札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    --.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
    別荘地に温泉ペンション

     ニセコの温泉別荘地に、温泉ペンションがある。アダージョとは音楽用語で「ゆるやかに演奏せよ」を意味するイタリア語らしい。「新館」(7室)と「本館」(5室)で構成されるが、互いの建物は区画が離れており、一般道路を歩いて2~3分の距離感だ。

    本館
     新館と本館は特色が異なる。「新館」は全室にこじんまり露天風呂がつくが、それ以外の風呂はない。「本館」は客室に風呂はないものの館内に家族風呂が2ヵ所あり、本館の客専用となっている。

     5月末の土曜日に泊まりへ行こうと、じゃらんnetで料金を確認すると、新館の和室は14,800円、洋室は13,800円だった。これに対し本館は安価だ。

    ・洋室(ぱのらま)11,500円
    ・洋室(てんまど)9,800円
    ・和室9,600円
    ・洋室(かえで)9,000円

     やはり閑散期なのだろうか。「平日限定!本館○得プラン」が土曜日にも適用されていた。これを利用しない手はない。

    ・洋室(ぱのらま)8,800円
    ・洋室(てんまど)8,500円
    ・和室7,800円
    ・洋室(かえで)7,800円

     洋室(ぱのらま)8,800円+夕食部屋食1,000円+入湯税150円=9,950円。大1枚でお釣りが来るから、思い切って一番広い客室をチョイスした。



    露天風呂を貸し切りで

    露天 屋根が付いた岩組みの露天風呂は、3~4人が湯浴みできる広さ。白濁、というよりも泥っぽい色合いの硫黄泉が温泉情緒を高める。

     道立保健所シールによれば、一切細工のない湯で、ちょっぴり熱めの湯もじきに慣れてくる。

     眺望だって悪くないし、なんと言っても貸し切りで入浴できる点が嬉しいな。誰に気兼ねすることなく、じっくり湯浴みできるって「ああ、泊まりに来てホント良かった」と感じる。夜の星空もきれいだ。




    陶器の重要性を知る

    ゆうしょく
     通常は新館レストランで夕食となるが、1人1,000円払って部屋食に。スタッフが車で食事を運んできた。

     松花堂弁当のような箱に、おかずが並んでいる。プラスチックの入れ物に白米があるほか、2つのポットのうち、1つには温かい天つゆ、もう1つは味噌汁が入っていた。仕出し屋から弁当を出前した印象だ。食べ終わったら黄色いケースに器などを入れて、客室の前に出しておくと、スタッフが取りに来る。

     食事は家庭料理プラスアルファな美味しさだった。もし、1品1品が陶器に盛りつけされていたら「結構、いい感じの食事だな」と思っただろう。
     もちろん、新館レストランで食したら、ちゃんと皿で供される。デザートは市販のコーヒーゼリーではなく、手作りアイスとか、そういうしっかりしたものを出してくれるそうだ。



    ペンション=洋風民宿

     この宿、注意書きの多さが目を引いた。新館の玄関ドアには「チェックインは午後3時からです」。本館の風呂の脱衣所には「強風対策の為、風呂の窓絶対にさわらないでください。どなたかが開けたので、風でなくなりました」「温泉とめないでください」。一例を挙げたが、こんなふうな手書きの張り紙がベタベタ貼ってある風景は「粋」じゃない。

    あだじょ
     ただし、きっと「人手不足」という理由があるのだろう。スタッフは「新館」を拠点に受付や食事づくりを行っており、本館にまで手が回らない様子だった。実害があるわけではなく、むしろ注意書きがあった方が客としても助かるメリットはあると思う。
     そもそもこの宿は温泉ペンションであり、訳せば「洋風温泉民宿」となる。そうかそうか民宿なのだ。本館玄関前に、石油を入れるポリタンクがズラリ並び、生活臭を感じたのだが、民宿ならば合点がいく。宿のネーミングはハイカラだが、飾らない姿勢なのだな。

     ちなみに、本館の宿泊客は当方1組だけだった。スタッフは新館に常駐しているため、宿全体を貸し切ったことになる。まるで貸別荘で一夜を過ごした気分になり、気分も上々だった。新館の客は4~5組見かけ、盛況のよう。

     本館は客室やプランを選べば10,000円以下で宿泊OK、貸し切り露天風呂、食事は家庭料理プラスアルファ・・・ こんな点が特長と感じた。新館については泊まっていないから、どうなのかしら。

