札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    部屋食
    夕食
     18時から客室で。お品書き、後出しあり。

    風呂看板
     一般的に宿と風呂は同じ建物内に共存しているが、この湯宿は違う。
     湯宿の玄関でスリッパを履いて外に出て、敷地内に点在する風呂を味わうシステムだった。家族風呂はフロントで鍵を借りる。

    ・混浴露天(もやいの湯)6時00分~22時30分
    ・女性露天(四季の湯)6時00分~22時30分
    ・足湯
    ・男女別内風呂(薬師の湯)6時00分~24時00分
    ・家族風呂(桧風呂)6時00分~24時00分
    ・家族風呂(切り石風呂)6時00分~24時00分
    ・家族風呂(六尺桶風呂)6時00分~22時00分

     夜中に入浴できないが、湯抜き掃除をしているので納得。
     泊まった離れの「部屋付風呂」は、真夜中も入浴OK。

     日帰り入浴は8時30分~21時00分、500円。

    囲炉裏


    温泉分析書 分析日平成15年8月11日

    源泉所在地→熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6961番地の1
    泉質→ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(硫化水素型) 高温泉・中性・高温泉
    源泉温度→73.1度
    湧出量→毎分180リットル
    解離成分総数1,340.5mg/kg
    溶存物質総数1,541mg/kg
    総成分計1,696mg/kg

    温泉分析書 分析日平成14年5月15日

    源泉所在地→熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6961番地の1
    泉質→単純硫黄温泉 (硫化水素型) 低温泉・中性・高温泉
    源泉温度→49.3度
    湧出量→毎分120リットル
    解離成分総数681.0mg/kg
    溶存物質総数757.1mg/kg
    総成分計884.5mg/kg

     自家源泉2つのうち、湧出量が多いナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(硫化水素型)は単独で注いでいる湯船がある。もう一つの単純硫黄温泉 (硫化水素型)は基本的に前者との混合泉。
     湯使いは、一部浴槽で山清水を20%加えている(湯が熱いから)が、あとは基本的に、加水、加温、循環塩素殺菌なしと記載。夜中に毎日湯抜き掃除している。

     夜10時くらいから、湯抜き掃除が始まり、朝6時から入浴OK。

    玄関前
     黒川温泉街から1キロメートル以上離れた1軒宿。昭和52年開業、客室数15室。

    フロント周り
     玄関で靴を脱ぎ、フロントで立ったままチェックイン手続き。宿ホームページでネット予約した客(もしくはホームページを見たと告げる)に限り、くじを引けるサービスがあり、タオルと牛乳をゲットした。

    ロビー
     早朝のロビーで、コーヒーを自由に飲める。


    離れ

    右手が離れ
    離れの玄関 スタッフに誘導され、宿に1つしかない「離れ」の客室へ。玄関を出てすぐの立地にある。


     別府・鉄輪温泉の陽光荘をチェックアウトし、タクシーで別府駅へ。1,700円。
     JR駅レンタカー別府駅営業所で事前予約したレンタカーを借りる。3日間+1時間(由布院駅で乗り捨て)19,410円。

    10:10 別府駅前

    レンタカー
     これから高速道路(大分自動車道)、国道387号線を経由して、熊本県黒川温泉へ。78キロメートルのドライブ。


    10:35 別府IC

    高速道路
     大雨で速度50キロ制限。なのだが、それを守っていると後続車から煽られてしまう。


    11:05 九重IC

     別府IC→九重ICは36キロメートルの距離だった。

    高速降りた
     国道387号線は2車線。山道をくねくね走る。


    11:25 福元屋で日帰り入浴

    福元屋
     壁湯温泉・福元屋の玄関を開けてスタッフを呼び、1人300円払って日帰り入浴。

    壁湯
     町田川沿いに混浴の「天然洞窟露天風呂」と、女性専用の内風呂「乙女岩風呂」がある。

    天然洞窟露天風呂
    乙女岩風呂
    温泉分析書 平成20年12月10日

    ・源泉名 旅館 福元屋
    ・湧出地 大分県玖珠郡九重町大字町田59-3
    ・泉温36.6度(自然湧出)
    ・無色 澄明 無味 無臭
    ・pH7.9
    ・蒸発残留物0.276g/kg
    ・溶存物質0.322g/kg
    ・成分総計0.326g/kg
    ・単純温泉

