札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    夕食
     宿指定の18時00分から、1階会場で。蕎麦、白米、お澄まし以外は一気出し。

    夕食会場


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    浴室前
    温泉分析書 (平成21年2月19日)
    ・源泉名 小屋原温泉
    ・湧出地 島根県大田市三瓶町小屋原字湯元1014-2
    ・ナトリウム-塩化物泉 (低張性中性温泉)
    ・泉温37.8度
    ・毎分30.8リットル (自噴)
    ・無色 透明 弱炭酸味・金気臭・微硫化水素臭
    ・ph6.0
    ・蒸発残留物6.50g/kg
    ・溶存物質6.59g/kg
    ・成分総計7.35g/kg

     源泉そのままを注ぐのでヌルイ。ニガしょっぱい味わいだ。
     遊離二酸化炭素は759mg/kgなので、肌への泡付きがスゴイ一方、換気の必要性をアピールしている。

    お願い
     家族風呂3つをそれぞれ貸し切って入浴。
     宿泊客優先のため、日帰り入浴(受付は昼間帯のみ)できるかどうかは神頼みだ。
     実際、15時チェックイン以降、日帰り客は「けんもほろろ」だった。
     500円(入浴時間1時間以内、浴室の移動禁止)。
     22時30分~6時30分まで入浴NG。

    小屋原へ
     島根県大田市三瓶町の小屋原地区。集落を抜けた先に、熊谷旅館がぽつんと鎮座していた。

    やど
    がいかん
    そぼく
     「ごめんください」と言えば、「ちょっとお待ちください」との女性の声に続き、女将さんが「ようこそ」と登場した。

    ろうかドア

     島根県の三瓶山山麓をレンタカーで走る。それにしてもコンビニが見当たらない。三瓶温泉に寄ったら、「おみやげ品センター」と銘打った大谷商店(営業時間8~20時・無休)を発見。入店すると街の酒屋な品揃えで、シニアな女性が接客してくれた。
     「この辺りは雪が降るんですか」と聞けば、今は降ってもあんまり積もらないが、「子供の頃は雪が積もり過ぎて、家の2階から出入りしていた」という。ちなみに、三瓶名産の「わさび漬」(三杯漬、粕漬)がおススメ商品だ。

     三瓶温泉には、温泉宿3軒と「鶴の湯」「亀の湯」と呼ばれる共同浴場がある。大谷商店のほか、食堂や居酒屋を発見したが、全体的に斜陽な空気が流れる。そのままスルーするつもりだったが、温泉街から外れた「湯元旅館」の看板をみて、興味がそそられた。下調べしていない。それ突撃だ。

    魅力的な看板
    一本道
    あかちゃいろ
     温泉分析書 (平成15年6月19日)
    ・源泉名 「三瓶温泉」
    ・ナトリューム-塩化物泉 (低張性弱酸性温泉)
    ・37.5度
    ・溶存物質2.15g/kg
    ・成分総計2.44g/kg

     加温のみ。日帰り入浴料500円。10~16時終了。要予約。

     塩ヶ原温泉「掛合まめなかセンター」で日帰り入浴後、国道54号を南下し、県道40号を進む。時刻は13時00分を過ぎ、めちゃくちゃランチしたいのだが、田舎道で飲食店がとんと見当たらない。腹が減っては戦が出来ないので、地元自治体パンフレット情報から、レストラン併設の波多温泉「満壽の湯」へ寄るものの、改装中でNGだった。

    うぐいす茶屋
     風呂よりもメシ、と、車を走り進めた結果、「うぐいす茶屋」という食事処を発見。
     13時30分だったので、迷わず吸い込まれた。
     店内は賑わう。豆腐とかいろいろ売っていた。


    割子そば750円
    割子そば750円
     そばは定番の3枚重ね。うーん。やっぱり汁が甘い。店側は「甘辛い」とアピールする。
     ワタシの舌が甘さに異様に反応しているのかしら。前日の出雲空港内の蕎麦屋も甘い汁だった。


    かまあげ720円
    かまあげ720円
     釜揚げうどんのそばバージョン。茹でたそばを水洗いしないで、そば湯に泳ぐそばを提供する1品。少々つゆは入っているようで、啜るとあっさりして美味い。別に供されたつゆを足したら、とたんに甘くなって・・・

     両方に供された「おからサラダ」が、とてつもなく美味かった。これだけは強調したい。


    メニュー特別メニュー

     島根県の県庁所在地である松江市に1泊した翌朝、レンタカーで松江城と宍道湖を見学したら11時過ぎになった。これから、今宵の湯宿である小屋原温泉「熊谷旅館」にナビをセッティングして、はせ参じる。山陰自動車道の「松江玉造」から入り、松江自動車道の「吉田掛合」で降りた。600円。

