札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    仕事帰りに登別温泉

     「お先に」。金曜日の夜、仕事を切り上げて会社を飛び出した。帰宅する人々でごった返すJR札幌駅にたどり着き、人混みをかき分けるように5番ホームへ向かうと、19時29分に発車する函館行きスーパー北斗18号が滑り込む。指定席でつれと落ち合った。「楽しみだね、登別」「うん、こういう旅、新鮮」。シートに身を沈め、ネクタイを緩める。

    スーパー北斗18号
     仕事帰りにJRで登別温泉へ。金曜と土曜に2泊する旅へ出た。「♪ババンババンバンバン ア~ ビバノンノ」というザ・ドリフターズの歌声がリフレインする。



    【金曜19:29】 札幌駅を出発

     テンションMAXでちょっぴりはしゃぎたいものの、車内は「シーン」と静まり返っている。見渡すと、出張でお疲れのサラリーマンや、週末なので地元へ帰る「おひとり様」が主流。よって静かに過ごす。
     なんか腹が減った。でも夕食は登別温泉街で食べたいので、車内販売の菓子パン&コーヒーを頼み、空腹を満たす。

    登別駅
    タクシー
     登別駅20時40分着。降りたのはワタシたちだけで、駅員はもういない。次の登別温泉行き路線バスは、ほぼ1時間後の21時35分発(最終便)だ。「時は金なり」と思い、停車していた室蘭タクシーに乗り込む。滝本イン前まで1,920円だった。



    【金曜21:00】 滝本イン到着

    滝本イン
    ツイン
     21時00分過ぎにチェックイン。客室で一服してから、夕食を味わうため温泉街へ繰り出そう。



    【金曜21:20】 登別温泉街へ

    間欠泉
    閻魔大王
     泉源公園の間欠泉がどばどば噴出し、空高く湯煙を舞い上げていた。中華系のグループから英語で写真撮影をお願いされ、渡されたスマートフォンでパチリ。画面に映る操作説明が中国語だった。お互いニコニコ、良き旅を。

    ストリート
     温泉街は人通りが多く、土産屋も盛況のよう。中華系の観光客が目立つ。確かに北海道を訪れる外国人は増えているなあ。札幌の狸小路も賑やかだし。
     訪日外国人来道者数(道まとめ・実人数)は、2000年度の21万人に対し、2013年度は115万人。実に5.5倍も伸びている。台湾人が36%を占め、中国人と香港人を足せば、全体の60%が中華系の観光客。温泉街のあちこちから中国語が聞こえてくるのも納得だ。
     2月中旬は中国の旧正月(春節)で、1週間ほどの連休(2015年は2月18日~24日)となるから、メジャーな観光地は中国の観光客で賑わうのかな。



    【金曜21:30】 居酒屋で夕食を

     さて、温泉街での夕食はどこにしようか。つれが飲めるアルコールは「ワイン」で、2杯が限度。だからグラスワインを用意している店が良い。安ワインで構わない。1杯400~500円が希望だ。最初は「炭火焼&ラーメン いせくら」のドアを開け、席へ通される前にスタッフへワインの有無を聞けば、「置いていないけどすぐ取り寄せる、ボトルで3,000円。グラスでは提供していない」と言われ、恐縮ながら辞退する。
     次いで、登鬼屋へ行くと、「ありますよ」とのこと。メニュー表には書いていなかったが、提供してもらう。

    生ビール&グラスワイン
    店内
     金曜の21~22時、他に客はいなかったものの、食事は美味しいし、マスターとの会話も弾む。地のものにこだわった食材を利用している割には値段もリーズナブルだった。上げ膳据え膳で食す旅館料理も楽しいけれど、温泉街の居酒屋で味わうのも新鮮でワクワクする。

     温泉宿における泊食分離って、宿から居酒屋が徒歩圏内であることが理想と思う。わざわざ夜に車で遠くの居酒屋まで行くのは億劫だ。タクシーならば余計な出費が増えるし、自家用車であれば運転手はアルコールを飲めない。代行車という手はあるものの、そこまでするってメンドクサイ。
     だから、道内の場合、コンパクトに温泉街がまとまっている登別温泉や川湯温泉、市街地にある湯の川温泉などの宿に泊まり、夜は居酒屋へ繰り出すと楽しい。そうそう、出歩かずに持ち込んだ弁当や総菜で済ませるという手もあるな。



    【金曜22:50】 オトナの登別温泉

     ほろ酔いで滝本インへ戻る道すがら、なにやら艶っぽいポスターを発見。「ロマンポルノ」や「トゥナイト」に出演した仁科夕希さんが出演しているとアピールする。これら映画とテレビ番組は、昭和の大衆文化をリードした偉大なるもの。ニッポン男児はみんなこれを観てオトナになったのだ。トゥナイトリポーターの乱一世さんは元気だろうか。

    艶っぽいポスター
    ケセラセカンド
     この店はダンスショーシアター「ヴェンガ」らしい。同じフロアのコスプレスナック&ダーツ「ケセラセカンド」という店は、「踊り子さんと飲めるお店」とアピールしており、おそらく両店とも同じ経営者と推察する。登別観光協会ホームページでは紹介されていないものの、ユーチューブに仁科さんが出演するショーの様子をアップしていた。
     温泉街にこういうお店があるって、それだけでテンションが上がる。登別温泉の底力を感じずにいられない。そう言えば、以前はオトナの看板もあった。懐かしい。



    【金曜23:00】 第一滝本館で入浴
    温泉天国
     滝本イン宿泊者は、第一滝本館の大浴場も入浴できる。滝本イン玄関から第一滝本館玄関まで徒歩40~50秒。そこから大浴場まで4~5分程度か。浴衣を羽織っていれば、それが通行手形となるから、真夜中も出入り自由だ。

     さすがに金曜の夜遅い時間帯とあって、入浴者は少なく、ドデカイ風呂を貸切感覚で味わえた。こちらの湯は、1~2割ほど加水していると聞くが、7つの源泉(食塩泉×3、酸性緑ばん泉、芒硝泉、重曹泉、酸性硫化水素泉)の湯をさまざまな湯船で堪能できる。真っ白い湯と鼻をくすぐるタマゴの香りは、THE温泉という感じ。ガサついた踵(かかと)もツルツルになること請け合いだ。にごり湯は真冬に良く似合う。

    注意書き
     体ポカポカで滝本インに戻ってきた。時計をみると0時前。

     実はこの宿、真冬に泊まれば、1つだけ懸念材料がある。暖房が22~6時まで停止する点だ。7年前に泊まった時は、確かに暖房が停まったため、夜中に寒くて目覚めた記憶がある。それが2014年12月に宿泊した際、真夜中もがんがん暖房がついていて、暑くて布団を蹴飛ばして寝ていたほど。翌朝チェックアウト時に聞けば「昨夜は寒いというお客様が多かったので、ボイラーを切りませんでした」とのこと。

    2次会
     で、今回は0時に停止し、翌朝6時に再開した。暖房が消えたからといって、直ちに影響はない。小1時間ばかり、セイコーマートのから揚げとスパークリングワインで2次会し、眠りにつく。おやすみなさい。












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