札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    【12:15】 国内生産量 第2位
    お茶畑
     鹿児島県の薩摩地方をレンタカーで走っていると、茶畑の多さに気付く。日本茶と言えば、静岡県のイメージしか抱いていなかったが、後で調べてみれば、生産量は静岡県に次いで第2位。2県で国内生産量の7割を占めている。
     ゴールデンウィークは、ちょうど新茶の季節だった。



    【12:45】 特攻隊員1,036人の遺影
    ゼロ戦
     知覧特攻平和会館(南九州市)を見学する。
     第2次世界大戦の終末期に当たる沖縄戦において、日本軍は爆弾を積んだ戦闘機をアメリカの艦船に突っ込ませる航空特攻作戦を展開した。今の世で言う「自爆テロ」と姿が重なる。
     特攻隊員1,036人が出撃した飛行場は、鹿児島、宮崎、熊本、福岡、山口、台湾に点在していたが、会館のある知覧飛行場から最も多い439人が飛び立っている。特攻隊員は10代後半の若者が多く、北海道出身者は35人だ。展示している遺書に氏名とともに「札幌市」「音更町」などと住所を記していて、これはリアルを感じる。
     2015年は戦後70年の節目だけに、マスコミ各社があの頃の戦争についてキャンペーンした。戦争を体験した当事者の肉声がココロに響く。一方で当事者の高齢化が進む中、これから先、肉声が聞けなくなってくる。今しかない。



    【16:36】 九州新幹線で移動
    新幹線
     鹿児島中央駅のすぐ近くでレンタカーを返却した。14時55分。この後、博多まで新幹線で移動する。早得で7,710円×2人。駅内で土産物色&喫茶店でノンビリしつつ、つれの「小銭入れをなくした」という騒動で、レンタカー屋に引き返し、車内をチェックしたら、小銭入れを発見した。良かった。

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    西大山駅
    最南端
     日本最南端のJR駅にやってきた。列車に乗って訪れれば達成感があるだろう。
     最東端の東根室駅と、最西端の佐世保駅は、どちらも未訪。
     消滅する危険性があろう東根室駅への訪問は喫緊の課題だ。

    看板
    駅前
     駅前の駐車場は、ワタシを含めた観光客の車でいっぱい。周辺には土産屋っぽい店もあった。

    黄色いポスト
    記念切手
     幸せの黄色いポストが鎮座。その横で地元郵便局の職員が記念切手を売っていた。「お話だけでも聞いてください」と声をかけられ、聞いてしまったら最後、「買わなきゃ申し訳ない」と思うワタシ。つれが「おまけでつく黄色いポストの貯金箱が欲しい」と後押ししてくれ、ついつい財布の紐を緩めてしまうのだった。THE 観光客。1,200円なり。

     鹿児島県指宿市に、市営の砂湯(砂むし温泉)施設が2か所ある。市街地の「砂楽」ではなく、旧山川町にある「砂湯里」へ向かった。市街地から10キロ、車で30分の距離感だ。
     砂湯がメーンであり、砂湯の後に砂と汗を流す温泉浴室あり。

    俯瞰
    温泉分析書 平成19年9月29日
    ・源泉名 伏目児ヶ水69号
    ・源泉地 指宿市山川福元字伏目3339-6
    ・ナトリウム-塩化物温泉 (高張性弱アルカリ性高温泉)
    ・99.9度 pH7.9
    ・無色透明、弱塩味、無臭
    ・蒸発残留物11.52g/kg
    ・溶存物質13.30g/kg
    ・成分総計13.30g/kg

     加水している。

    料金
    ・入浴料+浴衣=820円
    ・貸バスタオル=200円
    ・貸タオル=100円

    営業時間
    ・9:00~17:30 (10月~6月)
    ・9:00~19:00 (7月~9月)
    ・年中無休 (悪天候による臨時休館あり)

    マンションに1泊

     九州を巡る2015年ゴールデンウィーク温泉旅も4日目に突入すると、旅館料理に飽きてくる。ならば素泊まりの上、外食や自炊すればイイ。
     指宿市観光協会によると、市内の宿泊施設はおよそ50軒(温泉なし含む)。「日本のハワイ」をアピールしており、リゾートホテルや高級旅館が中心なものの、民宿や湯治宿もある。思案の末、「たまには変わったところへ」と思い、ウィークリーマンション海水をチョイスした。