    スポンサーサイト
    朝食
    ・白米(おひつ)
    ・味噌汁
    ・スクランブルエッグ
    ・生ハムサラダ
    ・いかときゅうりサラダ
    ・ソーセージ&ベーコン炒め
    ・カップ納豆
    ・しらす煮付
    ・梅干
    ・ひじき
    ・しゃけ焼、ブロッコリー
    ・フルーツ(すいか、バナナほか)

     飲み物は冷水、お茶、マシンから注ぐコーヒー。

     本館の食堂にて、宿指定の8時から。

    部屋食を楽しむ
     通常は新館の食堂で食すのだが、1人1,000円払って部屋食にした。当方指定の18時から。
     新館で調理したものを車で運んでくるので、一気出し。

    温泉分析書 (平成16年11月19日)
    ・源泉名 湯本温泉 アダージョ
    ・湧出地 蘭越町字日ノ出554
    ・泉温48.8度 毎分62リットル 自然湧出
    ・無色白濁 微弱酸味 硫化水素臭
    ・pH3.6
    ・成分総計0.165g/kg
    ・単純硫化泉(硫化水素型)

    露天風呂
     本館(5室)の1階と2階にそれぞれ貸切風呂がある。本館の客は、文字通り「貸し切り」で湯浴みを楽しめる。ちなみに、新館(7室)の客は入浴NG。この風呂へざぶり浸かりたければ、本館に泊まるしかない。

     日帰り入浴も受け付けていないそう。

    看板
     道道66号を走り、国民宿舎雪秩父の手前に差しかかると「日の出が丘 温泉別荘地」という、なんとも魅惑的な看板が見えてくる。迷わず突入し、坂道をくねくね運転すると、しゃれた別荘が目立つ。


    新館
    デザイナーズらしい
     別荘地の一角に「湯ごもりの宿 アダージョ」の新館が見えた。

    家庭的
    DVDだらけのフロント
     玄関を開けると右手にフロントがあり、DVDがたくさん置いてある。客室で鑑賞できるという。
     立ったままチェックイン手続き。新館(全室温泉風呂付)に泊まるならば、このまま客室に通されるのだが、当方は本館を予約している。
     本館は、ここから少し離れた別区画に佇む。坂道ゆえに徒歩ならば2~3分だろうか。「車で移動してください。スタッフがおりますから」。

    後ろに羊蹄山が見える
     昆布駅から3.2キロメートル。日帰り入浴専用で、営業期間5月~10月末まで、10~21時。400円。

    女性脱衣所

    温泉分析書 平成14年10月21日
    ・源泉名 黄金温泉
    ・源泉地 蘭越町字黄金270-3
    ・泉温36.7度 動力揚湯
    ・無色 澄明 無味 無臭
    ・pH6.8
    ・成分総計3.389g/kg
    ・蒸発残留物2.615g/kg
    ・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉

    もりそば550円+大盛り100円
    もりそば
     とにかく麺が太い。一口づつ噛みしめて胃袋へ送る。


    かけそば550円
    かけそば
     大葉の天ぷらは「おまけ」で提供。


    そばもち
     食事を終えた後、サービスとして「そばもち」が振る舞われた。麺の太さにしろ、大葉の天ぷらにしろ、そばもちにしろ、なんだか気前の良いそば屋だな。

    やぶとみ
     昭和32年創業。昭和な風情漂う店内で、どこか懐かしい。

    どんぶり
     どんぶりに記されている電話番号は3桁だった。歴史を感じずにいられない。

    桜と羊蹄山
     2週間前にニセコを巡り、とっても楽しかったので、また足を運んだ。

    水
     京極町ふきだし公園にて。

    電線が惜しい
     カウンターの窓越しに、羊蹄山が見える。

    5月30日に食した
     ケーキセット750円。ケーキは手作りで、時期によって内容が変わるそう。コーヒーはかなりこだわっている。

    看板猫
     猫がいることもある。

    かんばん
    高野珈琲店
     2008年(平成20年)8月オープン。民家のような風情と控えめな看板ゆえに、店を見逃すかも。
     営業時間10~18時(豆販売は19時まで)。定休日は火曜、水曜。スタンプカードをもらった。



