札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    味わいある手書き看板
     白老町に点在する温泉団地は、思わぬ出会いに満ちている。正式名称は「手打ち蕎麦・うどん処-民家-むぎぜん」。

    ホテル山田に近い
     貸家で温泉が味わえる。温泉床暖も完備しているほか、台所と洗面台の蛇口からも温泉ドバドバらしい・・・白老って、レベルが高すぎる。

    さりげない看板
     今は亡き「旅荘ラッキー」の至近に佇み、同じ源泉の湯を味わえる(と思う)。

    派手な色使い
     久々に巡ってみる。

     内地の湯めぐりは新鮮でとっても楽しいが、札幌からそうそう足は運べない。1泊2日で気軽に味わえる普段着の湯宿は、居住地から片道2~3時間が限度だろうか。あまり移動時間が長いと、どうしても疲れてしまう。

     普段よりちょっぴり遅く起きた土曜日。ぐずぐず旅支度しつつ昼頃に旅立って、15時までにチェックイン。ひとしきり湯浴みを楽しんだ後、再放送の2時間ドラマを見るともなしに眺める。時計をみると17時30分。あれっ、そろそろ夕食じゃん。身体も冷えてきたし、ザブンとひとっ風呂だけ味わおう。

    庭から望む外観
    客室
     個人的には、JRで1時間ちょっとで行ける登別温泉の距離感がちょうど良い。湯宿は「花鐘亭はなや」。宿泊料は15,800円が標準だが、たまに12,750円の部屋が空いているケースがある。それを狙って行くとお得感が増す。



    懐石風の夕食

     なんと言っても料理がいい。複数回にわたって、アツアツ出来たてを客室まで運んでくれる。料理人が素材にいろいろ手を加え、見た目にも美しい懐石風料理は、素材そのままをどーんと提供しがちな北海道の湯宿にあって、珍しいと言えそう。

    食前酒
    前菜
    吸物
    造り
    焼物
    蒸し物
    酢の物
    洋皿
    おまけ
    鍋物
    食事
    でざあと




    朝食
     夕食が豪華ならば、朝食はトーンダウンしているケース、けっこう遭遇する。でも花鐘亭はなやは手を抜かない。見た目は地味かもしれないが。



    外観
    風呂
     内湯・露天風呂ともに家族風呂のような狭さだし、秘湯めいた風情もない。全21室の館内はこぎれいだけど、ちっちゃい造りで開放感がない。

     それでもいい。女将さんやスタッフの歓待があって、春夏秋冬でメニューを変える料理人こだわりの懐石風料理に舌鼓を打つ。登別温泉でもっともメジャーな「1号乙泉」が注ぐ湯舟に浸かり、白濁した硫黄泉に抱きしめられれば、日ごろのモヤモヤが吹っ飛ぶこと請け合いだ。


    2008.10.05 花鐘亭はなや・雑感
    2006.02.12 花鐘亭はなや・雑感(下)
    2006.02.12 花鐘亭はなや・雑感(上)

    850円
     味噌の風味バツグンの牛肉が国産米の上で踊る。しば漬、きゅうり漬、ふき煮、かまぼこが食感のアクセント。

    駅弁1
     850円。製造者はウェルネス伯養軒郡山支店。

     東北新幹線で東京へ。羽田空港から北海道へ帰る。

    ・福島駅12時18分
    ・東京駅13時56分
    ・羽田空港15時30分
    ・新千歳空港17時05分

     盛夏の東北を2泊3日で巡るオンセン旅を、つつがなく終えた。

    ケーキセット560円

    ケーキセット560円
     ステンレス製ポット(2杯分)でコーヒーが提供される。
     単品300円(ブレンド、アメリカン)もポットで。かなりお得。そして美味しい。

    冷房ひんやり
    いい店だった
     教会、博物館、ショップが立ち並ぶ複合ゾーン「アンナガーデン」(福島市荒井字横塚)内に佇み、焙煎工場を併設していた。感じの良い女性店員が心地良い。

     自家焙煎専門店のせいざんグループは、秋田から鹿児島まで全国20店舗以上。本店は同じ福島市内のブルーマウンテン本店だそう。

    看板
     福島市土湯温泉街から、さらに山奥へ入り、アップダウンの激しい細い砂利道を3~4キロメートル進んだずんどまりに1軒宿の不動湯温泉がある。この道程(みちのり)と宿の立地条件って北海道で言えば、朝日温泉(岩内町)に似ていると思った。


