札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

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    フランダースの犬。ポテトサラダでパトラッシュの部分が汚れている
     これ、朝食時に目玉焼きをのせてあった皿です。

     コンビニやパン会社のキャンペーン時に買った商品に貼ってあるシールを集めて、もれなくもらえるものと感じました。

     こういう絵皿を客へ出す姿勢に、この宿の経営コンセプトが「象徴」されています。そう感じました。

     当方は11月22日(木曜)夜に楽天トラベルでネット予約、翌23日(金曜)に1人で泊まりに行きました。この宿、初めてです。

     そもそも、この宿は1891年(明治24年)開湯、1984年(昭和59年)12月28日に火事に遭い、浴室を除き全焼。建て直して今があります。ですから、建物自体に古き良き風情は感じませんでした。
     
     「ハゲに効く湯」らしく、作家の嵐山光三郎氏が「温泉旅行記」(ちくま文庫)に記載。他のガイドブックを見ると、「神秘的な湯」「気泡が湧く名湯」「不思議な効能、神がかり的秘湯」。とにもかくにも、「お湯が良い」と賞賛のキャッチコピーがずらり。

     全国でも数少ない足元湧出の源泉風呂を夜中も味わえ、40度以下の湯温ゆえに、長湯でゆっくり楽しめます。鄙びた湯殿ですし。確かに「湯」に対する評価は、偽りないと私感。
     でも、改めて言うまでもなく、「湯の評価」と「宿泊施設としての評価」は、決して「イコール」ではありません。
     
    天井にカビらしき模様が
     客室のハンガーは、見慣れたクリーニング屋さんのもの。

     要するに「飾らない宿」ですね。「飾ろうとしない宿」の方が適切でしょうか。この宿に泊まる際は、白老・虎杖浜辺りの「長期工事関係者歓迎」の温泉民宿に泊まるのと同じ感じに思った方が無難。

     それが各種ガイドブックで「湯」が賞賛されているばかりに、それに惹かれて宿泊予約した方がいざ足を運ぶと、イマイチ掃除が行き届いてないし、建物は安普請だし、「いらっしゃいませ、遠いところようこそ!」という元気の良いもてなしはありませんし・・・ で、がっかり三昧を味わうことに。

     2食付6,025円ですから、そもそも宿へ必要以上に期待する方がアレでしょうね。あくまでガイドブックは「湯」しか褒めていませんので、その辺の情報を嗅ぎ取る手腕も、旅人に求められるでしょう。

     当方が宿泊時、団体客7~8人に加え、1人客が私とビジネスウーマンの2人だけ。風呂はいつ足を運んでも貸し切り状態でのんびりできました。食事は家庭料理で、下手な大ホテルで出来合いの宴会料理を食すよりも、手作りだけに美味しかったです。
     スタッフは食事を作っている女将さんと受付係の若い男性スタッフの2人しか見かけませんでした。男性スタッフはどことなく関西訛りがあり、女将さんはこちらから挨拶すれば、ちゃんと挨拶してくれますよ。

     「湯」に特化した宿であり、その他は割り切って泊まりましょう。夏~秋は虫が多そうですが、この時期は客室にカメムシが1匹いただけ。こういう山宿に泊まるならば、冬の時期の方が虫に悩まされずに済み、狙い目な季節かも知れません。

    逃げ惑う男女。シュールな画風が印象的
    スズメバチ参上!キタキツネも来る
     宿の玄関にこんな注意書きが貼ってあります。すごい自然環境ですね。

    上野クリニックの広告を思い出す誰が書いたのだろう。絵心を感じる
     脱衣場には、こんなチラシが。

     なんだか憎めないチラシです。愛嬌があるというのでしょうか。

    手書きうちわ休憩室&食堂テーブルに置いてある謎のお菓子
    カメムシダウン。これで1匹天誅した味わいを感じたカバー
    カバーの下は湯呑カッパの三平350円(@水木しげる)
    首輪をつけた宿ねこ
     帰り際、前の日に予約していた、蘭越ハイヤーを待っている間、1階の休憩室&食堂のストーブ前でくつろいでいると、この宿のねこちゃんがやってきてごろり。このストーブ、夜中(0時過ぎ)もつけていました。
     灯油が高騰している中、本当にケチな宿であれば、夜中は消すはずなのですが・・・ この宿の良心を感じた次第です。

