札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     「もしもし、鯉の里なかむらさんですか」
     「あっ、いえ、名前が変わりまして、『ゆの里 みよし』と言うんですよ」

     昔々のガイドブックを見ると、鯉の里なかむらは、ある病院の保養所ながら、一般客の宿泊&日帰りを受け付けていました。しかし、当方が3年前に宿泊予約の電話を入れたら、病院関係者のみの受け入れで、一般客お断りでした。

     そうかそうか、と、当方の泊まりたい湯宿リストから外したものの、ことし2月、北湯沢温泉・竜松庵に泊まった時、そこの女将さんが「お隣さん(鯉の里なかむら)は、今度から一般客を受け入れるから、ぜひ泊まってあげて」と聞き、うーむ、これはいつの日か泊まらねば、と密やかに思い、今回、予約の電話を入れた次第。そしたら、屋号が変わっていて、びっくり仰天です。


    ◆「鯉」にこだわる和の風情

     改めて、この宿の歴史を記せば、ある病院の保養所として平成元年オープン。鯉好きの病院創始者が、「鯉」にこだわった風流な造りが特色ですね。玄関を開けると、ほんのり硫化水素の香りがしました。

    玄関前で温泉たまご作りが可能
     玄関前の祠から、熱々の湯が湧き出ており、温泉たまご作りが可能。

    鯉の噴水
     池の噴水が鯉なんですね。

    女性内風呂の鯉の湯口
     「B級スレスレ?」な湯口に脱帽しきり。


    手入れの行き届いた庭園
     池で鯉がうようよ泳いでいます。水温が16度以下になる冬は、池の底で仮死状態となり、春になると元気に復活するそう。

     北海道らしからぬ雰囲気の湯宿ですね。

     ことしに入り、ある病院はこの宿を手放し、新たなオーナーの下、5月1日から絶賛営業中。以前から勤めていた料理長や女将さんが引き続き運営しており、屋号は料理長の名を冠しています。


    ◆技が冴える料理 ここは「めし宿」

    夕食
     いわゆる業務用、使っていませんね。前菜をはじめ1品1品、職人の技が感じ取れます。温和な料理長自ら、近隣の山々から落葉などを採ってくるそう。高級な食材を使わずとも、こんなに見た目にも品があり、何より美味しくいただけるなんて。後出しで熱々のものを提供してくれましたし。
     ありそうで、実際はあるのかな、気取らない雰囲気で食事の美味い「めし宿」。ここは、そういう湯宿と私感です。


    ◆熱めでぴりり 至極の湯

    湯口
     男女とも同じ広さの内風呂&露天は、加水しているものの、ちょっと熱めでぴりり。夜中も浸かり、至福のひとときです。

     客室8室ながら、当方含め3組5人。静かな土曜の夜でした。

     宿泊代(休前日も同じ)は、2人で泊まって1人11,000円。3人の場合、1人10,000円、4人で行けば1人9,000円。ちなみに、入湯税、サービス料、消費税は「別途徴収」ですよ。なお、年末年始、ゴールデンウィークの宿泊代は別設定だそう。いくらなのか、聞きませんでした。

     これに10月から暖房代が1人1,000円追加の予定。

     上記の宿泊代は、1階客室(トイレ・洗面台付、目の前の庭園散策可)のケースです。2階客室(洗面台付、トイレ共同)は、各2,000円引き。料理は1階、2階の客ともに同じ内容。

     ちなみに、当方は、期間限定の新装開店スペシャルプライスの1人9,000円で泊まりました。今後は上記の宿泊代になります。明細書を見ると、9,000円×2人分=18,000円に加え、サービス料900円、消費税945円、そして入湯税150×2人分=300円、の計20,145円となり、なんだかんだで1人10,000円かかりました。

     掃除が行き届いた客室で、ごろごろ庭園を眺め、時折ざぶりと湯を浴び、美味なメシに舌鼓を打った北湯沢温泉1泊旅。

     次はいつ来ようかな。

    いっちさんこんにちは。

    湯の里みよしさん5月31日で廃業されたそうです。

    最近はホームページも開設されて
    クーポンを発行されたりと
    がんばっていらっしゃるようだったので
    先週末の宿泊をもくろみ
    金曜日に何度かお電話したのですが
    電話がつながりませんでした。
    ただ3人で営業しているお宿ですし
    なかなかお電話に出られないこともわかっていましたので
    あまりがんばらず。
    結局土曜日はお天気もさえなかったので
    来月ゆっくり行こうということになりました。
    最後のチャンスだとわかっていれば
    どんな嵐でも行ったのに(号泣)

