札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    9年振りに再訪

     2002年(平成14年)の土曜日、当日予約で1泊した。2食8,500円(夕食部屋食)でスタッフの感じ良い対応がナイスだった一方、日帰り客の多さにびっくり。
     夜の9時を過ぎてもひっきりなしに日帰り客が押し寄せ、風呂はイモ洗い、ロビーはワイワイガヤガヤ。地元に愛されているのは非常に素晴らしいけれど、ゆっくり泊まれないなあ。

    外観
     ところが近年、泊まり客が集中する土曜日と祝祭日前日は、日帰り入浴を17時00分で終了としたらしい。これならば、ゆっくり湯浴みできそう。

     3月の土曜日、9年振りに再訪した。



    ゆったり湯三昧

    露天風呂
     「おおっ、貸し切りだ」。17時30分に風呂へ行くと、誰もいなかった。さっきまで日帰り客で賑わっていた喧騒が嘘のよう。露天風呂の壁越しにつれが話しかけてくる。「ねえ、こっちは誰もいないよ。そっちは?」

     ナトリウム-塩化物泉の透明な湯は、肌を撫ぜるとつるつるする。じっくり浸かっていると、手足にちょっぴり泡が付く。そう言えば、内風呂も露天風呂も湯口が見当たらず、探してみたら、浴槽内の壁面からアツアツの湯が噴き出していた。空気に触れさせず湯船に注ぐから、湯の鮮度が高い。いい設計してますね。

     ウッディーな造りの露天風呂から太平洋を拝める。ややぬるめの湯は、長湯にもってこい。飽きることなく湯浴みした。とっても良い湯だな。



    部屋食 一気出しで思う

     食事について、宿ホームページはこう謳う。

     「当館は近隣のホテル旅館業では数少ない、 水産物市場の仲買権をもっているので、 四季を通し前浜の新鮮な魚介が手に入ります。その中でも良いものだけを選び抜き、グレードの高い料理に仕上げています」

     おおっ、新鮮な海の幸を味わえそう。

     そして、宿泊プランの中で「オススメ」という「大漁!前浜水揚海づくし物語」は、「その日、地元で水揚げされた旬魚介と毛ガニ(お一人様半尾)を 豪快に盛っちゃいます! 珠玉の献立をお楽しみください」

     これらセールストークにウットリ気分。本当ならば、土曜泊で2食10,650円の価格設定は、かなりお得だ。よーし、どうせならば夕食を部屋でゆったりしようと、1人1,000円アップで11,650円の夕食部屋食プランをチョイスした。

    夕食
     客室にスタッフが配膳してくれた。釜飯、おすまし、デザートまでズラリ並ぶ。「食べ終わったら、フロントまで電話下さい」。そうかそうか、一気出しか。

     夕食全体の見た目は美しく、品数も多い。ただし、天ぷら、焼き魚、釜飯、おすましは既に冷めかけている。マグロの刺身が変色し、血液(体液)がにじみ出て皿が赤く汚れていた事実は、冷凍物を意味する。

     「せめて、ホッケ焼と釜飯、おすましはアツアツを後出ししてほしいね。あとデザートも最後に提供すれば印象はがらりと変わるのに」「うん、そうだね。それに新鮮な魚介類を大きくアピールしておいて冷凍マグロ・・・品数合わせのためにやむを得ず出したのかな。それとも地元でほとんど流通していない貴重な『白老マグロ』の冷凍物かしら」。もそもそ食べた。

     この湯宿、調理室とレストラン会場が離れた設計となっている。つまり食事を客室へ運ぶのも、レストラン会場へ配膳するのも、どっちみちスタッフがテクテク廊下を歩いて運ばねばならない。調理室から客室101号室の距離はほんのわずか。かえって調理室からレストラン会場までの距離が長い。それなのに部屋食が1人1,000円プラスというのは、お運び代にしてはいささか高い。

     でも、部屋食のメリットである「持ち込んだビールやワインを飲める」「レストランの喧騒を離れ、のんびり食せる」を考慮すれば、部屋食1人1,000円=お運び代+持ち込み料+のんびり保証料と考えれば、前向きな気持ちになれるかしら。

    朝食は「弁当」
     朝食はレストランで。指定した時間きっかりに行くと、アツアツの味噌汁(蓋付お椀)が既にテーブル上に置いてあった。つまり朝食時間に遅れていくと、どんどん冷めてしまう。事実、9年前に泊まった際、朝食時間に15分遅れていくと、既に味噌汁がセッティングしてあって、冷めた味噌汁をズルズル啜った苦い思い出がある。

     時間を守らぬ「わがままな客」が悪いと言えばそれまでなのだが、サービスの在り方として、客が席に着いてから、アツアツの味噌汁を運んで来てくれるのが、平成における「正統の湯宿」と思う。でも、この湯宿はレストラン会場と調理室が離れているから、限られたスタッフ数で配膳をさばくためには、仕方ないのかも知れない。




