札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    本州の最果て

     青森県下北半島の風間浦村(人口2,100人)で、ひっそりと湯煙を上げる下風呂温泉。宿泊施設11ヵ所と共同浴場2ヵ所のほか、少々の食堂、スナック、商店が軒を連ね、本州最北の村という最果て感が旅人を魅了する。「津軽海峡冬景色」(石川さゆり)のメロディーを聞けば、気分も高まってくる。

    漁港に温泉旅館
    道なりに歩くと新湯へ
     しかし、北海道に住んでいれば、青森に最北の思いを抱かない。それでも、アクセスはかなり不便だけに、遠路はるばるたどり着いた達成感から最果て感へ転じるかも知れない。何はともあれ、下風呂温泉を歩いてみよう。



    共同浴場は2ヵ所

    大湯350円
    新湯350円
     室町時代から続く下風呂温泉の源泉は3種類ある。「大湯」「新湯」「浜湯」と呼ばれ、ざっくり言えば硫化水素型の硫黄泉ながら、湯の色合いが異なるなど個性がある。周辺の宿は3種類の源泉のうち、どれか1つのみ利用しているため、3種類すべてを味わうためには、宿を飛び出さねばならない。
     「大湯」と「新湯」はそれぞれ共同浴場があるので、はしごして味わうと面白い。地元の人はなまりが強くて何をしゃべっているかイマイチ分からない体験が、旅情を高める。何よりも共同浴場が複数あるって、ステキな温泉地と思う。

    足湯
     「浜湯」は足湯に注がれているが、冬季閉鎖していた。
     


    幻の大間鉄道

    鉄道アーチ橋
     足湯がある場所はメモリアルロードと呼ばれ、第二次世界大戦中に建設が中断された大間鉄道の遺跡だった。
     青函トンネルを建設する際、対岸距離が近いという理由で、下風呂温泉の先にある大間町から、北海道の戸井町を結ぶルートも検討されたと聞く。海底の深さや地質が掘削に適さないから、見送られたようだ。もしも、万が一、下北半島経由で青函トンネルが誕生していたら・・・東京から新幹線であっという間に下風呂温泉にたどり着けるものの、最果て感がなくなるし、大箱ホテルが出来ちゃって風情がなくなるなあ、などと夢想すると楽しい。

    新湯まで続く坂道
    若宮神社
    街並み
     海沿いの狭い平地に、温泉宿や住宅がへばりつく。



    地魚とニホンザル

    レース場
     目の前の津軽海峡で豊富な魚が獲れる。真夏はイカレースというイベントが楽しそう。真冬は鮟鱇(あんこう)料理が絶品らしい。大間のマグロ、ウニ・・・海の幸好きにはたまらない。

    温泉街で発見
    写真ぶれぶれ
     下北半島は、ニホンザルが生息する北限地という。国道279号を車で走っていたら、ちょうどニホンザルに遭遇した。すばしっこい。

     魚っ喰い、温泉ファン、鉄道好きのいずれも満足度が高い下風呂温泉。さて、今宵の温泉宿に身を預けよう。












    管理者にだけ表示

    トラックバックURL↓
    http://oyusuki.blog14.fc2.com/tb.php/2406-9069457a

    | ホーム |