    いまみよしさんのホームページは
    廃業のおしらせが表示されます。

    なかむらさんはとっても泊まってみたいお宿でしたが
    こちらで経営がかわったことを知り
    すぐ念願かなって宿泊しました。
    本当に素敵なお宿でした。
    何よりも
    ご主人のつくる料理のすばらしさに
    とてもとても感動し・・・
    ・・・・・・・言葉で表現するのは無理ですね。

    帰りにはお正月2泊を予約して帰りました。

    お正月のお料理もよかったですぅ。

    ハード面・ご主人奥さんお姉さんの人柄
    温泉・お料理
    本当にいいお宿でした。

    残念です。
    本当に残念です。

    こんなに素敵なお宿を紹介して下さった
    いっちさんに
    あらためて感謝します。
    ありがとうございます。

    (長々とごめんなさい。)

    2009.06.04 11:32 URL | みん #YHInhhNk [ 編集 ]

    みん さんへ
    (いっちさん 毎度スミマセン(^o^)丿場所をお借りします)

    ガーン(-_-;)廃業ですか…
    残念極まりないですねぇ(/_;)
    ガンバって少人数で経営されていた宿が、こう言う結果になったと知る度に虚しく・切なくなります。
    本当に勿体ないなぁと、切に思いますからぁ(+o+)
    私はいっちさんのこのブログで色んな温泉の楽しみ方・見方を変える大切さを教えて頂き本当にありがたく思っています。
    元々大きな近代的な趣や鄙びた感がない宿や温泉地は好きではなかったんですが、更に探究心や新規開拓しよう、行ってみよう!!って言う気になりましたから…

    時代の流れなのか?去年の原油高、はたまた最近の不景気により客が足を運ばなくなったのか?分かりませんが行ってみたいな、興味があった宿が閉鎖ってやっぱりショックだなぁ↓(話がかぶってしまいゴメンナサイ)

    札幌近郊の露天風呂にも5月中旬過ぎから虫さんがたくさん出没して来ましたが、ひたすら追い払い、タオルで防御しつつ長風呂する私ですが…
    温泉を愛する者同士、閉鎖されてしまったショックを癒す為にもさらに温泉に浸かりましょうね!!

    いっちさん、ありがとうございました。
    では…明日ある宿へ泊りに行って来ます。
    (明日休みをもらう為今日はいつもにも増してお仕事ガンガンこなして来ましたよ(←あれ?誰もそんな事聞いてないって??)
    あっちゃー、又やってもうたぁ(笑)

    行って来るよーん(^o^)丿 のぼせ・湯あたり・はしゃぎ過ぎ・照り返しによる日焼け 各注意報発令しました(笑)

    2009.06.04 20:03 URL | ドラあき #- [ 編集 ]

    いっちさん、私も失礼します^^;
    北湯沢温泉もYHが先月で休業してしまいましたし、北湯沢山荘はあのままですし、少しずつ寂しくなってきていますね。

    温泉仲間のぴかリンさんがここの記事を書いておられますが、竜松庵さんの管理のお陰で今でも日帰り入浴だけはできるようなので、竜松庵さんへの応援の気持ちも込めて、近々立ち寄りたいと思っています。

    2009.06.04 22:21 URL | のん #InnHFb.. [ 編集 ]

    みんさん、そうでしたか・・・ ご報告感謝します。
    以前泊まった際、宿主(料理人)、女将さんと話し込む機会を得ましたが、高額な暖房費を節約するために、温泉熱による館内暖房の工事を行ったりしていたので、「ああ、中長期的に経営していくのだなあ」と勝手に思っていたのですが・・・ 
    おっしゃるように、食事が良かったですよね。正月もいかれましたか~ 実はニアミスしているかも知れません(笑)

    2009.06.04 23:06 URL | いっち #- [ 編集 ]

    ドラあきさん、当ブログでいろいろ感じていただき、感謝感激です。そんなふうに思っていただき、やる気も増す次第です(笑顔)
    仕事もハッスルされて、あすの「ある宿」への宿泊、楽しみですね!
    宿泊した感想、寄せていただければとっても嬉しいです。良き旅を~(羨ましいな)

    2009.06.04 23:07 URL | いっち #- [ 編集 ]