    福島市内 山奥の1軒宿

    味わいある外観
    湯治棟
    しぶい 「いやー、鄙びた建物だね」。思わず声を上げた。大正8年(1919年)創業。1~3月の冬期間は休業するという。

     廊下とふすま1枚で隔てた湯治棟もある。泊まったのは本館の客室だったが、客室の位置によっては眺めがイマイチのケースもあるようだ。

     電話予約時にその辺りをスルドク注文したため、角部屋&眺望ナイスの客室に通された(と思う)。

     この日は暑い上、無風状態のため、客室が蒸す。窓を開け放し(網戸あり)扇風機を回してもなかなか涼しくならない。さすがに夜中はひんやりしてきたが。
    客室



    5ヵ所の湯
    常盤の湯
    貸切
    羽衣
    婦人
    露天
     風呂は計5ヶ所。どれも家族風呂プラスアルファなこじんまりした湯舟だ。さまざまなガイドブックで紹介されている「谷間の露天風呂」は長い長い階段を下りた渓流沿いに佇み、秘湯の風情がある。硫黄泉で糸くずのような湯花が浮かぶ一方、湯口が湯舟壁面にあり「プシュー」とジェットバスのように湯を噴出させている。宿スタッフの説明によれば、地元保健所の指導の下、レジオネラ菌対策として2~3年前から循環装置を用い、臭いが気にならない微量の塩素を混入しているそうだ。
     「こんな鄙びた湯宿の、こんな秘湯めいた露天風呂も循環塩素殺菌なのか」。いやはやサプライズだった。これも時代なのか。 



    山宿料理に舌鼓
    夕食
    朝食
     夜も朝も部屋食でのんびり。見た目の派手さはないものの、地の物を生かした手作り感の伝わってくる内容だ。
     夕食で供された「鯉の洗い」は、敷地内の池から水揚げした鯉で、きれいな湧水で育てているため臭みがない。後出しされた「イワナ焼」はアツアツの焼き立てだったのが嬉しい。この手の焼き魚って、人肌のケースが多いから。



    宿の人とよもやま話

     福島市の市街地から1時間程度で、秘湯めいた渋い1軒宿が味わえる。こんなロケーションなのに循環塩素殺菌している点はびっくりしたし、谷間の露天風呂まで往復するのが面倒だったり、常盤の湯の脱衣所でなぜかアンモニア臭がきつかったり、男女共同トイレは緊張するから男女別のトイレに入ったら、鼻がひんまがったり、細かいことを取り上げたらきりがない。

     でも、食事を運んでくれた男性スタッフは質問に感じ良く答えてくれ、つれは気を良くしていた。帰りに宿泊料(1人10,650円)を払おうと玄関脇の帳場(茶の間な風情の和室)に行くと、大女将さん、大旦那さん、そして宿を手伝っているお孫さん(女性)が座っていて、「さあさあ、まず座ってください」。
     精算した後、お話し好きの大女将さんらに宿のことを伺った。東日本大震災で宿は何一つ被害を受けず、棚もひっくり返っていなかったそうだ。「不動湯」というだけあって地盤が固く揺れなかったようだ。お孫さんに「これどうぞ」と、宿名入りの団扇をもらい、3人に見送られながら宿を後にした。

    ラムネ
     前日に泊まった滝川屋(福島県猪苗代町)も、精算時に茶の間みたいな帳場で、宿の人と客がよもやま話に花を咲かせる機会を設けていた。北海道の湯宿でこういう経験はない。なんだか親戚の家に招かれた感覚で、あったかい気持ちになる。福島っていいな。

    朝食
    ・白米(おひつで)
    ・味噌汁
    ・焼きのり
    ・温泉玉子
    ・しゃけ焼 わさび漬
    ・こんにゃく刺
    ・サラダ
    ・たけのこザーサイ
    ・漬物

     8時から客室で。

    夕食
     宿指定の18時から、客室で。後出しあり。

     風呂は合計5ヵ所。「常盤の湯」「羽衣の湯」「谷間の露天風呂」は混浴で、「婦人の湯」はその名の通り女性専用、「貸切風呂」はいわゆる家族風呂だ。

    羽衣の湯
     混浴と言っても浴室&湯船は家族風呂プラスアルファな狭さ。見知らぬ異性と2人きりになったら、いろいろ支障が生じるだろう。誰もいない時を見計らって入浴した。