    マンション
     3月中旬の電話予約の際、和室に泊まりたいと伝え、旧館の和室(1人3,500円)に。当日チェックインするため、新館1階の食堂っぽいところへ行くと、シニアな女性が「旧館の和室は空いていません」という。「あれれ、和室で頼んだのですが」「それでは新館の和室が空いてます。新館は4,500円ですが旧館と同じ3,500円でよろしいです」。南国ならではのゆるい空気を感じつつ、まずは結果オーライだ。

     それにしても、ホンモノのマンションだ。単身赴任者や大学生にぴったりな1Kで、海沿いに佇むため窓外に鹿児島湾の海原が広がる。バルコニーに洗濯機を置くって、北海道ではあり得ない。些細なことに文化の違いを感じ、旅情が増していく。



    オーナー宅の浴室棟?

    風呂
     旧館の裏手、オーナーの住宅っぽい敷地内に浴室棟がある。積極的に宣伝しておらず、事前にググって個人の体験談を拝見していなければ、存在を知らなかっただろう。

    浴室ドア 実際に訪れると、やはり看板など案内は一切ないものの、浴室棟っぽい造りなので、分かる人には分かる風情。鳥やシーザーといった置物がそこかしこに飾ってあるB級チックな風情は面白い一方、水が入ったままの桶やシャンプー容器が散乱し、3つある浴槽のうち2つは使用している気配がなく汚れている。好事家でなければ及び腰になるかも知れない。

     からっぽの浴槽に源泉をドバドバ注いで入浴すると、肝心の温泉はしょっぱくて、うがいしたら風邪や歯槽膿漏が治りそうな味わい。15~16時頃に入浴したが、個人的な判断で入浴後は湯を抜き、ホースの水でさっと湯船を洗ってから退室する。普段の温泉宿では、何度となく入浴するのだが、どうにもオーナー宅の浴室を好意で提供してもらっているイメージを持ち、なんとなく気後れして最初で最後の入浴となるのだった。




    泊食分離 指宿の郷土料理を

     マンションの周辺は、砂湯会館やホテルがある指宿温泉の中心地。徒歩15分で指宿駅前まで足を運び、弥次ヶ湯温泉の女将さんオススメのさつま味で夕食をとる。これが大当たりで鹿児島名物を堪能するとともに、地元の常連客と一期一会な会話を楽しんだ。山の中の1軒宿ならば籠るしかないものの、指宿のような市街地に温泉が点在する都市型温泉地は、泊食分離に適しているのかも知れない。

    朝焼け
     海を望むマンションで一夜を過ごす。まるでオーナー宅の浴室で温泉をいただいた気分を味わい、繰り出した指宿の街で郷土料理に舌鼓を打つ。上げ前据え膳の温泉宿に3日連続で泊まった後だから、とても新鮮で楽しかった。

     朝は8時前にチェックアウトし、ガスト指宿店で朝食を食べたが、いま思えば北海道でも味わえるファミレスよりも、ジョイフルという大分県本社のファミレスにすれば、より地元を満喫できただろう。

    指宿駅
    指宿駅
    駅前足湯
     鹿児島県薩摩半島の南端に位置する指宿市は、人口42,000人。ヤシの木が南国ムードを高めるとともに、温泉をひく宿や公衆浴場が市街地に点在する温泉パラダイスな街だ。

    アーケード街
    街路樹
     駅前アーケード商店街は、ちょっぴり閑散とした風情であるものの、美味い郷土料理屋のさつま味があったりして侮れない。
     指宿駅→駅前アーケード商店街→住宅街→砂むし会館砂楽まで、距離にして1.5キロ(徒歩15分)。砂むし会館砂楽の周辺は住宅や商店に混じって、宿が点在する指宿温泉の中心地っぽい。泊まったウィークリーマンション海水もこの辺りに位置する。天候に恵まれたゴールデンウィークの指宿は、暑からず寒からず、ほど良い気候だ。

