札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    張り紙
    看板
     3月のニセコ界隈はまだまだ雪深い。海抜500メートルの宿へ向かう道中、道道268号は路面の雪がほぼ溶けていたものの、所々アイスバーンだ。
     宿の駐車場は車でびっしり。日帰り客で賑わう。客室はたくさんあるが、家族経営ゆえに手が回らず、宿泊客は5組だ。1階中庭に面した窓外は、積もり積もった雪が太陽の光を遮っている。いかにも山奥の温泉宿ではないか。

    雪
    客室
     客室へ通される。温泉熱を活用したヒーターの温風は、めちゃくちゃ温かい。
     さて、風呂へ行こう。



    第1浴場が好き
    第1浴場
    自販機 案内板の字体に味わいを感じる。第1浴場はなんてことはない造りなのだけれども、混浴露天風呂が併設されている第2浴場よりも静寂な印象があり、妙に落ち着くから好き。

     超音波風呂(ジャグジー)なんて、一見すると品が無いものの、導入した当時は画期的だっただろうし、長逗留する湯治客は飽きない。蒸気風呂でミストと木の香りに包まれ、湯の滝で脳天直撃のドバドバ湯浴びを楽しんだ末、アツアツの浴槽で〆る。かすかに苦味がする飲泉も忘れずに。

     そうそう、第1浴場と第2浴場は源泉が異なるものの、同じカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(含芒硝-石膏泉)。つれは「第1浴場の湯は、かすかに独特の匂いがする」という。

     今回、お泊まりを誘っていただいた御夫婦(新見本館の常連)の旦那さんも「ワタシも前からそう思ってましたよ」。うまく表現できないけれど、匂うそうだ。そんな話で盛り上がる。ワタシは、カミソリや歯ブラシを売る自動販売機に、昭和の残り香を感じた。

    朝の混浴露天
    湯気
     混浴露天風呂は、真夜中に入浴するとほぼ貸し切れる。見上げた夜空は、星の多さに驚く。清々しい早朝にひとっ風呂も乙なものだ。これって泊まらなきゃ味わえない。



    手作り 美味しい
    食前酒前菜揚物名物刺身煮物汁物焼物鍋物食事デザート
     個室で食した夕食は、以前食べた内容をベースに、若干アレンジしている。「だんご汁」「秀峰鍋」といった名物を、名残惜しいと食べ尽くす。朝食を含めて。

    朝食
    ポチさん 最後ということもあり、女将さんやご主人と話す機会に恵まれる。閉館するって聞くと「寂しい」「残念」といったネガティブなイメージが先行するものの、新見本館のみなさんの語り口から、これからの人生に前向きな清々しい決意を感じられ、「これでイイのだ」の思いが募る。雪深い山奥での家族経営は、ホント大変と思う。外野がアレコレ言っても仕方がない。

     宿は人が作る。もしも新しいオーナーが継いだとしても、これまでの新見本館に流れていた空気感(清潔と気品)は、もう味わえないかも知れない。100年余りの歴史に幕を下ろした新見本館に、まずは「お疲れさまでした」と頭を下げたい。
     それにしても、札幌から1泊2日圏内で、昭和の残り香を感じられるこじんまりした湯と食の良い温泉宿って、ますます減ってしまう。他にどこかあるかしら。


    2012.12.01 新見本館・ハード
    2012.12.01 新見本館・風呂
    2012.12.01 新見本館・夕食
    2012.12.02 新見本館・朝食
    2012.12.02 新見本館・雑感

    いっち様

    日帰り2回で終わってしまいました。
    宿泊できなかったのが心残りです。

    新見本館さま、長きにわたりお疲れ様でございました。

    2016.04.09 10:10 URL | 駅前旅館 #.vjKhiP6 [ 編集 ]

    閉館のニュースには驚きましたが、仕方ないですよね。時代なのかもしれません。

    私は昔、一度だけ宿泊したことがあります。日帰りは数回ありましたが・・・・。

    湯と食の良い昭和の香り漂う温泉旅館ですか・・・・難しいなぁ。

    2016.04.09 20:38 URL | じゅん #MvSKUjhA [ 編集 ]

    駅前旅館さんへ

    こんばんはです~
    2回入浴されていましたか!
    ワタシは、ここ4~5年で3泊でしたから、
    もっと来るべきだったと振り返っております。
    売却先の新しいオーナーはどうするのか、
    要注目ですね~

    2016.04.10 20:12 URL | いっち #- [ 編集 ]

    じゅんさんへ

    新見温泉郷のように、世襲で歴史を重ねてきたところは、
    跡継ぎがいなければ、やがて幕を閉じるのも自明の理でしょうか。
    札幌近郊で似たような(湯と食の良い昭和の香り漂う温泉旅館)は・・・
    ニセコ界隈でしたら、鯉川温泉旅館かなあ、と思いつつ、
    あとは島牧村を思い出す今日この頃です(笑顔)

    2016.04.10 20:13 URL | いっち #- [ 編集 ]

    いっちさん、お久し振りです。

    昨年の札幌出張時に日帰りで行ってきましたが、この道は冬大変だろうなあと思いました。メンテナンスや食材の調達など、コストは掛かるでしょうね。9月初旬でしたが、音のない露天風呂にトンボが群舞していたのを覚えています。

    今日はこれから函館出張ですが、職場に近いことを口実に漁火館に泊まってきます(笑)。そのあとの札幌ではさすがに定山渓はやりすぎと思い、大浴場つきのホテルで代替します。こんな風に相変わらず楽しんでいますので、またお会いできる日にいろいろお話しできればと思います。

    2016.04.12 08:57 URL | よしい #- [ 編集 ]

    よしいさんへ

    その節は大変お世話になりました。
    山奥の新見本館を運営するに当たり、ご主人は「なんでも屋」に徹したと、女将さんが述懐していました。
    冬期間であれば、重機を運転して除雪するとともに、屋根に上って雪下ろしは日常茶飯事。
    加齢とともに足腰の負担は増し、屋根から落下して負傷したりとか、
    大変な様子がうかがえました。

    今ごろは漁火館でまったりでしょうか(笑顔) 海の幸がイイ感じ&湯が良いですよね。札幌での滞在を含め、せっかくの出張なのですから、楽しく過ごせるよう祈念しております!
    今後ともお気軽にお声掛けくださいませ(笑顔)
    ではでは!

    2016.04.12 21:37 URL | いっち #- [ 編集 ]












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