     泉質は、単純泉、弱硫黄泉、硫黄泉、単純炭酸塩泉・・・と多彩。近年の温泉分析書は見当たらないが、古い情報は館内でいくつか散見できた。
     昭和15年(単純泉)の内容は板に手書きしてあるが、ボロボロで読みにくい。昭和29年(同)の情報は「温泉分析検定書」という福島県衛生研究所によるホンモノだった(撮ってきた写真がピンボケで判読不可)。昭和60年(硫黄泉)は入浴心得と称する案内板だった。

     湯使いは、すべての浴槽で循環塩素殺菌。数年前からレジオネラ菌対策として実施しているという。

    木陰に建物が見える
     駐車場に車を停め、荷物を持って階段を下ると、今宵の湯宿が見えてきた。

    玄関前
     本館7室、湯治棟の旧館6室。

     福島市の街中から16キロメートルの土湯温泉は、1,000年の歴史を誇り、江戸時代は宿場町として繁栄した。

    土湯温泉街
    顔ハメ 温泉街の中央を流れる荒川沿いに湯宿と商店が立ち並ぶ。湯宿の数は10軒ほど。周辺の1軒宿を含めた「土湯峠温泉郷」としては20軒くらい。
     湯宿の軒数を「ほど」「くらい」でお茶を濁す理由は、東日本大震災以降、廃業・休館が散見されるからだ。

    観山荘は自己破産14億円(4月28日付)
     国道115号から地震で壊れた湯宿を拝見。改修費をねん出できず、客足も落ちて自己破産したという。

    向瀧は鋭意復興中
     こちらの湯宿は、復活を目指し改修するそう。東北のあちこちで復興に向けた工事が盛んだけに、建設会社にオーダーしても、なかなか来てくれないらしい。

     しかしながら、廃業&休業中の湯宿は少数であって、多くの湯宿は頑張っている。連休中の昼時、温泉街に客の姿があまりないのが気になったが、そう言えば、定山渓や登別も同じだったりするなあ。
     ただし、「つけめんまさはる」というラーメン屋は賑わっており、よっぽど暖簾をくぐろうかと迷った。

    観光協会前
    滝川屋でいただいた炊き込みごはん
    ご当地の水
     でも、昨日泊まった滝川屋でいただいた炊き込みご飯が魅力的なので、温泉街に設置されたパラソルの下で、ランチタイムとしゃれこんだ。

    こんにゃくアイス
    有名らしい
     デザートは地元の名産品「こんにゃくアイス」で。

     今宵の湯宿を目指す。

    野天風呂温泉分析書
    平成14年4月10日


    ・新野地温泉
    ・福島市土湯温泉町鷲倉山
    ・硫黄泉
    ・泉温88.0度
    ・pH6.30
    ・成分総計0.2207g/kg
    ・蒸発残留物0.1272g/kg
    ・加水あり

     日帰り入浴10~15時。
     500円。

     噴煙舞う自家源泉から乳白色の硫黄泉が湧き出る。ワイルドな絶景風呂が特長だ。
    看板
    番犬1匹
    住所


    長閑な風情

     JR福島駅から距離にして32キロメートル、山道を車で1時間ほど走っただけで標高1,000メートルに佇む猪苗代町の1軒宿へ着いた。なんだか「おばあちゃんの家」を思わせる長閑(のどか)な風情で、盆休みに帰省しましたって気分に。

    このカットは「分校」に見える
     2010年(平成22年)から、8代目のご主人と女将さんが夫婦で切り盛りしており、大女将の名物おばあちゃんは隠居している。東日本大震災でひどく揺れたものの、湯治棟(明治10年建設)と本館はともに被害を免れた。

     外観の鄙び加減に比べれば、内部は古いものの、共同トイレ、風呂場までの通路など、真新しくリフォームされていた。共同の洗面所の蛇口から冷たい沢水が流れ、湯上がりにぐびり飲むと美味い。

    客室
     夏真っ盛りだけに、セミの鳴き声が聞こえ、昼間は暑いものの、客室の冷房は扇風機のみ。大きな窓を明け放すと涼しい風が舞い込んでくるが、網戸がないので夜は数匹の虫と格闘した。客室窓の下を川が流れ、水の音が清涼感を生む。山の中とあって、夜は涼しい。




