札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    羊蹄山とホテル
    源泉名「ニセコビレッジ源泉」
    ・申請者 ニセコ東山リゾート株式会社(東京都港区赤坂5丁目)
    ・湧出地 倶知安町字樺山214番3
    ・泉温72.1度 毎分419リットル(動力揚湯)
    ・知覚的試験
      湧出地→ほとんど無色 澄明 塩味 ほとんど無臭
      試験室→弱黄色 澄明 微量の沈殿物有り 塩味 ほとんど無臭
    ・pH7.09
    ・蒸発残留物6.355g/kg
    ・溶存物資7.245g/kg
    ・成分総計7.413g/kg
    ・ナトリウム-塩化物泉 (低張性中性高温泉)
    ・温泉分析書 平成20年5月26日

     日帰り入浴時間13~21時、1,000円。

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     待ち焦がれる春。早く来い。

    鯉川温泉旅館に続く道
    有島武郎記念館から望む羊蹄山
    花びら
    高野珈琲店


     工夫している、頑張っている。
     ニセコで1泊してみて、こんな言葉が浮かぶ温泉宿、それが湯心亭だ。


    リフォームでイメチェン

    玄関
    セミコンフォートルーム
     いつのころからか、経営者が変わったらしく、くたびれた鉄筋3階建ての建物をこじゃれた感じにリフォームして再生したようだ。
     セミコンフォートルーム(コンセプト和室)に泊まったが、古いアパートの和室をどうにかシンプルかつおしゃれにしたい大学生が、バイト代をつぎ込んでニトリ(本社・札幌)で家具をコーディネートしつつ、暖簾も垂れ下げ、壁紙を新調した感じ。いや、悪い意味じゃなくて。「手作り感」があるということか。

    朝食膳
     白米はおひつで。

    座敷
    レストラン出入り口
     7時30分から夕食と同じ1階レストランで。

    夕食
     18時00分から1階レストランで。後出しあり、お品書き付。

    ドリンクメニュー
    ・生ビール(小樽ビール)450円
    ・中瓶ビール(サッポロクラシック)580円
    ・グラスワイン(赤→ライトボディ、白→辛口)320円
    ・酎ハイ(レモン)480円

     地酒、焼酎、梅酒、カクテル、ソフトドリンクなど多数。

    看板
    源泉名「ニセコアンヌプリ温泉」
    ・湧出地 ニセコ町ニセコ438番地
    ・泉温56.4度 毎分300リットル(動力揚湯)
    ・無色澄明無味無臭
    ・pH7.1
    ・蒸発残留物1.321g/kg
    ・溶存物質1.666g/kg
    ・成分総計1.718g/kg
    ・ナトリウム―炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)
    ・温泉分析書(平成15年8月29日) 申請者 株式会社アレフ

     宿によると、湯に一切手を加えていない。

     日帰り入浴6時00分~23時00分(週1~2回清掃日は時間変動あり)。700円。

     浴室は写真撮影禁止の張り紙あり。
     男性浴室に誰もいないタイミングに支配人っぽい人へ「宿泊の記念にぱちりと撮りたい」と交渉したところ、女性浴室の方も湯客が一切いないことを条件に、1~2分だけOKされた。

    建物 
    靴を脱ぐ ニセコ町の1軒宿。17室。

     玄関で靴を脱いで上がり、フロントで立ったままチェックイン手続き。客室の鍵を渡され、階段で2階客室へ。
    フロント
    ナニコレ貿易ニセコ店雑貨コーナー
    オサレ電子レンジ&電気ポット
    廊下客室ドアを開ける


    析出物だらけ

     浴室の扉を開けて開口一番、「すげえ」って。なんなんでしょう、この大量の析出物は。湯舟と床にびっしりだ。

    析出物だらけ
     ドバドバ注ぐ湯は「マグネシウム・ナトリウム―炭酸水素塩泉」(旧泉質 含土類-重曹泉)。析出物の要因は、成分総計5.573mgという湯の濃さもさることながら、「カルシウムイオン」197mgと「炭酸水素イオン」2.760mgが結びついて織りなす自然のゲージツか。
     「遊離炭酸」792mgなものの、泉温が51度と高温のため炭酸が抜けてしまい、長湯温泉が謳う「ラムネ湯」は期待できない。緑色したにごり湯は「鉄(Ⅱ)イオン」3.7mgが影響しているのだな、きっと。