    のんさん、ご助言ありがとうございます! 竜松庵のスタッフは家族規模なので、2つの施設をどうコントロールするか気になるところですが(管理が行き届くのかうんぬん・・・)、エールを送ります。
    それにしても北湯沢YHの休業は、ネット予約もOK宿だったので、いつかは宿泊を・・・と思っていたところです。「いつまでもあると思うな、親と湯宿」な感じですね。

    2009.06.04 23:11 URL | いっち #- [ 編集 ]

    いっちさん、ありがとうございます。
    ウイークデーにのほほんと休みなんぞ使って、と言われない為に(早目に出勤、遅めに退社)かなりガンバってしまったのでチョットばかりバテました(笑)(そんな事でバテる?オイオイ、コラコラと声が聞こえた様な?)

    勿論泊まった来た後は温泉が浸みこんだ状態でベストな状態で、お肌が乾燥する前に感想を書き込もうと予定していますよ~。
    環境的にあまり泊まりが出来ないので泊まるとなると、つい意気込んでしまうまぁ(しまうわぁ)

    そしてさすがはいっちさん!良い事言い(書き)ますね。
       ↓    ↓     ↓
    「いつまでもあると思うな、親と湯宿」
    素晴らしい表現ですぅ。だっていつか行けるよなって考えて後回しにしてる宿って結構ありますもん。今思いつくだけでも6軒。
    私の場合多くて1年に6回宿泊とかなので地域・エリアを限定しないと行きたい所ばっかりでとても追い付きません。
    糠平にさえ未だ行けていないのにアチコチ欲張って下調べしちゃったりして…
    まぁ温泉に関しては貪欲過ぎて収拾がつかなくなって、結局「決められない~」なんて(笑)
    ただでさえそんな状態なのに今、たてうらあざらし さんの本を読んじゃったもんだから、あら大変!
    ETC車載器があったら高速を使って片道3時間位の場所までなら責めてしまいそうな勢いですから(笑)(*^о^*)イヤーン、ポッ(赤くなってみました)
    自分の中で遠い、宿代が高い、と思って却下されて来た宿まで行ってみたい衝動にかられています。

    うーん、それにしてもいっちさんのブログで私が日帰り入浴もやっている温泉で最初にピピッ!と来た宿が「銀婚湯」と「竜松庵」だったので今の状況をお聞きして、へぇーと驚いています。
    そして10年前に何十回と通っていた宿も復活したか?と思ったら、やっぱり休業?廃業?と知り凹みました(/_;)クゥーッ

    何か書き込んでてだんだん寂しい気持ちになって来ましたが、へこんでばかりもいられない。
    又地味だけど味のある、お湯の良い温泉を探したいです。

    長々とゴメンナサイ。

    どうにも止まらない、な気分のドラあきでした。

    2009.06.04 23:47 URL | ドラあき #- [ 編集 ]

    「どうにも止まらない、な気分のドラあき」さん、お気持ちお察しします。
    もうじき湯宿にお泊りゆえ、わくわくどきどきですね。「遠足の日のカツオくん状態」は、宿泊予定日を前にすると、わたしも同感です。
    寝不足になっても、早めにチェックインして、ひとっ風呂浴びた後に昼寝すれば良いでしょう(笑顔)
    いってらっしゃい~

    2009.06.05 00:06 URL | いっち #- [ 編集 ]

    いろいろありがとうございます。

    本当に廃業は残念です。ショックです。
    まだ悲しみは癒えていませんが、
    がんばってとりあえず
    近々竜松庵さんに行ってみたいと思います。

    みよしさんのお風呂に入ったら
    ご主人のお料理が恋しくて
    泣いちゃいそうですが(笑)

    いっちさん!!
    実は私、なんだかいっちさんがいるのではないかと思っていました。でも、団体さん(ご家族一族皆さん)が多くてこの中にはいないのかなぁって。んんん・・・どうでしょう?
    本当にお料理よかったですよね。またどこかでご主人のお料理食べることができたらいいですね。

    それにしても次のお正月はどうしましょう???

