札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    登別温泉の高級宿へ

     大正時代に開業した滝乃家は、60室の中規模な宿だったが、2年前のリニューアルオープンに伴い30室に半減。そして、1万円台後半から設定されていた休前日の宿泊料は、1人3万円以上にアップした。登別温泉の老舗宿が「個人客向け高級宿」へシフトし、価格設定をグレードアップしたよう。いやはや、この宿泊料って、とってもラグジュアリー(豪華、贅沢)だな。

    「家乃瀧」
     30室の客室は、広さやデザインによって7タイプに分けられる。このうち、6タイプ・27室に浴室があると謳うが、温泉が注ぐタイプの客室は「DW」(2室)、「D」(10室)の2タイプ・計12室に過ぎない。残りの浴室付客室は「敷地内で湧き出た伏流水」を沸かした湯を注いでいるという。

     Dタイプ(温泉が注ぐ客室露天風呂、夕食朝食部屋食)休前日1人42,000円で宿泊した。リニューアル前を含めて泊まったことはなく、過去と対比できない中、純粋に泊まった思いを綴ろう。




    別荘感覚

    ロビー暖炉
     仲居さんのパート化・シフト勤務化が進み、チェックイン&夕食時に対応してくれた仲居さんが、翌日は勤務しておらず、違う仲居さんが朝食を配膳してくれるという宿が目立つ。しかし、滝乃家は同じ仲居さんがチェックインから翌日のアウトまで専属対応してくれた。ああ、これが日本旅館というものか。

    客室リビング
     3DKの客室(厳密にはキッチンがない)は、新築マンションのモデルルームのような空間。別荘といっても良い風情かも知れない。

    専用ドアを出入りし、客室ダイニングに仲居さんが配膳する
     Dタイプの客室にダイニングがあり、夕食・朝食を味わう。で、面白いのは、客室ドアとは別に、配膳専用のドアがあり、仲居さんはその扉を通じ、客室ダイニングに直接入って来れる。動線を考慮したアイデアだ。

     手の込んだ食事を、仲居さんがころ合いを見て配膳してくれる。「この食材はなんですか」などと、会話も弾む。

     この客室を楽しむ視点は、別荘に泊まり、お手伝いさんに食事を持ってきてもらう感覚でのんびりすることかな。



    風呂がいい

    地縁の湯 男性露天
     品がある。

    沈殿物
     客室に引かれた湯は、いわゆる鉄泉。泥のような沈殿物が湯力を感じさせる。つれは泥パックを楽しみ、飽きることなく湯浴み三昧した。同じ湯は、5階「雲井の湯」の女性風呂のみだが、つれによると「客室風呂のような沈殿物はなかった」とコメント。



    ちょっぴり悲しかったこと

     こんな高級宿に、大枚はたいて泊まったのだから、快適な客室、美味しい食事、湯使いの良い湯、仲居さんの接客もまずまず・・・ で、楽しい宿泊を終えたい。しかし、神は、それを許さなかった。

    これ 通された客室は、ほのかにタバコの臭いが漂う。テーブルはべたべたし、コップの丸い跡がくっきり付いている。
     客室露天風呂洗い場の排水溝、前の客の髪の毛がびっしり固まっていた。
     新築の建物がいい感じだけに、これら掃除の不手際に思わず「仏作って魂入れず」の思いがよぎる。
     仲居さんに指摘し、対応してもらうとともに、夕食時に「失礼しました」と、シャンパンをグラスでサービスしてもらったので、この件は「手打ち」だ。

     夕食後、当方が酔ってしたたか眠っている間、つれは「亀山モデル」のテレビで、大好きな「土曜ワイド劇場」を見ていたそうだが、なぜかHTB(テレビ朝日系列)だけ、視聴できない状態になり、フロントマンに助けを求めたという。小1時間ばかりテレビ本体を変えるなど、熱心に対応してもらった末、正常に戻ったようだ。

     翌朝の朝食時、仲居さんから「昨夜のテレビの件では申し訳ありません」旨のフォローをいただき、登別の湯に含まれる硫黄が、テレビの寿命を縮めている現状を説明してくれた。フロント対応のトラブルが、担当の仲居さんに情報伝達されているな、とちょっぴり感心した次第。

     テレビの調子が悪かった点は、登別温泉の「湯力」を改めて感じさせてくれるエピソードと思う。でも「掃除が行き届いていなかった」という、宿がなすべき「基本中の基本」が欠落していた点は、手打ちしたのでココロは静まったものの、「どうしてそうなってしまったのだろうか」と、構造的な原因が気になる。

     推測しよう。滝乃家のチェックインは14時。翌朝11時まで滞在できる。こんなに「お高い」宿だから、早く到着して、ぎりぎりまでのんびりする客が多いのだろう。事実、当方も14時に着いたが、通された談話室に先客が数組いた。帰りは最終の11時だったが、やはり他の客も数組みかけた。

     人気宿らしいゆえに、稼働率は悪くないはず。次の客を迎え入れるまで、掃除時間は3時間しかない中、前の客の「余韻」を消し去るって、素人目に見て難しそう。
     掃除がアレだった要因は、掃除スタッフのスキルの問題なのか、はたまた、人員不足による回避できないミスなのか。別館「玉乃湯」はイン14時、アウト12時なのだから、短時間で行う掃除のノウハウがあってもおかしくないのだが。