     温泉分析書とにらめっこしながら思いを馳せた・・・などとツウぶる時間がモッタイナイ。「うはあ、いいねいいね」って、スバヤク身体を清めてから無邪気にざぶん。ちょっぴり熱めの湯も次第に慣れてくる。炭酸特有のエグ味、どことなく土っぽい匂い。炭酸のせいか湯上がり後に清涼感があるって、気のせいかしら。

    余った湯が川へ流れ、析出物をたっぷり形成
     湯舟に付着した析出物は、強めに触るとボロボロ崩れる。入浴しているこの瞬間、リアルタイムに析出物が築かれているのだなあ、と感動しきりだ。
     早朝の湯舟には、温泉成分が固まって薄氷のように膜を張っている、というウワサを聞いたが、お目にかかれず。寒暖の激しい季節は天井から水滴が落ちて、膜ができないケースもままあるそう。

    朝食
    ・白米(おひつで)
    ・味噌汁
    ・漬物
    ・冷奴
    ・焼魚
    ・生野菜サラダ

    朝食処
     夕食時と同じ食事処で。

    食事処
    夕食
     1階玄関近くの食事処で。ワインを提供していなかったので「ならばワイン持ち込みいいですか」と交渉したが、「持ち込みすべて厳禁」とけんもほろろ。

    ・ビンビール(大瓶)750円
    ・梅酒(15年物・グラス)500円

    湯船

    温泉分析書 平成22年2月23日

    ・源泉名 有限会社郷の湯旅館
    ・湧出地 大分県竹田市直入町長湯3538-2
    ・泉温51.0度
    ・湧出量 毎分127リットル(自噴 掘削200メートル)
    ・知覚試験 微弱 茶褐色,弱 混濁,酸味,殆ど無臭
    ・pH8.5
    ・蒸発残留物3.460g/kg
    ・溶存物質4.781g/kg
    ・成分総計5.573g/kg
    ・マグネシウム・ナトリウム―炭酸水素塩泉(アルカリ性低張性高温泉)
    ・旧泉質 含土類-重曹泉

     加水、加温、循環・ろ過、入浴剤の添加、消毒処理・・・一切なし。
     何も手を加えていない湯が注ぐ。
     夜通し入浴OK。

     日帰り入浴は、10:00~17:00まで受け付けし、18:00で退館。男女別内風呂500円。
     貸切風呂は日帰り・宿泊客ともに別料金(内湯2,000円、露天風呂2,500円)
     ぶらり訪れることは推奨しておらず、要事前連絡という。

    浴室棟へ
    下駄
     男女別内風呂は「宿泊棟」とは別の棟にあるので、下駄を履いて敷地内を移動する。

     今宵の宿はどこだろう。県道30号(庄内久住線)をレンタカーで走っていたら、看板を発見。

    県道沿い
    入口
     長湯温泉の温泉街から「歩いたらちょっぴり大変」な感じに離れた1軒宿。
     芦川の上流に位置し、県道30号から細い道に入って少々くねくね走る。

    杖忘橋を渡る
    外観
     広い敷地に建物が複数ある。
     「宿泊棟」「家族風呂棟」「休憩処」「おそらく浴室棟(閉鎖中)」などなど。

    玄関内
     スタッフが歓待してくれ、客室へ。

    湯治棟の廊下
    客室出入り口
     客室は5室で「旅館」「湯治棟・民宿」に大別される。後者は3室だった。

     少なくとも14宿以上ある長湯温泉。その温泉街を流れる芹川沿いに佇むしゃれた喫茶店「大丸ラウンジ川端家」。メニュー表をめくると、店の案内文が記してあった。

     「文字どおり清流芦川の川端にある川端家は、大丸旅館ゆかりの高田力蔵画伯を介して文豪川端康成先生との歴史的接点にも思いをめぐらし、名づけられました」

     1968年(昭和43年)にノーベル文学賞を受賞した川端康成は、1949年(昭和24年)から2年間にわたり、小説「千羽鶴」を執筆した。この小説を書くきっかけになったキーマンが、川端康成と親交のあった高田力蔵画伯であり、小説の挿絵を担当している。

    店内


    挽きたてコーヒー(ホット)400円
     ガニ湯を味わった後、小雨交じりの中、この喫茶店に吸い込まれた。他に客はおらず、ちょっぴり肌寒いものの、落としたコーヒーを満喫でき、なんだかイイ感じ。

