札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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     札幌にようやくドカ雪が降り、年の瀬の雰囲気が高まってきました。

     ことし泊まった28宿(30泊)の特徴を大雑把に分類すると、下記の通りです。

    ▼温泉地→定山渓と登別で計4割
    ▼客室数→19室以下が7割
    ▼湯使い→一切細工なし3割、加水のみ5割
    ▼宿泊代→9,999円以下が6割
    ▼リピート率→4割

     当方の場合、札幌近郊の近場宿に、土日1泊2日でさくっと足を運ぶのが主流。仕事が休めるかどうか数日前まで不透明なケースが多々あり、何週間も前に予約しにくいですね。土曜午前は休日出勤し、午後から湯宿へ。翌朝帰ってきて、午後から仕事、という例も少なからずありました。そういう意味では、定山渓や登別は行きやすくて好きですね。

     われながら意外だったのが、以前泊まって良かった湯宿へ、結構足を運んでいたんですね。新規開拓宿のようなドキドキ感はないですが、やはり落ち着くからだな、きっと。

    景福
     来年は、「連泊」「自炊湯治」「本州遠征」のどれか1つでも、実現できたらいいな。

     訪問してくれたみなさんに感謝を申し上げつつ、来年も宜しくお願い申し上げます。

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    パッケージ
     湯元 湧駒荘のおみやげ売り場で発見した一品。ミルククッキーです。

    ◆憧れの「連泊」 客室ごろごろ 時々風呂

     仕事納め後の年末、旭岳を仰ぐ標高1,000メートルの湯宿へ2泊しました。前回宿泊時、泉質や湯船の多さで1泊では堪能し切れなかったことから「次は連泊したい」と思ったので、それを実行した次第。宿泊中、昼夜問わず雪が降り続け、周囲は雪深い状況でした。

    雪深い
     「2泊3日、何をしていたの」と訊ねられれば、「ごろごろしながらテレビを見て、時々風呂に入ってました」かな。ずっと宿にこもっていたんです。

     客室から窓外を見やると、連泊している宿泊客は少なくないよう。歩くスキーを楽しむ人々、手に釣竿を持って外出した方々・・・ みなさん、アクティブですね。近くの湯宿へ日帰り入浴していたグループも、きっといるでしょう。

     1泊して朝食を食べていたら、スタッフがやって来て、布団の上げ下げ、シーツ交換などについて訊ねてきました。当方は昼間からごろごろしたいので、布団は敷きっぱなしでOK、シーツ、浴衣は変えてほしい、と伝言。その後、対応してくれましたね。

    神々の湯
     客室からエレベーターでロビーへ降り、神々の湯はそこから少し歩くので、軽い運動になります。客室数42室の割には全体的に広々とした館内で、2泊こもっても「きゅうくつ」な感じは受けませんでした。

     浴室はほかに、シコロの湯ユコマンの湯があります。


    ◆がらり変わった夕食 じわり感じる美味

    1~2日目それぞれの夕食メニュー
     この湯宿、料理をアピールしています。当方が食した夕食「遊食膳」のコンセプトは、「冷めてしまう興奮よりも、甦る(よみがえる)感動を」。

     メニュー1つ1つは適度なボリュームで、刺身てんこ盛りのような派手さはなく、総合力で勝負な印象。1泊目の夕食時、粛々と食べつつ、〆の食事は納豆ごはんだったため、前回宿泊時のスープカレー同様、「既成概念にとらわれない料理長だなあ」と感じて終了。

     そして、2泊目の夕食は、昨夜とはがらりと変わり、かぶったメニューが1つもない内容に感心しました。素材が重複した美瑛牛は1泊目ステーキ、2泊目天ぷらでしたし、お造り(刺身)の醤油ですら、1泊目めかぶ醤油、2泊目ソイソルトと変更しているんです。1泊目の夕食はこうだった、こんな味だった、そして今夜は・・・ 1泊目の夕食の美味さをじわりじわりと感じつつ、眼前の2泊目のディナーを楽しんだ次第。

     レストランなので、頃合を見てスタッフが皿を持ってきます。たとえ、食事が美味しくても、がさつな対応であれば不味くなっちゃいますが、この湯宿は前回宿泊時同様、応対も良く、落ち着いて安心して食せたのですから、料理&接客に満足しました。


    ◆シーズンオフは安い?