     道の駅「ニセコビュープラザ」で野菜やバジルの苗を買ったり、羊蹄山の湧水をくんだり、喜茂別町の路地店でアスパラを購入したりしつつ、ニセコドライブを終えた。

     蘭越町産のそば粉を使い、毎日手打ちしたそばを提供している。10割そば(150円増し)を食したかったが、既に売り切れだったので、2・8そばを頼んだ。

    せいろ600円
    せいろ600円


    かけそば600円
    かけそば600円


    店内


    のれん


    外観
     営業時間11~15時、火曜定休。

    大湯沼
     煮えたぎる湯は、国民宿舎雪秩父の湯船で味わえる。

    味わいある看板
    老朽化
     減価償却は済んだ様子の外観である。

    ロビー
    休憩室
    階段を下る
    脱衣所の前
     町営のせいか、館内の造り自体が昔の公共施設っぽい。

    男性の脱衣所
     泉質は2種類ある。

    温泉分析書 平成20年11月10日
    ・源泉名 雪秩父(硫黄泉)
    ・源泉地 蘭越町字湯里664-1
    ・泉温56.8度 自然湧出
    ・pH3.9
    ・弱灰黒色 微濁 弱金属味 硫化水素臭
    ・成分総計0.557g/kg
    ・蒸発残留物0.153g/kg
    ・単純硫黄泉(硫化水素型)

    温泉分析書 平成19年9月10日
    ・源泉名 雪秩父
    ・源泉地 蘭越町字湯里680.2
    ・泉温62.8度 動力揚湯
    ・pH6.2
    ・微淡黄色 澄明 無味 ほとんど無臭
    ・成分総計0.841g/kg
    ・蒸発残留物0.541g/kg
    ・単純温泉

     日帰り入浴時間は、9時30分~21時00分終了(受付20時00分まで)、500円。

    そもそも山小屋な湯宿

     道道66号を走り、国民宿舎雪秩父の辺りに差しかかると、放屁のような匂いがぷーんと車内に漂う。「きたきた、この匂い。屈斜路湖から川湯温泉へ向かう道中でも、味わったね」。存在感のある硫黄の香りが、今宵の湯宿へ誘(いざな)ってくれる。

    五色温泉橋展望台から宿を望む
     標高750メートルに位置する五色温泉旅館は、ニセコ連山の登山口にあり、湯の良さで全国的に人気が高い。5月中旬の周囲は残雪が目につき、厳しい自然環境を感じさせる。
     1930年(昭和5年)頃に開設された宿は、現在の経営者が1973年(昭和48年)から継いでいるようだ。昔々は道路が冬期間閉鎖されたため、スキー場からリフトを乗り継いでスキーで客がやってきて、雪見風呂へドボンとしゃれこんだという「ホンモノの秘湯」だったが、近年は除雪のおかげで冬も車で行ける上、1998年(平成10年)には、ログハウス風のこぎれいな建物に生まれ変わった。

    宿名入りゆかた
     アルバイトチックな私服姿の男性スタッフに応対され、通された本館の客室は、築10年ちょっとのこざっぱりした風情だ。窓外のデッキから、イワオアンヌプリの美しい景色を望めるものの、デッキ&窓の汚れが目立った。布団は客が勝手に敷く仕組みで、夕食は18時、朝食は7時30分(冬は8時)と決まっている。
     この湯宿は、そもそも登山客に愛されている山小屋の位置付けと受け止め、必要以上のサービスを求めなければ、浴衣やバスタオル、歯ブラシも揃っており、客室に冷蔵庫完備、ポットは電気式だから夜中にカップラーメンもOK、洋式トイレ&洗面台付の客室の環境は、なんて快適なんでしょう、と感じるかしら。




    白濁の湯 お風呂三昧

    湯面
     体を洗った後、ざぶり湯に浸る。ああ、気持ちいいな。しばし酔いしれた後、湯色を眺めつつ匂いを嗅ぎ、舌先でなめ、肌触りを確認するとともに、静寂な空間に響く湯口から注ぐ湯の音色に耳を傾ける。いわゆる五感(視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚)で、湯を楽しむ。

     男女別に、展望風呂からまつの湯があり、含フッ素・食塩・苦味-硫化水素泉の鮮度の良い湯が注ぐ。白濁しているが、湯抜き掃除した早朝は、透明だったりする。別館の風呂も味わえるとあって、宿泊客は3ヵ所の浴室をはしご出来るというわけだ。これは忙しい。嬉しい悲鳴である。個人的には別館の風呂(本館とは別の源泉)が穴場な感じで良かった。