     高速道路を降り、国道54号を走ると、温泉マークが見える。通り過ぎた後に、ちょっと気になったのでレンタカーを停め、出雲空港でゲットした地元自治体の観光パンフレットを見れば、掛合(かけや)まめなかセンターという日帰り施設のよう。営業時間は12時から。腕時計を見ればちょうど12時になったから、1番風呂を味わえるかも、とレンタカーで引き返す。

     旅する上で、情報収集は地元自治体が作製したパンフレットが一番イイ。そう思う。

    棚田
    温泉分析書 平成25年9月3日
    ・源泉名 塩ヶ平温泉
    ・源泉所在地 島根県雲南市掛合町掛合819-1
    ・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 (低張性中性冷鉱泉)
    ・泉温 21.2度
    ・溶存物質 6.56g/kg
    ・成分総計 7.13g/kg

     加温のみ。かけ流しをアピールする。
     日帰り300円。12~20時。月曜&年末年始は定休。

    男性ゆぐち


    やまいち
     16時30分オープンの「やまいち」へ、17時過ぎに訪れた。カウンター10席と小上がり3席のこじんまりした店内に客はいないが、今宵は予約客でいっぱいという。でも「19時30分からの予約客が来るまでOK」と、予約席の小上がりに通してもらう。ラッキーだ。確かにこの後、予約客が続々押し寄せて満席に。


    カウンター
     メニュー表はカウンターの背後に貼ってある紙のみ。値段が記されておらず、一抹の不安を感じる。しかし、誠実そうな主人とニコニコする女将、そしてシニアな女性スタッフの愛想が良い。「あら、北海道から来たの。以前ね、大泉洋がロケで来たのよ。おにぎりあたためますかという番組でね・・・」。なんだか楽しくなってきた。

    ホテル
     島根県庁や松江市役所から徒歩圏内の市街地に佇む松江シティホテルは、右側の洋風な建物が「別館」、左側の細長い建物が「本館」である。新館より安い本館で「上層階リバー&レイクビュー」のプランをチョイス。2人で泊まって1人4,550円(朝食付)。


    玄関前
    廊下
     フロント周りも廊下も狭く、ビジネスホテルの風情だ。

    駅
    ステンドグラス
     出雲大社(出雲市)から、今宵の宿がある松江市まで、一畑電車(ばたでん)で移動。山陰唯一のローカルな私鉄で、100年余の歴史を誇る。1930年に建設された出雲大社前駅は国の登録有形文化財に指定され、教会のような印象だ。

     14時11分に発車する普通列車に乗る。

    電車
    車内
     驚いた。ボックス席(4人用&2人用)がパーテーションで区切られた個室風なデザインで、車内全体が木のぬくもりにあふれている。島根県産の木材を利用した改造車両(元京王電鉄5000系)だったのだ。

    ボックス席
     ボックス席に座る。リゾート列車のようで嬉しくなってきた。

     出雲大社駅前から松江しんじ湖温泉駅までの37.3キロを、およそ1時間かけて各駅停車で走る。810円。

     出雲空港から出雲大社までの直通バスは、一の鳥居「宇迦橋(うがばし)の大鳥居」をくぐり、出雲大社駅前へ12時30分に着く。乗車時間は40分だった。駅の中のコインロッカーに重たい荷物を預け、いざ出雲大社(読み方は「たいしゃ」or「おおやしろ」)に参拝へ。

    出雲大社駅前


    神門通り
    門前町
     出雲大社に向かって伸びる神門通りは、飲食店や土産屋が連なる商店街で、観光地の匂いがする。350メートル歩くと、鳥居が見えてきた。

    鳥居が見えた


    二の鳥居 「勢溜の大鳥居」
    鳥居
     勢溜は「せいだまり」と読む。ここから先が境内だ。

     出雲空港へ10時50分に着いたものの、出雲大社直通バスの出発時刻は11時50分。60分の待ち時間を利用して空港内の飲食店でランチする。3店舗のうち、一番空いていた店を選ぶ。

    麺家
    店内
     出雲大社の門前街に2012年から店舗を構えるほか、2015年に出雲空港内にもオープン。隣接する「食事・喫茶 神在」とスタッフ&厨房&会計を共用しており、同じ会社による運営っぽい。ちなみに「神在」は禁煙、「麺家」は喫煙となっており、メニューも似通っているようだ。


    生ビール650円
    ビール
     遠路はるばるやってきた解放感から、ついついおだってオーダーした。1杯でやめておく。


    割子そば880円
    出雲そば
    3枚
     3段重ねの田舎そばに、つゆ&薬味を直接かけて食す。余ったつゆは、次の器に注ぐ。
     つゆが甘ったるい。これが西日本の文化なのか。


    出雲ぜんざい600円
    おしるこ
     紅白の焼き餅が2個入っている。

     そば、うどん、どんぶり、ラーメン、チャーハン、カレー、パスタ、軽食、おつまみ、ビールセット、コーヒー、デザートと多岐に渡るメニューは、ファミレスの様相だった。

     47都道府県のうち、これまで泊まったのは23都道府県にとどまる。日帰りで訪れたケースを合わせても28都道府県にしか足を運んでいない。蝦夷地に住むワタシにとって、特に西日本は未開の地が多いから、2016年ゴールデンウィークは、山陰の島根県に決めた。出雲大社に神々が宿る国だ。

