札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    民家風情 温泉街に

     湯の川温泉街(函館市)に林立する大型温泉ホテルをバックに、1軒の温泉宿が佇む。「温泉旅館つかだ ビジネス」と記された控えめな看板を見逃したら、民家と間違えてしまいそう。

    左奥が望楼NOGUCHI函館
    昭和な風情漂う客室
     玄関引き戸をガラリ。「いらっしゃい」「お世話になります」「(ウチの宿は)初めて?」「はい、そうです」。自然体な女将さんが2階客室まで案内してくれた。畳の上で旅装を解き、さっそくひとっ風呂へ。



    源泉 手を加えず

    家族風呂っぽい
     1階の浴室は1つだけで、男女の区別はない。家族風呂の広さで、事実上の貸し切り利用となる。「ふうぅ」。ザアザア湯舟から溢れる熱めの湯が身にしみる。湯の川らしいしょっぱい&苦い源泉を楽しんだ。アツければ水道水で薄めるものの、塩素混入は一切ない。基本的に手を加えない良泉を、宿泊者オンリーで楽しめる。しかも、夜通しで。

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    朝食
    ・タマゴ焼き、レタス、柿、キウイ
    ・シャケ焼き
    ・ほうれん草おひたし
    ・コンブ佃煮
    ・白米(おひつで)
    ・味噌汁
    ・漬物
    ・お茶(女将さんが淹れてくれた)

    1階食事処
     指定した7時30分から。夕食と同じ1階食事処で。一気出し。

    夕食
     当方指定の18時過ぎから。1階食事処で。ほぼ一気出し。
     大瓶ビール500円。

    湯口
    温泉分析書 平成21年12月9日
    ・申請者 函館市公営企業管理者 水道局長
    ・源泉名 湯川温泉(湯川1丁目A号井~F号井源泉混合)
    ・採水地 函館市湯川町1丁目7
    ・泉温64.5度 毎分673リットル(混合)
    ・無色澄明 カン味及び塩味 無臭
    ・pH7.2
    ・蒸発残留物8.747g/kg
    ・溶存物質8.878g/kg
    ・成分総計8.998g/kg
    ・ナトリウム・カルシウム-塩化物塩泉(旧・含塩化土類-食塩泉)

     浴室は男女の区別がない。1つのみ。
     宿泊客は譲り合って貸切で入浴するスタイル。
     夜通しOK。シャンプーなど置いてある。
     日帰り入浴はやっていない。

    THE 民宿
    看板
     函館市・湯の川温泉街に佇む温泉宿。7室。

    玄関
    2階客室前廊下
    客室ドア


    シーズンオフに攻める

     アーノルド・パーカー設計のゴルフコース、迷路や巨大滑り台を揃える自然体験グラウンド、パウダースノーのスキー場・・・オトナもコドモも楽しめるホンモノのリゾート「ニセコビレッジ」に宿泊施設が2つある。その1つがヒルトンニセコビレッジだ。「昔はニセコ東山プリンスホテル(新館)だったよね」って、その通り。18階建て499室の巨大ホテルを、世界展開している外資系ホテルのヒルトンが運営している。

    羊蹄山とヒルトンニセコビレッジ(2012年5月撮影)
     寒くなってゴルフコースの営業が終わり、スキー場オープンまでちょっと間が空く11月のシーズンオフ。倶知安駅前からの送迎バスに乗り込んだ客はワタシたちだけだった。運転手が制服であろうジャケットをビシッと羽織っており、「ああ、これがヒルトンなんだなあ」と妙に感心する。

     正午前にホテルへ着くと、ロビーに客の姿はない。15時のチェックインまで荷物だけでも預かってもらおうとフロントへ行けば「お部屋の準備が出来ております」と通されてラッキー。シーズンオフで客が少ないから、対応可能だったと思う。

    暖炉のあるロビー。夜は「バー&ラウンジ ザ・フレイム」になる


    洋食
    和食
     夕食と同じバー&グリル「メルト」で。ブッフェという名のバイキング。
     和洋いろいろ。オムレツはシェフが目の前で作ってくれる。

    サラダ
    シェフ
    メルト


     指定した18時00分から、バー&グリル「メルト」で。ブッフェor和食を宿泊予約時に選ぶ。
     和食をチョイス。1品ずつ供された。スパークリングワイン1,250円(グラス)で乾杯。