    昼間の元湯
    温泉分析書 平成21年3月19日
    ・源泉名 摺ヶ浜76号
    ・所在地 鹿児島県指宿市湯の浜5丁目3227-1
    ・ナトリウム-塩化物温泉
    ・64.5度
    ・無色透明、塩味、無臭
    ・pH7.3
    ・蒸発残留物9.874g/kg
    ・溶存物質9.395g/kg
    ・成分総計9.432g/kg

     営業時間12~22時00分終了、300円。月曜定休。

    女湯

     鹿児島県指宿市・弥次ヶ湯温泉の女将さんと四方山話した際、「夕食の美味しい店はありませんか」と尋ねたところ、コチラをオススメされた。指宿駅前に伸びるアーケード商店街の一角に店を構える。

    老舗
     予約せずのれんをくぐった18時20分頃、店内はすでに賑わっていた。私たちは運良く空いていたカウンターへ通されたものの、その後に訪問した一見客はお断りされていた。
     和食の職人が複数人いて、クオリティーの高い鹿児島の味覚を楽しめる。「きびなご」「かつをたたき」といった海の幸に加え、「さつま揚げ」「黒豚とんこつ味噌煮込み」はいかにも地元な品々。フレッシュな「地鶏とりさし」も味わい、「並にぎり」で締めくくった。2人で飲み食いして8,400円くらい。大満足。
     カウンターで隣り合った地元のマダムといろいろお話して、先に私たちが帰る際、店の外まで見送ってくれる。泊食分離ならではの出会いだった。
     


    お通し
    お通し



    きびなご950円
    きびなご


    かつをたたき1,080円
    かつおたたき


    さつま揚げ430円
    さつまあげ


    黒豚とんこつ味噌煮込み690円
    とんこつ


    地鶏とりさし750円
    とりたたき


    並にぎり1,080円
    すし


     「新館」という名のマンションの横に、「旧館」と称したマンションがあって、その裏手に温泉浴室がある。大々的にアピールしておらず、こちらからスタッフに訊ねないと説明してもらえない確率が高いかも知れない。インターネットで個人の体験談を調べ、こういう温泉浴室があることを知った上で電話予約時にも入浴できるかどうか確認している。

    浴室棟
    右側が浴室棟
     マンションのオーナー宅(推測)に隣接する形で、浴室棟の出入り口がある。男女別じゃない。脱衣所1つの貸切風呂っぽい感じで、誰かが入浴していれば、かなり遠慮する感じだ。そもそも内鍵されたら突撃できないし。

    マンション外観
     指宿市の海岸沿いに新館(右)と旧館(左)があり、受付は新館1階のレストランスペースで行う。今宵は新館に泊まる。

    マンション玄関エレベーター
    玄関前玄関内

    木造
     指宿温泉の鄙びた温泉銭湯。3室だけ湯治部屋もある。
     弱食塩泉でアツアツの湯。GWに訪れたが、カラスの行水で入浴を終えてしまった。

    料金表
    温泉分析書 平成23年12月12日
    ・源泉名 弥次ヶ湯12号
    ・所在地 鹿児島県指宿市十町字六反田1068
    ・ナトリウム-塩化物温泉
    ・無色透明・微塩味・微金気味・微金気臭
    ・ph6.5
    ・蒸発残留物3.522g/kg
    ・溶存物質3.687g/kg
    ・成分総計3.718g/kg

     営業時間7時00分~21時00分、300円。加水のみ。

     鹿児島県・嘉例川駅で買い求めた駅弁。1,080円。
     販売元は「森の弁当 やまだ屋」。土日祝日の限定販売らしい。

    駅弁
    【椎茸&筍ごはん】
      →米は地元の「ひのひかり」。椎茸は地元で原木栽培されたもの
    【ガネ】(紅さつまの天ぷら)
      →鹿児島弁で「ガネ」=蟹。揚げあがった形が蟹に似ているから
    【千切り大根の煮物】
      →地元産の千切り大根に蒟蒻
    【みそ田楽】
      →茄子とかぼちゃを手作り麦みそで
    【スセ】(酢の物)
      →大根とにんじん
    【嘉例川コロッケ】
      →地元の椎茸、筍入り

    お品書き
    パッケージ


    やまだ屋の「がね」 50円
    ガネ
     「さつまいもが大きい&菜種油で揚げているのでコクがある」旨をアピール。
     駅弁とは別売りだったが、ついつい買ってしまった。