    足元自噴 ぬるめの湯

    分析書
    夜の混浴 横向温泉の開湯は、江戸時代の寛文元年(1661年)にさかのぼる。

     宿ホームページをみると、以前の混浴風呂は、内風呂ながら浴槽を覆うように東屋が建ち、天井の梁が美しく組まれていたのだが、現在は東屋自体が撤去され、シンプルな風情となった。

     木製の湯船を満たすナトリウム-マグネシウム-炭酸水素塩泉は、湯船の床下の節穴から、時折「ポコッ」と湧き出てくる足元自噴。源泉温度は45度というが、いささかぬるい。体感温度37~38度だろうか、長湯しても体が温まらない。夏の盛りだけに爽快だったが、冬場はちょいとキツイかも知れない。
     「もともとぬるめだったが、東日本大震災の影響で、少し湯温が下がった」とご主人は打ち明ける。湯船の床下にある岩と岩の間から源泉が染み出ている構造なのだが、地震によって地下水も混ざるようになったと指摘。「ばあちゃんが言うんですよ、むかし湯温を上げるために地下水が湧出する箇所をなにかで塞いだことがあるって。今回の地震で塞いだところがズレたんじゃないかと」。雪降る頃までに対応する考えだ。

    混浴の浴槽に湯花が舞う(早朝)
    女湯で大量の湯花発見(深夜)
     それはそうと、混浴の浴室に入ると、ほのかに灯油の香りを感じ、透き通った湯をなめると、炭酸の苦味がする。深夜や早朝に浴びると、それまで見られなかった湯花が「これでもか」と言わんばかりに大量に舞っていた。




    自然の恵み 地の物を提供

    女将さんが裏山で採った山菜
    山菜料理はおばあちゃん直伝
    サクサクの天ぷら。女将さんは栄養士の資格を持つ
     女将さんが裏山から採ってきた山菜が、夕食朝食に化ける。「(山菜料理は)おばあちゃんに教わって、美味しいものを」(女将さん)。馬刺し(桜肉)や炭で焼く磐梯牛など、地の物にこだわったボリューム感のある家庭料理だった。



    帳場で四方山話

    看板
     チェックアウト時の会計は、玄関近くの帳場で行われた。6畳ほどの和室で茶の間な風情。ご主人と女将さんが畳に座っており、「どうぞ、まあ、楽にして座って下さい」と促され、われわれも腰を下ろす。お金を払うと、自然な流れで四方山話となり、10~15分くらい話しただろうか。話の節々から「8代続く湯宿を守っていく」の意気込みをひしひしと感じた。カウンター越しに宿泊料を支払って、はいサヨナラ、ではないもてなしに、福島人のあたたかさが伝わってきた。

     こんなふうに時間を割いて接客できる理由は、1日1組限定だから。そう、この湯宿を貸切で味わえるのだ。ただし、観光シーズンはこの限りではなく、ご主人は「様子を見ながら、1日3組はもてなしたい」と考えている。もしも「貸切」にこだわるならば、電話予約の際、きちんと確認を。

     福島市の市街から近いのに、こんなにひっそりした湯宿を味わえる。木造の古びた建物にウットリしつつ、足元自噴の湯に満足しきり。女将さん手製の料理は、下手な旅館料理よりずっと美味い。何より、1日1組の貸し切り状態を味わえたのだから、1人18,650円は値段だけ見るとちょいと高いが、貸切料込みと割り切れば、納得プライスかしら。

     朝食の炊き込みご飯と、自家製の山菜料理を御土産にもらいつつ、ご夫婦で見送ってくれる姿をバックミラー越しに眺め、ふと思う。「こういう湯宿の常連客になりたい」って。朴訥したご主人と、気さくな女将さんにまた会いたいな。
     札幌から遠すぎてなかなかアレだが、東北新幹線&レンタカーで1泊2日の旅が余裕でOKな首都圏在住者が羨ましい限りだ。

    わんちゃん


    朝食
    ・山菜炊き込み御飯
    ・豆腐&山菜みそ汁
    ・長芋おひたし
    ・焼魚(つぼだい)
    ・トマト&エビサラダ
    ・寄せ豆腐
    ・きのこおろし
    ・佃煮
    ・漬物&梅干
    ・玉子焼、おろし
    ・メロン