    夕食
    シャンパン

    ドリンクメニュー(抜粋) 2013年11月時点
    生ビール
     ・アサヒスーパードライ、サッポロクラシック900円
    ボトルビール(334ml)
     ・サッポロ、キリン900円
    スパークリングワイン
     ・モエ エ シャンドン NV ブリュット グラス2,500円 ボトル12,900円
     ・イエローグレン ピンクNV グラス1,250円 ボトル7,500円
    白ワイン
     ・北海道ケルナー グラス1,100円 ボトル6,500円
     ・ハウスワイン グラス900円 ボトル5,000円
    赤ワイン
     ・余市ワイン グラス1,100円 ボトル6,500円
     ・ハウスワイン グラス900円 ボトル5,000円
    リキュール
     ・ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ1,200円
     ・梅酒900円
    ウイスキー
     ・ニッカ余市10年1,300円
    コニャック
     ・ヘネシーVSOP1,900円
    日本酒
     ・国士無双(特別純米 180ml)1,400円
    焼酎
     ・喜多里(さつまいも) 60ml 800円 ボトル5,400円
    ソフトドリンク
     ・コーラ、ウーロン茶など600円
    ミネラルウォーター
     ・水彩の森 500ml 500円
     ・エビアン 500ml 900円

    湯口
    源泉名「ニセコビレッジ源泉」
    ・申請者 ニセコ東山リゾート株式会社(東京都港区赤坂5丁目)
    ・湧出地 倶知安町字樺山214番3
    ・泉温72.1度 毎分419リットル(動力揚湯)
    ・知覚的試験
      湧出地→ほとんど無色 澄明 塩味 ほとんど無臭
      試験室→弱黄色 澄明 微量の沈殿物有り 塩味 ほとんど無臭
    ・pH7.09
    ・蒸発残留物6.355g/kg
    ・溶存物資7.245g/kg
    ・成分総計7.413g/kg
    ・ナトリウム-塩化物泉 (低張性中性高温泉)
    ・温泉分析書 平成20年5月26日

     日帰り入浴時間13~21時、1,000円。
     宿泊客は夜通し入浴OK。

    【湯使い】
    ・源泉の温度が高温のため、湯張り時のみ加水を行い、湯温調整を行っております
    ・加温、循環ろ過、入浴の使用等は行っておりません

    秋の特別ランチプラン
     ~パスタランチセット 1,800円


    シーザーサラダ
    ・真狩産ハーブポークベーコンのシーザー風サラダ

    パン
    ・ニセコポテトパン

    季節野菜と魚介のトマトソース
    ・スパゲティ 季節野菜と魚介のトマトソース

    デザート
    ・デザート

    コーヒー
    ・コーヒー



    海老天ぷらそば1,500円

    海老天ぷらそば1,500円
     蕎麦はやっぱり専門店で食べた方がイイ。

     2013年11月中旬、ニセコまでバス旅を楽しむ。高速ニセコ号は、札幌駅前ターミナル8時25分、倶知安十字街10時53分。ここから10分ほど歩いて倶知安駅前へ。ヒルトンニセコビレッジ専用のシャトルバスは11時10分発。高速バスが少し遅れたので小走りで向かう。雪が降って道路が濡れていた。

    送迎バス
    バス停「ヒルトンニセコビレッジ」
    ホテル
     ホテル着が11時40分。チェックイン時間は15時00分なので、レストランでランチしつつ、館内で待っていよう。
     フロントでその旨を伝えれば「客室の準備が出来ているので、どうぞ」ですって。これはラッキー。

    フロント
    ロビー
    エレベーターは5基
    客室前廊下
     客室へ。

    休前日は予約困難

     札幌から車で2時間。日本海に面する岩内町で営業する高島旅館は、イマドキ「ホームページ」がない。旅行代理店やネットエージェンシーとも無縁だけに、電話予約するしかないのだが、休前日は満室だらけ。いやはや、予約が取りづらい。1999年(平成11年)のオープン以来、口コミで人気に火がついた。

