札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

       いわゆる高級宿を検証したい。2年余の休業を経てリニューアルした登別温泉の滝乃家は露天風呂付の客室をチョイスし、朝夕部屋食で42,000円。どう評する?

    滝乃家 客室露天の湯花
     「スゴク良かったよ、特にお部屋の露天風呂がね。大湯沼から引く単純硫黄泉に満たされ、泥状の湯花がたっぷり沈殿していて、泥パックして遊べたし。和食な夕食はこれという目玉は思い出せないけれど、どれも手が込んでいて美味しかった。お値段が高いから、簡単にリピートできないけれど」

       リビング、寝室、和室、ダイニング、バルコニー、露天風呂で構成された客室は、さりげない設計で「こんな自宅だったらな」の印象を受け、自然体でくつろげる。言い換えれば、ゴージャスな「THE高級宿」をイメージしていくと、ちょいと肩すかしをくらうかも。客室ダイニングに食事を運んでくる専属の仲居さんは、客室ドアからではなく、ダイニング専用のドアから出入りする。夕食時間には早すぎる夕暮れ前、ガウン1枚でリビングにいたら、ダイニングでがさごそ音がしたのでびっくりしたが、仲居さんがグラスを下げにきたみたい。私の気配を感じたのか、「あっ」とささやき声が聞こえたような気がするが、何も言わず帰って行っちゃた。夕食と朝食のセッティング以外は出入りしないって説明を受けていただけに、「ふいの訪問」はプライバシーを害された感じ。もしも、私が客室露天風呂上がりで裸体をさらしていたら・・・ それになんと言っても、リビングのテーブルが少々汚れていたし、客室の風呂の排水溝に前の客の髪の毛がからまっていたり。あと、男女風呂の脱衣所に大量に置いてあるタオルは、かなりくだびれていて、貧乏臭かった。これで1人4万円なにがしの請求はがっかりだな。

     「仲居さんがダイニングに出入りするタイミングって、予測は出来ても正確には分からないよね。ノックもブザーもなく、音を立てずにスーッと入ってきて、ダイニングからリビングの私たちに向かって「これからお支度します」と声をかけられる状況って、なんだか違和感ある。でも、その件については仲居さんがダイニングとリビングを仕切るドアが鍵付なので、気になるようだったら閉めておいてねって、レクチャーしてくれたよね。掃除の不手際は指摘したら仲居さんがちゃんとやってくれたじゃない。お詫びに夕食にシャンパン(グラスで)までサービスしてもらったでしょ。ニッポン男児ならば、もうごちゃごちゃ言わないの」

       そうだね、反省する。いま思えば、あの客室の楽しみ方は、お手伝いさん付きの別荘と思えば良いかも。お手伝いさんが別荘内をうろちょろするのは当たり前のことだし、もちろん滝乃家の仲居さんは、基本はダイニングにしか出入りしない。世話を焼いてくれる仲居さんと距離を縮めつつ会話を楽しめるくらい、オトナな度量が求められるのだな。だから残念だった思い出を除けば、それなりに良い湯宿だと思うから、もう1度泊まりに行ってみて、宿の真贋を再確認してみたい気持ちはある。ただし、これだけは言わせてほしいが、滝乃家は「老舗」って評されているが、接客や清掃についてはいったん宿の歴史をリセットして、一から出直している感じがした。リニューアルに伴い休業していた「失われた2年間」で、ベテランスタッフが離れたと聞くし。帰り際にあいさつしてくれた女将さんはオーラを発していたけど。

     「私たちを担当してくれた仲居さんは新人だったね。でも、京都で研修したそうよ。職場の観風会(慰安旅行)を兼ねているかも知れないけど、宿もスタッフも『滝乃家復活』へ一生懸命なのだと思う。いずれにしても、高級宿にはパーフェクトを求めがちで、ちょっとした粗相にも敏感に反応するよね。これが1万円以下の湯宿だったら、笑って過ごせるのに」

       話題を変えよう。翠山亭倶楽部定山渓は32,550円で、夕食は和食or鉄板焼きをチョイスできた。

    翠山亭倶楽部定山渓の肉(ロース)
     「客室に温泉内風呂があったし、夕食の鉄板焼きによるステーキ料理は格別。客室冷蔵庫やバーでの飲み物が無料だったのも、ゴージャス気分を味わえた。でもね、最後にこんなことがあった。どしゃぶりな雨の中、帰りにバス停まで光岡自動車というメーカーの車で送迎してもらったが、傘を持たない私たちがドアを開けて出ると雨に濡れちゃう。気の利いた運転手さんだったら、傘を持ってドアを開けてくれ、濡れないようにサポートしてくれるだろうに、それが無かったのが残念。雨の中、小走りでバスまで走り、ゴージャス気分も吹き飛んだ」

       あったね、そんな出来事。まあ、路線バスで帰る時点でゴージャス気分は吹き飛んだと思うが。それにバスに乗り込んで振り返ったら、運転手さんが雨に打たれながらいつまでも見送ってくれた。あれは感動したな。

     「やっぱり高級宿だと『これだけお金払ってます』な上から目線になって宿への要求も高まり、些細なことでも指摘したくなっちゃうね。精神衛生上よろしくないから、1万円以下のお値打ち宿に泊まった方が楽しいかも。それって極論かしら」

    こんにちは~
    随分高級なところへお泊りですね
    羨ましいです
    特に「滝乃家」は以前から行ってみたいと思っている宿です
    リニューアルしたんですか!
    登別というとボクの場合はどうしても「第一滝本館」になってしまうんです(笑)
    定山渓もけっこう行ってますが前回宿泊したのは「章月グランドホテル」でした

    因みに今まで泊まった中で最高級の温泉宿は
    伊豆の修善寺にある「あさば」です
    HPがないようなのでヨソ様の記事ですが
    http://www7a.biglobe.ne.jp/~umayu/page156.html
    ここは庭の池に浮かぶように造られた能舞台が有名ですね
    料理も素材を活かしたなかなかのものです
    料金もなかなかのものですが・・・(笑)
    幸いなことにこの時はある理由でタダで泊まりました♪
    3年後の道東旅行ですが
    たまたま居酒屋で飲んでる時に酔った勢いで決まったコトで全然凄くないです(笑)

    2010.12.11 10:27 URL | 和友 #12BGKAFY [ 編集 ]

    和友さん、こんばんはです!
    第一滝本館も良いですよね。巨大すぎるお風呂が好きです~
    章月グランドホテルもなかなかと感じてます。リニューアルしてホール付近が垢ぬけたシティーホテルのような風情になり、食事も接客も感じ良いのでリピートしたいと思っています。

    修善寺・あさばですか! 雑誌でしか拝見したことがないです・・・ 確か3万円台後半~と記憶してますが、タダって羨ましすぎますね(笑顔) 踊り子号でいつか行ってみたいです! 伊豆と言えば、下田河内温泉・金谷旅館の内風呂が気になっています。

    道東旅行は、そういう理由でしたか~(笑顔) さぞかし盛り上がった飲み会だったのだなあ、とニッコリです~

    2010.12.12 19:56 URL | いっち #- [ 編集 ]












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