札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     札幌から福岡へ飛行機でビューン。わずか3時間足らずで着いちゃう。1,400キロの距離をあっという間にワープした感じだ。でも、福岡空港への到着時間は16時30分。そんな夕方から、九州の著名温泉地へ移動すれば、着く頃には温泉街が寝静まっているかも知れない。

     福岡の街を味わったことがないから、市内のビジネスホテルに泊まって、名物の屋台を堪能するのも面白い。しかし、1人で街へ繰り出すのは、ちと寂しい。今回の九州5泊6日旅は、とにかく温泉宿を泊まり倒そうと思い、福岡空港から短時間でアクセスの良い温泉宿はないかしら。ドーミーインとかじゃなくて。
     で、じゃらんnetを通じ、さくっと予約。福岡県筑紫野市の二日市温泉・大観荘は「お得なシングル1泊朝食付宿泊プラン」で、6,975円だった。夕食はつかないものの、これから始まる旅に当たって、心身ともに準備するため「前の日入り」する感覚で投宿した。



    地元に愛され

    ホテル
     鉄筋造りな宿は69室の中規模宿。北海道から遠路はるばる足を運んだ者にとって、取り立てて「胸キュン」する風情ではない。だから「ダメ」って感想は、よっぽどの慌てん坊だ。

     夏休み中の当日、玄関に「サマーバイキング2012会場」の立て看板が鎮座し、近隣在住とおぼしめきファミリーで賑わった。普段も日帰り宴会プランが充実しており、地元に愛される経営姿勢が伺える。お盆、正月、法事、同窓会、忘年会、新年会などなど、集まった親族や仲間が「大観荘で宴会しようか」というニーズが多いのかと。市街地に佇む温泉宿は、シーズンによって変動が大き過ぎる観光客を受け入れつつ、定期的に利用してくれる地元客は、太い顧客なのだな、と夢想した。

    日本庭園
    いい
     館内のパブリックスペースから日本庭園を眺め、ニッポンの温泉宿らしい和室に通されると、値段の割にイイ仕事してますね、な気分になる。経年劣化がプラスに働いている、と勝手に思う。



    かけ流しをアピール

     入浴してみると、透明な湯はさっぱりしていて、塩素臭は感じない。個人的には、湯に加工している感じがせず、イイ湯だな、と感じた。

    風呂
     ここの温泉宿は、宿ホームページで「加温加水無しのかけ流し」を謳うものの、実際に訪れると、その辺の情報公開が見当たらなかった(見逃した?)。

     それにしても「かけ流し」って言葉は、温泉宿によっては都合よく利用しているケースが散見されるから、あんまり好きじゃない。かけ流しの意味を「湯船から湯をあふれさせている」と捉え、そうアピールしている温泉宿があり、浴槽内で循環を併用しているケースや、そもそも源泉に塩素を混入している場合だってある。

     だから「循環」「塩素混入」「加水」「加温」という、温泉法に基づいた情報公開をしっかりしてほしい。下手に邪推されないためにも。



    アルコール自販機なし

    コンビニ
     夕食なしのプランなので、チェックイン前に食料を買い込んだ。JR二日市駅併設の「福栄のから揚げ」で、若鶏半身揚げを買い求めつつ、セブンイレブンでツマラナイ惣菜をゲットした。アルコールは館内自販機で、と思っていたが、大観荘の自販機にはソフトドリンクしかなかった。ただし、ルームサービスで「ビール(中)」700円、酎ハイ480円などがあったものの、高いよね。結局、徒歩5分のコンビニまで買い出しに行った。

    朝食
     セットメニューの朝食は良かった。地のものにこだわったバイキング(3品だけだが)も味わえ、しっかりした朝食を食せた。

     69室の中規模宿で、大浴場を2ヵ所有する。朝食のクオリティーも高く、これならば、夕食も期待できるかも知れない。そもそも、地元客向けに宴会プランが充実しているのだから、食のレベルは悪くないと推察する。

     宿そのものを楽しみたい、と言うのであれば、他に泊まるべき宿はたくさんある。でも、名勝を楽しみつつ、「きょうはこの辺りで夕方になるので、どこか宿が無いかしら」と言う時に、大観荘はその魅力を発揮すると思う。












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