     ちなみに、冬期間閉鎖の混浴露天風呂は、まだ雪に埋もれて入れなかった。過去の温泉ガイドブックを拝見する限り、木造りだったからまつの湯が、ピカピカに生まれ変わってしまい、この湯宿の渋い風情がまた一つ亡くなってしまったと感じただけに、この混浴露天風呂が昔の風情を残す「最後の砦」のような存在と思う。



    「素朴な感じが好きです」

    夕食
     宿指定の18時、1階食堂で夕食を楽しんだ。一気出しゆえに、焼いたエビがぬるいのは仕方ない。刺身は解凍し切れていないため、醤油に漬けて、〆に白米に乗せて食した。名物らしい山菜鍋は、可も不可もないという感じで、なんとなく宴は終了した。

     2食付8,550円だし、なんと言っても山小屋ですから、と思った。で、翌朝5時、北海道の夜明けはいやはや早いなあ、と痛感しつつ、からまつの湯へ行くと、他の宿泊客がいらっしゃたので、挨拶から会話に発展した。

     聞けば、この湯宿の常連客で、五色温泉旅館の湯に惚れ込んだそう。この方に対し、「夕食は、あともうひと押しな感じ。内容が寂しかったですね」と言えば、「うん、わたし、あの素朴な感じが好きなんです」。食の好みはいろいろだな、と勉強した次第。



    5月中旬は穴場

    夜の外観
     ニセコはリゾート地として全国に名を馳せ、夏は登山、秋は紅葉、冬と春はスキーで、オールシーズン賑やかなイメージがある。でも、冷静に考えれば、どこかに必ず「シーズンオフ」があるはず。
     
     ゴールデンウィーク明けで春スキーは終了、登山にはちょいと早い5月中旬は、空いていた。本館の宿泊客は3組だけで、日帰り入浴客も予想よりは少なく、イモ洗い、という感じではなかった。誰もいない夜の露天風呂で、空をじっと見つめると、星がたくさんあって、きれいだな。

     現在の五色温泉旅館の姿について、誰もが気軽に楽しめる湯宿に進化した、と受け止めるか、昔の渋い風情がどんどん失われて物足りない、と感じるか、人々の思いはさまざまだろう。ひとつ言えるのは、札幌から車で2時間くらいで、ナイスな自然環境の下、いい湯が味わえる。これは確かだ。

     別館(素泊まり3,615円・6室)は、満員御礼だったことを付記しておく。みなさん、登山客だったらしい。

    朝食
    ・しゃけ焼
    ・白菜おひたし
    ・きんぴらごぼう
    ・温泉たまご
    ・佃煮
    ・味付のり
    ・白米(おひつ)
    ・味噌汁

     飲み物は熱いほうじ茶、冷水。

    食堂
     宿指定の7時30分から、夕食と同じ1階食堂で。

    夕食
    食堂俯瞰
     宿指定の18時から、1階食堂で。一気出し。

    ぽつん
     ぽつんと離れたところに、素泊まり専用の別館(1泊3,615円・6室)がある。

    花畑源泉
     別館の前に、湯だまりを見つけた。看板をよく見れば「五色温泉花畑源泉」と記載。この湯が別館の湯船を満たしているようだ。

    温泉分析書 平成16年9月6日
    ・源泉名「花畑源泉」
    ・湧出地 蘭越町字湯里671
    ・55.4度、毎分200リットル、自噴
    ・無色澄明、酸味、硫化水素臭
    ・pH2.4
    ・成分総計  3.823g/kg
    ・蒸発残留物 3.679g/kg
    ・酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)

    別館正面
    別館玄関内
    脱衣所前脱衣所
    内湯


    男性内風呂

    内湯


    こじんまり




    男性露天風呂

    からまつ露天の湯口


    残雪みえる露天風呂


    限りなく白色に近いブルー」


    露天風呂


    からまつ前の休憩所


    からまつ前廊下


    男性脱衣所

    限りなく白色に近いブルー
     空気に触れ、青白く濁る湯。

    展望前
    温泉分析書
    ・源泉名「五色温泉」
    ・湧出地 蘭越町字湯里 道有地 イワオヌプリ山麓
    ・含フッ素・食塩・苦味-硫化水素泉
    ・79.4度、毎分200リットル、自然湧出
    ・無色のち微白濁、酸味、硫化水素臭
    ・pH3.2
    ・成分総計  5.284g/kg
    ・蒸発残留物 5.113g/kg

