札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

    閉館を伝えるビラ
     こんなチラシが、館内に張ってあります。今月でこの宿(北海道森林管理局豊林荘)は、全国的な事情により閉館・・・

     思い起こせば、豊林荘へ初めて宿泊したのは、2002年(平成14年)1月。5年前の当時、宿へ到着すると、女将さんが「きょうは営林局OB団体さんの毎年恒例の集まりで賑やかなので、せめて部屋だけでも・・・」と、この宿で一番広い客室「神威岳」に通してもらい、「なんだか感じ良い応対だな」。風呂、食事、ハードにも一目ぼれしてしまい、定期的に足を運ぶようになりました。

    ▼2002年1月
    ▼2003年1月
    ▼同6月
    ▼同8月
    ▼同11月
    ▼2004年1月
    ▼同5月
    ▼2005年5月
    ▼同12月
    ▼2006年12月
    ▼2007年3月
    ▼同3月
    ・・・計12泊ですね。自然な形で、宿の方々に名前と顔を覚えられるようになり、話し込むわけではないのですが、つかず離れず、居心地良い応対を受けています。

    味わい深い館内の造り1階ホールのエゾマツ
     この建物自体は、第2次世界大戦下の1944年(昭和19年)に建造。林野庁(北海道森林管理局)のものとして、当時近くにあった官舎住まいの職員が、公衆浴場的に利用したり、公民館的な位置づけから、結婚式をここで行った方もいらっしゃるそう。
     1973年(昭和48年)に現体制へ。昔々はテニスコートや露天風呂もあったみたい。現在の管理人は、10年ほど宿を守ってきました。

     60年余の間、森林管理局職員と家族を中心に、いろんな人の思い出が、豊林荘に詰まっているのですね。
     
    客室「烏帽子岳」から、豊平川がみえる
     客室「烏帽子岳」から眺める豊平川。こんな絶景ですが、札幌市内なんです。

    男性風呂の湯口
     熱々の湯、蛇口をひねり沢水を出し、適温にしてから入ります。かけ湯しただけでは、熱すぎて私は入浴できません。

    ご主人による美味な食事
     管理しているご主人が腕を振るう料理は、いい感じ。和食メーンながら、こうした洋食を出してくれるケースも多く、食べ飽きません。
     ちなみに、今回は3月に2回(3日、9日)泊まったわけですが、メニューががらりと変わりました。9日に周囲のお客さんのメニューを見渡すと、3日に食した内容とほぼ同じか、ちょっとあれかな。

     ここへ泊まるのは、今回が最後。この宿の良さは、山荘のようないい感じの建物と、熱々の湯・・・というハード面以外に、ここのご主人の料理の腕前と、つかず離れずの優しいもてなしに尽きますね。
     豊林荘というハードは、消えてしまいますが、ご主人&女将さんは、ばりばり現役です。新天地(宿なのか、レストランなのか、はたまた・・・)で腕を振るう際は、ぜひとも足を運びたいな。そう感じた次第。

     それに、将来へつながる出来事と思ったのが、ある温泉宿の子息が、厨房へ手伝いに来ていたこと。ご主人の料理センスを学び、豊林荘亡き後、この美味な料理を少しでもこの方の温泉宿で継承してほしいな、と思いました。
     
     帰り際、女将さんに加え、ご主人も一緒に見送ってくれました。「いつも美味しい食事と、あたたかくもてなしてもらって・・・」と礼を述べ、宿を後にしました。

    晴天下の豊林荘
     ありがとう、豊林荘。

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    2007.03.12 09:26  | # [ 編集 ]

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    2007.03.17 10:11  | # [ 編集 ]