     ちなみに、JR昆布駅⇔旅館のハイヤー料金は、行き2,120円、帰り2,040円の計4,160円。宿泊代6,025円(楽天スーパーポイントを使い、4,625円で泊まった)ですので、出費を抑えるならば、事前に送迎を宿へ申し出るのも手かも。当方は宿泊当日にJR昆布駅から「迎えに来て」と電話したところ、女将さんが「事前に聞いていない。ゆえに今そんなこと言われてもドライバーを手配できない。ハイヤー会社教えるから」と、極めて正論な対応を受けました。無理いって申し訳ありません。
     それにしても、そういう電話のやり取りがあった当方に対し、「帰りは送ろうか」という配慮は一切ありませんでした。まあ、それは客から言われない限り、対応しません、という宿の姿勢を感じます。
     当方以外の1人客(ビジネスウーマン)も、行き帰りともにタクシーでした。

    こんにちは。以前「白糸」宿泊の際に参考にさせていただいた者です。

    薬師温泉は何度か日帰りで行ったことがありますが、今後もそのスタンスでお付き合いしたほうが宿もぼくもお互い幸せかもしれません(笑

    たしかに憎めないポイントはいくつかありますが、お皿とハンガーはウ~ン…かなり微妙な気持ちになりますねえ。

    先日はまたこちらのブログを参考にさせていただいてライラック荘に宿泊してきました。従業員さんの対応はいいし、食事がエッ?と思う程の充実振りで、ちょっとビックリするほどでした(正直、お湯は白糸のほうが好み・・・でも良かったです)。宿泊料は薬師温泉と同レベルですものね、コストパフォーマンスの高さが今回の記事でいっそう際立ちました(笑

    次回発行の「じゃらん」にライラック荘の情報が掲載されてしまうそうなのが気懸かりですが…

    2007.12.11 10:56 URL | ぼらぼら #.VpBeogQ [ 編集 ]

    ぼらぼらさん、再訪ありがとうございます。
    薬師温泉は「湯」が良いだけに、もうちょっと手入れすれば、いい感じになるのにな、惜しい! と思いました(笑)

    ライラック荘宿泊ですか! 当ブログを参照いただき嬉しい限りです。おっしゃるように、薬師温泉とほぼ同じ6,000円なにがしで対応、夕食、湯がすこぶる宜しい点が素敵ですね~
    じゃらんに載っても、若者向け宿ではないと思うのですが(笑) どんな形で紹介(広告?)されるか、注目ですね。

    ちなみに、私は8日(土曜)にライラック荘へ泊まろうと前日に電話したら予約でいっぱいとのことで断られました(苦笑) なので9日(日曜)に日帰りしてきました~

    2007.12.11 23:12 URL | いっち #- [ 編集 ]

    かなり今回の記事は笑えました。イラストは楽しいですね。

    ぼらぼらさんのコメントみて私も久々にコメント書かせていただきます

    先々月に横浜から札幌に長期滞在に来た73歳の義母を連れて鯉川温泉に行き、その帰りに初めて
    「白糸」さんにも日帰りで入浴して来ました。義母はえらくお湯と施設のきれいな佇まいが気に入って神戸から友人を呼び寄せ白糸に2泊して「食事が素晴らしかったよ!」を連発していました。母は病弱で各地の温泉を渡り歩いてきたのですがそのなかでもかなりポイント高い旅館だったと喜んでました。
    それもこれもこちらのブログのお陰です。
    ありがとうございました。
    私も今月妻と義母と白糸に宿泊の予約をしましたので楽しみです。元豊林荘御主人特製の料理がフランダースの犬のお皿にのってきたらそれはそれで笑えますね
    ハイジでもいいかな・・・

    2007.12.11 23:18 URL | peaceman #- [ 編集 ]