    共同温泉
    共同浴場の脱衣所
     福元屋のすぐ近くに、共同浴場(混浴)を発見。脱衣所の下に湯船がある。大分・天ヶ瀬温泉で源泉を所有しているという男性が「うちの湯は熱い。ここの湯はぬるくて長湯できるから時々来るんだ」と話しかけてきた。

    素泊まり1,500円
     掘り出し宿を発見。「大分県外」「2人以上」の客に限定していた。ゴールデンウィークの特別キャンペーンらしい。

    みどり屋旅館
     鉄輪温泉は奥が深い。

    通常料金
     こちらが通常料金(GW、盆、正月)のよう。平日だったらいくらなのだろうか。

    湯治宿「貸間」に2泊

     別府・鉄輪温泉では、湯治宿を「貸間」と呼ぶ。読んで字の如し「居間を貸す」という意味なのだろう。辞書的に言えば「料金を取って長期間人に貸す部屋」となる。

     全国を見渡せば「客舎」(大鰐温泉、温湯温泉)という表現を聞く。ご当地の温泉文化がいい感じ。 

     陽光荘はいろんな雑誌やテレビで幾度となく紹介され、最近は「旅」(新潮社)の2012年3月号(最終号)で拝見。別府・鉄輪温泉=湯治宿(貸間)=陽光荘というほど、メジャーな宿に2泊した。

    アパートっぽい
    渋い和室
     玄関で脱いだ靴を手に持ち、客室前の廊下にある共同下駄箱にしまう。廊下の引き戸を開けると、すぐ客室だ。まさに自宅を開放している下宿屋のよう。たまたま角部屋だったのと、引き戸に簡易な鍵があるので、それなりにプライベートを保てた。



    地獄釜で自炊三昧

     食事は一切提供しない。自炊するor外食するor弁当を持ち込むor食べない、などを自由に選択する。

     2泊するに当たり、朝食は抜き(日常生活で朝食は食べないから。温泉宿に泊まった時だけ頂く)、夕食については1泊は自炊、もう1泊は地元の居酒屋で楽しもうと考えていた。宿周辺の鉄輪温泉街は、飲食店が点在しているし、別府駅前の飲み屋街に足を運んでもイイし。

     結局のところ、2泊とも自炊した。だって楽しいのだから。

    炊事場
    とうもろこし
     別府・鉄輪温泉の特色である「地獄釜」は、源泉から噴き出すアツアツの「噴気」を活用した蒸し器のようなもの。魚や野菜を突っ込んで、時間が経てば、蒸したてホカホカの夕食が出来上がり。油を使わないヘルシー料理を簡単に味わえる。
     
     もちろん、ガスコンロもあるので、炒め物も調理OK。連泊している他の方は、バターでほうれん草と肉を炒めていて、とっても美味しそうな匂いだった。魚を焼いている方もいたな。

    湯
     客室のポットの湯が無くなったら、地獄釜でいつでもアツアツの湯を自分で補給できる。楽しいね。

    食材

    地獄蒸セット1,000円
    1,000円
     陽光荘近くの「鉄輪 海鮮工房」で地獄蒸しセット1,000円を買った。

    ふぐ
     かなとふぐ刺身(長崎産)598円。

    食材
     昨日買い物したスーパー「マルショク やまなみ店」で1,424円分の食材、アルコール、日用品を購入。客室にティッシュがないのでゲットする。



    自炊メシ

    夕食
    自炊でダラダラ食す
     なんだか落ち着く。

    別館の風呂出入り口

    温泉分析書 昭和52年12月26日
    ・源泉名 中野屋
    ・泉質 含芒硝―弱食塩泉
    ・泉温(使用位置・別館)72度
    ・溶存物質4.098g/kg
    ・成分総計4.155g/kg

     湯に一切手を加えていない。

     陽光荘の宿泊客だけ入浴できる。日帰り入浴不可。

    別館
     泊まっている陽光荘から徒歩2~3分の距離に「別館」があった。

    別館玄関
    庭
    建物と建物の間に細い小道を発見
     庭に入ると、別館の後ろ側に細すぎる小道があり、その奥に「ゆ」と描かれた暖簾がチラリ見えた。

    暖簾


    別府湾を望む家族風呂

    温泉分析書 平成23年5月24日

    ・源泉名 記載なし
    ・湧出地 別府市大字別府字一の出3419-3
    ・泉温100.0度(動力揚湯)
    ・無色澄明 微塩味 無臭
    ・pH8.3
    ・蒸発残留物3.155g/kg
    ・溶存物質3.303g/kg
    ・成分総計3.303g/kg
    ・ナトリウム-塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)

