札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    噴気孔から蒸気

    全景
     鹿児島県にそびえる栗野岳は標高1,102メートルの火山である。中腹に佇む南洲館の裏手には「八幡地獄」と呼ばれる噴気孔が広がり、白い蒸気が青空へ舞う。北海道の大雪高原山荘もこういうシチュエーションと思いつつ、「これは力強い湯を楽しめそう」と胸が躍るのだ。

    けむり
    遊歩道地獄



    にごり湯三昧

    竹の湯はクリーミー
     思いは当たった。「竹の湯」で味わう栗野岳1号(明礬緑礬泉)は、泥のように白濁した湯が石組みの湯舟からあふれ出る。とろみのある肌触りで、やや玉子の匂いが舞い、えぐみを感じる味わい。少しぬるめなので長湯を楽しむ。

    桜湯
     一方、「桜の湯」に注がれる栗野岳4号(酸性単純硫黄泉)は、ほのかに白くて肌にしっとり馴染む感じ。「竹の湯」も「桜の湯」もシンプルな湯殿で清潔感があり、天井に組まれた立派な梁を眺めながらの湯浴みは、札幌からはるばる鹿児島までやって来たかいがあろう。明治維新のリーダーだった西郷隆盛が逗留して味わった歴史ある湯と思えば、ロマンを感じずにいられない。

     「竹の湯」「桜の湯」「蒸し湯」の湯小屋が敷地内に点在しており、宿泊棟から外に出て歩いていく。北海道で言えば銀婚湯の野天風呂を巡る感じで楽しかった。



    名物料理に舌鼓

    美味しい夕食
    蒸し鳥!
     火照った身体を浴衣で包み、個室の食事処でが始まった。見た目に美しい旅館料理で、ビールが進む。そして、宿泊予約時に注文していた南洲館名物の「鶏の丸蒸し」(1,620円)は、その名の通り、噴気で蒸した1品。本当に蒸しただけのあっさりした鶏肉だから、添えられたマヨネーズをつけて食す。1人で平らげてしまったが、味わいが単調になってきて最後は飽きてしまったのは極めて個人的な感想なのだ。朝食も美味しくいただく。

    看板
    白いネコ
     鹿児島県北部の山の中の1軒宿で、力強いにごり湯を味わう。日帰り入浴客で賑わったものの、7室しかないので宿泊客自体は少なく、早朝は貸し切りで楽しめた。ゴールデンウィークだったが、値段はアップしていないようで、1人10,960円で済んだのだから、お得感が半端ない。日本秘湯を守る会加盟宿なのでスタンプを押してもらい、10個貯まったら無料招待先に南洲館をチョイスしたい衝動にかられたのだった。

    いっち様

    こちら宿泊しますと本当にコスパの素晴らしい宿であると実感させられます(^^)/。
    惜しむらくは、メインの2浴場の終了時間が早いのと、内湯がちとガッカリというところでしょうか。

    またじっくりと訪れたい湯宿の一つです。

    2015.10.25 21:20 URL | 駅前旅館 #.vjKhiP6 [ 編集 ]

    駅前旅館さんへ

    おしゃるように1万円程度で、湯、風情、食事が大満足ですから、イイ感じの温泉宿と思っています。
    ご指摘のように、夜中に風呂へ入ろうとすれば、メーンの風呂はNGで、宿泊客専用の内湯のみ夜中もOKですよね。
    近場でしたら、確実にリピートしたい湯宿と感じました。

    2015.10.26 22:34 URL | いっち #- [ 編集 ]

    いっち様、お久しぶりです。
    ついに行ってきましたあこがれの南州館。
    竹の湯ではかつて訪れた雪秩父を、桜湯では秋田の玉川温泉を想起させるお湯でした。
    ただ駅前旅館様もおっしゃるとおり内湯は少々がっかりでした。湯温も高過ぎてゆっくり入れなかったです。
    夕食ではもちろん名物「鶏の丸蒸し」を注文しました。思ったより小ぶりで余裕をもって完食できました。
    いっち様もおっしゃるとおり、どことなく銀婚湯に似ているような気がしました。ネコも数匹いましたし。銀婚湯には来月訪れる予定です。
    ところで前日には田島本館に再投宿しました。嘉例川駅の駅弁も食べることができ、最高の週末となりました。
    次回は田島本館→おりはし旅館→南州館という「夢の3連泊」を夢想しております(笑顔)。また九州にお越しください。

    2016.04.13 00:36 URL | がーこ #- [ 編集 ]

    がーこさんへ
    ご無沙汰しております。コメントありがとうございます!
    旺盛な湯めぐり三昧のお話を伺い、
    こちらまでニッコリです(笑顔)

    南州館!!! 鹿児島の湯宿を堪能しつつ、すかさず北海道の銀婚湯をリピートされるとは、
    いやはや全国をまたにかけた湯めぐりですね!
    限られた時間と予算の中で、「気に入った温泉宿をリピートする」か、「まだ見ぬ温泉宿を攻めまくるか」で、
    葛藤する方も多いと存じております。
    札幌に住むワタシは、これまで、鹿児島の田島本館をはじめ、別府もリピートしましたが、
    なかなか複数回チャレンジするって、難しいと思っています。
    がーこさんにおかれましては、ぜひ、「夢の3連泊」が成功されますよう、
    祈念しております(笑顔)
    また、九州行きたいです!

    2016.04.13 21:25 URL | いっち #- [ 編集 ]












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