    看板
     2007年11月の土曜宿泊時(2人泊)は、1人当たり15,150円でした。
     今回は、11月下旬に宿ホームページを通じネット予約。「☆連泊限定☆料理長特選『遊食膳』プラン」で、1泊目(土曜)12,650円、2泊目(日曜)11,150円。
     前回宿泊時より安いですね。

     ・前回は客室が10畳+縁側+バス・トイレ
     ・今回は8畳+バス・トイレ。

     客室がちょっと狭くなっただけですね。2人で泊まるならば十分でした。夏場のハイシーズンって、高くなるのかどうか、分からないのですが、夏場=混む、冬場=比較的空く、と思われますので、当方が旭岳へ今後も足を運ぶのは、冬場がメーンになるかも知れません。

     のんびりできるので、連泊バンザイ、と記しておきます(笑)

    朝食
    ・帆立刺
    ・焼き鯖、玉子焼、こんぶ巻
    ・煮物
    ・白米
    ・味噌汁

     1泊目の朝食はこちら

    夕食
     2日目の夕食(遊食膳)は、こんな感じ。食前酒は、ラ・トマトというトマトのリキュールでした。
     1日目の夕食はこちら

    旨味噌ラーメン700円
     旨味噌ラーメン700円。

    スープカレー700円
     スープカレー700円。

    勇駒別食堂「神風井」
     勇駒別食堂「神風井」で食します。連泊した当方は、チェックイン時に「ご昼食券」をもらい、上記2品のほか、ピリ辛味噌ラーメン700円、カツライス900円の中から、好きなものを選びました。

    ◆神々の湯

    天井は高さ7メートル
     高い天井ですね。

    芒硝泉
     こっちは熱め。

    正苦味泉
     ぬるめ。

    露天風呂
     露天風呂の眼前は、雪だらけです。

     詳しくは前回参照を。宿泊者の入浴可能時間が前回より変わっていました。

    ・神々の湯 5~21時
    ・シコロの湯 13~8時30分
    ・ユコマンの湯 13~8時30分
    ・風呂概論

     日帰り可能時間は、神々の湯10~20時営業終了、600円。シコロの湯orユコマンの湯13~17時営業終了、1,500円。

    朝食
    ・鯖の酢漬け
    ・焼き鮭、玉子焼、佃煮
    ・煮物
    ・白米
    ・味噌汁

     上記のほか、生野菜や生卵、ごはんの友はバイキングスタイルで自由に。飲み物もフリーで、オレンジ、アップル、牛乳、冷水、お茶。
     コーヒーはなく、喫茶姿見にて無料でいただけます。

     朝食時間は7時30分~9時まで、好きな時間に夕食と同じ1階レストランで食べます。ちなみに、満席の際は、ロビーで待つことに。

     前回の朝食&喫茶姿見はこちら

    夕食
     当方指定の18時30分から、1階レストランで。客1人1人に献立表あり。夕食時間は18~20時で終了となっています。

     ビール600円(中瓶、中生)、富良野ワインミニ750円(赤、白)、オレンジジュース100%450円ほかいろいろ。

     食前酒の大長檸檬酒で乾杯。1品ずつ後出しが基本のメニュー(遊食膳・1日目)は次の通り。

     前回の夕食(遊食膳)はこちら

    着いた
     この湯宿へ2泊3日を予定。つまり連泊です。

    玄関前
     日本秘湯を守る会加盟宿。皇室の方々も泊まられたよう。

    ロビー
     暖炉もあるロビー。

    客室前の廊下
     客室前の廊下。


    寂しい?
     ひもを引っ張ると、およそ8分で駅弁の中身が温まる仕組み。

    パッケージ
    11月中旬~3月中旬まで期間限定販売。1,100円。765キロカロリー。札幌駅立売商会。

    5個入り
     2008年12月26日(金曜)に新発売されたばかりの駅弁。

    ・炙り〆サバ
    ・厚切りサーモン
    ・柔らか活タコ煮
    ・豪快タラバガニ
    ・炙りうにホタテ

     以上の5つの笹寿司を食せます。

     札幌駅立売商会、980円。521キロカロリー。

    看板です
     創業80年余の湯宿。いいなあと思うキーワードは、「食事」「快適」「スタッフ」ですね。


    ◆美味い食事

    美味い
     料理人の名刺代わりと言える前菜は、1品1品手づくりで見た目に美しいなあ。全体的に和食ベースながら、洋皿にスモークサーモンと帆立のサラダが盛られ、食べ飽きません。章月名物海鮮みそ鍋はコクのある濃厚スープで、ついつい飲み干しました。

     料理長、藤井修一氏は赤平市出身の57歳。22歳からこの宿に勤め、35歳で料理長へ就任したそう。47歳だった1998年(平成10年)、テレビ「料理の鉄人」(フジテレビ)に挑戦者として出演し、「鮭児」を素材に、森本正治氏に善戦しました。