    2009.06.05 13:16 URL | みん #YHInhhNk [ 編集 ]

    みんさん、あの主人と女将がいて「湯の里みよし」ですよね。
    そして、あの主人の提供する美味い食事も、ここの良さでした。
    引き継がれた宿は、それはそれで魅力的ですが、もう、あの「湯の里みよし」は戻ってこないというのは、みんさん同様、寂しいですね。「風情」「もてなし」「食事」といった、湯宿そのものの「個性」は、オーナー交代により、変わっていくのが世の定め。「湯」ですら、湯使いや清掃の行き届き具合が劣化してしまう危険性があるのですから。
    私は、隣接の竜松庵が、吠えまくる複数の犬たちを放し飼いにして、国道界隈をうろちょろしつつ「わん!わん!」と恫喝してくるのが怖いので、及び腰です。レポ期待します~
    正月の湯宿候補、良い湯宿があれば、教えてくださいませ(笑)

    2009.06.05 23:11 URL | いっち #- [ 編集 ]

    いっちさん こんばんわ。
    週末にみよしさん行ってきました。
    竜松庵さんの女将さんの案内でみよしさんの建物に入りましたが
    当たり前ですがほとんど何もかわっていなくて
    ただ誰もいなくて
    すご~く不思議な時間でした。
    鯉さんの噴水の口から水がでていなくて
    それをみているとますます時間がとまっているみたいで・・・


    かなり急に廃業をきめられたようで
    その後いろいろと話が展開しているのか
    竜松庵さんの女将さんが
    みよしさんの建物で営業すると言っていました。
    現在の竜松庵さんの建物は売りに出しているとか。

    ついでに竜松庵さんの露天風呂も見学させていただきましたが
    ここで「囲まれた」のかと・・・・。しかも真冬の夜かと。
    全く逃げ場がないですね。こわ~。
    本当に丸腰のおつれさんが御無事でよかったです。

    参考までにわんちゃんは4匹に減っていました。
    以前みよしさんの窓からみた
    「逆らってはいけない雰囲気」はなかったです。
    放し飼いはかわりませんが・・・。

    「1匹もらってくれない?」
    ・・・・私は笑ってごまかしました(笑)

    2009.06.08 18:39 URL | みん #YHInhhNk [ 編集 ]

    さっそくの体験レポ、ありがとうございます、みんさん(笑顔) お気に入りの湯宿、どうなったか、非常に気になりますものね。ホント嬉しいです!
    隣り合わせた2つの湯宿が、いろいろ変革されるようですね。みよしの池に住むたくさんの鯉たちは、どうなっているか気になる昨今です。
    わんちゃんにまつわる当方経験談、拝見いただき嬉しいです。わんちゃんの言動が控えめならば、また足を運ぼうかと思いました(笑顔)

    2009.06.08 22:01 URL | いっち #- [ 編集 ]

    お庭には出ていないのでわかりませんが廊下から見える鯉たちは元気に泳いでました。
    女将さんが大きな鯉のえさの袋をもって
    「いや~鯉にえさやるの忘れちゃった」と言ってましたぁ。
     
    忘れないでねと(笑)

    わんちゃんは
    みよしさんのご主人にとってもかわいがってもらっていたみーちゃんというわんちゃんがいて、やっぱり淋しいのかなぁ。圧倒的にフレンドリーですぐどこででもごろんって転がってめちゃめちゃかわいい顔でみつめてきます。「なでて」と・・・・。
    かなりイメージ違います。
    是非またどうぞ(笑顔)

    2009.06.08 22:53 URL | みん #YHInhhNk [ 編集 ]

    竜松庵さん雪のある頃に日帰りを希望したときに手直し中で体験できずにいた矢先に・・・色々と2件の旅館の事が変わっていたのですね。

    色々と皆さんのやり取りでよくわかりました。ありがとうございます。

    2009.06.09 20:33 URL | karin #- [ 編集 ]

    鯉さんは元気でしたか、ホッとした次第です、みんさん(笑顔)
    結構タフみたいですね。そう言えば、ススキノの鴨々川でも鯉がたくましく泳いでおりますしね。

    以前みよしチェックアウト後、「放し飼いの犬がいるから(バス停まで)同行します」と、ご主人がついてきてくれました。案の定、わんちゃんが当方を見て「わんわんわ~ん!!!」。でも、ご主人が近寄ると、なついて静まったシーンを思い出しました。
    誰かがもらったおかげか、頭数も減ったようですし(笑)、みんさんに続いて、私も様子を見にいこうかしら(笑顔) レポありがとうです~

    2009.06.09 21:22 URL | いっち #- [ 編集 ]

    karinさんも私もブログをやっていて、大なり小なり情報を発信していると、有意義な情報を寄せていただける機会もあるわけですから、嬉しい&ありがたいですよね。
    karinさんの潜入レポも期待します(笑顔)

    2009.06.09 21:24 URL | いっち #- [ 編集 ]












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