    コメントありがとうございます、peacemanさん。
    あちこち湯宿を経験されたお母様が白糸をチョイスするのですから、やはりいい感じの湯宿なのだな、と改めて痛感した次第です。
    微力ながら当ブログが参照になったのならば、本当に嬉しいです。

    白糸宿泊、美味しい食事と湯、楽しみですね~ 宿の方のもてなしの気持ちがあれば、パトラッシュでも、ハイジでも、どんと来いな気持ちです(笑)

    2007.12.12 00:34 URL | いっち #- [ 編集 ]

    お久しぶりです。ここは日帰りで入浴したことがあります。足元から生まれたての温泉が湧いてくるのは衝撃的でした。

    いっちさんと同じような感想を私は五色湯温泉で持ちました。要するに山の宿で、料理他のもてなしを過度に求めるのは筋違いということなのでしょう。そう思えば、ハイジも生涯忘れない旅の思い出、ですかね? いや、でも・・・。という思いはお湯の良さで流したことにしましょう。

    年末年始は道内家族旅行です(スキー中心)。温泉は定山渓の鹿の湯とニセコひらふ亭に泊まります。チャンスがあれば湯めぐりしたいです。

    2007.12.12 15:44 URL | よしい #- [ 編集 ]

    よしいさん、お元気そうで何よりです。コメントありがとうございます。

    宿はいろんなタイプがあると念頭に置き、宿泊予約の際は、「今回の旅は、一体何を求めたいか」と自問自答した上で、TPOに合わせて宿を選んだ方が良いですよね(笑顔)

    ハイジは泉質の良い湯で洗い流したつもりでしたが、析出物として私の心にこびりついたままです(笑)

    年末年始のスキー旅行、またまた北海道に足を運んでいただき、御礼申し上げます! よき旅を~

    2007.12.12 21:12 URL | いっち #- [ 編集 ]

    宿はいろんなタイプがありTPOに合わせて宿を選んだ方が良い。。。
    >このブログ内容を読むといつも思うことです。
    特に今回のの旅館にたしては、強く感じますね。
    日帰りでは見えない旅館の状況や料理、接待のあり方、
    ちょっとした気配りが、古臭い旅館も好印象に与えるそんな重大な意味を感じるないようでした。

    2007.12.17 12:50 URL | かりん #- [ 編集 ]

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    2007.12.17 13:03  | # [ 編集 ]

    かりんさんへ。
    掃除と愛想! これが良かったら、宿が古臭そうがなんだろうが、もうそれだけでOKな気分ですね。
    その辺りは、ガイドブックでは分からないだけに、自ら宿泊チャレンジして、体感してみたい! と思っています。

    2007.12.17 21:01 URL | いっち #- [ 編集 ]

    うんうん、日帰り利用の1、2時間じゃわからい事も宿泊する事によって、見えてくる温泉旅館のようす~。
    掃除&愛想ってほんと大事だよね~。

    2007.12.18 07:47 URL | かりん #- [ 編集 ]

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    2007.12.18 07:57  | # [ 編集 ]

    かりんさん、日帰り時の第一印象って、宿泊しても、多くは同じ感じだなあと感じています。
    もちろん、宿泊しないと、見えてこない点はいろいろあると思ってます(笑)

    2007.12.18 23:27 URL | いっち #- [ 編集 ]

    いっちさん、ある個人HPの掲示板に、この宿に足を運んだ方から「5/30で閉館」との書き込みがありました。
    正直、泊まりたいとは思いませんでしたが(笑)、入浴はしてみたかったので、閉館が事実ならとても残念です。

    2014.06.24 03:26 URL | D #fBweyL1. [ 編集 ]

    Dさんへ

    そうなのですか!
    ここの宿、おととし(2012年12月)、テレビ東京で
    山田まりやさんが泊まって紹介してたのを思い出し、
    朝っぱらから録画を拝見しました~
    お湯が面白い湯治宿と捉えれば、ありだったかも知れません。
    久々に詠みます。「いつまでも あると思うな 親と湯宿」
    貴重な情報、ありがとうございます!

    2014.06.24 07:27 URL | いっち #- [ 編集 ]












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