    展望脱衣所
     日帰り入浴8~21時、600円。

    看板
    外観
     ニセコの山の中に佇む宿。

    玄関前玄関
     靴を脱いで上がり、受付でチェックイン。

    ロビーに暖炉
    客室前廊下客室前玄関
     鍵をもらい、2階の客室へ自力で行く。

    車両通行止め
     道道66号(岩内洞爺線)を岩内方面へ向かう。ニセコ湯本温泉郷を過ぎて道道58号(倶知安ニセコ線)と交わる辺りで、冬期間通行止めになっていた。5月15日(土曜)時点の話である。

    除雪
     右手の道道58号に進み、ニセコ五色温泉郷のところで、こちらも冬期間通行止め。除雪作業の真っ最中だ。

    湖面に映る羊蹄山
     蕎麦屋の敷地内にちょっとした湖が広がり、羊蹄山が見えた。
     この景色、店内の窓からも拝める。

    湧水
     湧水もあったりする。ただならぬ蕎麦屋と私感。ナイスロケーションだな。

     札幌からニセコって、中山峠を通れば車で2時間足らず。天気の良い休日、ぶらり気軽なドライブコースとして札幌市民に人気が高い。

    中山峠
     公共交通利用派の当方は、ニセコドライブの経験ってほとんどないんです。JRやバス利用ではせ参じたことはあるけれど、ニセコ町まで片道3時間くらいかかる上、車のようにアチコチ移動できないので、宿へ直行、翌朝は札幌へ直帰する感じ。点在している観光地を楽しめていないな。

     これまで泊まったことのあるニセコ界隈の湯宿は、鯉川温泉旅館、ニセコ薬師温泉旅館、ホテルようてい、ワイス荘、富士観光ホテル(廃業)。
     ほかにも魅力的な湯宿が散見されるし、いろいろ観光スポットや食事処を巡りたい。

    羊蹄山
     ならば小回りの効く車でニセコを廻ろうと思い立ち、レンタカーを借りた。1日半で12,600円+ガソリン代。

     ああ、おそらく生まれて初めてのニセコドライブへ。

    出所せんべい
     さわむら網走監獄売店で限定販売している。

    出所せんべい1
     小麦粉ベースの焼菓子。6袋(12枚)入り、600円。

     購入時、売店のおねいさまに「お勤めごくろうさま」と、飴をもらった。

     3泊4日オホーツク湯宿めぐりの旅は、これにて終了。

    刑務所1
     網走駅から徒歩圏内、三眺地区にホンモノの刑務所があった。博物館 網走監獄とはまったく別の場所である。

    刑務所2
     全国に67ヵ所ある刑務所の中で、最北端に位置する。定員は759人で、再犯者の短期処遇が目的だ。
     ちなみに全国の受刑者数は70,000人強で男性が圧倒的に多い。これに対し刑務官は16,000人という。

    刑務所3
     刑務所が地元にもたらすメリットは少なくない。

     ・受刑者が網走市の地方交付税の算定対象となる
     ・職員と家族が定住し、地元で消費する(幹部職員以外、異動なし)
     ・刑務所がいろいろな物を地元から購入する
     ・受刑者の労働力をいかし、地元企業が安価に仕事を発注できる
     
     そんなこんなで、地元経済が恩恵を受けるようだ。

     刑務所の職員は、基本的に異動がないことを初めて知った。

    もりそば700円
    もり700円
     自家製粉の手打ちそば。大盛りは200円増し。


    正油ラーメン650円
    正油650円
     そば屋のラーメン。ほんのり甘めのスープでホッとする。


    しば乃家
     営業時間11~14時、17~20時。火曜定休。網走市つくしヶ丘4丁目。カウンターと小上がりあり。おそらく地元客の方々が詰めかけ、人気のよう。

    渋滞
     知床五湖を一目見ようと、9時過ぎに到着すると、既に駐車場(乗用車76台、バス8台)は満杯だった。空車待ちの車は、前に6台ほど。後ろにもたくさん列をなす。
     20分くらいで入場を許され、バスの駐車スペースに通された。こういう臨機応変な対応をされなかったら、もっと長時間待たされたかも知れない。駐車場利用料金410円。