    野天風呂
     いわゆる、無料で入浴できる「野湯」の位置づけ。

     2012年8月の夏休みに、1人で泊まった田島本館(鹿児島県・妙見温泉)。「お湯を含めて、すべて良し」と大いに気にいったので、3年後の2015年ゴールデンウィークにつれを伴ってリピートした。

    ロケーション
     3月中旬に電話予約した際、女性スタッフに、北海道からリピートする旨を伝えたところ、「まあまあ、そうですか。それでは2階の201号室が空いています。角部屋ですので、ゆっくりしてくださいね」。なんて感じ良い応対なのでしょう。

     当日チェックイン時に受付してくれた女性スタッフは、声の感じから電話応対してくれた人だった。「それでは202号室で・・・」というので、「あれっ、角部屋の201号室ではないのですか」と聞けば、「201号室は空いていないのですが、それでも大丈夫でしょうか」。
     ええっ、話と違うじゃないですか~、あなたから言いだしたことでしょう、などと、文句を言っても仕方ないので、「はあ、大丈夫です」とだけ伝え、自力で今宵の客室へ向かう。

     出鼻をくじかれた感はあるものの、結局のところ、ここをリピートして大正解だった。

    新宮亭 外観
     霧島神宮の門前街でランチタイム。


    ごぼう天うどん540円
    ごぼううどん
     うどんは、どちらかと言えば柔らかめ。ごぼう天はアツアツ&太い。


    ミニうどん260円+いなり125円=385円
    ミニうどん


    メニュー
     鹿児島県は、そば<うどん文化が強そう。

     日本百名山の霧島山は、鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島火山群の総称。韓国岳(からくにだけ)や新燃岳といった山々が連なり、周辺は温泉に恵まれている。

    観光拠点
     レンタカーで移動途中、霧島温泉郷の中心である「丸尾温泉」で休憩。大きなホテルや観光施設が立ち並び、至る所で蒸気が舞っている。

    湯けむり
    もくもく
     丸尾滝橋の真下から白い蒸気が舞い上がり、走行する車を包み込む光景にびっくり。

    丸尾橋
     強酸性の土、温泉の蒸気、火山性ガスといった大自然の環境下で、この橋が耐えられるよう、いろいろ工夫して造られたようだ。


     わが国に地熱発電所は、計20施設ある。都道府県別でみると、北海道1、秋田県3、岩手県2、宮城県1、福島県1、東京都1、長崎県1、熊本県1、大分県6、鹿児島県3―だった。こうしてみると、東北と九州に集中している。つまり、湯力の強い土地だ。

    発電所
    案内
     正門前に百葉箱みたいな箱があって、中にパンフレットが置いてある。手に取ると「環境にやさしいクリーンな発電所」の一文を見た。原子力や火力と比べれば、そうなのだろう。

     2011年の東日本大震災による福島第1原発事故を踏まえ、地熱発電所が注目されているものの、新規の設置は湯脈を荒らして既存の温泉地に悪影響を与える危険性があり、日本秘湯を守る会は「史上最大の国策地熱開発が勃発!全国温泉地で“温泉枯渇”危機!」と問題提起している。彼方(あちら)を立てれば此方(こちら)が立たず。


    2014.05.05 柳津西山地熱発電所(福島県)
    2012.05.01 八丁原発電所(大分県)
    2009.05.01 森発電所(北海道)

    噴気孔から蒸気

    全景
     鹿児島県にそびえる栗野岳は標高1,102メートルの火山である。中腹に佇む南洲館の裏手には「八幡地獄」と呼ばれる噴気孔が広がり、白い蒸気が青空へ舞う。北海道の大雪高原山荘もこういうシチュエーションと思いつつ、「これは力強い湯を楽しめそう」と胸が躍るのだ。

    けむり
    遊歩道地獄

    朝食
    ・しゃけ焼、さつま揚、マスカット
    ・三つ葉ゴマ和え
    ・わらびきんぴら
    ・マカロニサラダ
    ・冷奴
    ・納豆
    ・味付のり
    ・漬物、梅干
    ・白米
    ・山菜味噌汁

