札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     観光色が一切ない白老町竹浦地区。「こんな場所に、なぜ宿が」と問えば、「そこに温泉があるから」に他ならない。


    時が止まった温泉宿

    ホテル
    玄関
     「ホテル」を名乗るものの、洋風の雰囲気は一切ない。創業42年の温泉宿は、失礼を承知で言えば、高度経済成長時代の安普請がそのまま経年劣化しており、歴史が醸し出す風格もへったくれもない。壊れたままの自販機や、日に焼けた土産物が無造作に放置された館内は、時間が止まったまま。ハイライト230円(現在420円)に時代の流れを感じる。

    なつかしい自販機
    ガラスケース
    土産みやげもの


    朝食
    ・つぼだい焼、昆布巻き
    ・ほうれん草おひたし
    ・温泉玉子
    ・納豆(器に盛られている)
    ・長芋
    ・漬物(たくわん、梅干)
    ・味付のり
    ・ヤクルト
    ・白米(おひつ)
    ・なめこ味噌汁(熱々)


    食堂
    食堂室
     1階食堂室で8時00分から。

    夕食
     18時00分から客室で。一気出し。

    お膳
    あったかい
     発泡スチロールの箱の中に、おひつ、味噌汁、茶碗蒸し。

    湯口
    モール泉
    温泉分析書 昭和44年12月24日
    ・湧出地 白老町字竹浦297
    ・49.3度
    ・毎分350リットル(ボーリング630メートルによる自噴)
    ・無色透明異臭味なし
    ・pH8.4
    ・蒸発残留物0.663g/kg
    ・成分総計0.715g/kg
    ・単純泉

     浴槽によって「源泉そのまま」「加水」「循環ろ過」「循環ろ過&塩素殺菌」と、湯づかいが異なる。
     露天風呂の浴槽1つに、琥珀色のモール泉(未分析)が注ぐ。
     冷たいので熱い温泉を足している。
     宿泊客の入浴時間は7時00分~23時00分まで。

     日帰り時間8時00分~22時00分で終了。
     350円。

    温泉分析書


    外観
     白老町の竹浦地区にある全17室の温泉宿。
     1974年(昭和49年)オープンだから、創業40年超だ。

    玄関内
    ロビー
    館内
    階段


    別荘480万円
     石山萩の里町内会の足湯から至近。
     琥珀色したモール泉を味わえる物件を見つけた。
     角地で南西向き。隣に公園ありの閑静な立地だ。
     252平方メートル(76坪)、平屋建て122平方メートル(36坪)。
     この値段、個人的にはぜひ買いたい。

     白老町・石山萩の里町内会は認可地縁団体として法人化の上、温泉付住宅を販売してきた旭化成ホームズから泉源を譲り受け、住宅への温泉供給管理や住民交流に力を注ぐ。

     町内会には約240世帯あるものの、別荘として所有する人が多く、定住者は半分程度。定住者の高齢化が進み、65歳以上が90%を占めるという。限界集落の定義は50%以上だから、「超限界集落」と全国でも注目されるかも知れない一方、そもそも限界集落とは、高齢化によって住民同士が支え合って生きていくことが困難になっている集落を指すため、活気がある石山萩の里町内会は、まだまだ大丈夫だろう。

    萩野
     住宅に温泉を引く場合、温泉代は月1,300円(冬期1,700円)。使用しただけ下水が増えるため、上下水道料はかさむものの、月4,000円が平均らしい。

     温泉は配湯管を通じ、町内会一帯をぐるり駆け巡る。使用されずに戻って来た温泉を活用し、2010年8月から足湯を設けた。町内会館の敷地内にあり、利用する時は管理人にひと声かけよう。

    モール
     美しいモール泉だ。腐植質0.1mg/kg。
     しかも、匂いが強い。さわやかな木々の香りに、うっとり気分。
     色彩に加え、匂いが素晴らしい。
     こんなモール泉は、他にあるのだろうか。
     モール泉を謳うところは、
     確かに色合いは紅茶色しているものの、香りはあまり感じないケースがある。
     だから、ここは足湯ながら、リピートしたい気持ちでいっぱいだ。
     この湯を引く住宅で暮らしてみたい。強く思う。

     白老町・旭化成団地に佇むログハウス。ぱっと見は立派なものの、窓ガラスが割られており、まるで廃墟のよう。近隣住民によると、2006年に火事になったという。「カスタム電建」という札幌の会社の保養所だった。この会社、ググっても現在の状況は掴めない。

    ログハウス
    廃墟
     この物件、実は住宅用地として189万5,000円で絶賛売り出し中。418平方メートル(126坪)で、坪単価1万5,000円は安い。温泉権利付で「更地」って記してあるが、土地(古家付)という解釈か。安く改修できたらお得ではあるが、そうじゃないからこんなに安いと思う。そもそも火事を起こしているのだから、いわゆる、いわくつき物件と言えよう。

     その上で購入して、自らの手でじっくりリフォームする。
     夢見る今日この頃だったりする。

     白老町で以前、似たような物件を見かけた。シリーズ化しているのだろうか。

    1230万円
    温泉別荘
     白老町に点在する温泉団地の物件は、
     1960~70年代の高度経済成長期に造成された。
     2016年の現在、世代交代で売り出されている。
     売り物件に注目する方々は、定年退職した夫婦が多い。
     齢を重ねた2人暮らしだから、2階建て物件を買っても、
     やがて足腰が衰え、2階まで足を運ばなくなる。
     だから、こじんまりした平屋建て物件が人気と聞く。
     そんなニーズに合わせて新築もあるものの、この物件は1,000万円オーバー。
     中古ならば500万円以下もちらほらだ。
     買って住む。ワクワクする一方、徒歩圏内にコンビニもスーパーもなく、
     車がなければ生活は厳しいという現実に気付かされる。

     2016年8月の夏盛り、札幌市からレンタカーで白老町の温泉宿へ。
     高速道路「苫小牧東IC」で降りて苫小牧市内へ入り、ランチタイムに突入する。

    海の家
     海の駅「ぷらっと港市場」内のラーメン屋。とんこつ風スープが売りらしい。
     営業時間7時00分~16時00分(1~3月は開店9時~)
     水曜定休(祝日だったら営業)
     
    のれん
    茶湖 外観
    茶湖 店内

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