札幌から行く 『温泉宿』

温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

湯口

 金曜昼に電話予約し「何時頃着きますか」と尋ねられたので、「バス時間を考えると13時には到着するんですよ」と言えば、どうぞどうぞとOKをもらい、翌土曜に宿泊しました。

 古くから続く家族経営で、大女将、女将がもてなし。大女将曰く「私はここで生まれたんです」。

 客室でのんびりしていると、夕方に廊下をどたどた走りつつ、「わーいわーい」という声が聞こえました。この宿の子供さんのよう。2〜3分で静かになったので、女将さんにたしなめられたのかな。「きょうはお客さんがいるよ」って(笑)

 ここの風呂、宿の家族も使用するようで、夕食前に風呂上りの小さな女の子と廊下で会い「こんにちわ」。そう言えば、脱衣所に洗面道具とか歯ブラシとか置いてあったのは、宿家族のものでしょうか。

 とは言え、宿に子供がいるからといって、宿の外回りや宿内に、生活臭を感じるおもちゃ等は転がっていません。玄関に五月人形が鎮座していましたが、これは立派で良かったです。全体的に掃除が行き届いていますね。
 
 4月の宿はやはり静かでした。お客と出会ったのは1人のみ。夕食は心づくしで、これからの時期は近くで採取した「取れたて」の山菜料理が食卓を並べるそうです。

 カルルス温泉街には、コンビニはじめ「商店」がありません。泊まる際は、たばこ、お酒、つまみは事前に持ち込むしかないですね。ただ、私は、そういう状況を承知の上で、何も持ち込まず投宿しました。夕食時に中瓶ビール1本のみ頼み、後はお茶で我慢(笑) 入浴以外に何もすることがない、ある意味幸せな環境下、23時に寝ました。朝6時に起きて朝風呂を堪能。

 この宿は、冬期間に湯治客が来るそうで、私が宿泊する前日に数組が帰ったそうです。湯治は3食付1泊5,000円強と言います。私は6,450円。
 
 グループで訪れ、大騒ぎする宿ではないと私感。帰り際に「何もなくて退屈しませんでしたか」と女将さん。いいえ、その退屈さが良かったです、と返答しました。
 7時30分過ぎに布団を下げに来てもらい、7時50分くらいから部屋で朝食。

朝食全景

白米
あさつき味噌汁(熱々)
目玉焼、ベーコン焼(冷)
胡麻和え
きんぴら
赤魚焼(冷)、佃煮
漬物3種
ごはんですよ、のような海苔
味付のり
夕食全景

 宿指定の18時から、部屋食で一気出し。

酢味噌和えバター炒め
 
 (左)あさつき酢味噌和え
 (右)しめじ・ピーマンのバター炒め

さしみフライ
 
 (左)サーモン・イカ・ホタテの刺身
 (右)ホタテ2個・白身魚のフライ、キャベツ、カリフラワー、トマト(ごまドレッシングかけ)

湯豆腐塩辛

 (左)湯豆腐、ねぎ、昆布
 (右)塩辛

漬物白米&味噌汁

 (左)漬物3種
 (右)白米、ねぎ・豆腐の味噌汁

 中瓶ビール500円。宿内に自販機はなく、宿玄関外にジュースのみの自販機はあります。
 食べ終わったら、廊下にお膳を出しておくと下げに来てくれ、布団を敷いてもらいました。
男性風呂全景角度を変えて見る男性風呂
 男性風呂は、熱めとぬるめの浴槽2つ。湯船周りはコンクリート床上に木を敷き詰めており、スノコの役割を果たしているよう。足裏が冷たくないですね。
 窓外には温室っぽい小屋が併設され、植物が見えます。

洗い場洗い場蛇口から絶えず湯が流れる
 洗い場蛇口から熱い温泉が流れ続け、シャワー(水しか出ない)と割って適正温度にしつつ、備え付けのシャンプー&リンス、ボディーシャンプーで体を洗います。蛇口周りに温泉成分がびっしりこびりついています。
民家のような外観

 バス停「カルルス温泉」のすぐ隣にある宿、11室。

掃除が行き届いた客室客室内から入り口ドアを見る

 通された部屋は1階6畳。テレビ、暖房あり。トイレ、洗面所共同。

客室からの景色アメニティー。浴衣はパリッときれい

 客室の窓から、ちょいとした庭が見えるほか、バス停も至近距離に。まだ根雪が残ってます。
 浴衣、丹前、バスタオル、タオル(宿ネーム入り)、歯ブラシ。

廊下から玄関を見る風呂前の洗面所&洗濯機&冷蔵庫

 玄関から真っ直ぐ伸びる廊下に沿って、部屋が配置。廊下の一番奥(写真左と正反対)に風呂があり、その手前に共同の洗面所、洗濯機、冷蔵庫が置いてあるほか、ここの向かい側の共同トイレは今時珍しい「とっぽんトイレ」。つまり非水洗ですが、特に嫌な臭いもなく、さりげなく暖房が効いていて寒くなく快適でした。