     福岡出身の高田力蔵画伯(1900~1992)は、有名画家が描いた名作の「模写」がスバラシイ画家として有名っぽい。模写、と聞くと「パクリ」の印象を受けるが、冷静に考えると、パクリとは盗作のことであって、決して模写はパクリではない。初めから「なんとかという作家の、ほにゃららという作品を模写しました」とアピールしつつ、模写した作品を世に送り出すのだから。
     ゲージツの世界では、精密な模写に対する評価は高いらしい。模写というジャンルが築かれていることを初めて知った。勉強になります。

     そして、九州旅ラストとなる今宵の湯宿へ向かった。

     大分・長湯温泉の温泉街を流れる清流「芦川」のほとりに、「ガニ湯」と呼ばれる無料の湯船がある。もちろん温泉が注ぐ。

    こいのぼり
     温泉街のど真ん中ゆえに、人通りの多いであろう川沿いの道路から丸見えで、これは恥ずかしすぎる。5月に訪れたので、清流の芦川に「こいのぼり」が泳いでいた。

     大分・長湯温泉にやって来た。「おんせん市場」の駐車場にレンタカーを停め、事前に調べていたラーメン屋で昼食を食べる。長湯温泉・湯宿「翡翠之庄」が運営している「ラーメン隼」だ。

    店前
    店内


    とんこつ塩620円
    とんこつ麺620円
     北海道ではなじみのない細い麺(冷麦or素麺を思わせる)が、とんこつスープ内で泳いでいる。

    にんにくチップ、紅ショウガ
     トッピングが無料である点が、九州らしい。貧乏性ゆえに、ちょっぴり多めに盛りつけて食べた。

     「あそこの泡付きは最高だ」
     「日本一の炭酸泉を謳う長湯温泉よりスゴイ」

     5泊6日の九州旅行を通じ、共同浴場や湯宿で出会った方々が口を揃えて言う。「それって、どこの温泉ですか」と聞けば「七里田温泉だよ、長湯温泉から5~6キロ離れてるかな」。

    看板
     今回の旅で最終の5泊目となる湯宿は、ちょうど七里田温泉(大分県竹田市)と同じ行政区域の長湯温泉に予約している。宿泊先から近いので(車だったら)、チェックインする前に行ってみようと、筋湯温泉(大分県九重町)の秀月を10時30分にチェックアウトし、七里田温泉を目指す。本来であれば、県道40号、国道442号、県道669号などを経て、たった28キロの道程なのだが、セットしたナビに従ったところ、見当違いの細い山道をくねくね走る羽目になり、到着したのは出発から1時間30分後の12時00分だった。

    七里田温泉館
     「七里田温泉館」は公共温泉チックな日帰り施設(9~21時、第2火曜定休)で、食事処もある。受付の男性スタッフに聞いたところ、温泉館の湯はアワアワ度は低い。しかし、徒歩2~3分の場所にある「下湯(ラムネの湯)」は、非常にアワアワ度が高いという。
     
     と、いうことで、遠路はるばる訪れたのだから、アワアワ度の高い「下湯」に入浴することに。受付は温泉館で行う。入浴料1人300円+預かり金1組1,000円を払い、鍵を借りる。「非常に混んでいるので入浴は1時間以内でお願いします。男性は10人くらい、女性は4~5人入浴しています」という。

    下湯を見張る防犯カメラのライブ映像あり
    鍵


    いざラムネ湯へ
    もうすぐ
    到着
     案内板に沿って歩くと、徒歩2~3分で着いた。

    下湯
     「日本無類の炭酸泉」を謳う。防犯カメラあり。

    時間制限
    女性脱衣所


    ホントに15,900円!?

     「離れづくりで全8室」
     「全室に屋根付露天風呂あり」
     「食事は半個室」

     宿ホームページにウットリする文句が並ぶ。これでオトナ2人が休前日に泊まって1人15,900円って、ずいぶん安い。この内容でこの値段。少なくとも北海道では見かけない価格設定だ。何か「ウラ」があるんじゃないの、と勘繰りたくなる一方、良宿の匂いにココロが動く。

    宿
     「ああ、あれだね」。筋湯温泉街からちょいと離れ、針葉樹に囲まれた平屋建ての1軒宿。2001年(平成13年)オープンとあって、ハードはきれい。



    立派な客室露天、男女別浴場はガラガラ

    外廊下(回廊)
     木々が生い茂る庭を囲むように、フロント&食事棟と離れ客室が配置され、少し離れた場所に男女別の共同浴場もあり、屋根付き外廊下(回廊)で結ぶ。離れ客室といっても1室ずつ離れているわけではなく、計3棟(3室、3室、2室)で構成していた。食事や浴場へ行く際は外廊下を歩くという設計が、冬場は寒いものの個人的には新鮮に感じる。

