭和天皇・皇后両陛下がこの湯宿へ宿泊されました。

    レストラン彩味出入り口
     コーヒー400円の喫茶再会(7~10時)奥に、宿泊客が夕食&朝食を楽しむ、レストラン彩味があります。

    知床とりめし880円
     味付けされた鶏飯の上に、鶏照焼、鮭かまぼこ、茄子煮浸し、煮物(しめじ、こんにゃく)、金糸たまごなど。

    パッケージ
     札幌駅立売商会、880円。770キロカロリー。

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