    朝食会場
     指定した7時30分から、夕食と同じ別室個室で。

    夕食
     18時00分から、別室個室で。白米&お吸いもの以外は一気出し。

    食事処


    看板
     敷地内に竹の湯(7~22時)、桜湯(7~21時)、蒸し湯(7~21時)の湯小屋が点在。宿泊棟に宿泊客専用内風呂(15~10時)あり。すべて男女別、内風呂のみ。

     日帰り入浴8時30分~21時00分。300円。


    有料休憩室
    本館の廊下
    本館の有料休憩室
     本館に有料休憩室あり。1人760円(入浴料込み)。暖房費1室200円。
     どうやら、昔の客室を開放しているようだ。

    外観
     鹿児島県湧水町・栗野岳温泉の1軒宿。本館(日帰り休憩室)と別館(宿泊棟・7室)に加え、敷地内に湯小屋が3つ点在しており、日本秘湯を守る会加盟宿である。

    受付へ
    受付 少し早めに着いてしまったため、別館(宿泊棟)の玄関は閉まったまま。
     本館(日帰り休憩室)の受付に行くと、ご主人が応対してくれた。カウンターの裏で大きな犬が寝ころんでいる。




    別館 (宿泊棟)
    宿泊棟
    宿泊棟 玄関
    客室玄関


     先ほど入浴した原口温泉から、レンタカーで目と鼻の先。庭掃除していた女性に入浴料1人200円を手渡し、奥にレンタカーを停めて入浴する。

    前田温泉
    【温泉の成分】 平成22年10月25日
    ・源泉名 吉松川東5号
    ・源泉地 鹿児島県湧水町鶴丸1281-2
    ・単純温泉(低張性、弱アルカリ性、高温泉)
    ・泉温62.2度
    ・淡黄色透明、無味、無臭
    ・pH8.0
    ・蒸発残留物0.328g/kg
    ・溶存物質0.484g/kg
    ・蒸発残留物0.484g/kg

    【営業時間】
    ・夏期(5~10月) 6時30分~21時00分
    ・冬期(11~4月)7時00分~20時00分

    原口温泉
    原口「商店」
     住所は「鹿児島県湧水町鶴丸1172」。
     田舎の「○○商店」みたいな佇まい。実際、野菜や飲料水を売っていた。
     テレビを見ていた高齢のご主人に入浴料250円を手渡す。

    受付
    脱衣所前
    原口
     温泉分析書は拝見しなかった。熱めの湯は、コーヒー色したモール泉のような感じ。

     2015年ゴールデンウィーク九州5泊6日の旅は、2日目を迎えた。JR人吉駅(熊本県)内で駅レンタカーを借りる。鹿児島中央駅で乗り捨てて、78時間35,640円、ガソリン代4,146円だった。およそ4万円・・・

     駅に隣接する人吉駅弁やまぐちで、駅弁「栗めし」を1,100円で購入。
     昼食時にレンタカーの中で、つれと分け合って食べた。

    栗めし1,100円
    包装
    駅弁ずらり
    駅弁やまぐち
     レンタカーで鹿児島県へ。温泉公衆浴場も巡ろう。

     
     人口34,000人の熊本県人吉市は、城下町の名残を感じる風情や、日本3大急流とされる球磨(くま)川での川下りに加え、くま川鉄道(私鉄)もあったりして、じっくり滞在して深く味わいたくなる土地と思う。

     何よりもJR人吉駅前には、商店や住宅に混じって温泉宿と温泉公衆浴場が18施設あり、市内全域で計31施設というから、ホントに温泉天国なのだ。湯上がりに地元産の焼酎をぐびり飲めば、極楽浄土はここにあり。

    風情
     市街地の温泉宿を物色したところ、歴史ある街だけに国登録有形文化財の宿が2ヵ所(旅館 芳野&人吉旅館)もある。ゴールデンウィーク期間の宿泊料金は双方ともあまり差はない(2食15,000円前後)。そんな中、旅館 芳野には「訳あり割安プラン」があり、客室にトイレと洗面台が無いという理由で2食12,000円だったので3月中旬にチョイスした。