    客室の風呂
     客室「黒岳」は、玄関、和室、ベッドルーム、洗面所、トイレで構成され、自宅のように落ち着く設計。和室に面して屋根付き露天風呂がどーんと鎮座しており、オトナ2人が楽に入浴できる。部屋付き風呂にしては、立派すぎるではないか。アツアツのナトリウム-塩化物泉(加水のみ)が夜中もこんこんと湯舟を満たし、客室で好きな時に好きなだけ湯浴みできるって、なんとも贅沢気分に。

    朝の内湯
     他の客も同様に客室の風呂を満喫しているおかげで、木のぬくもりを感じる男女別浴場は、いつ足を運んでも貸し切り状態な点も嬉しい。

    朝食
     ひもの、生サラダ、湯豆腐、果物など。

    個室
     指定された8時00分から、夕食と同じ食事処で。

    コーヒー420円
     コーヒーは420円。客室まで運んでくれた。

    夕食
     宿指定の18時00分からスタート。食事処で食すが、すべて個室だった。お品書き付。

    個室の障子戸を開ける
    食事は個室で
    ドリンクメニュー
    ・ビール(中瓶)630円
    ・清酒1合525円
    ・冷酒735円 八鹿酒造(生 辛口)、山村酒造(れいざん 辛口)
    ・純米酒2合1,575円 萓島酒造(西の関)大分を代表する純米酒
    ・焼酎 グラス420円 5合ボトル2,100円
    ・グラスワイン420円(赤、白)
    ・ボトルワイン3,150円 白2種類(仏・辛口、伊・辛口)、赤2種類(仏、仏)
    ・スパークリングワイン(ハーフ)1,575円 2種類(伊・辛口、西・中甘口)
    ・ウイスキー、ブランデー630円
    ・梅酒、チュウハイ、ノンアルコールビール420円
    ・ソフトドリンク210円
    ・コーヒー、紅茶、センブリ茶420円

    内湯
    温泉分析書 平成15年9月8日

    ・申請者 九州電力株式会社 八丁原発電所 所長
    ・源泉名「八丁原地熱 熱水」
    ・湧出地 大分県玖珠郡九重町大字湯坪字八丁原601
    ・湧出量 測定不能
    ・泉温75.7度
    ・ph6.4
    ・泉質 ナトリウム-塩化物泉(旧 純食塩泉) 中性・低張性・高温泉
    ・知覚試験 無色・澄明・弱塩味・無臭
    ・溶存物質1.504g/kg
    ・成分総計1.508g/kg

     加水のみ。

    男女内湯の外観


    看板&宿
    玄関前
     客室数8室すべてが「温泉風呂付」の湯宿。


    ロビー全景
    ロビー
    ウエルカムドリンク ロビーのソファーorテーブル席に通され、座ってチェックイン手続き。
     お茶と茶菓子を供された。


     スタッフに誘導され、外に出る。屋根の付いた外廊下を歩いて客室へ。

    外廊下




    客室「黒岳」

    玄関前

     熊本・満願寺温泉で恥ずかしい露天風呂を味わった後、国道442号、県道40号を通って、大分・筋湯温泉にやって来た。距離にして20キロちょっとである。

    筋湯
     宿は30軒近くあるもよう。そこそこの規模の温泉地だ。

    温泉街
    黒塗り&ベージュの外観が流行り
    足湯
     黒とベージュで色合いが統一された街並みは、黒川温泉を思いだす。

    閉店
     ただし、閉店してそのままの商店や宿が散見され、そこに往時の姿をしのばせる。

    神社
    ラムネ
     昼ごはんを食べようと、ラーメン屋や食堂を探したがどこにもない。コンビニもない。仕方なく商店でパンを買って空腹を満たした。

     黒川温泉から6キロちょっとの満願寺温泉に足を運ぶ。共同駐車場にレンタカーを停め、家々が立ち並ぶ県道40号を志津川沿いに歩く。のんびりした空気が流れる。

    県道40号
     そうこうするうちに「日本一恥ずかしい露天風呂」を謳う共同浴場が見えてきた。

    これ
    露天風呂
    トタン屋根が目印
     道路から丸見え。これは恥ずかしいロケーションだ。

     熊本県の山あいに佇む黒川温泉は、かつて寂れた温泉街だった。「なんとかしなくちゃ」と旅館組合が団結し、1980年代後半から「統一感のある街並みづくり」と「入浴手形による露天風呂めぐり」に取り組んだ結果、福岡を中心に九州全体に評判が広がり、2000年以降に全国へ知れ渡る。そして行列のできる人気温泉地になった。