    看板
    木道入り口
     2006年(平成18年)に作られ、今春延長されたばかりの高架木道を歩こう。片道800メートル、往復でおよそ40分の散策だ。開園時間7時30分~18時30分。

     斜里町市街地から国道334号をまっすぐ走り、ウトロの街中を抜けると、左手にオホーツク海、そして右手の山側に、国民宿舎桂田が見えてきた。

    外観
     築年数を感じる木造宿は、客室数13室。トイレ、洗面所ともに共同、壁が薄い点は、ご愛嬌ということで。掃除は行き届いている。

     この湯宿のなにが良いかと言えば、湯とメシに尽きるだろうか。



    緑っぽい湯にざぶり

    女性風呂
     赤澤温泉という源泉は、55度のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(旧・含重曹-食塩泉)で、緑っぽい湯が浴室の床を染めていた。なめると鉄さびの味わいがする。

     内風呂&露天風呂ともに1~2人用の狭い空間ながら、夜中も入浴可だけに、貸切で入浴できるチャンスも多い。ちなみに源泉名は、温泉分析書申請者の名字とイコールだった。



    名物「活かにすき鍋」 〆に雑炊

    活かにすき鍋
     この宿、夕食の「活かにすき鍋」が名物らしい。これ、1人に1つカセットコンロ&鍋を準備し、ズワイガニを丸ごと1匹ぶち込む。甲羅が赤く色づけば、食べごろだ。茹で過ぎない方が良い。

    かに ほぐした身を貯めて、一気にほおばると、とても贅沢な気分になる。鍋に残った汁で作る雑炊に、かに身と玉子を混ぜてがしがし食べるとうんまい。大広間でわいわい食べる荒っぽい浜料理が面白い。
     もっとも、かにを食べる作業が面倒と感じるならば、魅力を感じないメニューではある。
     鍋に加え、鮮度の良い刺身、トキシラズ焼、かすべ唐揚といった海の幸、すべて美味しゅうございました。
     そして、朝食。セイロで蒸した温野菜が良かったな。落としたコーヒーもあったし。

     なかなかどうして、ナイスな食事だった。



    オホーツク海を望む宿

    夕日
     イマイチな天候だったが、オホーツク海に沈む夕日を垣間見ることができた。国道334号を挟むが、海に近い湯宿だからこそ、こんな景色を楽しめる。

     ゴールデンウィークゆえ、満員御礼。大広間で夕食したのだが、1人旅の女性も見かけた。少々の割増料金で稼ぎ時に1人旅を受け入れる経営姿勢はいい感じ。若い女性スタッフ中心で、物腰も柔らかだ。

     世界遺産「知床」のベースキャンプと言えるウトロ温泉で、1人9,480円は、納得価格かしら。

     夕食と同じ1階会場で食す。当方指定の7時から。

    朝食
    ・焼魚、梅干
    ・煮魚
    ・湯豆腐
    ・温野菜(かぼちゃ、じゃがいも、にんじん、ブロッコリー)
    ・白米
    ・味噌汁
    ・いか塩辛

    朝食セルフ
     白米と味噌汁はセルフサービス。パック入り納豆、生卵、味付のりはお好みで。

     飲み物は、冷水、牛乳、ほうじ茶、落としたコーヒー。

    夕食
     1人に1つ、カセットコンロ&鍋がつく。

    食事会場
     当方指定の18時から、1階大広間で。

    飲み物メニュー(抜粋)
    ・生ビール(中)、瓶ビール(中)各525円
    ・知床ワイン(赤、白)360ml 1,050円
    ・酒(1合)450円
    ・ソフトドリンク各210円
    ・焼酎(インカの目覚め)720ml2,300円、グラス580円
    ・梅酒(梅乃宿 あらごし梅酒)グラス550円

    脱衣所前
    男子5
    温泉分析書 平成9年5月29日
    ・申請者 有限会社赤澤保守管理サービス 代表取締役 ○○○
    ・源泉名 赤澤温泉(斜里町ウトロ香川362-1)
    ・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
    ・泉温55.3度
    ・毎分361リットル(動力揚湯)
    ・pH6.8
    ・成分総計 6.210g/kg
    ・蒸発残留物5.092g/kg
    ・知覚的試験 無色澄明 微弱カン味 無臭

     日帰り入浴12~18時、500円。

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。