札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    きれこ1,890円
     人気店で、きれこ1,890円を購入した。

    たらこ家
     そう言えば、この間、札幌市白石区の東札幌にある複合型ショッピングセンター「イーアス札幌」のBタウン1階で、「たらこ家虎杖浜 札幌番屋」という店を発見。ああ、1,890円のきれこ、売ってました。
     現地まで足を運ばずとも購入できる便利さがあるものの、なんだかありがたみがなくなるなあ、などと思った次第。

     晩夏の白老をめぐる1泊2日の1人旅は、楽しかった。

    外観
     昨夏、初めて泊まって以来、なんだかんだで3回目の宿泊。そこそこ大きなキャパシティー(47室)なため、当日予約でも高率に受け入れてもらえる点が嬉しい。ただし、秋鮭釣りのシーズンは、混んでいる可能性がありそう。

    からっぽ冷蔵庫もある。オトナのテレビは10分100円
     で、この客室である。これ以上、何を求めれば良いか困っちゃうくらい、一通り揃っている。これで朝食付4,950円は、リーズナブルな価格設定と私感だ。
     その代わり、ハードはくたびれていて、客室の壁も薄い。安いのには、それなりの理由がある。

    いい湯だな
     内風呂も露天もそこそこ広くて開放的。露天に浴槽は2つあるが、大きい方の湯船はプール並のぬるさだった。
     何も手を加えていない透明な食塩泉は、肌を撫ぜるとどことなくツルンとする。真夜中も入浴OKだけに、湯三昧を楽しもう。

    寂しい? ゴージャス?(笑)
     夕食は、館内の軽食コーナーから、おでん各種105円×6品=630円を購入。そして、近くのはしもと珈琲館で、白老牛サラダバーガー600円をテイクアウト。客室で「セルフ部屋食」した。
     ちなみに、この日の軽食コーナーは17時頃で店じまい。聞けば、おでんとカレーライスに限り、「19時頃までならば、対応できるケースもある」(スタッフ談)だそう。そう言えば、ことし1月に泊まった時、対応してもらったなあ。

    朝食はバイキング
     恒例の朝食バイキングは、団体客が複数宿泊していたので、今回はおかゆがあったし、茶碗蒸しも振舞われた。入浴+朝食1,000円プランも好評実施中だ。日帰り入浴を5時から受け付け、朝食バイキングは7~9時まで。

     この湯宿はビジネスホテルと同じように、いい意味で客をほったらかしてくれる。大きな平屋建ての建物を自由に往来でき、スタッフに気を使う必要がない。そんな大らかな宿の雰囲気も、気に入っている。

     つつがなく、湯元ほくようを満喫した。

    虎杖浜駅の線路裏にある。近所に「今井組工業 光泉園」があり、そこの所有らしい。
     ここは、何だったのだろうか。

    のれん
     管理人に声をかけ、湯銭300円をカウンターに置く。

     白老の山の中を走っていたら、偶然こんな建物に遭遇した。なんだか宿っぽいので、車を停めて玄関へ向かう。

    見知らぬ外観
     一見すると人の気配はないが、玄関の前には町広報誌の最新号が置いてある。誰かいるかも知れない。「ごめんください~」。
     建物の裏手に周ると、露天風呂があった。湯が注がれているわけではなく、野ざらし状態に。「ああ、廃宿なのかな」。そそくさと撤収した。

     帰宅後、道立地質研究所の北海道地熱・温泉ボーリング井データ集および索引図(統合版)をチェック。
     この地に湧き出た湯は、1997年に掘削しており、ナトリウムイオン-硫酸イオン・塩素イオンが主成分で、pH8.5、58.5度、毎分70リットル。溶存成分(Total Suspended Matter=TSM)2.189g/kg。

    廃宿の前に広がる風景
     10年ほど前、こんな山奥でボーリングして、湯宿を建てたものの・・・ 宿の前に広がる土地は、バーベキュー小屋があったりして、キャンプ場だったのかな。