     当方が前回泊まった2006年(平成18年)1月時は、登別・第一滝本館で総料理長をしていましたが、現在は章月グランドホテルへ復帰し、腕を振るっています。

     夕食時、当方の席の前を通り過ぎ、「ああ、見たことある方だ」とミーハーな気持ちに。

    2,000円 藤井氏の著書「食のモザイク」(凍原社・1998年刊)が客室にありました。STVラジオ「巻山晃のオハヨーほっかいどう」で、1996年から毎週出演時にしゃべった内容だそう。
     食材や仕事の話に加え、神田川俊郎氏などさまざまな交友関係が記されており、博学ぶりと人望の厚さを感じました。



    ◆快適で清潔

    暖炉
     2年前のリニューアルで、ラウンジなどの共有スペースは、シックでこじゃれた雰囲気に。

     チェックイン時にもらったコーヒー無料券は、11時まで有効だったため、チェックアウトを最終の10時に済ませた後、ラウンジでコーヒーブレイク。10時きっかりに追い立てられず、ゆったりくつろげました。


    露天湯口
     加水&塩素殺菌の湯使いながら、臭いは気にならず、湯守氏が定期的に湯温チェックに来るなど、頑張っています。


    ◆ちゃんとした「ホテル」

    夜の外観
     運営会社が札幌グランドホテルも経営しているとあって、スタッフ教育もきっちり行き届いているよう。ロビーで男性スタッフに質問したり、帰り際に女将さんと立ち話しましたが、温泉民宿に泊まった際の飾らぬフレンドリーな応対とは異なり、親しみがありながらも丁寧な感じで、「ああ、私はゲストとして、しっかりもてなされているのだな」と、心地よい気分になりました。

     温泉だけピックアップすれば、可も不可もない印象でしょうが、宿そのものを評すれば、老若男女が安心して泊まれる「ちゃんとしたホテル」だなあ。温泉地において、接客にプライドが感じられない「名ばかりホテル」が横行する中、この宿はナイスもてなしですね。

     じゃらんnetを通じ、【7日前まで限定】章月スペシャルday♪でネット予約。1人15,750円+入湯税150円は、お得と感じた次第。季節が変わった頃、食事を目当てに「また来たい」と痛感する定山渓の宿でした。

    朝食
    ・宗八カレイ、かまぼこ→固形燃料鍋の銀紙上で焼いて食す
    ・ほうれん草、揚げ、玉子の煮物
    ・梅干、昆布
    ・玉子焼を湯葉で包み、あんをかけた1品
    ・黒豆納豆
    ・温泉玉子
    ・漬物
    ・白米
    ・味噌汁
    ・湯豆腐(バイキング)
    ・オレンジジュース(バイキング)


    バイキング
     冷水、お茶、オレンジジュース、野菜ジュース、牛乳に加え、湯豆腐、御飯用おかずは、自由に取ります。コーヒーは見当たらず、ラウンジかむりでコーヒーをいただくスタイルのよう。

    洗心
     夕食と同じ食事処「洗心」で、7~9時までの好きな時間に行くと、空いている席へ通してくれます。

     男女の風呂は1時終了、5時から入れ替えて10時まで入浴OK。

    のれん


    【脱衣所】

    脱衣所おめしかえふだ 衣服を入れる籠に「おめしかえふだ」がありました。客同士で、衣服を取り違えるケースを防ぐための目印みたい。


    お品書き付
     食事処「洗心」で、当方指定の18時から。食前酒「神宮の梅酒」で乾杯。

    食事処
    ・生ビール(中)、瓶ビール(中)各735円
    ・日本酒(1合)680円
    ・冷酒(300ml)5種類は各1,050円~1,575円
    ・凍れ酒(グラス)850円
    ・カムイチップのひれ酒1合800円
    ・焼酎(グラス)は芋3種類、麦2種類で各800円
    ・ワイン(トカップ、小樽ワイン)は、フル3,150円、ハーフ1,600円、グラス650円で赤、白、ロゼ各種あり
    ・サワー酒(レモン、梅など)各850円