    宿
     経験上、こうした人気温泉宿は、何ヵ月も前から予約で埋まる。そのせいか、用事が出来て直前キャンセルするケースも少なくないようだ。事実、宿泊したい休前日の1週間前に電話したところ、「キャンセルがありましたので、大丈夫ですよ」。
     予約できた時点では、洋室しか空いていなかったので、それでもイイと押さえてもらいつつ「もしも和室に空きが出来たら、そちらに振り替えてほしい」とお願いしたところ、当日は「和室をご用意しました」とのこと。結果オーライ。



    ブレない食事メニュー

     人気の理由は、食にあろう。朝食もイイが、主役はやはり夕食だ。踊り狂うヒラメの活き造りがどーんと供され、アワビは「刺身」「焼き」「鍋」に、それぞれ1個ずつ、計3個を1人で味わえる。今回は毛ガニ半身だったが、8年前は旬のウニを出してもらった。とにかく、海の幸が豪勢に提供され、「北海道らしい温泉宿の夕食」と思う。これってありそうでない。

     とは言え、こちらの宿に8年ぶり3回目の立場で言えば、基本的にいつ訪れても、ほぼ同じメニュー。ブレない姿勢であるし、偉大なるマンネリズムと言えよう。日曜の夜にテレビをつけたら、サザエさんが放映されているような、変わらぬ安心感がある。

     言い方を変えれば、ストレート一本やりの直球勝負。時速160キロで豪快なのだけれども、たまにはカーブやフォークも織り混ぜないと、単調に感じてしまう。

    新鮮!
     素材をそのまま生かした感じはステキと感じる一方、味付けがワンパターンで食い飽きちゃう。全体的にサッパリした味なのだ。前回もそう感じた。

     もんけの塩焼きは、煮魚で甘かったら、味のアクセントになる。アワビ焼きをバター醤油味にしちゃえば、ビールも進むだろう。この辺の味の見解は人それぞれ。

     結局のところ、完食してしまうのだから、美味いことに変わりなし。再訪するならば、コショウやバターを持参して味付けしたい。でも、料理人がタマシイ込めて提供してくれた食事に手を加えちゃうのは邪道なのかも知れない。うーん、悩んじゃう。

    朝食
    ・さんま焼(根室産)
    ・ベーコンエッグ(固形鍋で)
    ・イカ刺
    ・小魚佃煮
    ・塩辛
    ・漬物、梅干
    ・焼のり
    ・白米
    ・味噌汁

     冷水、お茶はセルフで。

    ◆後出しメニュー

    朝食デザート
    ・パイン

    朝食会場
    コーヒー


    2005.07.31 高島旅館・朝食

    夕食全景
     指定した18時00分から、客室で。
     食前酒の島牧ワイン(ハーフサイズ)付。

    島牧ワイン


    おけ
    温泉分析書 (昭和56年7月2日)
    ・申請者 岩内町長
    ・源泉名 岩内温泉(5号井)
    ・湧出地 岩内町字野束560番地の1
    ・52.1度 毎分200リットル(動力)
    ・無色澄明、微弱塩味、無臭
    ・ph7.2
    ・蒸発残留物1.215g/kg
    ・溶存物質1.540g/kg
    ・成分総計1.579g/kg
    ・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉

     宿泊客は夜通し入浴OK。
     日帰り入浴は受け付けていない。

    おしゃれな外観
    玄関前
     いわない温泉の一角に佇む温泉宿。13室。

    ロビー&フロント
    暖炉
     吹き抜けのロビーに暖炉あり。


    2階客室

    2階廊下
    客室ドア


     岩内町の雷電温泉は、1963年(昭和38年)に開湯。町所有の源泉(カルシウム-硫酸塩泉)に対し、一切手を加えない姿勢で、湯船にざんざか注ぐイイ感じの温泉地だった。そして、高台から日本海を望む絶景が穴場な観光地でもあった。


    ホテル八一

    廃業していた八一
     ホテル雷電を継承した「ホテル八一」は、いつの間にか廃業していた。


    観光かとう

    人気のない観光かとう
    告示書
     10年以上前に「観光かとう」へ泊まったのを契機に「温泉宿への宿泊」という魅力に引きずり込まれた。そうなんです、思い出の温泉宿なんです。なんて感想はたった2回しか泊まっていない、ほぼ一見客のセンチメンタルな思いであって、破産管財人という弁護士による告示書を拝見し、コトの重大さを感じる。

