札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    --.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
    高級宿が「低価格」で再オープン

     岩内町の高台に、聖観湯(1993~2008)という湯宿があった。2食付18,000円はそれなりな価格だったものの、9年前に泊まった際、風呂を含めて純和風な造りに高級感を覚え、食事を含め納得した記憶が強い。

     あれから年月が経ち、こうしたご時世ゆえに閉館してしまったものの、近くで人気を博している高島旅館が買い取り、2010年(平成22年)5月18日、「別館おかえりなさい」として再オープンした。

    バス停は「聖観湯」のまま
     宿泊料を宿へ聞けば、素泊まり料金(1人)として、

    1人客6,500円
    2人客5,500円
    3人客5,000円
    4人客4,500円

     これにオプションとして夕食1,500円、朝食600円を選択できる。1人でも受け入れてくれ、グループで泊まればお得な値段設定だ。つれと2人で泊まれば、2食付1人7,600円というわけ。かつての高級宿に、そんなに安く泊まれるなんて、お得かも知れない。
     電話の向こうでスタッフがささやく。「3日後の土曜日に1つだけ空き部屋がありますよ。海側ではなく山側の客室ですが」。19室がほぼ満室とは、早くも人気宿なのかしら。思わず飛びついた。



    木のぬくもり あの頃のまま

    玄関内
     外観も中身も、基本的にあの頃のまま。玄関で靴を脱ぎ、素足で館内を歩く。ケヤキを用いた床はピカピカに磨かれ、鏡のように人影を映し出す。1階の囲炉裏が撤収され、休憩室に変わっていた。

    男性内風呂
     浴室の天井と壁はヒノキで、床は御影石。透明なナトリウム-塩化物泉の湯に満たされた湯船は、縁も床も木のぬくもりに溢れ、そこはかとない安心感と高級感を覚える。
     開放的だった露天風呂は、大きな囲いにすっぽり覆われてしまった。冬でも快適に入浴できるよう配慮したと聞く。



    納得プライスの夕食

    夕食
     さて、オプションで1,500円の夕食とはいかに。1階大広間のテーブル席で食した宴の内容は、主菜4品に白米、あさり味噌汁(固形燃料の鍋)、漬物、フルーツ。一見すると「定食」といった風情だけに、「温泉宿イコール品数豊富な豪華料理」をイメージするのであれば、物足りなさを感じるかも知れない。

     ただし、主菜はどれも舌の上で踊る味わい。島牧の浜に生息している「根ボッケ」は、ほど良く脂がのっていてこの湯宿自慢の1品だ。聖観湯時代の器をそのまま利用しており、品の良さを感じる。
     「食べ切れないボリュームの旅館料理は苦手」「既製品だらけで品数が多いより、少量で良いからちゃんとした食べ物を出してほしい」と考えるお年頃な方々にとって、ちょうど良い加減の食事内容と感じた。見方を変えれば「洗練された湯治食」と受け止めることも出来よう。ちなみに私はあわびのバター焼き(1個1,000円)を1個だけ事前に注文していたので、これを加えて夕食に満足した。

     1人客歓迎、素泊まりOKでビジネス客も使い勝手が良いし、早朝6時30分~23時00分まで日帰り入浴を受け入れる懐の深さゆえか、入浴料800円なのに日帰り客で賑わっていた。

     高級宿だったハードを生かしつつ、控えめな夕食でのんびり一晩過ごせるリーズナブルな湯宿。福沢諭吉1枚でおつりが来るお得感が嬉しい。












    管理者にだけ表示

    トラックバックURL↓
    http://oyusuki.blog14.fc2.com/tb.php/1793-44a6b079

    | ホーム |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。