     これが10,000円くらいの湯宿だったら、すべては忘却の彼方だ。でも、登別温泉の老舗宿「滝乃家」は、42,000円なのである。こんなに高額な宿なのだから、「パーフェクトであってほしい」と願うのは、欲張りすぎなのかしら。

     宿側にとっては「いやはや、いつもはこうじゃないんです。お客様がたまたまなんです」なのだろう。だからこそ、悲しい。期待していた高級宿で、そんなレアケースに遭遇してしまった当方は「なんて不運なんだろう」って。

    眺めがよい客室
     こんなふうに記すと、なにやら滝乃家という湯宿は、よろしくないイメージになってしまうが、それは違うと強調する。あくまで、ちょっとばかり掃除がアレだった事態に、当方がたまたま遭遇しただけだ。

     つれは、広々とした客室に満足し、客室露天風呂の鉄泉に入り浸りだった。「仲居さんも良い人だし、また来れたらいいね」。じゃあ、掃除うんぬんの件はどうなの。「ちっちゃいことは気にしないの」だって。

     くどくど記したあげく、ちょいと総括。「掃除さえ、ちゃんとしていたら、いい湯宿だな」。何かの記念日、親を招待といった、ハレの日に利用したい。

    こんにちわ!

    「滝乃家」堪能されたようですね。
    でも休前日1人42000円はすごいですね。
    我が家の財政ではムリムリです~(悲)
    私も「滝乃家」は旧の時、日帰り入浴しか
    経験ありません。

    う~ん、でも掃除はお粗末ですね。
    私もいっちさんみたいに手打ちにしたとしても
    嫌な気分のままかも…!

    でも相方さまは「滝乃家」がお気に入りなのだったら
    「新見本館」は??だったかもしれませんね。
    本当に修繕もなかなかできないとご家族で
    一生懸命、頑張ってらっしゃるので。
    滝乃家1泊で新見4泊できちゃいます(笑)
    ただ新見もお湯は天下一品ですけどね!

    2010.04.06 14:26 URL | かぴばら #JvhR.vzc [ 編集 ]

    かぴばらさん、どうもどうもです。
    掃除の件は、ほんのり辛い思いをしましたが(笑)、たまたま?ということで、ぜひ、旅慣れたかぴばらさんに泊まっていただき、真贋のほどを拝聴できればと思っております(笑顔)

    新見本館、泊まったことないですが、つれは秘湯の宿スタンプがもらえるということで、興味津津ですね。今後ともヨロシクお願いします~

    2010.04.07 01:08 URL | いっち #- [ 編集 ]

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    2010.04.07 22:02  | # [ 編集 ]

    まじめまして。
    いつも楽しく拝見しています。
    「滝乃家」、たまたまではないようです。
    わたくしのまわりにも泊まって不快だったというかたが二組。
    掃除の件もそうですが、食事に髪の毛、こどものお土産に尖った文具、などいろいろ聞きました。
    こういう宿の女将がマナー講習などやっているというのが何とも悲しいです。

    2010.04.08 07:38 URL | super #- [ 編集 ]

    superさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
    高級宿&注目宿ゆえに、当方を含め評価は厳しくなっているのだな、と、改めて感じました。
    新築に伴い、2年間休業していたので、その間に、ベテランスタッフが辞めていったと聞いております。老舗ではありますが、現在は一からのスタートなのかも知れませんね。
    今後、どんなふうに高まっていくか、また泊ってみて実感してみたい今日この頃です。もっとも、お値段、高いゆえ、気軽に足を運べませんが(笑)
    今後ともよろしくお願いします。

    2010.04.09 20:21 URL | いっち #- [ 編集 ]

    こちらこそよろしくお願いいたします。
    わたくしは、だったら1万円以下でも素晴らしい宿が一杯あるので、そちらに行っちゃいます。
    お金もったいない!!

    こちらのブログ、管理人様の素直な感想が好きでよく拝見いたしますし、参考にもさせていただいてます。
    とくに宿泊での率直な感想は大変貴重です。
    今後も楽しみにしています!!

    2010.04.11 02:24 URL | super #- [ 編集 ]

    superさん、ありがとうございます。
    安い上、コストパフォーマンスの高い宿って、よいですよね。
    宿の感想は人それぞれと思いますが、何かの参考になれば嬉しいです。
    ではでは。

    2010.04.12 07:50 URL | いっち #- [ 編集 ]

    いっち様

    旧「滝乃家」時代、アクシデントで無念の当日キャンセルとなって以来課題のお宿です。
    思った以上に立派にリニューアルされているようで期待が高まります。
    さて何時になったら行けるのか・・・^^;

    2010.04.16 22:40 URL | 駅前旅館 #.vjKhiP6 [ 編集 ]

    駅前旅館さん、キャンセルは残念でしたね。建物はホント立派でした。高級とか成金とか、そういう感じではなく、嫌みのない自然体な造り、という感じだったと私感です。
    お忙しいでしょうが、ぜひご来道を(笑顔)

    2010.04.18 19:19 URL | いっち #- [ 編集 ]












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