     どんな歴史があったのだろう。「夏草や 兵(つわもの)どもは 夢の跡」という松尾芭蕉の俳句を思い起こさせる、宿および周辺の雰囲気だった。

    旧ヴィラスピカしらおい
     この湯宿をめぐる一連の流れは次の通り。

    1996年4月
     社会保険庁が「しらおい厚生年金保養ホーム」をオープン。

    2007年3月
     赤字経営のため閉館。

    2007年12月
     落札した神戸の企業が「ヴィラスピカしらおい」としてリニューアルオープン。

    2009年7月
     経営難のため閉館。

     源泉は、1993年の時点で毎分392リットル(地下1,500メートルから動力揚湯)。周辺の福祉施設2ヵ所に分湯していたが、湯量が年々少なくなってきたらしく、今春から供給中止となっていた。

     3度目のカムバックはあるのかな。

    たまごかけごはん350円
     たまごかけごはん350円は、赤たまご、さくらたまご計6個が提供された。

     卵を自分で割って箸でかき混ぜつつ、卵かけご飯専用醤油「おたまはん」(株式会社吉田ふるさと村・島根県)の関東風または関西風で味付けし、白米にぶっかけて食す。
     2個使用し、残り4個は余した。そんなにたくさん生卵を食べられるものではないと痛感する。

    料金(1泊)は1棟貸し30,000円+人数分の入湯税
     温泉付の貸別荘。太平洋に面し、露天風呂付だそう。テラスにバーベキューコーナーあり、ペット不可。
     あっちの貸別荘より、落ち着いた佇まいと私感。白老の温泉付貸別荘は、いつの日かチャレンジしたいな。

    虎杖浜温泉ホテルの玄関
     この湯宿をめぐる一連の流れは次の通り。

    2008年2月15日
     宿泊部門が閉鎖し、高齢者下宿などを5月にも開設する計画あり。日帰り入浴は「ぬくもりの湯」として新会社が継続。(室蘭民報2008年2月15日付)

    2009年1月4日
     当ブログに、関係者(推定)から1月21日に温泉宿としてオープンするとコメントあり

    2009年1月6日
     現地に行くと、プレオープンしており、浴衣を着た湯客に遭遇。宿泊料金(1泊2食)は1人14,000円(2人1室)。「豪華食材を贅沢に使用した夕食と、源泉掛け流しの温泉」をPR。

    2009年6月21日
     足を運ぶと玄関が閉まっており、上下水道の請求書が1通、鍵のかかったドアの隙間から差し込まれている。日帰り入浴の玄関が3月から変更されていた。

     そして、今回訪れたが、6月と同様、玄関は閉まっており、上下水道の請求書が溜まっていた。

     日帰り入浴は、絶賛営業中。

    立ち入り禁止のビュラメール
     北海道都市職員共済組合が平成6年(1994年)にオープンしたホテルビュラメールは、ことし3月末で閉館した。北海道新聞と室蘭民報は4月15日付で「新しい経営者が7月にも再オープン」と報じていたが、8月21日の段階で開業準備に取り組んでいる気配は感じられない。

     曇天が続き、天気に恵まれなかった今年の夏。このまま秋を迎えてしまうなんて、なんだか寂しくなってくる。
     そうだ、海辺の街を彷徨えば、夏の残り香を感じられるかもしれない。「ええい、ままよ」と、今宵の湯宿も決めず1人旅に出た。

     札幌駅9時52分発の特急すずらん2号に乗り、買い求めた駅弁を朝食代わりに。
    中身
     おにぎり3つ(鮭&すじこ、蟹、帆立)、煮物(がんもどき、椎茸、さやえんどう)、玉子焼、漬物のシンプルな内容。

     これまで見たことがない弁当と思い店員へ聞けば、今年新登場したそう。
     札幌駅立売商会、439キロカロリー、680円。

    パッケージ
     駅弁って、基本的に1,000円前後するので、680円という価格設定は、ついつい安いと感じてしまう。小腹を満たすのに、ほど良い量だった。

     1時間ほどで、登別駅に着く。レンタカーを借り、気になる彼方を巡ろうか。

    外観
     ドライブがてら天人峡温泉へ。4軒ある湯宿のうち、1番こじんまり&こぎれいなところをチョイスした。
     11~19時、700円。

    男女脱衣所前


    羽衣の湯
    内風呂
    露天風呂
     内風呂、露天風呂ともに湯船は1つ。湯はやや緑っぽい。


    温泉分析書 (平成17年9月)

