札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     「北海道からですか、お気をつけて、お待ちしております」。電話予約の際、対応してくれた女性の声が心なしか弾んでいるように感じる。九州の温泉地をさっぱり分からない中、鉄路でアクセスできる熊本県八代市・日奈久温泉のホームページを拝見し、なぜかしら「ピン」ときてチョイスした。後は野となれ山となれ。



    清潔感 漂う木造宿

     およそ90年前の大正14年(1925年)に開業した宿は、木造3階建てのレトロ感漂う風情。「いらっしゃい」と、大女将が迎えてくれた。館内は時間が泊まった空気が漂う。これは平成の世にあって、ありそうでない。

    建物
    歴史を感じる
    格子
    統一感
     掃除が行き届き、全体的に清潔感が漂う。これは「当たり宿」の予感を感じさせる。



    まっさらな湯

    浴槽
    この雰囲気
     浴室と脱衣所の一体型は、いぜん別府を巡った時にいくつか拝見した。北海道でこの設計はとんと見かけぬデザイン。やっぱり寒さが関係しているのだろうか。
     この湯に入る際、大女将に一声かけるのがルール。すると大女将が湯船にかぶせている板(ボード)を取り払い、「はい、どうぞ」って。
     真夏ながら低めの温度で、ダラダラ浸かっていられる。なんで湯船を板で防御しているかと尋ねれば「虫とか入っちゃいますので」(大女将)。頻繁に入浴すれば、その都度、大女将に負担をかけることになるから、こちらも遠慮しちゃう。さすがに夜中に入浴するケースは、客自ら板をめくれば良いのかしら。



    誠実に 地のものを

     北海道に住んでいて「かに」は食べ慣れているつもり。そんな中、夕食に供された「渡りがに」は目新しく、日奈久温泉に面する八代湾名物らしい。身の入り、コク、ともに、小ぶりなせいか、そんなにテンションは上がらなかったものの、これも地元の名物と思えば、ありがたい気分に満ち溢れるものだ。

    八代海の渡りがに
    夕食
    朝食
     夕食、朝食ともに、単なる旅館料理とは一線を画する。これは洗練されている。「どこが」と問われれば、「まずは泊まって食べてみてください」と。



    客はワタシ1人

    桜正宗
     2012年(平成24年)8月11日に1泊。2食9,000円+中瓶ビール2本1,200円+消費税510円+入湯税150円=10,860円。これ、当日の宿泊者はワタシ1人だったのだ。

     帰り際、大女将と若女将がいつまでも手を振ってくれた。詳細は省くが、1泊2日の宿泊で、いろいろお話も出来た。いただいた宿名入り団扇も、札幌の地で現役である。今年の正月に年賀状も届いた。分かるよね、この湯宿、イイって。なんてエラそうに。

    こんばんは、いっちさん、ご無沙汰しております。

    私はもちろんこの宿の事は全然知らなかったのですが、この宿をセレクトするあたりいっちさんの通ぶりが発揮されたなぁと思いました。

    さまざまな宿を試すいっちさんの冒険力に脱帽です。

    北海道も、日に日に春らしくなってきましたので、私も冬眠から抜け出してどこか遠出したいです。

    2014.03.25 21:33 URL | りきりき #- [ 編集 ]

    いっち様

    レポ、ありがとうございます。
    謹んで拝読いたしました。
    行間に漂う何ものかが小生を誘っているようです。

    もう、行くしかありません!!(笑)。


    2014.03.25 22:23 URL | 駅前旅館 #.vjKhiP6 [ 編集 ]

    りきりきさんへ

    こちらこそ、こんばんはです!
    札幌は雪解けが進み、住宅街の細い路地が「ぐちゅぐちゅ」状態だけに、
    なんとも歩きにくいですよね~(笑顔)
    ああ、春が近付いているのだな、とウキウキ気分な今日この頃です。
    お互い、ことしもイロイロな湯宿を楽しみたいですね。

    こちらの湯宿は、もちろんワタシも知りませんでしたので、
    日奈久温泉に泊まると決めて、さてどこにしよう、と思う中、
    なんとなく・・・というのが本音です(笑)
    それが、木造3階建ての時間が止まったような風情で、
    浴室の風情もロマンあふれ、
    家族経営であったかいもてなしを受けた&宿泊客がたまたまワタシ1人ということが、
    とっても良かったです。

    必要以上に下調べせず、直感で選んで、あとは出たとこ勝負、という宿泊スタイルも、
    楽しいなあと実感しました。

    こちらの湯宿は本(日本ボロ宿紀行)で紹介されたということで、
    女将さんに「うちはね、本で紹介されたのよ」と嬉しそうに、本を差し出したことが印象的でした。
    イイ宿は、すでに先人が目を付けているのだなあ、と感じました(笑顔)

    2014.03.26 21:07 URL | いっち #- [ 編集 ]

    駅前旅館さんへ

    ありがとうございます!
    雑感は、あせって記してしまい、
    この湯宿で自分が感じた良さをちゃんと示していないと後悔していますが、
    行間から良さを感じていただき、嬉しい限りです(笑顔)
    ぜひぜひ、この湯宿へ!

    九州旅行は2泊目まで進み、これからアドバイスをいただきました鹿児島へ突入です。
    更新は不定期ですが、お付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

    2014.03.26 21:07 URL | いっち #- [ 編集 ]












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