    急な坂を登る
    仕出し屋
     茶房たかさきの湯から徒歩30分強と教えられたが、お腹が空き過ぎたため、道端で拾ったタクシーに乗車。細くてクネクネした急な坂を登り切ったずんどまりに、いちのいで会館はあった。760円。

    1人1,400円食事をしたら無料入浴
     仕出し屋が経営しており、1人1,400円で食事+温泉入浴を楽しめる。「入浴だけでイイから、もっと安くして」はNG。あくまで「お食事を食べて頂いた方のみ、お風呂を無料でご利用できます」というスタイルだ。

     1,400円払って入浴できるのは、露天風呂2ヵ所(日によって男女入れ替え)だけ。家族風呂を利用する場合は、別途料金がかかる(60分貸し切り・1グループ3,000円)。2人で家族風呂を利用するならば計5,800円、1人当たり2,900円で、家族風呂+露天風呂+食事を味わえる。高いか安いかの判断は人それぞれ。

     ぶらり飛び込みでOKだが、どうしても家族風呂に入りたかったので、前日に時間指定(正午)で電話予約していた。

     とにかくお腹が減っていたので、先に食事してから入浴を・・・とスタッフに聞けば、「まずはお風呂からお願いします」ときっぱり。ちょうどお昼時で、食事処の大広間は混み合っており、スタッフもテンパっているようだ。

    裏口
     郷に入れば郷に従え、と腹をくくり、スタッフに裏口から誘導され、家族風呂へ。

    坂道を歩く


     面倒なので朝食を作らず、連泊する陽光荘の客室でゴロゴロ。
     10時過ぎに宿を出て個人タクシーを拾い、お目当ての喫茶店へ。2,000円。

    おしゃれな壁
     住宅街の喫茶店。

    外観
    玄関
     温和なマスターが出迎えてくれた。

    店内
    ケーキセット(ブレンド)700円、アイスコーヒー450円。写真はケーキとアイスコーヒー
    メニュー
     落ち着いた雰囲気。急激にお腹が空いていたので、ケーキを食べた。

     よくよく話を聞けば、マスターは「別府八湯温泉道名人会」の顧問(4月から会長の座を譲った)。地元が企画している「別府八湯温泉道」は、加盟する温泉宿や共同浴場を88ヵ所巡れば「名人」の称号が授与されるという。その名人で組織している会のリーダーがマスターというわけだ。
     この喫茶店も、別府八湯温泉道に加盟している。喫茶店を利用した客のみ、マスターの自宅温泉風呂を開放してくれるというのだ。だから、全国各地から温泉好きがこの喫茶店に集まり、湯話に花を咲かせている。

    鄙びてる

    温泉分析書 平成22年10月7日

    ・源泉名 谷の湯
    ・湧出地 別府市北中1組
    ・泉温71.1度(引き湯)
    ・無色 澄明 酸味 無臭
    ・pH4.9
    ・蒸発残留物3.264g/kg
    ・溶存物質3.306g/kg
    ・成分総計3.323g/kg
    ・ナトリウム-塩化物泉(弱酸性低張性高温泉)

    アパート風情
    民家っぽい筒に湯銭を入れる
     6時30分~21時30分。100円を筒に入れる。陽光荘近くの共同浴場で朝風呂を楽しむ。

    バス停「鉄輪温泉東口」近辺
     ゴールデンウィークの早朝6時45分、湯煙(という名の噴気)がくっきり見えた。

    自炊食材を買いに

     鉄輪温泉・陽光荘を17時45分くらいに出て、徒歩5分くらい、九州横断道路(やまなみハイウェイ)に面したスーパーマーケット「マルショク やまなみ店」に着く。

     自炊するに当たり、札幌から手ぶらでやって来た。アレコレ調味料(サラダ油やバター含む)を買い揃えるのはメンドウなので、食材をフライパンや鍋で調理せず、宿自慢の地獄釜(温泉噴気で食材を蒸す)を活用したメニューばかりにしようと決めている。

    マルショク やまなみ店
     なので、調味料は食卓塩70円、あらびきコショウ125円、かぼすポン酢(地元産)380円とする。余したら札幌まで持ち帰ろう。

     さて、蒸す食材は何にしようかな。店内を見学すると、じゃがいも、たまねぎなどは、1個売りじゃなくて複数個を袋売りしてた。別府市民のファミリー層をターゲットにした商品構成なのだな、きっと。袋入りの大量の根菜類を買っても、2泊中に食べ切れないのでスルーし、魚介類をチェックする。