    ・源泉名「天人峡第1号泉」 自然湧出
    ・ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉
     (旧 含土類・食塩-芒硝泉)
    ・泉温44.0度
    ・pH6.8
    ・成分総計2.298g/kg
    ・蒸発残留物1.967g/kg

     盆休みを利用した2泊3日山宿の旅は、これにて終了。

    登山口の1軒宿

     宿へ向かう途中、キタキツネと鹿の歓迎を受けた。「ああ、北海道らしい」と興奮しつつ、さらに車を走らせると、行き止まりの標高1,030メートルの地に、湯宿がぽつり見える。

    愛山渓ドライブイン系列の看板は、ナイスデザインが多い
     道路脇で見かけた看板のセンスが、派手でけばけばしい感じなので「地元客の宴会で賑わう湯宿かな」と、ちらり思ったのだが、さにあらず。

    ユースホステルのような外観
    2階から望むロビー
     大雪山系の山々へ続く登山口に佇む1軒宿(9室)として、その筋ではメジャーだ。宿の周囲に、同宿が管理している素泊まりのヒュッテ(定員50人・1泊2,300円~)しかない。外観、内装から受ける印象は「ユースホステルのような公共チックな造り」。
     前身は、上川町営愛山渓青少年の家というから、合点がいく。昭和56年(1981年)に新築されたそう。現在は愛山渓ドライブインが町の委託を受けて運営しているという。
     
    朝食
    ・うど酢味噌和え
    ・しゃけ焼、梅干
    ・ひじき煮物
    ・カップ納豆
    ・オムレツ
    ・タクワン漬
    ・白米
    ・みそ汁

     飲物はほうじ茶。コーヒー450円。

     宿に指定された7時30分から、夕食と同じ1階食堂で。

    食堂のれん
     宿に指定された17時30分から、1階食堂で。

    茶色に染まる床
    →温泉分析書(平成20年10月)

    ・源泉名「愛山渓温泉2号井」 自噴
    ・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉 (旧・含正苦味-重曹泉)
    ・泉温44.2度
    ・pH6.3
    ・成分総計2.464g/kg
    ・蒸発残留物1.495g/kg

    湯使い
     何も細工していないという湯は、やや白みを帯び、口に含むと、鉄さびの苦い味がする。赤茶色に染まる床が、湯力を表現しているようだ。飲用可。

     日帰り10~19時、500円。11月~4月は休み。

    19キロ
     1本道の道道223号をくねくね走ると、突き当たりに宿が見えた。

    外観
    フロント周り
     フロントで立ったまま受付。

    ロビー
     鍵を手渡され、自力で客室へ。

     上川管内・上川町(人口4,400人強)のラーメン店が集い、昭和61年(1986年)に「ラーメン日本一の会」を設立し、「うちのマチはラーメンが美味い」と宣言した。現在、7店舗が腕をふるう。
     日本一の根拠は、大雪山から流れ出る清らかな水を活用し、麺を打ってスープを作るからだという。

     この会に加入しているドライブインを訪れた。




    【舞茸ラーメン900円】
    舞茸ラーメン900円
     塩ベースながら、コクを感じる味わい。


    【愛山渓特製 味噌ラーメン950円】
    愛山渓特製 味噌ラーメン950円
     複数の味噌を混ぜ合わせた濃い目のスープ。


    愛山渓ドライブイン
     国道39号沿いに佇むドライブインは、14時なのに客で賑わっている。

     店内には、美味しさと安全追求のため、こだわっている点を掲示してあった。抜粋すると、

    ・飲料水→敷地内の地下水を最低限の塩素殺菌で使用
    ・米→東旭川産ふるさと屯田米(ほしのゆめ)。低農薬栽培、天然有機肥料を使用
    ・麺→三輪商事(上川町)の生麺。無添加・無着色、こしが強く細いちぢれ麺
    ・豚肉→ホクリョウ(札幌)が赤井川村で育てたサラダポーク。植物性飼料ゆえ、臭みがなくやわらかい

     営業時間10~19時(冬期18時)、定休日は水曜、元旦。

    銀泉閣外観
     層雲峡温泉の中で、なんとなく湯元銀泉閣(36室)が気になっている。どんな雰囲気か、日帰り入浴(13~20時)で拝見しよう。
     玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えてフロントで1人600円払う。家族風呂の場合は40分1,575円、60分2,100円。



