札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     熱海サンビーチに沿う幹線道路に面し、「お宮の松」がありました。

    お宮の松銅像
     「お宮の松の由来」と記された案内板をみると、尾崎紅葉氏が小説「金色夜叉」を読売新聞に明治30年(1897年)連載するとともに、「金色夜叉の歌」が流行し、小説の舞台となった熱海温泉がブレイク。そこで地元有志が、熱海で有名だった「羽衣の松」の横に記念碑を建立しました。
     この記念碑に小栗風葉氏の句「宮に似た うしろ姿や 春の月」が刻まれ、いつしか「お宮の松」と呼ばれるようになったと明記。

     第2次世界大戦後、自動車の排気ガスで「お宮の松」は枯れてしまったため、昭和41年(1966年)に、今の場所に「2代目 お宮の松」が植えられたそう。この松は計算すると樹齢101年(添松は81年)みたい。そうか、この松は2代目なんですね。

     小説のワンシーンを描いた銅像は、昭和60年(1985年)に熱海ロータリークラブが寄贈したもの。女性を足蹴にするとは、ひどいなあ、と紳士ぶってみますが、肝心の小説を読んでおらず、こんな所業に及ぶプロセスが分からないだけに、本来あれこれ口は挟めません。

    初代「お宮の松」があった樹医による「手術」が施された
     初代「お宮の松」の一部が飾られていました。2代目「お宮の松」も、樹医によるオペが推定6年前に行われ、「樹勢回復中」だそうです。

     で、「金色夜叉」を知らない私にとって、「お宮の松」を目の当たりにしても何の感慨もなく、「ああ、これが熱海観光名所の1つなのだな」と、確認しただけでした。

     今回、痛感したのが、観光を楽しもうと思ったら、それなりの「教養」が不可欠だな、ということ。

     例えば、観光地に見かける「●●記念碑」「●●記念館」って、実際見学しても「この人誰なの? よくわからない」の思いを抱くことしばしば。「つまらない」と切り捨てるのは簡単ですが、私としては、知性あふれる「楽しみ上手」な大人になりたいものです(笑)

     もし、「金色夜叉」が好きだったら、私の目に映る風景も一変するのだろうなあ。そんな思いを抱いた、熱海観光でした。

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    2007.04.05 16:11  | # [ 編集 ]












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    お宮の松 貫一・お宮の像。~ 金色夜叉で描かれた別れのシーン ~
    明治時代の文豪、尾崎紅葉の代表的な小説に金色夜叉(こんじきやしゃ)があります。 学生の間貫一(はざま かんいち)とは許婚の間柄である お宮(...

    2009.08.31 12:14 | 熱海散策。(私的熱海観光ガイド)

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