     藤井修一料理長による、1泊2食・1人15,750円の夕食内容は次の通り。

     前回宿泊時の夕食内容はこちら

     風呂は男女別に2ヵ所あり、夜中1時で終了。男女を入れ替えて翌朝5時から、再び入浴OK。


    【チェックイン後 男性風呂】

    熱め~適温
     内風呂です。

    適温~ぬるめ
     ひのき風呂。


    【露天風呂】

    階段を降り、露天へ
     階段を下りて、露天風呂へ。

    露天
     こんな感じ。別途、蒸し風呂あり。

     平成12年5月の温泉分析書によれば、章月グランドホテル支配人の申請で、定山渓温泉(イ)(ハ)(ホ)の混合泉は、自然湧出のナトリウム-塩化物泉。泉温80.1度、pH6.5、成分総計3.451g/kg、蒸発残留物3.097g/kg。

     湯使いは「かけ流し」。ただし、加水と塩素殺菌あり。当方、塩素の臭いは感じず。湯温管理に来たスタッフに聞けば、塩素の臭いは客に不評なだけに、臭いがしない程度に投入しているとのこと。入浴して肌を撫ぜると、なんとなくツルンとする感じ。

     悠久の宿 白糸も、この源泉を利用しています。

     日帰り営業時間12~17時(受付終了16時)、1,500円。

    ◆ラウンジかむり

    蜂蜜バイキング
     ロビー奥の「ラウンジかむり」(7時30分~23時00分)で、宿泊者対象の蜂蜜バイキング(15~21時)を行っており、20種類ほどありました。

    クラッカードリンク
     クラッカーやヨーグルト、コーヒー、オレンジジュース、紅茶などを無料で提供。セルフサービスです。

    ラウンジかむり
    暖炉は夕方以降、火を入れるらしい
     好きな席に座って食します。分煙、新聞あり。

    美味しかった
     ごちそうさまでした。

    チェックイン時に渡されたチケット
     蜂蜜バイキングを利用する際は、チェックイン時にもらったチケットをスタッフへ渡しましょう。翌日(7時30分~11時00分)はモーニングコーヒーを無料チケットでいただけます。


    ◆ライブラリー

    ライブラリー
     ライブラリー(7時30分~23時00分)はこんな感じ。写真に写っていませんが、本棚があります。北海道関係の本です。

    窓外に鹿の湯が見える
     パソコンが2台あり、無料でネットチェックできました。


    ◆ショップ

    土産屋
     ショップ(7時30分~21時30分)では、ねぎ油630円を買い求めました。「元祖ねぎ油」はこちら
     はちみつ(長野産)に加え、はちみつが入っているガラス瓶も売っています。


    ◆自販機コーナー

    カウンターの名残がある
     今や、章月伝説?となった、ネギラーメンを提供していたラーメンコーナーは、自販機コーナーに。缶ビール350ml350円、500ml500円。ジュース類は各10円アップ。

     ネギラーメンの「元祖」を提供している、こちらの食事処があります。

    玄関前の看板
     定山渓鉄道開通から4年後の1922年(大正11年)に創業した「昇月料理店」は、2年後に旅館「翠明館」をオープン。これが「昇月旅館」となり、やがて「昇月」→「章月」へ改名されたよう。

     1934年(昭和9年)、木造五層造りの湯宿になりましたが、他企業への譲渡に伴い、東京オリンピックが催された1964年(昭和39年)に現在の建物へ生まれ変わり、「章月グランドホテル」の名称に。

    玄関前
     2年前に大規模な改修を行い、現在に至ります。客室58室。

    フロント周り。「ぐるぐる」な模様のカーペットは、札幌グランドホテルと同じ。「あら、札幌グランドホテルと似た感じね」と、客に言われることもしばしば、と女将さん談
     札幌グランドホテルを経営している「株式会社グランビスタ ホテル&リゾート」の運営です。

    バス停
     ことし販売30周年を迎えた、マルちゃん緑のたぬき天そば(東洋水産)を自宅ですすった後、じょうてつバスで札幌・定山渓へ。

     著名料理人が腕をふるう湯宿へ、足を運びました。

    青春18きっぷ
     全国JR全線の普通&快速電車に限定されますが、1日乗り放題なキップが5日間分ついている特別企画乗車券が「青春18きっぷ」です。

     春、夏、冬の各休み期間に販売・利用されており、値段は11,500円。

     今冬の利用期間は12月10日~翌年1月20日まで、1日当たり2,300円。期間中であれば、毎日連続して使う必要はありません。

     で、これを購入しました。

     年末年始は「札幌から東北の湯宿をめぐる旅」を味わいたい次第。1人旅を決意したものの、泊まる宿は雑誌で拝見するような、渋い湯治宿でも老舗宿でもなく、普通の湯宿をチョイス。

     基本的に、列車に乗りながら気になる本を読みつつ、自分を見つめ直す機会になれば、と考える次第です。

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