札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     紅葉が終わった2015年11月上旬の土曜に、どこか泊まりたい。じゃらんnetを眺めていたら、十勝岳温泉の凌雲閣に気付く。2人で泊まって1人7,500円(和室10畳)。同じ条件で7~8月の夏休みシーズンだったら12,500円する。5,000円引きのバーゲン価格だ。10月下旬から4月下旬までの半年間はシーズンオフの料金設定だけに、宿をお得に味わえるチャンスだろう。すぐに予約した。


    意外にアクセス良好

     十勝岳の中腹、標高1,280メートルの宿は、北海道で最も高い立地にある。札幌から車で寄り道せず行くならば、およそ3時間(150キロ)かかる。公共交通利用のワタシの場合、富良野まで高速バス移動の上、JR、町営バスを乗り継ぎ、待ち時間を含めて5時間半で着く。雪深い冬期間でも町営バスで楽々行けるのだから、山奥の宿ながらアクセスは意外に良好だ。

    バス停
    下界を望む
     下界とは打って変わり、雪が積もっている。
     1963年(昭和38年)に開業し、1994年(平成6年)に全面改築した鉄筋造りの凌雲閣は、公共の宿っぽい造り。客室を含む館内は暖かくて快適に滞在できる。外見より中身重視の設計とみた。

    建物


    オレンジ色の湯 美味いメシ

     自家源泉を2本有する。オレンジ色した鮮やかな2号井(含芒硝-石膏泉)の湯が、十勝岳連峰を一望できる露天風呂に注ぐ。美しい色合いだ。もともと透明な源泉が空気に触れて酸化したにごり湯は、温泉が放つ魅力の1つと言えよう。湯を入れ替えた直後は透明なままだが、その分、フレッシュさを味わえる。
     内風呂に透明な1号井(含石膏-酸性緑ばん泉)を楽しめる湯舟もあったが、温すぎた。真夏だったら爽やかに感じられたかも知れない。

    色艶
     つれは女性露天風呂で日帰り客だらけの入浴を味わい、一期一会のおしゃべりに花を咲かせた。10月の紅葉シーズンは日帰り客で今日以上に混み、駐車場が一杯になり路上駐車の列が連なるそうだ。そうそう、女性の露天風呂の湯は「温すぎる」とのこと。男性の露天風呂は湯舟が2つあって、片方が温すぎた。湯温管理は難しい。

    すきやき
     湯上がり後のは、想像以上のクオリティー。前菜で「ローストビーフ」「チャーシュー」「魚の燻製」の3点セットは、ビールのつまみにぴったり。すき焼きは「富良野和牛」&「上富良野豚」の2種類が供され、ゴージャス感を醸し出す。バイキングの朝食はそこそこかしら。


    シーズンオフは「お値段以上」

     過去を振り返れば、2004年10月下旬は14,000円(12畳+バストイレ付)で初めて泊まった。角部屋で2方向に窓があり、トイレまで付く1番イイ客室だった。でも「ちょっと高いな」と感じ、2011年6月中旬に9,000円(6畳)という当時の最安値にチャレンジ。
     しかし、町営バスで宿に着くと「ポンプ小屋にカミナリが落ちて、ポンプが故障した。今日は温泉を提供できず、お風呂は真湯で提供する」とのこと。それでも泊まってくれれば「サービスします」。嫌ならば「近隣の他の宿を手配します」。温泉を味わいたいので後者を選び、白金温泉ホテルまで送迎してもらった。そんな思い出がある。

    音頭
     11年ぶり2回目の宿泊。2代目の若女将は元気に働いていた。

     総括すれば、改めて山奥のロケーションを含めた「湯」が面白い。雪が舞い降りた11月上旬の「館内」はあたたかく、浴衣+丹前で快適に歩きまわれた。地味に「食」も充実しており、シーズンオフ価格の7,500円は「お値段以上」を強く感じる。さらに激安を求めるならば、6畳の客室を選べばなんと6,000円(2人の場合)。公共交通で容易にアクセスできるし、宿に籠ってのんびりするならば、冬期間がオススメだ。












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