    男性風呂

    銀泉閣脱衣所
     傾斜地に建っているため、風呂は地下1階となる。

    男性内風呂
    こじんまり
    男性露天風呂
     全体的にこじんまりした造り。湯は無臭で、口に含むとほんのり塩味を感じるほか、かすのような湯花が浮かんでいた。

    →温泉分析書(平成17年4月)

    ・源泉名 「白樺、栄、泉、鈴、奥、白鳥、銀河、流星、星」 混合泉
    ・単純温泉
    ・泉温57.0度
    ・pH7.5
    ・成分総計0.606g/kg(ナトリウムイオン106.2mg、炭酸水素イオン169.3mg、メタ珪酸126.6mgなど)
    ・蒸発残留物0.459g/kg

     道立保健所シールによると、何も手を加えていない湯使い。

    微苦笑
     お墨付きらしい。

     こざっぱりした湯と、こぎれいな建物、スタッフの応対の良さを感じた。帰宅後、宿ホームページを見ると、基本的に1万円を超える宿泊料で食事が良さそう。ネット予約で「夏旅応援価格☆ラストサマー!一律7500円プラン」もあり、1万円以下で泊まれるチャンスもあった。
     層雲峡温泉に泊まる機会があれば、チャレンジしたい。

     大雪高原山荘を10時にチェックアウト後、砂利道を20分かけて走り、国道273号に出た。「コーヒーを飲みたい」とつれが言うので、三国峠を越えて上士幌町の三股山荘を目指した。

    三国峠
     雨降りで霧が濃い。くねくね峠を30分ほど走ると、お目当てのログハウスに到着。

    ケーキセット750円
      ケーキセット750円。

     ここまで来れば、幌加温泉で日帰り湯もよし、野湯の岩間温泉を攻めるもよし。なのだが、今宵の湯宿に早くチェックインしたいという気持ちもあって、再び三国峠を越えて、とりあえず層雲峡温泉街を目指した。

    標高1,260m 4ヵ月のみ営業

    高原温泉
     砂利道(ヤンベタップ林道)を10キロメートル走った突き当たりに、日本秘湯を守る会加盟の1軒宿が見えた。昭和38年(1963年)にオープンし、現在は日本製紙のグループ会社が経営している。
     営業期間(平成21年度)は6月10日~10月10日までと、4ヵ月しか営業していない。標高1,260メートルのこの地は、積雪が7メートルに達し、宿が雪に埋もれてしまうそうだ。

    水蒸気もくもく
    泥火山ぶくぶく案内
     宿の裏手に周ると、地面から水蒸気が舞っていた。泥火山と呼ばれる湯壷を覗くと、泥が沸騰している。
     さらに登山口があり、沼めぐり(6キロ・徒歩3時間)の人気が高い。宿隣接地のひぐま情報センターで入山手続きする。入山時間7~13時、下山時間15時まで。

     いやはや、ダイナミックな自然環境だな。

     それなのに、宿はこぎれいで食事も美味かったりする。



    こぎれい 美味い

    白濁した湯面
     内風呂は男女ともシックな雰囲気。単純酸性泉の白濁湯もいい感じだ。

    夕食全景
     夕食は1品1品「手を加えてます」という主張を感じた。器も美しい。

     スタッフの応対もきびきびしていて心地よく、館内は掃除が行き届き快適だ。これで宿泊料が1人10,650円(休前日12,750円、特定期間9月中旬~9月下旬15,900円)は、お得と私感。
     ただし、木造宿ゆえに壁の薄さはご愛嬌だし、客室にテレビもない(1階ロビーにはある)、携帯電話もつながらない。

     静かに湯と食事と自然を味わう。それで良いじゃないか。

    朝食
     6時30分~8時30分の間、バイキング。落としたコーヒーあり。
     米は愛別産だそう。味噌は手作りの赤味噌で、木の桶で3年ほど熟成させたものらしい。

    木のぬくもりがする食堂
     夕食と同じ1階食堂で。

    夕食全景
     当方指定の18時から、1階食堂で。

     飲み物メニューは、ビール、日本酒、焼酎、ワイン、ソフトドリンクで、いずれも豊富。
     サッポロ黒ラベル中ジョッキ650円、同大瓶600円。
     高原山荘オリジナルワイン「こくわ」850円。