    飛行機の景色
     1月末にJALで航空券を手配する。新千歳→伊丹→出雲と乗り換え、帰りは広島から直行便に乗る。

    ・新千歳7:40発→伊丹9:35着(先得割引22,800円)
    ・伊丹9:55発→出雲10:50着(先得割引18,600円)
    ・広島10:45発→新千歳12:40着(ウルトラ先得18,600円)

     往復1人60,000円×2人=120,000円。あわわ、高い・・・から、これまで二の足を踏んでいた。ただ、そう言っていると、いつまで経っても行けないので、清水の舞台から、うぇーいと飛び降りた感じ。

     出発当日の朝は早い。5時台は地下鉄が動いていないので、タクシーで最寄りバス停へ行き、高速バスで新千歳空港へ。車内でコンビニおにぎりを頬張る。1時間余かけて7時過ぎに到着し、移動やチェックイン手続き、荷物を預けていたら、結構時間がかかってしまい、7時40分の出発へぎりぎり間に合った。

    えっ
    プロペラ
     伊丹→出雲の飛行機がプロペラ機だった。壁に手を当てるとブルブル震えを感じ、ちょっと怖い。窓外のプロペラを凝視しつつ、「頑張ってまわり続けてね」と祈り続けた。


    プロペラ機
    空港
    マーク
     出雲空港へ到着。タラップを降り、歩いて空港へ向かう。2016年ゴールデンウィーク旅は、島根県4泊、広島県1泊の計5泊6日。初日と最終日は、温泉にこだわらず、観光を重視しよう。

     北海道新聞2016年4月22日朝刊を斜め読みしていたら、不動産広告欄で見覚えのある物件に出くわす。白老町の貸別荘「ホワイトハウス」が売りに出されていたのだ。

    広告
     「温泉付き戸建」の分類で、本体価格970万円+分湯権250万円=1,220万円。495平方メートル(149坪)の土地に2階建て193平方メートル(58坪)の建物は、大きな温泉浴室もあれば、岩盤浴も完備している。
     2016年4月23日(土曜)~24日(日曜)の10時~17時まで、オープンハウスという名の展示会をしている。志の高い方にぜひ購入していただきたい。ワタシ自身がキャッシュで購入の上、晴耕雨読な生活をしたいと願うものの、いかんせん先立つモノがない。苫小牧周辺で転職できれば、マイホームにしたい・・・かな。

     苫小牧市でランチレジャーした後、白老町虎杖浜の「湯元ほくよう」へチェックイン。
     6年ぶりに訪れると、若干変化していた。

    ほくよう
    ・日帰り客の専用玄関がなくなった
    ・おでん販売はやめたっぽい
    ・宿泊料金アップ(1泊朝食付5,330円)
    ・真夜中の大浴場入浴NGに。政府の電力15%削減対策が理由(23~5時まで)

     日帰り客がひけた丑三つ時に、貸し切り状態で入浴するのが好きだった。
     おでんも美味かった。あの頃が懐かしい。
     


    A棟162号室
    客室
    冷蔵庫トイレ
     角部屋だった。12畳+縁側。トイレ、冷蔵庫、テレビ、電気ポット、お茶セットあり。

    資料館
     苫小牧市は、ほっき貝の水揚げ量が日本ナンバーワンだ。おらが街の特産品をアピールするため、NPO法人ゆうべあまちづくりネットワークは、2006年から「ほっき貝資料館」を運営している。場所は海の駅「ぷらっとみなと市場」の隣接地。
     開園時間10~15時(水曜・正月休み)。入場無料。

    出入り口
     資料館って言うと、堅苦しいイメージがあるものの、こちらは全体的にユーモアあふれる脱力系な感じだった。学芸員が常駐しているわけではなく、無人の資料館に勝手に入って見学する。

     苫小牧駅から3キロ先の海岸に佇む「苫小牧市公設地方卸売市場」。この施設の中にある食堂がマルトマ食堂だ。
     「海鮮ものが美味い」という口コミ&マスコミ報道によって、観光客で賑わう全国区の食堂となり、行列は必須。4月上旬の土曜日、11時頃に行けば、すでに長蛇の列だったりする。

    案内
    行列
    関係者優先
     本来の客層である「市場関係者」の入店を最優先させるため、ワタシたちの並んでいる行列を、市場関係者が追い越してしまうケースもあるようだが、それは仕方ないことだし、実際はあんまりない事例だろう。
     
     それにしても4月上旬の苫小牧は寒かった。寒風が吹く中の行列をブルブル震えて耐え忍ぶ。「これ、寒すぎ」「いや~、もうやだよ」などと、くじけそうになりつつ、ようやく建物の玄関内に入り込み、さらに並んで結局1時間かけて入店するのだった。

    出入り口前


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