札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     太宰治(だざい・おさむ)という小説家の名前は、ニッポンで生まれ育っていたら、一度は見聞きしたことがあると思う。教科書に作品が載っており、授業が終わった後に友達と「オマエは人間失格~」「何言ってんだ、オマエこそ」などと無邪気に言い合ったりして。

     そんな著名作家の生家を訪ねた。



    太宰治記念館 「斜陽館」

    生家
    案内
    太宰治プロフィール (享年38歳)
    ・1909年(明治42年)6月19日生まれ、青森県金木村出身
    ・本名は「津島修治」
    ・金持ちの津島家において10人目の子ども
    ・津島家は農民への金貸し&土地収奪で成り上がった新興地主
    ・母が病弱ゆえに、子守の少女(タケ)や叔母に育てられた
    ・金木尋常小学校、青森中学、弘前高校を経て、東京帝国大学中退
    ・中学時代から執筆活動を行う
    ・東京上京後、井伏鱒二に師事しつつ、作品を生み出す
    ・1939年(昭和14年)、30歳で石原美知子と結婚
    ・1948年(昭和23年)6月13日、38歳の時、山崎富栄と玉川上水で入水自殺
    ・死体発見は誕生日の6月19日
    ・生涯を閉じるまで、自殺未遂は計4回
    ・正妻(石原美知子)との間に、1男2女
    ・愛人(太田静子)が子を授かり、太田治子(作家)が誕生

    ご案内
     生家は戦後、人手に渡り旅館として営業されていたが、金木町が買い取って記念館に。NPO法人かなぎ元気倶楽部が運営している。

    囲炉裏
    階段
     いろいろな作品を展示していた(展示スペースは撮影禁止)。

    優男
     太宰治はカッコいい。身長175センチで顔つきも「シュッ」としている優男だ。東大に入学したインテリで、実家はスンゴイ金持ち。それなのに気弱でナイーブだから、女性は母性本能をくすぐられ、ラブしちゃう。しかし、薬物が手放せず女性を巻きこんで自殺未遂を繰り返す「困った人」だった。最期は女性と入水自殺だし。

     太宰治の小説って、いろんな読み方がある。「破滅的で暗いんでしょ」の指摘は、ほんの一面に過ぎない。文章に視点を当てると「独白」しているような文体で、いま読んでも古臭さを感じない。

     特に書き出しの一文が美しいと思う。

    恋をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであった。(ダス・ゲマイネ)
    拝啓。一つだけ教えて下さい。困っているのです。(トカトントン)
    メロスは激怒した。(走れメロス)
    朝、目をさますときの気持は、面白い。(女生徒)
    私は、その男の写真を三葉、見たことがある。(人間失格)

     歯切れ良いスタートでココロを鷲づかみにされ、小説の世界に引きずり込まれていく。リズム良く語りかけてくる調子は、まるでラップを聞いている感じ。そうそう、元祖ジャパニーズラッパーの吉幾三は、くしくも太宰治と同じ金木町出身。奥底に潜む劣等感をゲージツに昇華させた2人は、この街の風土に才能を育まれたのかしら。



    津軽三味線会館

    津軽三味線会館
     太宰治記念館のすぐ近くに佇む。津軽三味線の生演奏を味わえるのがセールスポイントだ。

    演奏スタート時間(演奏時間は30分)
    ・10時00分~(4~11月のみ)
    ・11時00分~
    ・13時30分~
    ・14時30分~

     張り紙に「写真撮影OK」と書いてあった。しかし、ビデオ(動画)撮影と録音はNG。

    津軽三味線
     津軽三味線のリズムにココロを躍らせながら「嗚呼、観光しているな」とニッコリする。

     そろそろランチタイム。

    こんにちは。
    「太宰治は、走れメロスと人間失格を書いた人で、女たらしの金持ちで、挙げ句の果てに女と入水自殺した」ということだけ知っていました。人間的にはどうなの?と思いますが、作家はこれくらい人間離れしてなくちゃ!とも思います。薬ってなんの薬なんでしょう…?

    津軽三味線、青森駅構内で演奏したのを聞いたことがあります。すごい迫力で身に迫るような感じでした。目をつぶっても冬の海の荒波を感じられました。旅行記を読んでるとまた青森に行きたくなりました!

    ところで、私も当初はいっちさんのように今使っている携帯が壊れるまでは頑張ろうとおもっていました。でも、スマホを持ってみると本当によかったなと思いました。GWは大活躍してくれそうな予感です。
    JRやバスでちょくちょく旅に出られるいっちさんなら色々と便利に使えると思います~。あ、でも余計なお世話でしたね(笑)

    2013.02.11 09:43 URL | りきりき #- [ 編集 ]

    りきりきさんへ

    どうもどうもです。
    ゲージツ家って破天荒とかやんちゃなイメージがありますから、
    善し悪しはさておき、太宰治は立派な小説家だったと思いました~
    病気で依存性のある鎮痛剤を服用していたら、やめられなくなって大量服用した結果、
    ココロがアレになっちゃって
    入院したことがあるそうです。

    津軽三味線は冬の海の荒波・・・そういうイメージですね!
    冬の青森も良さそうです。JRが乱れて帰ってこれなくなりそうなのが怖いですが(笑)

    スマホ、出先でさくさくネットを使えてホント便利そうなので、
    一回持てば、ワタシもりきりきさんのように手放せなくなりそう。
    ただ、コスト増を考えると、ネットは自宅でイイじゃないの思いもちらほら・・・
    ムツカシイのでやっぱり壊れてから考えようかしら(笑顔)

    2013.02.11 11:27 URL | いっち #- [ 編集 ]












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