    没落の雷電温泉
     しかしながら、刀掛岩を拝める絶好のロケーション。このままじゃ、モッタイナイ気がする。妄想しちゃうと、野口観光、鶴雅、ふる川、定山渓第一寶亭留あたりが買い取って、お得意のリノベーションの上で、新装オープンしてくれないかしら。でも、ホテル八一も観光かとうも、シロウトが見てもボロボロ過ぎるから、買い手がないのだろうな、きっと。


    かつて、ホテル八一がテレビ放映

     ちなみに、ホテル八一のロビーにあった日本庭園は「擬岩職人」による匠の技で作られたらしい。
     2012年5月21日、テレビ東京系「和風総本家」というテレビ番組を制作している番組スタッフからメールがあって、写真提供の申し込みがあった。素直に応じたら、5月31日に放映された番組でそのまま使われていた。

    和風総本家の画像
    東MAX!
     マメにネット検索して、写真提供を求める番組作りの姿勢に感心した。テレビ放映に当たって、ブログ掲載サイズだったら解像度が低いため、原寸大の写真が良いんだって。でも、ワタシじゃなくて、宿にお願いして写真を送ってもらうという手もあったと思うが。製作サイドは宿に電話し、日本庭園が「擬岩」であることを確認したと聞いている。

     閑話休題。

     一応、「雷電温泉郷」という定義に沿えば、ここから結構離れたみうらや温泉旅館が現存しているものの、やっぱり刀掛岩を目の前でどーんと望めるメーンステージに、温泉宿が無くなってしまったという事実は、ちょっぴり寂しい。

    北海道で鄙びた温泉宿

     寒さ厳しい北海道の温泉宿は、頑丈な鉄筋造りが目立つ。しかし、道南方面に目を転じれば、ニッポンの田舎らしい「鄙びた温泉宿」が散見される。道南に限りなく近い後志管内島牧村の宮内(ぐうない)温泉旅館はその1つだ。「宮内温泉」と力強い筆跡で記された木製看板がなければ、民家と間違えそうな風情がたまらない。

    看板に歴史を感じる
    簡素な客室
     「いらっしゃい」。 ニコニコ笑顔の女将さんが迎えてくれた。通された1階客室は、ジュータン敷きの和室で6畳ほど。地上デジタル対応の薄型テレビ以外は、すべて昭和のまま時が止まっている。冷蔵庫がない。ビールとソフトドリンク類は館内に自販機があった。



    フレッシュな透明湯

    紅葉の露天風呂(男性)
    脱衣所から風呂
     道立保健所の銀色シールによると「加水、加温、循環ろ過、塩素殺菌」が一切ない。敷地内から毎分3,000リットルもドクドク湧き出るって、とてつもない湯量だ。湯船の端っこから側溝に湯が掛け流されていく。フレッシュな透明の湯に浸かっていると、気分も上々。ああ、細工されていない温泉ってイイなって、しみじみ思う。真夜中や早朝に浴場を1人占めすれば、気持ちもまろやかになっていく。

    朝食
    ・いか刺し、山わさび
    ・佃煮
    ・福神漬
    ・しいたけ焼
    ・焼のり
    ・梅干
    ・白米(電子ジャーで)
    ・味噌汁

    朝食会場
     夕食と同じ、隣の客室で。指定した7時30分から。一気出し。

    夕食
    別室で夕食
     当方指定の18時から、隣の客室で食した。いわゆる別室。一気出し。

    湯口
    温泉分析書 昭和55年10月29日
    ・宮内温泉3号井
    ・島牧村字泊427番地 地先
    ・48.8度
    ・毎分3,000リットル(自噴)
    ・無色透明、微弱塩味、無臭
    ・pH7.2
    ・蒸発残留物0.970g/kg
    ・溶存物質1.301g/kg
    ・成分総計1.335g/kg
    ・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉

    日帰り料金表
     日帰り入浴450円。10~21時00分まで。

     宿泊者は夜通し入浴OK。

    宮内温泉
     島牧村の1軒宿。

    玄関周り
    自販機、洗面台
    客室前廊下
    客室出入り口


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