    これがニッポン 和の情緒

    落ち着く
     「訳あり割安プラン」というから、どんなにヒドイ客室なのかと思えば、通された「5番客室」は往時を感じる豪華な造り。窓だけサッシになっていたが、あとは宮大工が建てた昭和6年(1931年)のままだ。中庭に生い茂る新緑を眺めつつ、「これがニッポンの和の情緒というものだなあ」としみじみ。司馬遼太郎(歴史作家)、野口雨情(童話作詞家)、久留島武彦(童話作家)といった文人がこの客室で長逗留した歴史に思いを馳せれば、なんだかワクワクしてくる。

    オトコ風呂
     内風呂と露天風呂ともにこじんまり。改装しているので、ハード面に歴史は感じないものの清潔感がある。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉の湯は、うっすら茶褐色で若干つるつるし、湯口からほんのり玉子の臭いがする。手を加えていない湯(夏のみ地下水を加える)が浴槽からあふれるという、ベストな湯づかいにとっても満足だ。個人的には家族風呂が狭くて落ち着く。湯もぬるめで長湯できるし。胎内回帰で安堵感に包まれたのかも知れない。

    夕食風景
     和の情緒とイイ湯を味わって、いよいよ宴の時。地産地消の食材を用いた手作り会席は、品があってどれをとっても美味い。生ビールを1杯頼み、あとは持参した缶サワーやワインで楽しむ。客室に冷蔵庫がないので、チェックイン時に預かってもらった。
     そうそう、ベテランの女性給仕が後出しのお吸いものを持ってきた際、誤ってひっくり返してしまったのだが、申し訳ないと思ったのか、「あす、ひょっとしたら女将が(登録有形文化財の)館内を案内してくれるかも知れません」とリップサービスした。

     翌朝、朝食を食べて、そろそろ帰ろうかと身支度していた9時30分頃、客室の電話が鳴った。「ぜひ、女将が館内をご案内したいと」。ロビーへ行くと、品の良い洋装の女将がニコニコ笑顔で迎えてくれた。
     「さあ、こちらへ」。客室や風呂がある本館とは別に、大正前期に建てられた従業員棟に招かれる。登録有形文化財の「本丸」のようだ。

    朝食
    ・しゃけ焼、昆布巻き
    ・玉子焼、ゆべし
    ・野菜サラダ
    ・フキ味噌
    ・焼き海苔
    ・漬物
    ・こんにゃく酢味噌
    ・湯豆腐(固形燃料)
    ・ヨーグルト
    ・白米
    ・味噌汁

    朝食会場
     7時30分から夕食と同じ1階食事処で。

    コーヒー
     おとしたコーヒー350円。ロビーで飲む。

    おお
    温泉の利用状況について (熊本県温泉協会 平成17年5月24日)
    ・アルカリ性単純温泉
    ・泉温42度、毎分50リットル
    ・かけ流し式(加水、循環、消毒いずれも無し。冬のみ加温)

     熊本県人吉市。市街地に広がる人吉温泉の温泉公衆浴場。300円。
     営業時間13時00分~22時00分。定休日は毎月第1月曜&元旦。

     グルグル迷って21時過ぎに訪れると、他に湯客がいない。番台の女性に「北海道から来ました」と告げると、「あれまあそうですか」とニッコリ。1人で入浴していたら地元客が訪れて、湯につかりながら四方山話に花を咲かせた。

    乾杯
     指定した19時00分から、1階食事処(テーブル席)で。われわれの他にもう1組いた。
     生ビール500円+消費税で乾杯。

    飲み物
    焼酎
    食事処


    湯口(コップあり)
    温泉分析書 (平成21年5月1日)
    ・湧出地 熊本県人吉市上青井町180-1
    ・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 (低張性 弱アルカリ性 高温泉)
    ・泉温54.6度
    ・成分総計1,692mg/kg
    ・溶存物質2,302mg/kg
    ・総成分量2,356mg/kg

     100%源泉かけながし温泉(加熱、循環なし)をアピール。夏のみ地下水を加える。
     うっすら茶褐色の湯は、つるつるする浴感。
     湯口からほんのり玉子の臭いがする。

     入浴時間16~0時、6~10時と脱衣所に掲示。
     
     人吉市観光パンフ「ひとよし・くま旬夏秋冬キャンペーン」(2015年4月データ)によると、日帰り入浴時間13時30分~20時00分、500円と明記。土曜や連休など混んでいる時はお断りするそう。

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