    女性湯口
     ある日、森の中で、熊の湯口に出会った。


    →温泉分析書(平成17年9月)

    ・源泉名 「高原温泉A・B混合泉」
    ・単純酸性泉 (旧・酸性硫化水素泉)
    ・泉温71.2度
    ・pH2.7
    ・成分総計 0.356g/kg
    ・蒸発残留物 0.315g/kg

     湯に何も手を加えていないが、夏場は加水するケースが多いという。

     旭川(11時00分スタート)→当麻(ランチ・12時00分)→層雲峡(流星の滝&銀河の滝・13時40分)を走り、国道39号から同273号へ切り替えて糠平方面へ。

    宿まで10キロ
     大雪ダム(14時10分)見学の後、車を走らせると、こんな看板が見えてきた。今宵の湯宿まで後10キロメートル。標高1,260メートルに位置するという。

    林道
     整備の行き届いた砂利道を疾走する。

    外観
     砂利道の突き当たりに、木のぬくもりを感じる山宿が鎮座していた。

    足湯
     宿前に足湯もあったりする。登山客に嬉しい。

     盆休みを利用して、2泊3日山宿の旅に出た。旭川駅から車で出発。まずは腹ごしらえ。

    「ハナ」ちゃんがお出迎え
     当麻スキー場向かい、林の中にぽつり佇むイタリアンレストラン。
     ピザ、パスタ、グラタン、リゾットの種類が豊富だった。

     営業時間11~15時、17~22時(ラストオーダー21時)、火曜定休。

    客室で楽しむ温泉

     「客室風呂で温泉」を楽しめる湯宿へ、平日2食付1人9,500円+夕食部屋食1人1,050円+入湯税150円=10,700円で宿泊できると聞き、どんな感じだろう、と勇んで足を運んだ。

    客室湯口
     確かに客室風呂の蛇口をひねると、温泉が出る。最初は冷たくて、1分以上出しっぱなしにしていたら、熱々になってきた。ナトリウム-塩化物泉で、口に含むと当然ながら塩味を感じる。鉄イオンの影響で、湯が淡い緑色になっており美しい。
     いわゆる自宅風呂と同じ造りで、浴槽はアクリルバスとあって風情はないものの、窓から自然光がさし、明るい浴室だ。
     温泉付の客室は、海側の和室に限定されている点にご留意を。



    ああ、析出物

    こびりつく温泉成分
    湯の色が違う
     早朝、大浴場のジャグジーはストップしていたが、酸化が進んだ湯は茶色。カルシウム分による析出物を眺めると、湯の濃厚さが感じ取れる。
     ジャグジーではない方の浴槽の湯は、客室風呂と同じ薄い緑色で、析出物はほとんどない。同じ源泉なのに、湯使いが異なると、いろいろあるようで、神秘的だな。



    宴会、法要、結婚式に

     浴室はスーパー銭湯チック、館内は公共施設チックと私感な温泉ホテルは、八雲駅からタクシーで1,100~1,200円の立地に佇む。

    結婚式場も併設
     収容人数400人の宴会場、チャペルなども併設されており、宴会、法要、結婚式などに利用される、地元に根差したシティホテルの機能を持っている。日帰り客で賑わい、仕事で泊まる人が多いそう。
     素泊まりして、夕食は館内の日帰り用レストランまたは寿し処を活用するなり、隣接地のドライブハウス金太郎という食堂で食べても良いかも知れない。

    朝食
     朝食は7~9時の間、1階玄関脇のレストランで。

    レストラン
     客室ごとに席がセッティングしてあり、弁当箱が置いてある。座るとスタッフがやってきて朝食券を渡したら、白米とみそ汁を持ってきてくれた。地元産牛乳、冷水、ほうじ茶、落としたコーヒーはセルフサービス。

    析出物
     なかなかどうして、スバラシイ析出物だ。

    →平成14年12月の温泉分析書

    ・源泉名「八雲カルシウム温泉」
    ・ナトリウム-塩化物泉 (旧・食塩泉)
    ・成分総計6.333g/kg
    ・泉温48.4度
    ・毎分250リットル、動力揚湯
    ・pH8.16

     日帰り受付7~22時(営業は23時まで)、450円。

    夕食全景
     当方指定の18時から、一気出し。
     食事会場は1階大広間だが、1人1,050円追加すれば部屋食となる。