    以前こちらのブログの御蔭で豊林荘を知ることができました。

    東京から昨年真駒内に引っ越してきましたので折角引っ越してきたのだから近くにある定山渓温泉を日帰り入浴で制覇しようと家内とあちこち行ってました。

    豊林荘は泊まって見たい宿でしたがつい最近こちらのブログを見たら閉館と知りまして・・・

    いそいで泊まろうと思ったらもう満室でした。
    仕方なく日帰りで2回(昨日が最後)行きましたがとてもよい雰囲気の宿と温泉自体の素晴らしさを堪能させていただきました。

    常連のおじさんとお話ししてもう維持することは不可能と教えていただきました。
    残念ですね。

    それでもとてもいい思い出になりました
    ありがとうございました

    ちょくちょくブログを訪問してみたいと思います。こちらの情報をもとに近郊の温泉を訪れています。

    ライラックも気持ちよかったです。

    それでは!!

    2007.03.24 00:00 URL | peaceman #- [ 編集 ]

    peacemanさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
    豊林荘、きょうで閉館で残念ですが、本当に良いところですよね。ライラック荘はじめ、定山渓もよく見ればしぶい宿がありますよね~
    縁あってやって来られた北海道、いろいろ周って満喫されることを祈念します。
    つたないブログですが、また遊びに来てください。よろしくお願いします(笑顔)

    2007.03.25 11:20 URL | いっち #- [ 編集 ]

    源泉かけ流しで豪勢な料理。。。
    豊林荘ってほんと良い宿でしたよね。。。

    ちなみに現在豊林荘のマスターだった小川さんは同じ定山渓温泉の「悠久の宿白糸」の料理長になられたそうです。

    友人が定山渓の某Gホテルに勤めていて、調理師会経由で仕入れた情報なんで間違いないと思います。

    あの料理をまた食べれると思うとさ寂しいようでなぜかちょっと安心してしまいました(笑)

    追伸;写真・文章ともすばらしいですね。小学校のアルバムをみているような気持ちになりました。

    2007.05.01 01:19 URL | 豊林荘ファンクラブ #- [ 編集 ]

    豊林荘ファンクラブさん、大変貴重な情報ありがとうございます。豊林荘ご主人が、悠久の宿白糸の料理長就任ですか! びっくりしました(笑)

    豊林荘に手伝いに来ていた青年は、ここの宿の方だったので、そういうつながりで就任されたのでしょうかね。
    昨年12月宿泊の際、駐車場に白糸ネーム入り自動車が停まっていて、「すわ! 白糸が閉鎖する豊林荘を買収?」なんて、勝手に考えたことがありましたが(笑)

    白糸の家庭的でこじんまりした雰囲気と、豊林荘の名シェフご主人という「コラボ」・・・ 定山渓に通う私にとっては、ベストな出来事と受け止めました。

    機会をみて白糸へ泊まりにいきたいな、と思いました。でも人気でると、以前のように金曜予約で土曜宿泊は難しくなるのでしょうか(笑)

    2007.05.02 16:30 URL | いっち #- [ 編集 ]

    そんな前兆があったんですか!?

    ということはおそらくそういう流れなんでしょうね~。

    本日定山渓某Gホテルの友人と会いました。

    豊林荘は窓から玄関から全てベニヤでふさがれているとのことでした(涙)。

    ちなみに白糸の息子は岩内の高島旅館で修行してたそうですよ。

    ふと、なんで山の旅館の息子が海の旅館に修行に行ったんだろうと思いました(笑)。


    2007.05.09 01:59 URL | 豊林荘ファンクラブ #- [ 編集 ]

    ベニヤ板・・・先日、私も目の当たりにし寂しく思いました。

    高島旅館マスターは和食の料理人で、オープン時はいろいろ手の込んだ和食を出していたようですが、地元客には素材そのままの方が好評だったため、今のような夕食内容になったそうです(自遊人参照)。海山の垣根をこえて白糸の方は学ぶべき点が多かったのかな、とシロウトな考えです。

    豊林荘マスターの料理、また食べたいです(笑顔)

    2007.05.09 21:38 URL | いっち #- [ 編集 ]












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