     魚屋さんが2店入居しているうち「志手水産」というところで、どれにしようか迷っていると、おねいさんが声をかけてきたので、相談する。「きょう陽光荘に泊まっていて、自炊する食材を探しているんです」。すると、おねいさんは「そうなんですか~」と、地元産(大分県産)をていねいに説明しつつ勧めてきた。結果、「しらこ」498円、「貝2個」(360円)、「エビ4匹」180円をゲット。「いやー、感じ良いおねいさんだったね」と旅情が高まるのだった。

     その他、「カットスイカ」198円を半額でゲットしつつ、お菓子、缶サワー、ワイン(フルボトル)などを選び、お買い上げ金額は3,430円だった。

     ズシリと重いレジ袋(5円)を持って歩きつつ、どちらともなしに「でも、やっぱり野菜も欲しいところだよね」。2人で考えは一致する。「それじゃあ、陽光荘の裏手にある『ことぶきや』という商店にも、自炊用の食材があるらしいから、寄ってみようよ」。

    ことぶきや
     田舎にあるような小さな商店ながら、そこは自炊宿が多い立地ゆえに、自炊客を意識した品ぞろえ。「野菜セット」(580円)を購入した。中身は「とうもろこし」「さつまいも」「たまねぎ」「しめじ」「生卵2個」。

    初日の食材
     宿に帰って来た18時35分過ぎ、買ってきたもの総計4,010円を客室の畳の上に並べてみた。さあ、料理しよう。

    のれん
    案内 1階玄関奥、階段周辺の共同脱衣所の辺りに、男女別の内風呂がある。小まめに男女入れ替えになり、23時00分以降は清掃のため入浴不可。

    温泉分析書 平成21年12月4日
    ・源泉名 陽光荘
    ・温泉分析申請者 (有)陽光荘
    ・湧出地 大分県別府市大字鉄輪字風呂本184-1
    ・泉質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
         →旧 含芒硝―食塩泉(アルカリ性 低張水 高温泉)
    ・pH8.7
    ・成分総計 1.389g/kg
    ・知覚的試験 無色澄明・弱食味・殆ど無臭

    温泉分析書 昭和52年12月26日
    ・源泉名 中野屋
    ・泉質 含芒硝―弱食塩泉
    ・泉温(使用位置・本館)48度
    ・溶存物質4.098g/kg
    ・成分総計4.155g/kg

    湯使い
    ・源泉温度が高いため加水しています

     細くてクネクネしている鉄輪温泉街の「いで湯坂」沿いに、自炊専門を意味する「貸間」の陽光荘があった。きょうから2泊、お世話になる。

    看板
    外観
     アパートな風情。

    玄関
     玄関の引き戸を開けて「こんにちは」。こんにちは、こんにちは、と3回くらい叫んだら、女性スタッフが出てきた。

    玄関脇に書籍や新聞が置いてある休憩室あり
    1階風呂前
    階段
     女性スタッフに誘導され、2階に。

    2階廊下。窓外は自炊場
     自炊場を囲むように客室がレイアウトされていた。

     新千歳空港11時20分に飛び立ったJAL機は、2時間半後の13時50分に福岡空港へ降りた。札幌の最高気温22度、最低気温7度に対し、福岡は最高26度、最低12度。数値的にはそんなに差はないものの、福岡の日差しが勇ましく感じるのは、旅の高揚感が後押ししているのだろうか。

    飛行機
     正規料金だったら、札幌→福岡は片道1人50,000円ちょっと。さすがにこれは高いので、先得割引を活用しておよそ50%オフに。

    第2ターミナル
    国際線連絡バスは無料
     降り立った福岡空港第2ターミナルから、お目当ての大分県別府温泉まで、福岡・福岡空港→別府行きの高速バス「とよのくに号」で移動する。しかし、このバスの乗り場は、第2ターミナルから離れた国際ターミナルにあるというので「国際線連絡バス」という無料バスに乗って、7~8分かけてたどり着く。だから、13時50分に定刻通り飛行機が福岡空港についても、14時12分の別府行き「とよのくに号」は事実上乗車できない。ゆとりを持って15時12分の高速バスに乗るべし。