    黒川温泉
     入湯手形(1,200円)は年間10万枚以上売れ、宿泊客は年間30万人を超えており、20軒ちょっとある温泉旅館の平均客室稼働率は45%程度と聞いた(旅館の全国平均は30%、ビジネスホテルは60%)。

    路地を歩く
     そんな温泉街を歩く。田の原川に沿って、ウナギの寝床のような土地に湯宿や土産屋が広がり、細い路地ばかりだ。

    とうもろこし
    街はずれの店
     俗っぽい看板や旗は一切なく、建物や案内板の色合い、デザインに統一された印象を受ける。どこを歩いても雑木が生い茂り、自然の中を散策している気分になる。全体的に建物は比較的新しいので、経年劣化が醸し出す歴史や渋さはなく、「温泉街テーマパーク」と感じた。

    地蔵湯
     人気温泉地ゆえにメーンストリートが混雑するのは仕方ない。その人だかりを形成しているのは、他ならぬワタシ自身なのだから。
     「ひゃっほー」などと奇声が聞こえたので振り返ると、お笑いコンビ「TIM」がテレビロケしていた。テレビ東京らしい。あれがゴルゴ松本とレッド吉田なのか、とありがたく拝見しつつ、シロウトいじりに巻きこまれたくないと思い、人気(ひとけ)のない路地に逃げ込んだ。

    竹林
     北海道ではお目にかかれない、立派な竹林に迷い込む。

    湯小屋?
     田の原川沿いに、湯小屋っぽい建物を発見した。

    「山里の湯宿」を演出

    とうもろこし・・・この界隈の湯宿で高頻度に見かける
    混浴露天へ続く散策路
     敷地内は古民家風に統一され、そこかしこの風景が絵になる。草履をはいて点在する湯小屋を巡っていると、テーマパークという言葉がよぎった。「特定のテーマを軸に全体が演出された観光施設」を意味するが、俗っぽいとか薄っぺらいとか、そういうマイナスイメージではない。「山里に佇むニッポンの湯宿」をコンセプトに、きっちり計算して築き上げられた雰囲気を感じる。

    トイレ


    にごり湯 欠かさぬ掃除

    混浴露天風呂
     何より、混浴露天風呂の風情が美しい。循環塩素殺菌なしの緑っぽいにごり湯が広がり、木々に囲まれて落ち着いた空間だ。旅装を解き、すぐにのんびり湯浴みしたいものの、黒川温泉は「湯めぐり手形」を企画した元祖だけに、温泉街から1キロ以上離れた1軒宿にも夕暮れまで日帰り客が絶えなかった。これをどう判断するか、好みが分かれそう。

    女性露天風呂
     日帰り客は露天風呂(混浴、女性専用)しか入湯できず、男女別内風呂、家族風呂は宿泊客専用に棲み分けされている。賑わう混浴露天に突撃し、全国各地からやってきた日帰り客と湯談議に花を咲かせるのも楽しい。
     湯客が多いと湯が汚れる点については、露天風呂を毎日22時30分で閉め、しっかり湯抜き掃除していた。翌朝、新鮮な湯を楽しめるのは、宿泊客ならではの特権だ。


    離れでのんびり湯三昧

    馬刺
     すべての風呂は、真夜中はクローズドだが、一部の客室につく専用風呂だけはコンコンと湯が注ぐ。この宿唯一の離れに泊まり、熊本名産の馬刺など質の高い旅館料理に舌鼓を打ち、好きな時に好きなだけ湯を味わう。スタッフは可も不可もない接客だった。

    離れ風呂
     離れは25,000円。「客室温泉風呂」がついて「後出しありの部屋食」を、離れという名の一戸建てで楽しめるって、もしも北海道に同レベルの湯宿が存在していたら、30,000円以上は請求されそう。ちなみに母屋の一番安い客室は16,000円。これでこの風情、湯、食なのだから、人気があるのも頷ける。黒川温泉のブランド力を支える湯宿の1つと言えそうだ。

    朝食
    朝食会場
     朝食会場で食べた。

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