札幌から行く 『温泉宿』

温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

 3月下旬に電話予約。「あらあ、札幌からですか」と女将さんの感じ良い応対に「良さそう」な手応えを感じつつ、1泊目は朝食のみ7,000円、2泊目2食付13,000円の計2泊しました。

 宿に着いて率直な感想は、「北海道ではなかなか味わえない、レトロというかモダンな宿だなあ」。事前に拝見した宿ホームページでしゃれた感じを抱いていましたが、足を運んで実感した次第。

ねじしめ錠
 客室の窓枠、木製で「ねじしめ鍵」なんですね。祖父&祖母の家が昔これでしたが、今はアルミサッシとなっています。

 玄関周りや大広間、一部客室の母屋は築77年、私が泊まった客室棟も築60年余。これら建物の手入れが行き届いている一方、木造の古い建物ゆえに、隣室のテレビ音や2階客室の客がどしどし歩く音が、鉄筋ホテルよりは、やっぱり聞こえますね。私は気にせず、ぐうぐう眠りました。

 自家源泉という内風呂の湯は、少しばかりつるつるした浴感。鍵をかければ家族風呂として入浴でき、のびのび楽しめます。露天風呂も同様にくつろげますね。

 食事、当たりでした。女将さんの旦那さんはイタリアンシェフで、夕食は基本膳で和食のさっぱりした品ばかりだったせいか、「このまま行けば、ちょっと食い飽きるかな」と思っていたところへ、後出しで「メバル香草焼」「ビーフシチュー仕立て」が登場。和洋折衷のメリハリあるメニューを食し、定山渓・豊林荘を思い出した別府の夜。

 世襲の女将さんは赤ちゃんがいる世代。年配の女性スタッフの方を、最初女将だと思っていました。長年ここで働いている感じで、2泊すると話す機会も自然に多くなり、宿や別府のことを説明してくれ、昭和5年建造の母屋の客室へ案内してもらったりと、いろいろお世話になりました。

 別府駅から徒歩10分以内の住宅街に佇む、レトロな隠れ宿。別府観光の拠点として実際便利な立地でしたし、何より夫婦やカップルがのんびり過ごす良宿だな、と私感です。
 夕食・朝食抜き、1人旅にも応じ、大広間での朝食時に小さな子供用のイスまで用意する宿の姿勢を拝見する限り、広範囲の旅人が満足できるクオリティー。

 ちょっとべた褒めなのは、遠方へ旅行した高揚感に後押しされたからかな。

 事前に申し出た7時30分から、前日と同じ大広間で。

昨日と異なるメニューの朝食
・ひじき
・さば焼、梅干、もう1品忘れた・・・
・玉子焼き、ほうれん草おひたし、ハム
・サラダ
・漬物3種
・味付のり
・白米
・味噌汁

つつじがきれい
 大広間から見える庭のつつじが、満開です。

基本膳
 18時から客室で。

わらび水煮酢味噌和え
・わらび水煮
・たけのこ、いか、木の芽の酢味噌和え

茶そば海苔巻きさしみ
・茶そば海苔巻き(玉子、きゅうり、しいたけ)
・刺身(たい、ぶり、いか、あじ)

城下かれい(2人分)
・城下かれい(2人分)


◆後出しメニュー

茶碗蒸し
・あつあつ茶碗蒸し

メバル香草焼
・メバル香草焼

ビーフシチュー
・牛肉、トマト、ブロッコリー、パプリカのシチュー仕立て

白米&味噌汁&漬物デザート
・白米、くろめ(海草)の赤味噌汁、漬物
・コーヒーゼリー、いちご、シフォンケーキの生クリームのせ

客室で食す
 客室で食します。

 改めて、日が昇ってからの宿内外を見学しました。夜の様子はこちら。

道路から宿を望む
外観
 宿パンフレットを読むと、昭和5年建造した個人別荘を、戦後旅館に衣替え。現在は3代目が経営しているそう。全9室。

受付から玄関を見る
玄関横の応接室
応接室窓ガラス越しに庭を眺める。朝食を食べた大広間からも見える
 一言で言えば「レトロ」な雰囲気が、そこかしこに感じられます。

客室1
客室21階客室前の庭
 当方の客室は別館1階。個人別荘を旅館にする際、増築された建物です。

1階共同トイレ・男性用1階共同トイレ・男女兼用
廊下に冷蔵庫
 客室にトイレがなく、1階共同トイレは男女兼用です。
 冷蔵庫も客室にないのですが、廊下に冷蔵庫を発見。宿が用意した飲み物がたくさん入っており、飲んだら自己申告で清算する仕組み。自販機はありません。

朝食
・あじひらき、めんたいこ、佃煮
・おから
・温泉玉子のせサラダ
・漬物4種
・味付のり
・白米
・味噌汁

 飲み物はあたたかいお茶。

食事する大広間
 朝食は7時30分から時間指定でき、当方は8時に1階大広間で食しました。