    山菜炊き込み御飯
     山菜炊き込み御飯は、大きな器で提供してくれた。


    コーヒー
     ドリップコーヒーでフィニッシュ。

    夕食
     指定した18時スタート。後出しあり。

    食事処
     1階の食事処で。

    1階から、さらに階段を下って風呂へスリッパを脱いでドアを開ける
    風呂へ続く通路 風呂場までの通路は、きれいにリニューアルされている。

     女湯と混浴がある。夜通し入浴OK。日帰り入浴は受け付けていない。
    風呂案内
    混浴
    分析書
    ・カルシウム-マグネシウム-炭酸水素塩泉
    ・泉温45度

    ここから私道
    砂利道
    滝川屋
     砂利道の私道を走ると、今宵の湯宿が見えてきた。

    外観
    玄関
     女将さんが歓待してくれた。

    客室前


     福島駅12時33分着。1時間半の新幹線旅だった。福島駅って、東京駅から距離にして270キロ、仙台駅からは80キロだ。そして、福島第1原子力発電所(東京電力)は、福島駅から60キロ離れた太平洋沿いの大熊町と双葉町に鎮座している。

     「60キロ」という距離感は、北海道で言えば、泊原子力発電所(北海道電力)と札幌市の位置関係と同じだ。

    福島駅
     福島駅のホームに降り立つ。冷房の効いた車内と比べ、いやはや蒸し暑い。東京駅もスゴかったが、それ以上に熱帯のような気がするのは、福島市が盆地だからか。

     ところで、福島市は温泉の宝庫である。街中に広がる飯坂温泉(福島駅から11キロ)に加え、山の中には「東北の草津」の異名を誇る高湯温泉(同16キロ)、こけしで有名な土湯温泉(同16キロ)の各温泉街がある。そのほか、1軒宿を中心とした温泉地が山奥に点在しており、1~2泊でこれら温泉地を制覇するのはムツカシイほど、温泉がいっぱいだ。

    駅レンタカー
     事前にネット予約していた駅レンタカーの事務所で手続きし、レンタカー(およそ2日間で11,320円)で福島市界隈を巡る。
     取り急ぎ、今宵の湯宿を目指す。

     東京の老舗店の味が、いくつか盛り込まれているのが特徴。NRE大増が製造。

    1,600円
    ・「今半」牛肉たけのこ
    ・「魚久」キングサーモン粕漬け
    ・「青木」玉子焼
    ・「日本ばし大増」野菜のうま煮

     値段が1,600円の駅弁って、値段だけ見ればお高いのだが、お品書きのありがたい能書きを眺めつつ、老舗の味を噛みしめると、確かに美味いような、そんな気がしてくる。われながらめでたい限り。
     値段を知らないつれに実食してもらうと、玉子焼を絶賛していた。私はキングサーモン粕漬けが美味いと感じた。

    東京弁当
     弁当には、昔の東京駅が描かれた絵ハガキが同封されていた。

    30品目850円
     本当に30品目使用しているようだ。850円。製造者NRE大増。

    30品目バランス弁当
     弁当箱の裏に、30品目の食材&メニューが記されてあった。

     7月16~18日の3連休、暦通りに休める見通しが見えてきたのは7月上旬だった。ああそうか、3連休もいただけるのか。ならば旅立ちたいな。夏の開放感もあってか、北海道を飛び出して「どこか遠くへ行きたい」って気分。

    東京駅にて
     しかしながら、交通費がネック・・・ なんか手はないかとチェックしていたら、JALの「おともdeマイル」というサービスがいい感じ。最初は福岡空港に降り立って、熊本県の「地獄温泉清風荘」で、すずめの湯&フレンチ夕食がいいかな、と思ったが、今こそ東北の湯宿でまったりも捨てがたい。

     熟考の末、羽田空港経由で東北を目指す。往復の飛行機代は私=10,000マイル、つれ=30,340円。

    ・札幌駅06:48→新千歳空港駅07:26 (JR)
    ・新千歳空港08:00→羽田空港09:40 (JAL)
    ・羽田空港第1ビル駅09:49→浜松駅10:09 (東京モノレール)
    ・浜松駅10:15→東京駅10:21 (JR)

     東京駅11:00発、つばさ49号に乗り込む。車窓からメトロポリス(首都)の街並みを眺めつつ、盛夏の東北を2泊3日で巡るオンセン旅がスタートした。

     まずは腹ごなしに駅弁を食べよう。

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