    美し過ぎる宿ホームページ

    雑木林の奥に宿が佇む
     食事についてアレコレ思った理由は、宿ホームページの造りが美し過ぎるため、海の幸たっぷりの美味しいイメージを強く持ってしまい、過剰に期待しちゃったからだろう。
     例えて言えば、日ごろ「きれいだな」と恋焦がれていた女性と、幸運にも一夜を共にしたところ、化粧を落として補正下着を脱いだ姿を目の当たりにし、「アレレ、なんか違うじゃん」とトーンダウンしちゃった気分だ。

     決して女性が悪いわけじゃない。化粧や補正下着は美をキープするための「たしなみ」だ。過剰に期待し過ぎた自分が楽しみ下手だったというだけのこと。反省。

     スタッフの応対は9年前と同様に感じ良いし、築年数の経った館内はいろいろリフォームし快適で清潔。なんと言っても湯が良い。過度な期待を抱かず、2食8,500円くらいのプランをはじめ、朝食付、素泊まりもどんどん利用してリーズナブルに楽しめば、満足度はとっても高まりそう。

    写真は3匹。全部で7~8匹見かけた
     ネコが居着く湯宿でもある。1階の客室から至近距離で戯れ、癒された。

    こんばんは!
    大作のブログ、読ませていただきました。
    相変わらず素晴らしい文章ですね。
    私、読みふけってしまいました。

    今、川湯の部屋でのんびりしてます。
    いささか湯に浸かりすぎました。
    いやぁ、温泉に入るのも体力が要ります(笑)
    明日は帰らないといけないなぁ。。
    いつまでも北海道の温泉に
    浸かっていたいです。。

    2011.05.04 21:10 URL | かぴばら #- [ 編集 ]

    かぴばらさん、お読みいただきありがとうゴザイマス!
    時間がとれるGWに急ピッチでまとめております(笑)

    北海道、満喫されているようで、何よりです。
    5月とは思えない寒いですから(札幌の自宅で暖房中)、川湯の濃厚&ピリリ熱い湯は、さぞかし気持ち良いでしょうね(笑顔)
    温泉で身体もホッカホカ、グッスリお休みくださいませ(笑顔)

    2011.05.04 21:54 URL | いっち #- [ 編集 ]

    経営が変わってから内装に手を入れたんですね。綺麗になってる!。
    ただお食事に関しては以前小生が宿泊した時と同様のようで、まさにいっち様ご指摘の通り!。毛蟹等かなり逝ってしまっていて食べれませんでした^^;。
    あの露天風呂だけで価値があるとも言えますが、今一歩改善されればなあと惜しい感じです。

    明日から北東北へふらっと出かけてきます(^^)。

    2011.05.04 23:09 URL | 駅前旅館 #.vjKhiP6 [ 編集 ]

    駅前旅館さん、お泊まりになっていましたか!

    食事については、私が宿泊した時が「特別」というわけではなさそうですね(苦笑)
    冷めた食事、冷凍マグロ・・・一昔前の旅館の体制から脱却すれば、かなりの良宿に化ける可能性を秘めているとオモッテマス。ご指摘のようにホント「惜しい」と感じました。

    北東北への湯めぐり旅、お気をつけて~

    2011.05.05 06:46 URL | いっち #- [ 編集 ]

    おはようございます!
    美味しそうな刺身もあってなかなかよさそうな夕食かと思いましたが
    実際はそんな感じでしたか~
    せめて食事は2回に分けてだして欲しいですね
    それにお吸い物の冷めたのは・・・・
    ところでこちらの牛さんは白老牛なんでしょうか(笑)
    温泉は源泉掛け流しのいいお湯のようですね~
    内湯が狭いのがアレですが露天風呂がなかなかよさそうです♪
    仰るとおり8500円くらいだと満足かもしれません
    宿のホームページへのコメントいいですね~
    確かにそういうことってありますよね(笑)

    アヨロ温泉は新装オープン以来随分と賑わっているようですね
    いくら丼がリーズナブルで美味しそうです
    メニューにある「鍋やきそば」って聞いたことがないんですが
    どんな感じか想像がつかないです?

    2011.05.05 08:51 URL | 和友 #12BGKAFY [ 編集 ]

    和友さん、おはようございます!!
    お刺身は、ホッキなどの鮮度は良かったので、
    冷凍マグロさえ出なければ、ここまで落ち込まなかったかも知れません~
    白老牛だったら、お宿側はもっとアピールしているでしょうね。
    白老牛(A5ランク)ステーキ付宿泊プランが別途あるようです。
    例え話にご共感いただき、嬉しいです! 実生活で、そんな経験はないのですが(笑)

    アヨロの「鍋やきそば」。鍋やきうどんの蕎麦バージョンと思いましたが、
    鍋で食す「焼きそば」の可能性も否定できないですね!
    ひょっとしたら、新たなB級グルメの誕生かも知れません(笑顔)
    機会をつくって実食してみたいです~

    2011.05.05 10:32 URL | いっち #- [ 編集 ]












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