札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     本物(ホンモノ)という言葉の意味を辞書で引くと、こう記してある。

    ・偽物(ニセモノ)や作りものでない、本当のもの。また、本当のこと。
    ・見せかけでなく実質を備えていること。本格的であること。


     ならば思う。スパ・イン メープルロッジはホンモノだ、と。「カナダ産ログハウス」「シェフ自慢の洋食コース料理」「源泉風呂」に、それを見た。



    ホンモノのログハウス

     カナダ産の丸太をふんだんに組んだログハウス。高さ10メートルの天井を見上げると、開放感に酔いしれた。
     雪深い季節は暖炉に火が灯る。ログハウスに暖炉というシチュエーションに、身もココロも暖まりそう。やっぱり木のぬくもりってイイ。和洋問わず。

    暖炉
    客室
     ことしの北海道は暑かった。客室に冷房がついていたので、かなり快適に過ごせた。北海道の宿も冷房がデフォルトになりつつある昨今だ。



    ホンモノのコース料理

     洋食経験の長いシェフが織りなすコース料理を、浴衣姿OKのカジュアルスタイルでパクパク。スタッフが目配り気配りしつつ、食べ終わったタイミングで1品づつ供してくれる。「飲み物のおかわりはいかがですか」などと声をかけてくれ、ストレスなくスムーズに注文できるのが嬉しい。

    知床鳥のハーブロール カポナータと共に本日のスープパンキングサーモンのグリル~特製タルタルソース牛ロースのポワレ~きのこの和風ソースデザートコーヒー
     洋食コース料理って、品数にしてみれば5~6品だから、お品書きを拝見すると「ちょっと少ないんじゃない」と意地汚く思ってしまう。でも、実際に食べてみると、ちょうど良いボリュームだから不思議だ。1品づつゆっくり提供するため、脳が満腹を感じやすいのかな。いわゆる「後出しマジック」ということで。
     そう考えると、洋食コース料理は、なんだかんだでヘルシーなのかも知れない。



    ホンモノの湯

    冷鉱泉の注ぐ露天風呂
     スパ・イン メープルロッジはホンモノの湯である。「それって違うじゃん」の指摘は大正解。ナトリウム-炭酸水素塩泉(14度の冷鉱泉)を「加温」「循環」「塩素殺菌」しているのだから。
     ただし、サウナ用水風呂だけは、冷鉱泉を(ホタテ貝殻殺菌しただけで)そのまま注ぐ、源泉風呂だ。湯口に鼻を近づけると、硫化水素が要因であろう玉子な感じの由緒正しき香りがする。これだけはホンモノだ。

    温泉のご説明
     なんだかんだで、湯使いをかなり詳しく掲示している姿勢が好ましい。浴槽内の湯を循環する一方、加温しただけの新湯を注ぎ、オーバーフロー(湯船から湯をあふれさせる)を実現。源水槽と濾過機でホタテ貝殻による殺菌の上、浴槽内は水道水とほぼ同じ量で塩素殺菌というから、入浴していても塩素臭は感じず。ほんのりツルツルした浴感を味わえた。さすが旧・重曹泉。



    こだわり感じるリゾート地

    宿泊棟
     この宿は、炭鉱の閉山と国鉄万字線の廃線を受け、急速に人口が減少したため廃校となった毛陽小学校の跡地に建つ。岩見沢市が過疎化対策としてホテルやテニスコートを整備し、第3セクター運営による、1994年(平成6年)のオープンだ。

     石炭から石油へ、というわが国のエネルギー改革に伴い、炭鉱で賑わっていた北海道の自治体は、新しい街づくりを迫られた。夕張に代表される「炭鉱から観光へ」は、箱モノ施設をたくさん造ったが、結局のところ、うまくいかなかったのは周知の通り。今さらながら感じることは「ホンモノじゃないものは、やがて飽きられる」ということか。

     その点、スパ・イン メープルロッジは、ホンモノを追求した。言い換えれば、中途半端ではない、こだわりの姿勢を感じる。1人11,280円は納得プライスだ。

     札幌からほど近いリゾート地として「灯台もと暗し」の存在にしておくのは、なんともモッタイナイ。しかし、これまで知らなかったのはワタシだけのようで、泊まった土曜日は日帰り客でにぎわい、岩見沢東高校の同窓会も催され、なかなかの盛況だった。「空いている湯宿」に泊まるのは嬉しいけれど、年がら年中空いていれば、そもそも存続は厳しいのだから、これでイイのだ。

    こんにちは~
    岩見沢にこんなところがあったのですね
    美流渡付近ですか?
    平成の大合併で地名と場所がよくわからなくなってます(笑)

    なかなかよさそうなホテルですね
    いっちさんがホンモノだと思うんですから
    間違いないでしょう
    お湯もよさそうだし
    食事も美味しそう
    一度行ってみる価値はありそうですね

    こちらも寒くなってきました
    温泉がとても恋しいです
    来月の箱根の忘年会旅行が中止になってしまたので
    ちょっとガッカリ
    その分年内はひたすら飲み続けることになりそうです(笑)

    2012.11.22 17:27 URL | 和友 #12BGKAFY [ 編集 ]

    初めまして!
    毛陽温泉、灯台下暗し、ですよね。
    近場にこんな良いところがあるなんて!
    泊まったことはないのですが、いっちさんの記事を見て泊まりたくなりました。

    2012.11.24 02:10 URL | エリンギ #- [ 編集 ]

    和友さんへ

    こんばんはです!
    美流渡って、栗沢町でしたよね。
    岩見沢と合併しても、地名がそのまま残っているので、
    分かりやすいですが、
    合併に伴って、まったく新しい名称とか、漢字ではなくひらがな名称の自治体名になってしまうと、
    さっぱり分からなくなりますよね・・・これも「きらきらネーム」なのかと(笑)

    こちらの湯宿は、意外な場所で、それなりにこだわったスタイルだったので、
    こだわっていると感じた部分を「ホンモノ」と感じました!
    全国区の宿というよりは、地元で頑張っている第3セクターのホテルという感じでしょうか。
    北海道旅行で何泊かする際、「毎日、和風の旅館料理ばかりでは飽きる」のならば、
    こちらの宿を組み入れるのも悪くないかもしれません。CPいいですよ~
    間違っていたら、スミマセン~~

    箱根の忘年会の中止、残念ですね・・・
    お互い肝臓の具合に気をつけて、年末年始を乗り切りたいですね(笑)

    2012.11.25 23:37 URL | いっち #- [ 編集 ]

    エリンギさんへ

    はじめまして。コメントありがとうございます~
    ホント「灯台もと暗し」を痛感する、いい宿でした!
    洋風な感じがお好み&メーンの湯舟が循環塩素殺菌=悪、なんて、こだわらないのでしたら、
    ぜひともチャレンジをオススメします(笑顔)
    道内でどこかオススメのお泊まり湯宿がございましたら、
    なにかの機会に教えていただければ嬉しいです。

    2012.11.25 23:38 URL | いっち #- [ 編集 ]












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