    別府バス
     ちなみに、福岡・福岡空港→別府行きの高速バス「とよのくに号」は事前予約が不可欠。「オール九州高速バス予約サイト(楽バス)」というホームページを通じてネット予約し、乗車料片道3,100円×2人分は、札幌の近所のローソンにある「ロッピー」でチケット発券の上、レジで支払った。

     博多バスターミナル始発の「とよのくに号」は、福岡空港国際線ターミナルに15時12分に滑り込む。このバスは事前予約が求められるものの、2人で予約しても座席は指定できず、乗車客が「早い者勝ち」で座るシステムなので、途中乗車のわれわれ2人は、隣同士に仲良く座れるかどうか(笑)は混み具合次第。まさに神のみぞ知るところ。見たところ乗車率90%以上で、複数の1人客が隣席にバックを置いて座っていたので「スミマセン~」と頭を下げ、泣き別れで座ろうと思ったが、つれに「ここ空いてるよ」と首根っこを捕まえられ、奇跡的に空いていた2人掛けシートに転がり込んだ。

    高速バスの窓外に広がる田園
    別府・鉄輪温泉に到着
     「いやー、一緒に(隣に)座れて良かったね」などと、いま思えば恥ずかしい会話をしつつ、高速道路をびゅんびゅん走る高速バスは別府ICで降り、乗車から2時間弱の17時過ぎに大分県別府市の「鉄輪口」に。終点は別府北浜という別府市の街中なのだが、今宵の湯宿が近い「鉄輪口」で下車。バスの荷物入れに預かってもらったキャリーバックを運転手に降ろしてもらい、宿まで歩いた。

    ゆけむり
     別府八湯の一つ、「鉄輪(かんなわ)温泉」は、至るところで湯煙という名の水蒸気が舞い上がる。ワタシのココロも同じだ。札幌から遠路はるばる別府までやって来て、明らかに舞い上がっているな。

     別府は5年ぶりの再訪。これから、九州・大分県を中心に5泊6日の湯宿めぐり。

     加盟宿に1泊したら「スタンプ」を1個押しちゃいますよ。3年以内に10個貯まったら、過去に押してもらった宿の中から1泊無料ご招待するので、ぜひ秘湯の宿を泊まり歩いてください。

     朝日旅行(本社・東京)という旅行会社が1975年(昭和50年)から主宰している「日本秘湯を守る会」のサービス制度は、温泉好きにとってはあまりにも有名だ。ちなみに同社の株主構成はJTB51%、朝日新聞社グループ42%、その他7%という(非上場)。

    押してもらった湯宿は「湧駒荘」「銀婚湯」「丸駒温泉」「大雪高原山荘」の4軒
     是非ともスタンプを集めたい、というわけではなかったが、3年間という猶予の中、自然に10個貯まった。これまでの経験上、貯めるに当たって、注意すべき点は下記の通り。

     ・スタンプは、あくまで朝日旅行のサービス企画である。なので、それ以外の旅行会社(じゃらんnet、楽天といったネット旅行会社を含む)を介した予約の場合、スタンプは絶対押してもらえない。宿側は「朝日旅行」もしくは「宿へ直接電話予約or宿ホームページの独自のネット予約」を通じた客のみスタンプを押す。個人的な経験則ゆえに、確実に押してもらいたければ、予約前に宿へ確認すべし。

     ・客側から積極的に申し出なければ押してもらえない。たくさんいる客に対し、いちいち「スタンプ帳はお持ちですか、押しましょうか」と、手間ひまかかる確認はしていられないからと思う。専用のスタンプ帳がなければ、泊まった宿にお願いしてもらうこと。

     無料で泊めてもらう際、いろいろ制限&手続きがある。選べる湯宿は、過去にスタンプを押してもらった湯宿に限定。基本的に休前日、GW、お盆、年末年始はNG。平日のみ受け入れる。その上で、希望する宿&宿泊希望日を3軒まで選び、10個押されたスタンプ帳(スタンプ帳1枚につき1名が無料宿泊対象)を朝日旅行まで郵送する。1~2週間後、希望していた湯宿の宿泊券(クーポン券)とスタンプ帳が返送されてくる。あとは、そのクーポン券を持参してOKが出た湯宿へ泊まりに行く。

    落部川沿いに佇む銀婚湯
     と、いうことで、いわゆる閑散期と言われる4月の平日に「銀婚湯」をチョイスしたところ、スムーズに快諾され、足を運んだ。

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